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2018年9月1日土曜日

始業式です

劇団ERAの航空母艦である、
二松學舍柏高校では今日が始業式でした。
校長先生が講話の中で、
この夏のできごと(?)的に、
長野県東御市祢津東町歌舞伎舞台にての公演と、
かしわンダーパレードの件を紹介してくださいました。

校長先生!ご注目いただきありがとうございます。
表彰・登壇こそありませんでしたが、
劇団員一同、励みになりますッ。

始業式終了後、そのまま体育館にて、
大学から夏目漱石先生をお招きしての
講演会がありました。

アンドロイドなんですが。。。。
『坊つちやん』の一節を朗読してくれました。
機械が話す言葉って、ぎくしゃくしたイメージですが、
漱石先生は実になめらかにおしゃべりします。
ゴイスーです。

見た目は写真やらデスマスクやら、
残された資料を元に立体化しているようですが、
声については音源があるわけでなし、
お孫さんにあたる夏目房之介先生の声を
サンプリングして造っているそうです。
夏目房之介先生といえばですね、
『マンガの読み方』や、
『マンガはなぜ面白いのか』で、
マンガにも文法があることを教えられました。
未読の方にはぜひおススメです。

講演が終わったところで、
定石どおり拍手が起こるんですが、
?????・・・・エッ?
まぁ普通の感覚では「おはなしありがとうございました」という意味ですよね。
「わざわざ遠いところをお越しいただき、
また私どものために貴重なお話をいただきまして、
ありがとうございました」というね。
でも、この場合はその対象があやふやじゃないですか?
誰に対しての拍手だったんだろう。
あるいは何に対しての。
極めて演劇的ですね。
演劇とは何かということを考える時の、
ひとつのヒントになるような気がするんです。
劇団員のみなさん!
無自覚に拍手してちゃいかんよ。

2017年12月29日金曜日

自分たちの文化は

他人の創作した作品(世の中ほとんどそうだけど)を享受する側のあり方は様々あっていい。これを一元化しようとする行為はファシズムだと言える。だから強制的に特定の作品を押し付けられることには直感的に違和を覚える。理由をすぐには言葉にすることができなかったけれど。夏休みの課題図書なんて大ッ嫌いだったっけ。他人の手垢がべっとり付いたいわゆる名作なんて呼ばれてる文学作品なんてお呼びじゃなかった。その感覚は劇団ERAが創作脚本しか演らない理由と根幹の部分で繋がっているように思える。

どんな作品にも作者の思想なり主張なり思い入れといったものが籠められている。もちろん創作の経緯や作者を取り巻く事情なんか知らなくても、その作品を純粋に楽しめば良いのだろう。そしてそれが普通のことなのだろう。しかし生理的に嫌悪を感じるのだ。これはハロウィンが日本で流行してしまったことに眉を顰めるのと同じ理屈だ。ハロウィンの故事来歴など関係ない表面だけのマネっこバカ騒ぎに首を傾げる人は多いんじゃないか。ちびっこのど自慢という企画が昔あったが、歌の心を解ろうはずもない年端も行かぬ子どもが演歌を歌うのもそれに似ている。その子どもの後ろに親の影がチラついて見えることも大人のエゴが透けて見えてきて吐き気がする。
作者の思いなどお構いなしに上っ面だけなぞって事足れりとする。あまつさえそれを自分たちの文化でございと言って涼しい顔をしている。誰かに押し付けられたものなのにそいつを後生大事にしている。それが我慢できない。

教育の力の恐ろしさはそれが上っ面の文化であるにも関わらず教師という権威から発信されると正義として罷り通ってしまうことだ。盲目的に信じ込まされてしまうことだ。教師たちが先導すれば子どもというものは疑問に感じることなく唄わされ踊らされ刷り込まれてしまう。唄い踊る純粋な子どもたちは見ていて哀れでしかない。
すべて嘘っぱちであることを承知の上でそれを一緒に楽しんでしまうことができたならこんなにしんどくないのだろう。そういったことを感じなければきっと幸福なんだろう。でもダメなんである。生理的にムリなんである。どうせなにかやるなら自分たちなりにアレンジして少しでも自分たちの色を重ねていかなければ、ただの劣化コピーで終わってしまうじゃないか。だってどんなものでもオリジナルに敵うわけがないから。そういうことに対して恐怖を感じるのだ。コピーにコピーを重ねたらどんどん画像が不鮮明になっていくだけだ。

そういった事態を逃れるための対抗策は、ただ心を空しくしてオリジナルを思い出すことしかないのではないか。そしてそういう世の中の仕組みに対して少しは疑問の眼を向けてみることなんじゃないか。演劇を志す者であるならなおさらそういうことにはもっと自覚的になっていいんじゃないかなって思う。

BGM:Harumi Miyako『Oyako Sandai Chibawodori』

2017年12月26日火曜日

小ネタ抜き!

朝から好天に恵まれ Half Time Festival 本番です。
会場は4地区のホームグラウンド、我孫子市湖北地区公民館です。
25年前の開館当時からお世話になっております。

昼食の時間に楽屋入りします。楽屋は第3学習室です。
衣装とメイクをします。急がないと麗澤の開幕に間に合わんで。


本番前の緊張感とは無縁のえびお姉さん。めっさおいしそうですが。

なんやかんやで本番。
午前中にJ:COMが取材に入ってました。
ウチの芝居を見ないで帰っちゃっていいのかなあ~?
カラフルさならウチが一番なのにぃ~?

今回のイベントに集結したお姉さまがた。
ちなみにお兄さまのパパイヤは最後までいられなかった模様。

今年の春に卒業した4名。
左より、ミント、リンス、シャディ、グリーン。
ミントは今回の芝居で重要な役を演じました。

左から、えび、エアロ、ジェット。
えびとエアロも重要な役を演じました。

左より、ノエル、シフォン、ステ。
シフォンは第2エピソードの主役でした。

5期にわたる劇団員の全員集合です。
この結集力をERAの強みに変えたいですね。

2017年12月22日金曜日

終業式からのぉ~

第7回Half Time Festivalも間近に迫って参りました。
劇団ERAは『Live,Time,Dive!』を上演いたします。
もちろん今回も創作脚本です。
おっと、もともと創作作品の演劇祭でしたね。
「生命、時間、飛び込む」という物語です。

さて、さて。
きょうは終業式でした。
演劇部はこの2学期、秋季地区発表会で賞状をいただいております。
モカ、レンジ、こまちの3人が登壇して、
音響効果賞、創作脚本賞、審査員特別賞の3賞を、
副校長先生から改めて伝達してもらいました。

シフォンも作文コンクールで優秀賞に輝きまして、
同様に登壇いたしました。
演劇の賞じゃないデスケド、、、。

さぁ今日はリハーサルです。
急いで湖北地区公民館に向かいましょう!

クリスマスツリーがロビーで出迎えてくれました。

柏の葉と沼南高柳のリハを見学します。

柏の葉の植竹先生に突っ込まれるえび。
「出るの?」「出ます!」「うぇえ~」
こう見えてえびは成人式ですから。

やっぱり現場に来ないとわからんもんです。
直径5mの敷物が意外と使えそうです。
辛うじて生きてます。
真ん中の白布がもっと干渉しちゃうかと思ってたんですが。
これならアクティングエリアがちゃんと取れそうです。
しかし写真で見るとまるで「鯨幕」ですねぇ。

今回は歌舞伎の演出を用います。
下座音楽を使います。
2種類の太鼓と拍子木を演奏します。

そして今回の演劇実験は、なんと『小ネタ』を封印します。
笑うところはないはずです。真面目に物語ります。
さ~て、来週の火曜日が本番ですッ。
あしたもがんばっていきまっしょい!

2017年12月17日日曜日

全員集合!

期末考査もようやく無事に終わりました。
12月12日(火)に、東武野田線で車両故障がありまして、
余波で日程が一日ズレましたが……。
テスト最終日から稽古再開しております。
で、今日は日曜日ということで、
お姉さま組のシフォン、ミント、えび、エアロを含めた
キャスト全員揃っての稽古です。

ところで、
最近知ったのですが、休日って18:30完全下校なんですって!
これまで平日と同じように19:00のつもりでいました。
21:00まで稽古したことも……ナイショですけど
時間が短いぶん集中しなければなりません。

いつもは各自でやるストレッチ&発声も、
今日はみんなで曲に合わせてやります。
その後、さっそく台本を持っての立ち稽古です。
お姉さま方と初めて合わせる場面もたくさんありました。
現役当時と比べて少しも衰えてませんね!さすが!

次に全員集合できるのは20日(水)になりそうです。
考えてみたら本番まであと9日しかないんですね。
芝居は仕上がるのか?劇人たち。
あしたもがんばっていきまっしょい!

2017年12月8日金曜日

出の順が決まりました

HTFのリハーサル順と本番の番組が決定しました。
年末のしかも平日ということで集客に不安があります。
こぞって観に来ていただけると幸いです!

リハーサル(1校90分)
12月22日(金)
    麗澤  0900~1300(仕込み含む)
    柏南  1300~1430
    柏の葉 1430~1600
    沼南高柳1600~1730
    二松柏 1730~1900
12月23日(土)
    我孫子東0900~1030
    芝柏  1030~1200
    我孫子 1200~1330
    柏陵  1330~1500
    日体大柏1500~1630

本番
12月26日(火)
○集合・顧問打合せ0900
○仕込み  0900~1030
○開会式  1020~1030
【第1ピリオド】
    柏の葉 1030~1100
    我孫子東1100~1130
【第2ピリオド】
    芝柏  1140~1210
    我孫子 1210~1240
【第3ピリオド】
    麗澤  1325~1355
    柏南  1355~1425
【第4ピリオド】
    沼南高柳1435~1505
    二松柏 1505~1535
【第5ピリオド】
    柏陵  1545~1615
    日体大柏1615~1645

○閉会式  1645~

台本はアガりましたが、タイトルがまだです。
おもいきり内容に寄せていくか?
意味不明瞭なあたりを探るか?

2017年12月3日日曜日

下座音楽

HTFのための台本が完成しました。
今回は笑いの要素を極力排除してあります。
これって劇団ERAにとっては挑戦なんですョ。
普段はおちゃらけて細かく笑いを取ろうとするのですが。
いつになく真面目モードなんです。

理由の一つは「音響効果が使えない」ところにあると思います。
通常は登場人物の心情説明として音楽を使ったりしています。
音楽は場面の意味を雄弁にものがたってくれます。
それがないとなると役者の芝居に頼るしかありません。
芝居をしっかり見せたいモードにならざるを得ません。

効果音についてはお得意の生演奏を使います。
中太鼓、パーランクー、拍子木を使います。
パーランクーってエイサーで使う薄い太鼓です。
これらの打楽器でトラックの走行音を表現します。
歌舞伎の下座音楽ですね。

さて、今回の公演には卒業生が3人出ます。
きょうの稽古にはエアロとミントが参加してくれました。
受験が終わったシフォンも戻ってきてます。

後ろの壁に貼ってある緑の養生テープは幅1メートルです。
間隔は1.5メートルにしてあります。
今回の舞台装置である白布を表しています。
床にも直径5メートルの円が養生テープで描いてあります。

歴代の部長による即興芝居。
まぁやらせですな。

エビハヤクコイミナマツ。
あすから期末テスト1週間前ということで、
稽古はしばらくお休みになります。
活動再開は14日(木)です。
成績不振で呼び出されたりしないように!
がんばっていきまっしょい!

2017年10月23日月曜日

音響なんだよ

音響ナシでもできるプラン。
いや、一歩進んで音響ナシを逆手に取るプラン。
そればかりを考えて過ごしております。

次回HTF公演まであと2ヶ月です。
一瞬でも早く稽古に入りたいトコロです。
だのにぃ~なぁぜぇ~、 ※「若者たち」
劇団員がここにきてまさかの体調不良続出。
気ィ抜いてんじゃねぇぞおらぁ。
ウチの台本は全員が揃わないと創作できないんです。
与えられた状況の中で人がどう変化するか。
人と人との組み合わせでどのような反応が起こるか。
化学実験を積み重ねることで完成するんです。
ただでさえ来月初には2年生の修学旅行があります。
そして12月の月初には期末考査ですよ。
ハヤクナオセ ケイコニデヨ ハハ
あと何回、稽古できると思ってるの?

一般公開している以上、初めて演劇を見るお客様がいる可能性だってある。
その人に「演劇ってつまんない」と思われたらイケナイと思うんですよ。
ここが踏ん張りどころです。
「え、演劇ってこんなオモロイの?」
と言わせたい。言ってもらいたい。言わせなかったら負けなんです。
「え、これがアイスなん?ケーキちゃうん?」
というこれですよ。
演劇の可能性を自由に拡げることができるのは今や高校演劇しかない。
商売でやってる(やらされてる)連中にはマネできない。

目には目を歯には歯を。木を隠すには森。
ミネルヴァの梟は黄昏に飛ぶ。
がんばっていきまっしょい!

2016年9月25日日曜日

かしわンダーランド2016・2日目

松陵祭2日目の様子を報告します。
本日も予定通りに11:00開場、11:15開演です。
31名のお客さまに、ご来場いただきました。
柏東高校に放送部あり!
部長・宮原咲希の奮闘記です。

恵麻を説得する咲希。
なんとかここ数日で、60分を切れるようになってきました。
アンケートの感想については、稿を改めて掲載していきます。

登場人物の全員が、なんらかの挫折を抱えています。
他人の痛みがわかるからこそ、人は優しくなれるのです。

芝居がハネたあと、大急ぎで衣装を着替えます。
メイクも直して、中庭ステージに集合。
エイサーを踊ります。
まずは『ミルクムナリ』
天候にも恵まれ、たくさんのお客さまの前で踊ることができました。
中庭の出店に並ぶ人は、イヤでも見てしまいますよね。
きょうの来場者数は1,800名を超えたそうです。
夏休みからずっと練習してきた『ミルクムナリ』を踊るのは、この座組みでは最後です。
シフォンのMCが入ります。
『今年は熊本で大きな地震が起きています。
5年前には東日本大震災と、それに続く福島第一原発の事故が起きました。
私たちは、千葉県の高校生ができることとして、エイサーを選びました。
全国的に、復興支援の一環としてエイサーを踊ることが広まっています。』

2曲目は『島人ぬ宝』を踊りました。
レンジとモカが中心になって、振り付けを創作しました。
『島人ぬ宝』です。(エアロ画像ありがとう)

踊り終わって感極まったのか、ステージから降りたあと泣き出す団員アリ。
そのぐらいみずみずしい感性がなきゃ、芝居で観客の魂を揺さぶることなんかできませんよね。

さて、あすは後片付けですが、劇団ERAの『かしわンダーランド2016』は、まだまだ終わりません。
がんばっていきまっしょい!

2016年9月24日土曜日

かしわンダーランド2016


松陵祭 1日目の様子をお知らせします。
今回の前説太郎は、ぱふぃです。
開演しました。
今回の来場者数は35名。ここ数年、校内公演でもこの数字を稼げるようになりました。
でも、ヨソに比べてどうなんでしょう。まだまだ少ないんでしょうか?
普通教室の収容人数からしたら、このあたりが限界なんです。
もう少し大きいハコがあればいいんですけれどね。

ここまでが「実」の世界。
ここからは「虚」の世界。
今回の芝居は『虚実皮膜』。いわゆる「偏差値高い系」の演劇です(ホンマかいな)。
いままでの劇団ERAの芝居を知る人は、きっと驚いてくださると思います。
舞台は高校で、しかも主人公は部活の悩みを抱えています。
高校演劇にありがちな題材を、あえて採り上げてみました。
カラフルな傘でパフォーマンス。






















放送部の話なんです。
実は、物語序盤にもかかわらず、デジカメがまさかの電池残量不足、画像はここまで。
なんやかんやありましたが、無事にカーテンコールを迎えることができました。

12:40からは中庭ステージで、エイサーを舞いました。
雨が心配されましたけれど、幸運なことにギリギリ踊りきることができました。
(その後の中庭ステージ発表は、雨天のため中止です)
やはり、人々の耳目を引くのは、「音の出るもの」と「動くもの」ですな。
エイサー踊りには、パーランク―(太鼓)を使っています。

卒アル写真の撮影をするはずでした。現役の連中と顧問はすっかり忘れていました。

あしたも今日と同じスケジュールです。
演習室③の開場は11:00。上演は11:15から12:15の1時間です。
その後、中庭ステージでエイサー踊りを、12:40から。

がんばっていきまっしょい!

2016年9月5日月曜日

呼吸を盗む

セリフを憶えてきて、ただ発話するだけ。
順番どおりに、用意してきたとおりに言うだけ。
それではお芝居にならないですよね。

まず、相手を(つまり共演者を)意識することが大切です。
独り善がりの芝居は、観客が物語世界へ没入するには邪魔なものです。

同じ板に立つ共演者との横のつながりを意識すること。
つまり、役者の息が合わなければ芝居は成立しません。
役者だけでなく、カンパニー全体の相互信頼が感じられなければダメだと思うのです。
だから、圧倒的な稽古時間が必要なんです。
一緒に過ごす時間は、長ければ長いほどいい。

ウチが劇団を名乗る理由は、そこにあるのかも知れません。
引退しても卒業しても、退団さえしなければ、いつまでも劇団員です。家族です。
終身です。永年団員です。劇団費は無料です。

そうやって仮想現実世界を板の上に創りだしたら、
観客を物語世界にいざなうために、「呼吸を盗む」ことをします。

役者は芝居の中で意図的にはっきりとした呼吸をして見せます。
観客にも息をピッタリ合わせてもらうためです。
役者は素の自分の息を見せてはいけません。見せていいのは役の人物の息のみです。
『本日は快晴なりっ!』の中で、主人公のひとりである恵麻が「楽息楽読み」を説明するくだりがあります。
自分勝手な呼吸(間合い)で原稿を読むだけでは、聴く人には伝わらない。
アナウンスを志す高校生たちの話ですが、演劇にも通ずる話をたくさん盛り込んであります。

自分たちの創作なのに、自分たちの芝居の拙さをかえって浮き彫りにしてしまう。
気付いてみたらそんな怖ろしい台本になっていました。

たっくさん稽古しましょう。一分でも、一秒でも。
明日もがんばっていきまっしょい!

2016年4月17日日曜日

劇団ERAが志向する芝居論

泣いている赤ちゃんの興味を惹くために
某写真スタジオのスタッフさんはカメラの横で
手にした玩具を小刻みに動かします
音の出る玩具だとなおいいようです

人間は本能的に
動きのあるものと音の出るものに
注目してしまうのです

これってお芝居にも通じる考え方だと思います

台本に書かれたセリフがどれだけすぐれていても
そのセリフを発するのはやはり役者さんです
立ち姿や動きがきれいでなかったり
声が小さくてセリフが聞き取れなかったりすると
お客様の集中はそれだけで途切れたりする

劇団ERAの発声練習は個人でやります
全員で発声練習することによるデメリットを避けたいから
もちろんメリットも承知のうえですよ
音楽の先生がやるような発声方法も採用していません

この時期、まだまだヒヨッコの1年生です
2,3年生は1年生に芝居の「いろは」を教えていかなければなりません
もっとも、そういう先輩だって「にほへ」がようやくわかってきたトコですけどね

われわれの稽古の目的、その根本にあるもの
それはすべてのお客様にご満足いただくことです
それでは明日も、がんばっていきまっしょい!