2016年12月24日土曜日

かしわンダーランド・冬の陣、本番

今日は全国的にクリスマス・イヴ。
ついにきました、HTF本番です。

幸い天候にも恵まれ、穏やかなスタート。
9:30から開会式があって、そのあといよいよ上演開始。

各学校とも30分の持ち時間で、創作作品を板にかけます。
今年のテーマは「昭和」。
かならず使わなければならない小道具は「キュウリ・フライパン・三角コーン」。
かならず言わなければならない合言葉は「リオデジャネイロ」。
この縛りの中で脚本を創作しなければならないのです。

劇団ERAにはこのうえさらに縛りがあります。
それは、「内輪ネタは絶対にやらないこと」。

だって公開イベントですから。
客席には一般のお客さまだっているはずですよね。

実はそういった客層にこそ気を遣うべきなんじゃないかなと思うんです。
ちょっと覗いてみた、ぐらいのお客さまに、
「演劇ってスゲぇなぁ」とか「演劇ってこんなこともやれるんだ」とかね、思って欲しいんですよ。
内輪ネタばかりやってると、そういうお客さまがリピートしてくれなくなっちゃうと思うんです。
演劇部の連中も悪いよ。内輪ネタで過剰に反応してバカ笑いするからさ。ヘタな役者はそのまま次のセリフを言っちゃうから聞こえないの。巧い役者だって笑い待ちしちゃうの。客席のバカ笑いが舞台を邪魔してるんだ。

サテ、うちの芝居。
14:10の定刻より少し遅れてスタート。
土手に行列が並んでいるという設定は、某有名作品の模倣(パクリって言うな)なのですが、
ついぞ誰の口からも「蜷川…」とか「真情…」とかいうコトバは聞かれませんでした。
元ネタがバレないっていいことのはずなんですが・・・、う~ん。

誰かさんはセリフを間違えるし、誰かさんの唄はうわずっちゃったし、誰かさんに至っては稽古不足のまま当日を迎えちゃったし。まぁ散々の出来でしたよ。
とても客前に出せる代物じゃなかったね。

今回の『凩は過去の索引』ですが、三学期になったら校内で発表します。
「新春ことよろ公演」と冠します。
ことしもよろしくではありません、ことばのよろめきです。
HTF要素とクリスマス要素を抜いて書き直します。
よりテーマを明瞭にしてお届けしたいと思っています。

次回の活動は始業式の放課後。茶話会からスタートです。
来年もがんばっていきまっしょい!

2016年12月23日金曜日

かしわンダーランド・冬の陣、リハ

今日、天皇誕生日は冬休み初日。
ですが、われらが劇団ERAはまだまだ稼働中です。

湖北地区公民館にて『凩は過去の索引』リハーサルを行いました。

昨日はミントが稽古に顔を出してくれました。
さすが姐御の貫録です。あたたかくも厳しいご指導をありがとうございました。
で、調子に乗って公開通し稽古を急遽開催することに。
福田先生&湯浅先生に突然お声掛けいたしまして、ご覧いただいたうえに講評までいただいてしまいました。
終業式あとのお忙しいところ、おつきあいくださいましてありがとうございました。

それら諸々を踏まえてのリハです。
今日の会場入りはリハ開始の3時間前。
なぜってこのHTFに限っては、自校以外のリハも見学していいことになってるからなんですね。


今回は緞帳を人力でアップさせます(ホンマかいな)。


土手の上には長い行列が、、、。





「芥川さん、雪です。ホンモノの雪です。」(嘘)

自分たちのリハが終わってからも、また他校のリハを見学。
他校のリハを見るなんて経験、県大会の舞台係でもやらなけりゃできません。
現代社会ではついつい結果にばかり気を取られがちですが、
ものづくりの過程を見たうえで、その結果を見る。
その大切さは忘れたくないですよね。

明日はいよいよ本番です。
劇団ERAは柏南さんとブロックを組みます。
開演時間は14:10の予定ですが、なるべくお早めにご来場ください。
(なお、ビデオ撮影は客席最後列からお願いしております。ご理解ご協力をお願いいたします。)
がんばっていきまっしょい!

ハーフタイムフェスティバル2016

かしわンダーランド・冬の陣

 凩は過去の索引

関東平野に演劇の風が巻き起こる。

西の下北沢・東の柏。
全作品新作書きおろしの一発勝負。
たかが高校演劇とあなどるなかれ。
演劇界に新しい風が吹き始めるその瞬間を、
どうぞお見逃しなく。
 
12/24(Sat) 湖北地区公民館にて。
JR成田線 湖北駅北口下車 徒歩約20分
劇団ERAの出番は14:10から。
 入場無料 全席自由






2016年12月18日日曜日

真田丸、最終回

2016年の大河ドラマも、ついに最終回を迎えました。
年末感もひとしおです。
劇中にこんなやりとりがありました。
「私は私という男がこの世に生きた証を、何か残せたのかな」
「人の真の値打ちというものは、己が決めることではございません」

実は、われらが芝居『凩は過去の索引』にも似たような問答があります。
誰だって自分のことはよくわからない。自分の価値は後に続く世代が評価してくれる。
天下のNHKとおなじことを言おうとしてるんですね(ちょっと鼻高)。

ドラマの方はそのあと「大事なのは、如何に生きたかでござります」と続きます。
これもウチにありますよ。
大人たちは結果しか見ない、大事なのは過程なのに、って。
天下の三谷幸喜とおなじことを言おうとしてるんですね。
(えぇ!ありがちな発想なんですか?)

最後に佐久間象山の話がでてきたので、『新選組!』を思い返しました。
堺雅人さんは山南敬助役で出演されてます。

今日は中庭で「恋ダンス」。
他にも「サンタさん(MCZ)」「クリぼっちOneday(たこ虹)」「スゥインギン・ニッポン(氣志團)」「サイレントマジョリティー(欅坂46)」を踊り狂いました。
そのあと、ベンチを高台に見立てて、HTFの稽古。
本校の中庭は四方を校舎に囲まれているため、声がよく響きます。
湖北のステージのサイズを意識した練習ができるので、休日の稽古は貴重です。

本番までもう時間がありません。ひたすらお稽古するのみです。
明日もがんばっていきまっしょい!

2016年12月14日水曜日

あらたなる目標

かしわンダーランド・冬の陣
私たちは、「Halftime Festival 2016」を勝手にそう名付けました。
第4地区の鬼子でありたい。

秋大の芝居『本日は快晴なりっ!!』がちょっとウチらしくなかったということで、
日体大柏高校の渋井先生から心配されました。
どういうことなんでショー。心配ってどゆこと。何を期待しとるんすか、ウチの芝居に。

今回の芝居もたぶん裏切ってると思います。
いやもちろんイイ意味でありたいとは思ってますが。
劇団ERA史上初、登場人物ゼロの芝居。

つい最近まで「高校演劇らしくない演劇」を目指しておりました。
すみません、ちょっと大きく出ます。
これからは「まだ誰も体験したことのない演劇」を目指してがんばりたいと思います。

今回の芝居は『凩は過去の索引』と題しました。
なにやら文芸作品の香りが漂ってる気がするのは自分たちだけ?
明日は期末考査の答案返却日。活動は午後からです。
恋ダンスも鋭意練習中。
がんばっていきまっしょい!!!

BGM:Tacoyaki Rainbow『クリぼっちONE DAY!!』

2016年12月2日金曜日

ハーフタイムフェスティバル

第4地区では2011年より、
ハーフタイムフェスティバル(略してHTF)
なるイベントを年末にお送りしております。
今年はその記念すべき第6回。

昨年・一昨年のフェスでは、
大トリ&閉会式の仕切りをさせていただきました。

ここだけのハナシ、ウチが仕切る前の年の閉会式があまりにもテキトーだったんですよ。何の計画もなく当然そのための練習もせず、行き当たりばったりだったんです。とても客前に出せるようなシロモノじゃないですよ、あんなの。
まず、ご来場のお客さまに失礼です。一般公開している以上は自分たちだけの内輪のイベントではないんです。
加えて、朝から上演してきたすべての演劇部に失礼です。「終わりよければすべてよし」の逆なんです。閉会式がグダグダでは「すべてパー」ですよ。
そう言う意味で「じゃあウチが仕切るよ」ってことだったんです。

ハーフタイムフェスティバル2016
かしわンダーランド・冬の陣
『凩は過去の索引』



関東平野に新しい演劇の風が巻き起こる。
西のシモキタ・東のカシワ(と呼ばれたいよね)
全作品新作書きおろしの一発勝負。
普段は大会で競っている学校同士が、
この日だけは一本の大きな作品を、
一日がかりでお送りいたします。
たかが高校演劇とあなどるなかれ。
演劇界に新しい風が吹き始めるその瞬間を、
あなたは目撃する!
 
12/24(Sat) 湖北地区公民館にて
 入場無料 全席自由

詳細は劇団員に直接おたずねいただくか、
二松学舎柏高校・演劇部顧問まで、お電話でお問い合わせください(04-7191-5242)。

またまた台本が完成していないままで、考査一週間前に突入してしまいました。
成績不振者の呼び出しにひっかからないよう、団員一同、気合を入れましょう!

期末考査も、がんばっていきまっしょい!

2016年11月23日水曜日

舞台の外でも貢献

学校説明会で資料配布や客席誘導をしている生徒たち。
彼らこそ、劇団ERAです。

今日、23日は勤労感謝の日。
全国的に祝日です。
演劇部が休日出勤してまでお手伝いするのには理由があります。

体育館という巨大な空間で(バレーボールコートが6面とれるそうです)、
自分の声がどのように飛ぶか、あるいは飛ばないのか、
体感することがいい稽古になるんです。

学校説明会に来校くださった受験生の皆さん。
ぜひ入学されましたら、演劇部の門を叩いてください。

2016年11月9日水曜日

海外公演

11月9日。
台湾にて初の海外公演の様子です。


1曲目は「ミルクムナリ」。


実はこれ、修学旅行の学校交流でのひとコマです。
演劇部が松陵祭で披露したエイサーを、台湾でも踊らせてもらいました。
学年の有志を募って9名でステージに上がりました。

シフォンが日本語で挨拶します。
6号車のバスガイドさんが台湾のコトバに翻訳してくれます。(即時!)


2曲目は「島人ぬ宝」です。



「島人ぬ宝」の歌詞は深いです。
台湾に来てその意味をますます思い知ります。

2016年11月2日水曜日

クリスマス公演

私たちは劇団を名乗っています。
高校の部活動の領域を超えたところを目指しているのです。

ERAとは時代を意味する英単語です。
時代の一番トンガッたところを、お客さまに提案したい。
最もラジカルな「今」の気分をお届けしたい。
そういう集団です。

だから、
普段の活動はその確認のための作業にほかなりません。
エチュードを繰り返しながら、劇団員相互のバランスを測っていきます。
自分の個性が全体にどう奉仕するか、各自が見極めるために稽古を重ねます。

今度の芝居はバランス重視です。
個性と個性が絶妙にバランスを取り合って初めて成立する。
わかりやすく言い換えれば、お互いの相性が決め手になる。

ドラッグストアに入ったらまたまたこの曲に不意打ちされました。

BGM:Team Syachihoko 「Chérie!」

2016年10月29日土曜日

海外進出!

最近またエイサーの練習をしています。

11月7日から本校の2学年は修学旅行で台湾へ参ります。その行程の中に『学校交流』というイベントがありまして、まぁ簡単に説明するなら、現地の高校にお邪魔して(もちろんアポありですよ)、異文化体験をしつつ交流をしちゃおう的な企画なわけです。

今回訪問するのは桃園県にあります、至善高級中学さんです。
このイベントのオープニングで、学校ごとに演し物を披露することになってるんですね。
で、本校からは「エイサー」というわけなんです。
だがしかし、2年の劇団員は3人。ちょっと寂しいですよね。
そこで学年全体に呼び掛け、踊り手を補充することにしたところ、
6人のサムライガールが名乗りをあげてくれました。

踊るのは松陵祭で披露した「ミルクムナリ」と「島人ぬ宝」の2曲です。
中間考査が明けてから本格的に練習を開始しましたが、
今日までのところ、なかなか踊れてると思います。

隣の大講義室で漢字検定があったので、稽古場で太鼓が叩けません。
寒風吹きすさぶ中、大学2号館の前に追いやられ・・・。
車の通行がある場所のため、何度も中断の憂き目に遭いましたが。

劇団ERA初の海外公演!・・・になるんでしょうか。
ともかく練習できる日も残り少なくなってきました。
来週もがんばっていきまっしょい!








2016年10月22日土曜日

正規軍だど!

今日は高校の学校説明会のお手伝いです。
12:40に4校時が終了。受付開始は13:00。ダッシュで体育館に集合です。

今日の任務は、来場者の着席誘導です。大きな声で誘導しなければなりません。
なるだけ前方ステージ側から詰めて着席していただくようにします。
われわれにとっては、体育館のような大きい空間で声を出す「練習」です。

ここで緊急指令! 受付で配布する資料の挟み込みが間に合わない。
担当の生徒がいるのですが、集合時間にまだ来ていないようです。
ということで、いち早く体育館に馳せ参じていたわれわれの出番です。
最初のスクールバスが到着する前に、なんとか必要数の資料を準備することに成功。

その後、無事に本来の業務に就きます。500名を超える来場者を捌いていきます。
14:00の開会を待って、ようやっと昼食。束の間の休息です。
15:00ごろ。説明会を終えた来場者が、校舎内を見学されます。今度はそのご案内です。

最近このような、舞台以外のお仕事が増えています。
夏休みの体験授業もそうですし、学園祭のエイサー踊りもそうです。
劇団ERAが「正規軍」として認知されつつあります。
こんなことで先生方から感謝されるのなら、お安いご用ですよね。

2016年10月15日土曜日

かしわンダーランドの茶話会

中間考査も無事終了。今日から活動再開です。
秋季地区発表会が終わるやいなや、メンバーはそのままテストに突入。
『かしわンダーランド2016』の茶話会がまだでした。
松陵祭でいただいた差し入れをいただきながら、反省会です。

劇団ERAの茶話会は、
① 準備段階(本番前日まで)
② 本番当日
③ 後片付け
の三点について、各自が反省を述べていきます。
述べる順番も決まっておりまして、
1年生は無難に、クラス・出席番号の順。
2年生は役職順になります。
だから部長は全員の反省が出尽くしてから、締めの反省を述べなければなりません。
他のメンバーよりも広い視野が要求されます。

毎度多い反省は、体調管理。
誰かが稽古を休むと、全体に影響が出ます。
しかもその日だけで済む問題ではなく、余波が何日も続きます。
団体競技ですから、演劇は。
休まなくても済むように、日頃から工夫しないとね。

2016年10月7日金曜日

松陵祭公演のアンケートから

遅くなりましたが、松陵祭公演でいただいたアンケートです。
この欄で公開することを承諾いただいたご意見のみ掲載いたします。

1.役者の演技はいかがでしたか?
○時計屋さんが自然で良かったです。(卒業生)
○一生懸命さが伝わってきた。(保護者)
○とても声が通っていて、表情もあり上手でした。(保護者)
○時計屋さんがずっと作業を続けてるところとか、細かくて良かった。(その他)
○全体的にとてもさわやかでした。見ていてこちらもスッキリするような素敵なお話でした。(卒業生)
○セリフのないときのリアクションもいいと思います。(在校生)
○声がとても聞きやすかったです。(在校生)
○大学でも演劇学科の公演を観ますが、彼らも顔負けのレベルでした。高校の部活動とは思えないくらいの素晴らしいクォリティだったと思います。(卒業生)
○高校生の青春!泣けました。(保護者)
○キャラの紹介のところがマンガみたいでおもしろかったです。(在校生)
○一時間本当にたのしかったー!(在校生)
○めずらしく学園もの。新鮮だった~。とてもおもしろかったです。(在校生)

2.音響・照明・舞台美術(衣装&セット含む)はいかがでしたか?
○傘ダンスがすごいきれいだった。(卒業生)
○ダンスの傘に照明が透けて凄く綺麗でした。(在校生)
○脚本が、どこまで演技なのか、練習なのか、わからなくなる感じも良かったように思います。(保護者)
○傘などの小道具が意外な使い方で感心した。(その他)
○選曲が若い。私がいた頃にはあまり使わなかったような曲が多くて新鮮でした。(卒業生)
○机とか時計屋さんの作業台とかちゃんと作っててすごい。(卒業生)
○何も違和感を持たずに見ていたので、すごい良かったんだと思います。(卒業生)
○舞台上からSEを出すのも斬新で、リアリティがありました。(在校生)
○見ても楽しい聞いても楽しい音響。ニワトリ最高でした。(卒業生)
○「本日は快晴なりっ!」と声を合わせて叫ぶところから最後のシーンまでの流れが本当に素敵でジーンときました。(在校生)

3.あなたは何に『青春』をかけてますか?
○音楽です。(保護者)
○アニメ。(その他)
○絵をかくこと。(在校生)
○今を生きる事。(保護者)
○もう終わりました。(教員)
○部活動です。(卒業生)
○不本意ながら演劇しかやっていなかったような気がしてなりません。(卒業生)
○まだわからないので、さがしてみようと思います。(在校生)
○写真。撮りたいものを撮ること。(卒業生)
○2PMにケーキ作り。(保護者)
○ジャニーズ。(在校生)

アンケートへのご協力ありがとうございました。
どちらさまも、今後の劇団ERAにもご期待ください。

2016年10月6日木曜日

秋大会2日目

9・24の学園祭決戦から始まりました『かしわンダーランド2016』。
今日でいよいよ千秋楽です。

⑥ 我孫子東
⑦ 芝浦工大柏
⑧ 柏陵
⑨ 二松学舎柏

劇団ERAは大トリです。




心配された上演時間も、なんとか60分以内に納まりました。
結果、音響効果賞と創作脚本賞を獲得いたしました。


今回の音響は、「停電していて音響が使えない」という設定。
舞台上で効果音(SE)を生で作り出したことが受賞の決め手だったのではないかと、
勝手に想像しています。


脚本の創作は、劇団全体で試行錯誤しながらやってます。
誰か特別な天才が書いているわけではありません。

実は、昨日から中間考査一週間前に突入しています。
本校ではこの期間の部活動は原則禁止ですが、まぁそこは公式戦ということで。
まぁ賞ももらったし、オッケーなんじゃないかなということで。
次の活動は、考査最終日の茶話会からです。

2016年10月5日水曜日

秋大会1日目

劇団ERAの本日のお仕事は、「舞台係」です。
私たちはこの発表会を、全体で一本の作品として捉えます。

一般からもお客さまを入れて芝居を打つ以上、お客さまが神様です。
自分たちのための発表会ではありません。ここ大事。
他校のみなさんにも、ここだけは共通理解しておいて欲しいのです。

タイムスケジュール通りに緞帳を降ろしてもらう。
これが「舞台係」の仕事です。
そのために安全にかつ迅速にバラシ、たて込みます。

① 柏南
② 沼南高柳
③ 麗澤
④ 我孫子
⑤ 日体大柏

午前中の舞台係は我孫子東さんが担当してくれました。
ウチらは麗澤さんのバラシから入ります。
芝居がハネて、搬入口を開けると・・・折悪しく土砂降り。
苦労して造った舞台装置に、容赦なく雨がかかることになります。
どこの会場も大同小異、屋根が大きく張り出しているなんてことはありません。
こればっかりは、どうしようもありません。

一日の公演が終わったあと、翌日の一番校の仕込みをして終了です。
(この仕込みは予定していませんでした。今日の朝、頼まれました。)
さて、明日はいよいよ『かしわンダーランド2016』千秋楽です。
がんばっていきまっしょい!

2016年10月4日火曜日

かしわンダーランド2016・秋大会(リハーサル)

今日はいよいよ『かしわンダーランド2016・秋大会』のリハーサルです。

本番直前のリハーサルは、ウチにしては珍しいんです。
いつもだったらリハの反省点を学校に持ち帰って、小返しします。
リハの順番は午後からになっています。午前中はちゃんと授業に出ます。

今日は朝から芝柏→柏陵ときて、ウチが三校目。
今回も顧問の乗用車に荷物満載です。
搬入口の外に装置を降ろします。

3時間をいかに有効に使うかが腕の見せ所です。
とりわけ照明・ぱふぃはここが勝負です。
イメージ通りに灯りが作れるでしょうか。

ウチはパソコンをサンプラーとして使っています。
某フリーソフトを愛用しています。
SEを12音まで登録できるので重宝しています。

WAVファイルを加工するソフトも併用しています。
こいつで無音の部分をカットして、ポン出しできるようにしています。

リハ終わりでちょっとトラブル(?)。
次の学校がまだ時間前だというのにホールに入ってきたんです。
あとでわかったんですが、ウチの団員が許可出してしまったらしい。
原則として、他校のリハ時間に入るのは御法度ですよ。
顧問に怒鳴られまくってる姿を他校生に見られたくないって気持ち、わかりますよね。

さて、明日は舞台係の仕事があります。
がんばっていきまっしょい!

2016年9月25日日曜日

かしわンダーランド2016・2日目

松陵祭2日目の様子を報告します。
本日も予定通りに11:00開場、11:15開演です。
31名のお客さまに、ご来場いただきました。
柏東高校に放送部あり!
部長・宮原咲希の奮闘記です。

恵麻を説得する咲希。
なんとかここ数日で、60分を切れるようになってきました。
アンケートの感想については、稿を改めて掲載していきます。

登場人物の全員が、なんらかの挫折を抱えています。
他人の痛みがわかるからこそ、人は優しくなれるのです。

芝居がハネたあと、大急ぎで衣装を着替えます。
メイクも直して、中庭ステージに集合。
エイサーを踊ります。
まずは『ミルクムナリ』
天候にも恵まれ、たくさんのお客さまの前で踊ることができました。
中庭の出店に並ぶ人は、イヤでも見てしまいますよね。
きょうの来場者数は1,800名を超えたそうです。
夏休みからずっと練習してきた『ミルクムナリ』を踊るのは、この座組みでは最後です。
シフォンのMCが入ります。
『今年は熊本で大きな地震が起きています。
5年前には東日本大震災と、それに続く福島第一原発の事故が起きました。
私たちは、千葉県の高校生ができることとして、エイサーを選びました。
全国的に、復興支援の一環としてエイサーを踊ることが広まっています。』

2曲目は『島人ぬ宝』を踊りました。
レンジとモカが中心になって、振り付けを創作しました。
『島人ぬ宝』です。(エアロ画像ありがとう)

踊り終わって感極まったのか、ステージから降りたあと泣き出す団員アリ。
そのぐらいみずみずしい感性がなきゃ、芝居で観客の魂を揺さぶることなんかできませんよね。

さて、あすは後片付けですが、劇団ERAの『かしわンダーランド2016』は、まだまだ終わりません。
がんばっていきまっしょい!

2016年9月24日土曜日

かしわンダーランド2016


松陵祭 1日目の様子をお知らせします。
今回の前説太郎は、ぱふぃです。
開演しました。
今回の来場者数は35名。ここ数年、校内公演でもこの数字を稼げるようになりました。
でも、ヨソに比べてどうなんでしょう。まだまだ少ないんでしょうか?
普通教室の収容人数からしたら、このあたりが限界なんです。
もう少し大きいハコがあればいいんですけれどね。

ここまでが「実」の世界。
ここからは「虚」の世界。
今回の芝居は『虚実皮膜』。いわゆる「偏差値高い系」の演劇です(ホンマかいな)。
いままでの劇団ERAの芝居を知る人は、きっと驚いてくださると思います。
舞台は高校で、しかも主人公は部活の悩みを抱えています。
高校演劇にありがちな題材を、あえて採り上げてみました。
カラフルな傘でパフォーマンス。






















放送部の話なんです。
実は、物語序盤にもかかわらず、デジカメがまさかの電池残量不足、画像はここまで。
なんやかんやありましたが、無事にカーテンコールを迎えることができました。

12:40からは中庭ステージで、エイサーを舞いました。
雨が心配されましたけれど、幸運なことにギリギリ踊りきることができました。
(その後の中庭ステージ発表は、雨天のため中止です)
やはり、人々の耳目を引くのは、「音の出るもの」と「動くもの」ですな。
エイサー踊りには、パーランク―(太鼓)を使っています。

卒アル写真の撮影をするはずでした。現役の連中と顧問はすっかり忘れていました。

あしたも今日と同じスケジュールです。
演習室③の開場は11:00。上演は11:15から12:15の1時間です。
その後、中庭ステージでエイサー踊りを、12:40から。

がんばっていきまっしょい!

2016年9月18日日曜日

舞台装置を引き続き造りました。

なんやかんやでこんにちは、劇団ERAです。
本番直前の日曜日、当然ですが活動しました。
雨がそこまで迫っています。
先日に引き続き、装置を造ります。
雨模様なので屋根のある場所を求めて、本日は北校舎玄関前に店を広げます。

今回のメイン装置は、机2つです。
他に椅子が3つ、照明用のトラス2本、ドア1式。
精密な仕事が要求されます。
丁寧に寸法を採ります。

1年生も自分専用の工具をそれぞれ購入しました。
早く使いこなせるようになりましょうね。
目標は「より速くより精確に」。
いいモノをたくさん見て、センスを磨けよ。

実は、台風16号の動きが心配なんです。
学園祭前のこの時期に「休校」なんてことになったら、スケジュールがズタズタです。
今日のうちに塗装を強行します。

昼食は劇団ERAの慣例で、3交替のシフト制で摂ります。
現場は常にフル回転でいたいのです。作業の手を止めたくないのです。
それにしても作業量のあまりの多さに、最後は警備のおじさんに
「もうええ加減、早う帰ってえぇやぁ~」
と言われるような時間になりましたけれど、
おかげで素敵な舞台装置ができあがりました。


ところで、『本日は快晴なりっ!』が80分を超えることが判明しています。
60分以内に納めなければなりません。断腸の思いでカットします。これぞ産みの苦しみです。さぁて、あしたもがんばっていきまっしょい!

2016年9月15日木曜日

君の名は。

『君の名は。』という題名のアニメ映画が公開されているようです。

昨年末の「HalftimeFestival」で板に掛けた芝居、『圧倒的ミクスチャー』。
劇中に、往年の名作『君の名は』を下敷きにしたシーンを入れました。
放送の時間になると女湯がガラガラになったという伝説のラジオドラマ。
当時の女性たちが夢中になって聴いたというラブロマンス。

戦後70年という節目の年でしたから。

ただ、正面切って戦争を描くのは気が引ける。
なぜなら生徒はもちろん、顧問でさえも戦争を知らないから。
もちろん知らないほうが圧倒的にしあわせなんですけれども。
そんな世代の反戦のありかたを考えてみたわけなんですけど。

戦争が終わって僕らは生まれた。
戦争を知らずに僕らは育った。

孫娘「かのん」の身体の中におじいちゃんの意識が入り込む。
かのんの身体を通して、おじいちゃんが心からの懐いを吐露する。
そんな芝居でした。

2016年9月11日日曜日

舞台装置を作りました。

ここは南校舎1Fのピロティです。
朝から雨模様だったので、屋根のある場所を作業場にします。
ピロティはバス通りに面しています。

適度に段差があったり直角があったり、何かと便利です。
よく利用させてもらっています。
段差で部材を切断します。

言っときますが、今日はペンキは使ってませんよ。
ピロティの白いペンキのシミはウチらじゃないですよ。
壁を利用して釘打ちです。

静まりかえった校内にナグリの音が響きます。
それにしても他の文化部の姿が見えませんね。
月末には学園祭なんだけどね。
吹奏楽部でさえ不在みたいです。
丁寧に採寸します。

例年であれば中古のベニヤ板を生徒会からもらうのですが、
生徒会顧問の先生に聞いたところ、なにやら今年はやる気のある役員が全部処分してしまったとのこと。
使用済みの一見無価値に思えるベニヤでも、ウチらにとっては貴重な部材なんすけどね・・・。
もったいないハナシですわな。

本番は再来週です。
なれども装置はまだまだ未完成。芝居の稽古も前途多難。
これから合い間を縫って、徐々に造っていきます。
がんばっていきまっしょい!

2016年9月9日金曜日

ミント光臨!

『本日は快晴なりっ!』稽古の日々です。
稽古場に使わせてもらっている教室は南校舎2Fの一番奥です。
隣の大講義室では16:30まで授業なので、それまで音出し&声出しができません・・・。

とは言え本番も近いので、薄ぅ~く迷惑にならない程度に曲をかけます。
今回も芝居の冒頭にオープニングのダンスが入ります。

そのダンスの稽古中、ふいにミントが顔を出してくれました。
クラスの文化祭準備の合間に来てくれたのですが、早速巻き込みます。
未完成ですがとりあえずできるところまで、ダンスを見てもらいました。

ご本人はすぐにクラスの仕事の方に向かわれてしまいましたけれど、
的確なアドバイスをありがとうございました。
やっぱりダンスはグルーブですよね。
これからも、どうぞ遠慮なく稽古を覗いてください!
必ず巻き込みますのでよろしく。

本校は土曜日も授業です。
活動は13:00からです。

やらなあかんことは山ほどあります!
がんばっていきまっしょい!




2016年9月5日月曜日

呼吸を盗む

セリフを憶えてきて、ただ発話するだけ。
順番どおりに、用意してきたとおりに言うだけ。
それではお芝居にならないですよね。

まず、相手を(つまり共演者を)意識することが大切です。
独り善がりの芝居は、観客が物語世界へ没入するには邪魔なものです。

同じ板に立つ共演者との横のつながりを意識すること。
つまり、役者の息が合わなければ芝居は成立しません。
役者だけでなく、カンパニー全体の相互信頼が感じられなければダメだと思うのです。
だから、圧倒的な稽古時間が必要なんです。
一緒に過ごす時間は、長ければ長いほどいい。

ウチが劇団を名乗る理由は、そこにあるのかも知れません。
引退しても卒業しても、退団さえしなければ、いつまでも劇団員です。家族です。
終身です。永年団員です。劇団費は無料です。

そうやって仮想現実世界を板の上に創りだしたら、
観客を物語世界にいざなうために、「呼吸を盗む」ことをします。

役者は芝居の中で意図的にはっきりとした呼吸をして見せます。
観客にも息をピッタリ合わせてもらうためです。
役者は素の自分の息を見せてはいけません。見せていいのは役の人物の息のみです。
『本日は快晴なりっ!』の中で、主人公のひとりである恵麻が「楽息楽読み」を説明するくだりがあります。
自分勝手な呼吸(間合い)で原稿を読むだけでは、聴く人には伝わらない。
アナウンスを志す高校生たちの話ですが、演劇にも通ずる話をたくさん盛り込んであります。

自分たちの創作なのに、自分たちの芝居の拙さをかえって浮き彫りにしてしまう。
気付いてみたらそんな怖ろしい台本になっていました。

たっくさん稽古しましょう。一分でも、一秒でも。
明日もがんばっていきまっしょい!

2016年8月29日月曜日

ウチらが大トリ

『本日は快晴なりっ!』
2016年10月6日(木)14:30~15:30
第4地区秋季発表会の大トリです。
立派に重責を果たしましょう。
がんばっていきまっしょい!


2016年8月23日火曜日

偶然流れて来た曲は

世間では夏休みも終盤です。
部長のシフォンは語学研修でオーストラリアです。
稽古は遅々として進みません。
後期の夏期講習が始まると、午前中はメンバーがそろわないため稽古になりません。

ある店で流れてた曲が、別の日に同じ店に入った時に再び流れてました。
だからどうってこともないんですけどね。
ウチらが芝居に使う曲にはある基準があって、
それはメジャーすぎないこと。
メジャーな曲だと、曲の自己主張に役者が負けちゃうからなんです。
お客さまが思わず聴き入っちゃうようだと困りますよね。
同じ理由から、歌詞が入っていないことも大事なポイントです。
普段からマイナーな曲を選んで聴いてるつもりだったのですが。
偶然とはいえ、2度も同じ曲が有線から流れてきたので驚いたのです。

BGM:Team Syachihoko 『ULTRA 超 MIRACL SUPER VERY POWERBALL』

2016年8月17日水曜日

秋公演2016

この秋の公演も、劇団ERAは創作でご機嫌を伺います。
創作専門の劇団を標榜しているのだから当然ですよね。

もったいないと思うんですよね、せっかくのチャンスを見逃してしまうのは。
自分たちの情熱の限りを発揮できる機会なんてそうそうありません。

既製作品が悪いとは言いません。
プロの書いたものの方が、そりゃ完成度が高いに決まってます。

でもそれ以上に、自分たちで書いてみなければわからないことって多い。
書くところから始めなければ、たどり着けない境地がある。

今回のお芝居は『本日は快晴なりっ!』と題しました。
劇団ERAにしては珍しく、ガッチリ高校生活を恥ずかしげもなく描きます。

松陵祭(9/24)で初お目見えとなります。




2016年8月12日金曜日

REVANCHE!!

なんやかんやでコンニチハ。お盆休みなのでネタがありません。
ということで、過去の作品をご紹介。
『REVANCHE!!』は平成21年の秋大が初演です。

何者かに地下室に監禁される4人の男女の物語。
しかし監禁されているという現実から目を背けるために、
延々と悪ふざけを続ける4人。

当時のキャストです。
マリリン・・・ぼん
ドクター・・・ハムー
タッキー・・・クリス
ピノコ・・・スプゥ


この台本を平成27年の秋に再演しました。
松陵祭公演の写真はこちら↓
マッハキッドのシーンですね。



ピノコが落ち着きを取り戻します↓ このあと、血文字の意味が明らかに・・・。



再演のキャストです。
マリリン・・・リンス
ドクター・・・グリーン
タッキー・・・ミント
ピノコ・・・シフォン

当時の劇団員にアテて書かれた台本のはずなのに、
稽古を重ねていくほど、なぜか役にピッタリはまってきます。

4人がほぼ出ずっぱりで60分を演じきるんですが、
原案ではもう一人、罪を得て監禁される男がおりました。
しかし、彼を登場させると、時間オーバーしてしまうという理由で、
存在そのものがボツりました。

2016年8月10日水曜日

狼たちの終わらない放課後

今は昔。 ※お盆休みで現役のネタがありません。古い話で恐縮です。
平成20年7月23日(水)柏市富里近隣センターにて、
『夏休み子ども観劇教室』が開催されました。

柏市の教育委員会が主催する行事らしいのですが、
わが劇団ERAにも、電話で出演依頼がありました。
「柏市内で演劇を頑張ってる学校さんに声をお掛けしています」とのこと。
え、その情報は一体どこから?もっと世間に広めてください。

劇団ERAは『狼たちの終わらない放課後』を上演することにしました。
結成初期のころ、得意ネタにしていた演目のひとつです。
この芝居は、上演の記録には掲載していません。
なぜなら、、、、



出演者が全員、卒業生だから。
まぁ、こちらのほうが本当の意味での‟劇団ERA”なわけですが・・・。
上の写真は左からちぃ、りま、のりこ。
他のメンバーに郁ちゃん、まなみぃが名を連ねております。
背景の舞台装置は、ご覧の通り黒板です。
日付によれば、この日は7月3日(木)ですね。
本番を数週間後に控え、彼女たちは母校に集まって、芝居の稽古を重ねました。

で、実際の舞台写真がこちら↓



普通に近隣センターの和室ということで、照明効果は特にございません。
もともと暗転を必要としない芝居は、ウチの得意分野です。
お客様は幼児&児童およびその保護者です。


主演はちぃです。
しかしみんな若い。卒業して間もなくですから当たり前ですが。
ハーフタイムなどまだ存在しなかった時代。公演できるチャンスを貪欲に求めていました。



今はもうオシャカになりました、初号機(黄色いCDデッキ)が写ってますね。

この演目が下敷きとなり、現在のレパートリー『カラフル』が誕生しています。
放課後の補習、突然の闖入者、立場が逆転するという構造がそのまんまですね。
だから、現役の劇団員も、どこかでこの5人の恩恵に与っているんです。
そういう想像力(遠く慮る能力)は、表現者として必須だと思うんですが。


2016年8月6日土曜日

げきサマ2016・2日目

劇団ERAによる、体験授業『国語表現』。
その2日目です。

本日も幸先よく『ツ離れ』を達成しました。

初日の反省を活かして時間配分を調整。
受験生の皆さんが『体験』する時間をなるべく長くとりました。
これは2回目の様子です。

授業後には、エイサー踊りを中庭で披露。
しかし、あまりにも天候に恵まれすぎ、ギャラリーはゼロ(涙)
その代わり、学校施設を見学中の小学生集団(とその父兄)が遠巻きに見ていました。
「暑い中、よく頑張るなぁ」なんて、同情されていたりして。
ミルクムナリを踊っています。

その後、稽古場の片づけです。
劇団ERAはあすからお盆休みに入ります。
次の稽古は、8月16日です。
それまでにみなさん、台本を憶えてきてくださいね。

がんばっていきまっしょい!


2016年8月4日木曜日

演劇研修会に行ってきました

8月3日(水)&4日(木)の2日間、
われわれ劇団ERAは、千葉県高校演劇第4地区の夏期合同研修会に参加してきました。

毎年、この地区で催される夏の一大イベントです。
ともことサマーキャンプです。
昨年度は二松が会場でしたが、今年は芝柏さんです。
以下、実施要綱から抜粋します。

目的  ①一人一人の基礎技術の向上を図る。
        ②第4地区全体の活動の活性化を図る。
        ③他校の部員との親睦を深める。
時程 
   《3日(水)》
 8:30    教員集合・打合せ
 9:00  生徒集合
 9:10   開会式
 9:30   班別練習①
12:30   昼 食
13:30   班別練習②
《4日(木)》
 9:00  生徒集合
 9:10   班別練習③
12:30   昼 食
13:30   発表・閉会式(於;グリーンホール)

たしか、目的の中に『未来の演劇指導者を育てる』なんて項目があったような気がしますが・・・・。

会場校の芝柏さん、ありがとうございました。お世話になりました。

さて、明日はお盆休み前の最後の一日稽古です。がんばっていきまっしょい!!

2016年8月2日火曜日

げきサマ2016

劇団ERAによる、体験授業『国語表現』。
その初日でした。

朝早くから集合して、まずは会場設営です。
北校舎3Fの2年2組教室をお借りします。

稽古場でクラブTシャツに着替えたら、
さっそく行動開始。

スピーカー1発とミキサーとCDデッキを持ちこみます。
男子がいてくれるおかげで、こういったスケジュールでの発表が可能になりました。
以前なら、前日までに機材を運びこみ、セッティングをしていたはずです。

9:30ごろから客入れ開始。
呼び込みのため、あちこちに散らばっていきます。
授業開始の10:00までに、めでたく『ツ離れ』いたしました。
 ※『ツ離れ』とは?1つ、2つと数えていくと9つの次は10(とお)になります。
   すなわち、来場者数が「~つ」から離れた10名以上になることをいいます。

今回は『伝え方レッスン』と銘打っております。
ことばの持つ本来の力=言霊と、それを発する人間が恣意的に与える力。
身体的距離と、心理的距離。
簡単な説明があって、さっそく実践編です。
中学生のみならず、引率の保護者の方にも参加していただいてます。

ちなみに、、、
昨年度のこのイベントに参加して、そのまま本校に入学し、
何の因果か演劇部に入ってしまった1年生がいます。

授業が終わったところで、最近練習しているエイサー踊りを中庭で披露。
晴れていれば6日(土)にも踊りますので、受験生のみなさん、
ぜひ中庭にご注目ください。

2016年7月19日火曜日

終業式でした

今日は第1学期の終業式でした。
校歌斉唱に続いて、賞状伝達。

春大で獲得した賞状を、改めて伝達してもらいます。
創作脚本賞、新人賞×2、演技賞の合計4枚。

校長先生が、賞状の文面を丁寧に読み上げてくれました。
全校生徒に向けて、よい宣伝になりました。

賞状を受けるときの「流れ」ってあるじゃないですか。
こう言っちゃなんですけど、これがしっかりできてたのは、ウチの三人だけ。
衆人環視のステージに上がるということが、どういうことかわかってる。
それはもう、見世物なんだっていう自覚がある。
ま、できて当然なんですけど。

というわけで、明日から夏休みが始まります。
ということは、夏期講習も始まるのですよ。
例によって稽古場の隣りの大講義室が使用されるので、
15:15までは音出し禁止です。

ちょっと不自由ですが、贅沢は言いません。
がんばっていきまっしょい!


2016年7月5日火曜日

劇団ERAの工具事情

劇団ERAの場合、それほど人数も多くありませんので、裏方専門のスタッフは置いていません。
たとえ裏方志望の新人が来ても、一度は必ず舞台に立ってもらいます。
役者の気持ちを理解できない者に、スタッフは務まらないと考えているからです。

それとは別の理由で、舞台装置を作るのも役者です。
これは単純に、全員で作った方が効率がいい。完成が早い。
しかも、装置の建て込みも速くなる。

そこで必要になるのが、手工具類ですね。
生徒会から借りてくるのも結構ですが、ここはひとつマイ工具をそろえましょう。
個人持ちの道具なら、しっかりとメンテナンスも行き届きます。
いちいち返却にいくのも面倒ですしね。
まずは、基本中の基本です。作業中のケガを防ぐためにも、手の保護を。
軍手という選択肢もありますが、オススメは豚革の手袋。
この手袋の良いところは、灯体を触っても熱くない!綱元を操作しても綱のささくれが刺さらない!
というところですね。

さて、舞台装置の素材はおもに木材です。だから切れ味のよい「のこぎり」が必要です。
ホームセンターに行くといろんな種類が並んでいて目移りしますが、ウチで推奨しているのは、折り込み鋸です。
持ち運びに便利とか、そういう理由ではありません。歯が剥き出しだと危ないからです。

舞台では長さを表すのに「尺」を使います。だから「尺目盛」が付いているメジャーを使います。
尺や寸の感覚を身につけておかないと、舞台ではなにかと不便ですよ。
ちなみに、稽古場の床のタイルは、一片が一尺になっています。

装置を精密に作ることが、安全につながります。正確に直角を出すために使うのが曲尺です。
床に置いてはいけませんよ。うっかり踏んだりしたら、直角が狂ってしまいます。

釘を打つための道具が、通称「なぐり」です。ただの金槌じゃありません。
舞台用に開発された専用工具です(たぶん)。
結構アタマが重いので、2寸釘でも簡単に打ち込めます。
叩く側の反対には、簡易な釘抜きが付いていますよ。
実際に釘を抜く時には小ガチを使いましょう。

ネジを使うこともあります。軸の径が太い(大きい)と小さい力で楽に回すことができます。
ネジ山が潰れてしまったらプライヤーで回しましょう。

これらを収納するためにガチ袋。こちらはお好みでお使いください。
装置を作る時には使いません。道具箱を置いて作業ができる場合には登場しません。
ガチ袋を腰に装着するためのベルト。

どうですか、一式。花嫁道具にも最適。
期末考査が終わったら、松陵祭に向けての装置作りが始まります。
がんばっていきまっしょい!

2016年6月25日土曜日

いくぜ、げきサマ。

期末考査一週間前になってしまいました。
しばらく活動はおあずけです。

だからというわけではありませんが、
今日はこの夏の告知をいたします。

今年もやります『げきサマ2016』
劇団ERAがホスト役を務めます「国語表現」の授業公開です。
本校受験を考えている中学生のみなさん!いっしょに遊んでみませんか?
どんなことをやるかって?
興味があるならどうぞこちらへ!

実施日は、8月2日(火)と6日(土)です。
両日ともに同じ内容ですので、ご都合のよい日にお越しください。
ご参加いただくには、予約が必要となります。
詳細は、二松学舎柏高校HPをごらんください。
www.nishogakusha-kashiwa.ed.jp

2016年6月20日月曜日

ジェット来店!

稽古場の隣りは大講義室です。
この教室で7校時の授業が毎日行われているため、
時間が来るまで発声練習はおあずけです。
それまでじっくりストレッチで身体をほぐしていきます。

17:00ごろ、ようやく発声練習が終わるころ、
ジェットが遊びに来てくれました。
(自分の劇団の稽古を休んでわざわざ来てくれたんです)

きょうのエチュード
1.公園の彫刻
   お題・・・「森」「ビーチ」「ストロング」「くろいろ」
2.ステイタス
   お題・・・「パチンコ屋」「場外馬券場」

どんなお題を振られても、
知らないわからないじゃダメなんです。
とにかくやってみる。やってみて失敗する。
それこそが芸の肥やしになるんです。

やっぱり劇団の先輩がお見えになると、
稽古場の雰囲気が断然違いますね。
たとえて言うなら、
ウルトラマンAのピンチにセブンが駆け付けるみたいな。
ちょっとしたお祭りです。

2016年6月6日月曜日

茶話会は重苦しく

今日は先週終了した春季発表会の反省会です。
私たちはこの反省会を「茶話会」(さわかい)と呼んでいます。
稽古場に机を並べて、お茶しながら反省会をします。

茶話会とは、goo辞書によれば、
茶を飲んだり菓子を食べたりしながら談話を楽しむ、肩のこらない集まり』だそうです。

劇団を旗揚げした当時は、各自でお菓子を持ち寄っていましたが、
いつの頃からか、公演のたびにさし入れのお菓子をいただくようになり、
(保護者のみなさま、卒業生の先輩、応援してくださる先生方、ありがとうございます!)
おいしくいただきながら反省会をしております。

とはいえ、そこは一応反省会ですから、
談話を楽しむ、というわけにはいきません。反省すれば肩もこります。
しかし、後悔はしない、反省はする、愚直に前向き!!!!
ウジウジしてても仕方ありません。
ダメ出しは明日へのガソリンです。

ちなみにこの茶話会で3年生は引退。
幹部交代を行いまして、
部長のミントがそのままチーフに就任。
副部長のシフォンが部長に昇格。
ノエルとステがそれぞれ副部長になりました。

2016年6月4日土曜日

6/4(土)春大2日目!

平成28年度千葉県高校演劇第4地区春季発表会の2日目です。

今日は司会と進行の仕事があります。
さすがに土曜日です。客席も混み合ってきました。

本日の上演
5.我孫子東高校
6.柏南高校
7.柏陵高校
8.日体大柏高校


大きな事故もなく、ほぼスケジュール通りに8校すべての上演が終了。
顧問の先生方が別室で審査しているあいだに舞台上は表彰式の準備です。

劇団ERAは新人賞と演技賞をいただきました。
劇団全体としては創作脚本賞をいただきました。

※惜しくも受賞はなりませんでしたが、音響にも票が入りましたよ。

ご観覧いただいた皆さまへ、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも応援よろしくお願い申し上げます。

さて、あさって月曜日は茶話会です。
どんな結果であれ、反省のないところに進歩はありません。
成長のチャンスをみすみす逃すような真似はしたくないですね。

まずはお疲れさまでした。今日はゆっくり羽根を休めてください。
来週も、がんばっていきまっしょい!



2016年6月3日金曜日

6/3(金)春大本番!

『パスワードはゼロ』

本日、平成28年度千葉県高校演劇第4地区春季発表会が開幕しました。

劇団ERAの出番は2校目。午前11:00からの上演です。
9:15の開会式に参加したら、すぐに楽屋入りです。

本日の上演
1.沼南高柳高校
2.二松学舎柏高校
3.我孫子高校
4.麗澤高校

今大会のチラシも3種類ご用意してあります。

沼高さんの上演中、やはり音響のトラブルがありました。

定刻より早く沼高さんがハネたので、慌てて舞台へ。
タッパ3尺のサブロク高台と、三段の階段、それからいつものベンチ2台が今回の装置です。
これらが顧問の自家用車に納まってしまうのだから、魔法のようです。
※ちなみに高台は7つのパーツに分解可能です。旅公演できます。

2サスの7番コンセントにCSQを一灯だけ追加します。
社長登場のシーンにちょこっとだけ使います。

なんやかんやで開演。
のど自慢大会の熱唱への拍手、ありがとうございました。
ねらった通りに笑いをいただき、ありがとうございました。
ちょっとしたミスはあったものの、なんとか幕を下ろすことができたようです。
そのへんはいずれ月曜日の茶話会で・・・。

ぱふぃが目を瞑っちゃった!


今度はモカ!
好天にも恵まれ、平日にも関わらず、多くの方にご来場いただくことができました。
とりわけ保護者の皆さまにはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

他校の生徒さんが「こういう作品を演りたいんです」と言ってくれたそうですよ。
いわゆる高校演劇はこっぱずかしくってね。さぶいぼやわあ。
「教育的な演劇」なんて、形容矛盾ですからね。

言い忘れてました。
劇団ERAの作品は、「漫画原作の舞台化」、というイメージで創作しております。

さてさて、明日も他校の発表が続きます。
劇団ERAには司会・進行の仕事がありますよ。がんばっていきまっしょい!


2016年5月31日火曜日

リハーサル

今日はとうとうリハーサルの日。
2時間目まで学校で授業を受けてから、いざ出陣!
湖北地区公民館へ向かいます。

ここまでただの一度も通しができていません。

通常ウチのリハーサルはテクニカル(照明と音響&きっかけ合わせ)重視で行います。
が、今回に限っては事情が異なります。
なんとか通し稽古をしたい。劇団員の思いは切々としておりました。

・・・現地にて日体大柏の林先生から、1時間圧しを知らされます。
聞けば共通仕込みの時点における音響トラブル。

ここまではまぁ、よくある話。織り込み済みの事態です。

しかし、今日のイレギュラーは、ウチのリハ終わりに「照明音響講習会」が組まれていること。
4/27に学校行事などの都合で参加できなかった学校が、この日に集まるのです。
つまり私たちは、1時間早くリハを切り上げ、
照明音響講習会をこなし(二松柏が講師を務めます)、
講習会後に仕切り直しで、リハの残り1時間を行うことになるわけです。

これは痛いですね。途中に講習会が挟まることでこちらの都合が通らない。
おまけに定刻になっても講習会に参加する学校が揃わない。
そんなバカなことがありますか。

実質、3時間もなかったんじゃないかな。
普通に行けば3時間半は与えられていたんだけどね。
もちろん1度も通せませんでした。
本番どうなっちゃうの?

やるしかない。やりますけどね。
どんな状況に追い込まれても、平気な顔をしてやってのけるのがかっこいいと思ってますんで。
がんばっていきまっしょい!

2016年5月27日金曜日

照明音響講習会

われらが第4地区のホームグラウンドともいうべき湖北地区公民館。
今日はそのホールをお借りして、照明音響講習会です。

ホールを使ったイベントでは、照明や音響専門のスタッフさんをお願いすることになります。
機器類の操作には確かな知識と豊富な経験が必要ですからね。
常駐のスタッフさんがそのホールにいなければ、別途お願いをして来てもらうしかありません。
高校演劇の発表会を催すなら、綿密な事前の打ち合わせが各校ごとに必要になります。

ところがここのホールでは、これらの操作をなんと、高校生がやらせてもらえるんです。
もちろんこれは会館の方のご厚意によるもので、通常はあり得ない話です。
条件は、春大の前に年1回、照明音響講習会を開催すること。
目的は、舞台の安全についての心構えを、高校生に持ってもらうことです。

せっかく演劇を志すなら、照明や音響のオペも自分たちでやりたいですよね。
仕込みも、できればマスターしたいじゃないですか。
手引きの綱元で、サスバトンを昇降させてみたいじゃないですか。
スタッフワークまで含めて、はじめて総合芸術ですもんね。

講習会が終わってから、学校に戻って稽古です。
以前にも書きましたが、今回の芝居には台本はありません。
役者の腹の底から出て来たコトバだけが頼りです。
まだセリフが固定していないところもありますが、
おおまかな流れは出来つつあります。

あと一週間。時間との勝負になってきました。
明日も、がんばっていきまっしょい!



2016年5月25日水曜日

女神降臨!満を持して

ちょっとアップにしすぎました
稽古がようやっと動きだしました。
少しずつではありますが、
混沌の中から次第に「物語の形」が立ちあがってきました。
流れを整理したらすぐに場面の作り込みです。

そんなさなか、今日はぼんが遊びに来てくれました。
(写真の手前側の人物が彼女です。奥は照明スタッフの2人)
先日、悲願だったCDデビューを果たしたそうで、
今日はその告知も兼ねての降臨です。

ぼんは何年か前に部長を務めた劇人です。
昨年度秋の『REVANCHE!!』にも来場してくれました。
初演でマリリンを演じたのがこのぼんです。
現在は保母さんとアイドル活動で多忙な日々を送っているそうな。

さてさて・・・
今回の芝居を造形しながら思うことがあります。
毎度毎度、台本を創作しているくせに、こういうこと言うのもなんですけどね。
やっぱり台本なんてものは、所詮「設計図」に過ぎないのだな。
戯曲の時代は終わった、舞台に必要なのは、ぱりっと揃った役者体(でしたっけ?)なのだ。
と、いうことを実感しています。
台本が、文字通り「本」(つまりは紙媒体)の形で存在していると、
どうしてもそれが「聖典」になってしまいがち。
役者は一言一句それを憶えようとし、そこに多くの時間が割かれることになる。
結果としてできあがるのは、台本に縛られた、非常に窮屈な役者の芝居です。
だからやはり、創作の過程でどんな経路を辿るにせよ、
最終的にはテキストから離れることが大切なんですね。

明日は体育祭のリハーサル。晴れるといいですね。
それでは、がんばっていきまっしょい!

2016年5月21日土曜日

活動再開!

中間考査も本日が最終日。午後から活動再開です。

が、しかし。
緊急事態です。

春大の開催がただでさえ早まっているうえに、
1年生の動きが鈍かったため、台本が完成していません。
いや、構想はあるんですがね。
辛うじて今回決定しているのはタイトルだけ。
『パスワードはゼロ』。

劇団ERAの創作脚本は、いつだってアテ書きです。
新人さんたちのポテンシャルを見極めないうちに、考査期間に突入したのは痛恨でした。

で、時間のない中で思い切っての賭けに出ます。
口立てという手法を用いて、芝居を完成させます。

うまくいく保証はありません。
しかし、やるしかありません。

今日からは日曜返上でノンストップです。
春大まで、がんばっていきまっしょい!

2016年5月5日木曜日

子どもの日ですが

世はまさに大型連休ですね。
ご家族でお出掛けの機会も多いと思います。

そんな折、フと訪れた店の有線放送から、
聴きなれた曲が突如として流れてきた、なんて経験ありませんか。
あれ、このイントロ?といった感じで耳がひょっと奪われてしまう。
それも絶妙にマイナーな曲だったりするといけません。
現実の中にあって現実に引き戻される、とでもいいますか。

これと似たようなことがお芝居の最中にも起こり得ます。

演劇では、その場の状況や人物の心情などに合わせて曲をかけます。
これをミュージック・エフェクト(ME)などといいます。
このMEの選曲には、本当に気を遣います。

たとえば、
誰もが知っているお馴染みの曲には、お客さまそれぞれの印象がすでにあって、
いやな言い方ですが、手垢がついていて使いづらい。
よほど特殊な場合でなければ採用されることはまずありません。
(あくまで劇団ERAの場合です)

BGM:Team Syachihoko 「Chérie!」

2016年5月1日日曜日

創作の方法②

われわれが台本を創作するうえでの基本的な考え。
特にセリフの作り方について常に心掛けていること。
それは・・・『人間は本当のことを言わない。人間はウソをつくものだ』
ということです。

現実の生活で誰かに本音を話すなんてことありますか?
そう、そんな機会はそう滅多にありませんよね。
いや、もともと自分の本音がどこにあるのか、
当の本人にだってよくわかってなかったり。

人間が発するすべての言葉は、必ずどこかねじれている。
本人が「これが僕の本心だ!」と勢い込んでみても、
言葉にはおのずと限界というものがございますしね。
どんなに近似値を探ろうとも、自分の本心を言い表す「これだ」という言葉には
なかなか出逢えるもんじゃありません。

決して直球ストレートは投げられない。
どうしてもナチュラルにカーブがかかってしまう。
言葉はさらに、それを受け取る人間によりさらにねじ曲げられる。
バイアスがかかった解釈が、誤解を孕んだ次の言葉を生む。

劇団ERAの芝居のセリフは、そんな現実に合わせて作ってあります。

でもって、そんなふうに仕組まれた台本を、あーだこーだするのです。
役者はその瞬間の状況に合わせて登場人物の真意を計算します。
セリフの表面には露出してこないものを透視します。

即興性を重視する考え方も存在しますが、われわれはその神話は信じない。
神経を研ぎ澄まして役が憑依するのを待つ、というのはやはり無理がある。
少なくともお客さまに「ご覧いただく」という立場の人間がすることじゃないと考えるのです。


2016年4月23日土曜日

新歓公演 千秋楽!


新入生歓迎公演『もしエテ』千秋楽でした。
まずはいつもの前説太郎。
ミントグリーン、お疲れさま。
オレンジ色バージョンのご紹介
そして開演。

まじめなケイ

お気楽なユリ
そして鬼教官

主演のシフォン、ノエル、シャディ。お疲れさまでした。
特にノエルは「3年生を送る会」以来、
もう2ヶ月も主役を張っていたわけです。
カラダでおしえて、あ・げ・る♡

エア柔道の剛田平八郎
柔道部は練習が厳しすぎて、部員がみんな辞めてったという設定。

傷口を拡げないで~

居合抜き愛好会・沖田総美

律子と節子は絢香の『にじいろ』を披露
『もしエテ』新歓バージョンには、柔道部、居合抜き愛好会、アカペラ同好会が登場します。
ケイとユリはダンスを披露します。要するに、パフォーマンス合戦です。

これには、お客様に「演劇の可能性」をアピールするという意図があります。
「演劇」って、どんな要素も貪欲に入れ込んでいける可能性を持ってるんです。

合唱部があるのにそれを差し置いて他の部が合唱してしまうようなのは仁義を欠きますよね。
だから、本校には現在のところ存在しない団体の登場、ということになるのです。


♪うさぎ追ぉ~いし
♪かの川ぁ~

お客様にも踊ってもらいます
新歓バージョンでは、「3年生を送る会」の反省を踏まえ、お客様にも踊ってもらえるように工夫しました。(強制的に踊らされてる?)
『さんぽ』は、ほぼ手話歌です。幼稚園などでもやりますよね。
『ふるさと』のほうは、手話歌をもとにしながらも、オーバーアクションで踊ります。
途中から鬼教官のレクチャーも曖昧になり・・・。

パパイヤ・キャロリン・エアロが来てくれてます。
う~ん、どうせならちゃんと踊ってくれよ。

スペアキーがなぜか手元に・・・


ふ~る~さぁ~とぉ~(泣)

公演が終わったあと、1年生のあだ名が決定しました。
ぱふぃ・モカ・ダース・ハース・ぺが・ぷらむの6人です。

ではでは、来週もがんばっていきまっしょい!