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2021年3月31日水曜日

なんでもかんでも説明すりゃいいってもんじゃないよね

弊社の『でぃすたんす』は、

ぜんぜん「動く」じゃなかったっすね。

かしわンのテーマはガン無視でしたね。

平和のほうに軸足を置いちゃいましたから。

前日に開催された柏市のイベントのほうに、

まぁ寄せちゃったんですね。


いいわけしていいわけないだろーけど、

孵化する前のひよこちゃんが殻の中で蠢くみたいな。

そういう意味でなら「動く」でしたけど、

それじゃあ物語のテーマじゃないんでね。

なんだか4地区として「動く」になった感じですか?


じゃあお前らは「平和」を描ききったのか、

と、問われると雀の卵ほどの自信もないのですが。


橋田壽賀子さんのことは崇敬しておりますが、

「家事をしながらでも耳で話を追えるように」

という工夫が凝らされた長ぜリフは、弊社では禁じ手とされております。

やっぱりテレビと舞台の違いですね。

セリフでの説明に落とし込まない。

状況を表したいならキャラの行動で。


弊社の伝統というか、ヘンなこだわりなんですが、

「平和」がテーマだったら、

「平和」というワードを使いたくないんすよね。

なんでもかんでも説明することが ださい と思っていまして。

まぁ世の中的には流行ってるっていうかそうなってるっていうか、

説明過剰がデフォルトになっちゃってますよね~。

語られない部分を楽しむ人が少なくなってきてる。

それは良くないことなのではないかと。

なんか庵野さんも似たようなことを言ってましたね。


*************************

橋田壽賀子先生におかれましては、

2021年4月4日、急性リンパ腫のため静岡県熱海市のご自宅で逝去されました。

生前の功績を讃えますとともに、冥福をお祈り申し上げます。

2021年3月20日土曜日

15ヵ月ぶり舞台に還ってきました

「最後の事件」は、最後の作品じゃないんですよね。

シャーロック・ホームズのシリーズは全部で56作品あるらしいんだけど、

そのうち24作目がこの「最後の事件」なんですよ。

博士とマリエの物語はついに最終章を迎えましたが、

たぶんそのうちまた登場すると思います。


柏市平和都市宣言の35周年は、正しくは去年なんですね。

本来なら去年、このイベントをやるはずだった。

それが新型コロナウイルス感染症の拡大により中止。

だからきょうの「平和Kyo演+」は、一年越しのリベンジマッチなんです。














↑中沢ケントが応援に駆け付けたぞ!


このリベンジを果たすまでには、実にたくさんの人たちのご尽力がありました。

柏市役所協働推進課のみなさま。

柏市民文化会館のホールスタッフのみなさま。

日体大柏高校演劇部の林先生。

あ、林先生は劇団員でした、つまり身内でした。

他にもまだまだ感謝したい人がたくさんいます。

役者を務めた生徒の保護者のみなさまにも、

このコロナ禍でのイベント開催に特段のご理解をいただきました。












果たして主催者の思惑通りの作品であったかどうかが気懸りです。

スタートは”日本の若者層が抱いている一般的な平和意識”です。

街頭でのアンケート調査にもソーシャルディスタンスの力学が働いています。

両者の距離は? 4メートルぐらいでしょうか?

ここまでは割とハードな平和演劇の展開を予測させます。












しかし博士とマリエが登場すると、様子は一変します。

やはり、劇団ERAは我慢できないんだな。

大人しくいい子なんてできやしなかった。

詳しい内容は映像配信をお楽しみに。



出場させていただけただけでも有り難いことですのに、

記念品までいただいちゃいました。
















中は何かな?













ジェットストリームに「平和Kyo演」のネームが入ってる!

新年度に向けて文房具はいくつあってもいいもんですからね。


たくさんの人の思いが詰まったイベントでした。

40周年も呼んでください。



本日参戦の劇団員

し~ぷ(マリエ役)

コメット

フォント(中沢ケント役)

こまち

メルティ

ベリア(きのこ役)


2021年2月23日火曜日

博士とマリエ~最終章~

弊社に博士とマリエというキャラクターがおります。

はじめての登場は『深呼吸までの距離』(2013)。

それ以来、さまざまな作品に登場させてきました。

今回のお芝居はこの二人を堂々主役に据えてお送りいたします。

とは言え博マリが直近で登場したのは『贋作 春琴抄』ですので、

ああ、もう2017年になるんですね。

そんなになるんだ。

で、まあなぜいま博マリなのかと言いますと、

キャストを務めます1年生2人が男&女の組み合わせだから、

なのですね。

 

演劇初心者である1年生には、不幸なことに先輩がおりません。

厳密にはおりますが一緒にガッツリ稽古をしたことがありません。

 

だから手本というか見本というか、

ヒナガタというかプロトタイプというか、

「ま、だいたいこんなカンジでいいんじゃない」

というサンプルが身近にないんですね。














で、顧問二人が台本を読んでみました。

都合の良いことに顧問も男&女の組み合わせなのです。

もちろん参考程度に、って意味であって、

これが正解! だなんて露ほども思っておりませんが。

してみせて 言って聞かせて させてみる

これは上杉鷹山の名言です。

 

具体例をひとつ示したところで、

それはただ種を蒔いたにすぎません。

彼らの演技に劇的な変化は望むべくもありませんが、

こういうのは個人の中で“熟成”するんですよね。

他人の芝居を見てすぐにコピーするより、

しっかり身の内に落とし込んでから表現したほうがいい。

 

テスト期間に入っても、

頭のどこか片隅に、

芝居のことがフックしていれば大丈夫。

がんばっていきまっしょい!

 

BGM : AiNA THE END “誰誰誰”

2021年2月15日月曜日

最初にやること

きょうは台本が配られました。

〈KASHIWA GENESIS ~春風の宴~ 3.20&21 年度末決戦〉

「でぃすたんす」

ついに完成です。

約1年ぶりの新作です。

前の2作はお蔵入りしましたが、、、。


さっそくですが作業です。

宿題です。

登場人物のことを、あれこれ想像してください。


とはいえそれは根拠のある妄想でなければならない。

なんでもかんでも自由に色づけしていいってわけじゃない。

たとえば「犬を飼っている」 と想像したとして、

それが物語のどの部分につながるのか。

台本に書かれている情報を根拠にして想像を拡げなきゃいけません。

人物を膨らませるとかそういう言い方をしますがね。

まぁそんな感じです。


彼はどこで生まれ、どのように育ったのか。

誰と出会い、どんなことを学んできたのか。

描かれている時間にたどりつくまでの半生を鮮明に思い描いてください。


そして、矛盾するようですが、

用意してきたものは守るものではない。

死守するべきものではない。

稽古場で答えはどんどん変化させてよし。

というより変化させなかったら稽古の意味なし。


相手役と呼吸を合わせるように自分の役を微調整する、感じ?

そこがまたスリリングでおもしろいんですよね。


自宅でガッチリ役づくりしてくる必要はないよ。

むしろそれやったら害悪ですよ。



BGM: BattenGirls 「Swingin' Time」

2021年1月30日土曜日

曲先という方法もある

曲を聴いてイメージを膨らませ

そこからシーンを連想することもひとつの方法です 

メロディに歌詞をつけていくようなカンジ?

これまでに何度も試している方法です


弊社の芝居をご覧になった方からのアンケートに

MEの選曲を高く評価してくださるものが多いのは

そういう創作方法にも一因がありそうです


内容と無関係な画像シリーズ「筑波山」です



部室に百数十枚ある手持ちのCDを聴きまくりましょう

好みの一曲を見つけ出すまで


平和はありがたい

ありがたいは「有り難い」 だから

逆に言えば「争い」 のほうが日常なのかもしれません

平和は努力しなければ手に入れられないものなんでしょう

人類がこれから先に進むのには

どうしたらいいんでしょう


もう一年以上前の話になっちゃいましたけどね

前回公演はふざけていたので

今回は切ない物語をやりたいと思ってます

ライブ配信も視野に入れて準備をしています

とはいえ「やっぱり舞台はナマ!」 というスタンスに変わりはないですが


がんばっていきまっしょい!

2021年1月28日木曜日

Don't move!

もうひとつのイベントが要求しているテーマは「動く」です。

そこで弊社では「動かない」という選択をします。

舞台を所狭しと動き回る芝居も嫌いじゃないですけどね。

登場人物がじっと動かないでいるというのはどうだろう。

ふたりキャストがいるので、ひとりは動くがもうひとりは動かない。

そうすることで対比の妙を出すとか出さないとか。

普段、エチュードではいかに動けるかが成否の鍵だったりするのですが、

そして演出部もまた動くことを要求しがちなんですが、

とにかく動かんのよ。

物語の中でたった一度だけ動く。

大きな意味のある「動く」という行為をする。


それまで散々に耐えて堪えて我慢して、

最後の最後に立ち上がる、みたいな。

愛する者を守るため、みたいな。

オマエは旅立ち、みたいな。ある意味。

カタルシスってやつが発生すればいいな、と。


リテイク!

現役劇団員諸氏に告ぐ!

いーですか!

戦争について語ることはしません!


今回は「平和」について考える絶好の機会です。

平和について物語る芝居が求められています。

弊社の経営上、いつもと違う挑戦ができるのはありがたい。

ありがたいんですが、ね。


平和を物語ることは「戦争」を語ることと同義なんでしょうか。

確かに戦争に言及することもひとつの方法だと思う。

社員一同で柏市の戦争遺跡を巡り、

図書館で資料を集め、

戦争経験者に取材する。

そんなアプローチも可能ではありましょう。


しかしですね、

付け焼き刃は剥げ易い。

戦争について知ることと、

それに基づいたお芝居をこさえること。

両者のあいだには、

決して超えられない大きな溝があるように思います。

生半可に手を出してはいけないと思うんです。

太平洋戦争に直接触れることは避けようと思います。

いーですか、

直接は触れませんよ。


今回の芝居の枠は20分です。

短い時間を濃密に描き切らなけあいけません。

きみたちの台本は、

というよりプロットは、

とにかく書き直しだかんね。



BGM: battenn girls 『OiSa』 

2021年1月25日月曜日

続オンライン部活

まだ、新型コロナウイルスと人類との闘いは続いていた

(永井一郎氏の声で読んでください!)


本校でも部活動は全面的に禁止です

関東大会も映像審査になっちゃいましたね

もっと話題になってもいいんじゃないかと思ってますけど

競技種目によって騒がれ方が違いますよね

大きなイベントなんですがね


要するに放課後の学校に居残らなければいいんですよ

弊社ではこの場を利用して部活動していきますよ

まずは上演台本を完成させます


SF作品にすることはやぶさかではありません

ただし設定に凝った台本は勘弁して欲しい

なぜならお客さまはお芝居を観に来てくださるのであって

「設定の妙」を楽しもうとは露ほども考えていない

まして素人のこさえた世界なんて言っちゃ悪いが凡庸でしかないのよ

もちろんブーメランだってことは百も承知ですがね

だからね、せいぜいSF風味にとどめておく

アイデアはひとつかふたつに限定する

間違っても世界観を押しつけたりしないこと


大事なことなので繰り返し言います

お客さまはお芝居を観に来てくださるんです

じゃあ「お芝居」って何じゃろ?

お客さまが期待しているものを裏切ってはいけません

「お芝居」の最大公約数を考えんといけんですね

誰もが抱いている「お芝居」観を裏切ったらダメですよ

(ばってん予想は軽々と裏切ってもよかよかだんす)

制約の中でどこまで跳べるかあるいは遊べるか

そこを攻めていこうじゃないの

2021年1月22日金曜日

1年生初舞台の行方

伝え聞くところによりますと、
『平和Kyo演』の開催が危ういとの声が。
ちらほら。
協同推進課によりますと、
現在のところは予定通りに進めているそうですが、
今後の状況によっては昨年度のように中止もあり得る、とか。
物騒なことをおっしゃいますな。
はらはら。














でも前回と異なるのは、
救済措置が講じられる(かも)ということ。
公開でのイベントが中止になっても、
無観客での動画撮影&配信を検討しているそうです。
映像は市のHP等で公開することも考えているとのこと。


それはそれでありがたいことです。
でも、あくまで(かも)なんですよね。
また芝居がお蔵入りする可能性もまだあるんです。
もちろん舞台で演れるなら演ったほうがいい。
そのほうがいいことは間違いありません。

1年生初舞台の行方は誰も知らない。

2020年12月23日水曜日

冬期休業中の課題

12月の更新も滞ってしまいました。

2020年の活動日誌もこれが最終です。

たぶん。

本日、「柏二番街時計」の撮影に参りましたが、

肝腎の撮影風景の写真を失念しておりました。

せっかくのブログネタでしたのに惜しいことをいたしました。

今回も午後二時の枠を頂戴することができましたので、

柏へお立ち寄りの節は、午後二時を目掛けて、二番街にお越しくださいませ。


さて、表題にございますとおり、部員には冬休みの課題が出されております。

三月に控えております公演のネタ出しでございます。

こちら例によって学外での公演です。

校内公演をないがしろにしているわけではありませんが、

実情として学外での活動がメインになっていることは確かです。


この公演ですが、20日の公演と21日の公演とは、そもそも別の企画です。

20日「平和Kyo演」@柏市民文化会館小ホール

21日「かしわンダーパレード」@パレット柏ほか

ただ、弊社の現在のポテンシャルを考慮いたしまして、

今回は両日同じ演目でご機嫌を伺おうという次第でございます。


とはいえ、やはり別企画ですので、要求されているテーマが異なります。

20日は「平和」で、21日は「動く」です。

想定される客層も異なります。

前者は比較的アダルトな層。後者は高校生が多くなりそうです。

しかも、ご時勢柄、自由入場というわけにはいかんでしょうな。 

与えられている時間が、双方ともに20分なのは幸いでした。


ウチの演劇部には天才などおりません。

みんなで知恵を出し合って脚本を創作します。

エチュードを繰り返しながら、稽古場にユラリと立ち昇る蒸気(ゆげ)を、

すかさず割り箸で絡め取り、形にしていきます。

今回もまた同じ手法で創っていきます。

がんばっていきまっしょい!

BGM:Newspeak「24/7 What For」

2020年12月3日木曜日

次回公演がすごいことになってる

 今日は臨時休校です。

東武野田線がストップしたもようです。

あ、そもそも期末テスト前なので、部活動はありません。

 

久々の更新です。

ここのところなんやかんやで、

忙しさにかまけてサボっておりました。

そうそう、先週は県大会もありました。

 

今季、私たちは県大会どころか、地区大会にも出場しませんでした。

いいえ、出場したくても、できませんでしたといったほうが正確です。

新型コロナの影響で、思うように部員の獲得ができず、

新入部員はいまだに2名。

先行き不透明なまま、実はいまだに活動はだましだましです。

あるいは、おっかなびっくりです。

 

しかし、そんななか、県大会が開催されたんです。

しかも本校からほど近い、柏市民文化会館で。

http://www.kashiwa-sbk.com/

感染症対策に万全を期して、無観客での実施でした。

(スタッフもキャストも当然マスク着用です)

年明け1月には、ここで南関東大会が開催されます。

 

これは私たちにとっての福音になるのでしょうか。

このまま「だましだまし」でもいいから、

新しい生活様式に合わせた上演形態でもいいから、

演劇を発表する機会が得られるのなら。

 

劇団ERAとしての次回公演が決まっています。


2021/3/20()「平和Kyo演」@柏市民文化会館小ホール

2021/3/21()「かしわンダーパレード」@パレット柏ほか


すごいことになってます。

「平和Kyo演」は、柏市から機会をいただきました。

柏市の平和都市宣言35周年を記念しての催しです。

「かしわン」は、中止になった夏の野外演劇祭をこのタイミングで。

柏二番街商店会のバックアップをいただいています。

20分程度の創作作品を上演する予定です。


しかし、演目はもちろん、出演者も確定していません。

むしろ、出演者を絶賛募集中なんです。

キャスト2名では、サビシイではありませんか。

せっかく与えられたチャンスです。

本校の1年生で、部活動に参加し損ねた人はいませんか。

2学期の成績が出てからで構わないですよ。

入部するタイミングを逃してしまった人で、

かつ、成績に不安のない人。

一緒に演劇作品を創りませんか。

演劇部顧問まで、ご一報ください。

2020年2月24日月曜日

役者殺すにゃ刃物はいらぬって知ってます?

劇団ERAは現在、活動を休止しております。

というと「何があった?」とか思われそうですが、
決して、劇団員の体調がすぐれず、とか、
劇団員の何某が生徒指導を喰らった、とか、
そういった理由ではありません。

実は、先週の金曜日から学年末考査前の学習期間に入ってます。
他のクラブが1週間前の活動停止期間に入るより、
一足はやい先駆けの考査モードです。
ウチは普段の活動に余白があまりないぶん、
考査の準備期間だけはきっちり取ります。
文武両道を目指しています。


そんななか、顧問あてに一本のメールが届きました。
「このたび開催を予定しておりました、
平和都市宣言35周年記念行事『平和kyo演』を、
新型コロナウィルスの影響により、
誠に残念ではございますが、中止することといたしました。」

!?、、、中止、だとォ?
しかもメール1本で。
柏市のHPを覗くとどうやら真実らしい。

「たいへん申し訳ございませんが、
ご理解いただきますようお願いいたします。」

頭で理解はしても感情がついてけませんて。
他にもたくさんのイベントが中止に追い込まれてますから、
わかるんです。わかるんですがね、ひとつだけ言いたい。
中止の報せを受けた時に真っ先に頭に浮かんだのは、
これまでの苦労はどうなっちゃうの、ということ。
それがメール1本でいとも簡単に吹っ飛ぶんだな。
ウチら、観客がいてナンボなんで、
こうなっちゃたら手も足も出せないんですよね。
まだろくに準備もできてないうちなら衝撃は小さかった。

今回、客層を意識して芝居を積み上げてきました。
演劇と普段は無縁の人も多いんだろうなとか、
年齢層も高いんだろうなとか、ふざけちゃいけないんだよねとか、
いろいろと想定してやってきたわけです。
でもそれは、枷になるどころか望むところなんです。
ずっとそういう機会を捜していたんです。
ウチらの芝居はバイアスのかかっていない人たちに、
純粋な反応をくれるお客さんにこそ見てもらいたいんです。
だからこのお話をいただいた時、
たしかにハードルは高いけれど、
劇団が目指す場所に近付く絶好のチャンスだと思ったんです。

ウチらが目指す場所?
「高校演劇」をやりたんじゃないんですよ。
そこじゃない。それは誰かがやってくれるし。
誰かがやったことには興味がない。だからウチは創作専門なんですよ。
たとえプロの書いたものであっても
(まして他校の顧問や生徒の脚本ならなおさら)
すでにどこかで誰かが上演しちゃってたら意味がない。
偉そうなことを言いますよ。演劇の可能性を拡張したいんです。
そのスタンスはなかなか理解されません。
現に本校の1年生にそれがわかる生徒はいませんでした。
1年生は質・量ともに不作でした。

安直なコピペ文化(それを文化と言っちゃいけないけど)で満足したくないんですよ。
そういう人もいますよ。それでいいっていう人もいますよ。
可哀想だなとは思いますが、まぁそこはそれ自由ですからね。
いや最初はコピーでもいいんですよ。すべては模倣から始まる。
でもあらかじめ他人に決められた経路をたどるだけ?
それでいいの?そこで安心しちゃってるのって勿体なくないですか。
ひどいのになると、演劇作品の映像を見て、
セリフ回しから舞台装置から衣装からすべてパクって、
(言い方悪いか?だって本当のことじゃねえか)
そんなんで賞を獲って平気で喜んじゃってる。
「役者殺すにゃ刃物はいらぬ ものの三度も褒めりゃいい」
お上手、お上手、って褒められるようになったら終わり。
そう思って演ってます。
このスタンスはなかなか理解されませんけどね。


とりあえず目の前の敵を倒せ。
学年末考査をやっつけろ!
がんばっていきまっしょい!

2020年2月20日木曜日

シフォン光臨

来年度の学校案内パンフレット。
部活動のページに掲載される写真を撮影しました。
そのため稽古のスタートが遅くなりました。

そんななかシフォン先輩が遊びにきてくださいました。
先輩には3月20日「捨てられた島」の照明に入っていただきます。
今日は稽古の進捗状況の確認を兼ねて。

照明では目潰し×2灯を使います。
今回のためにドラムリールを導入しました。
電気容量的にもヒヤヒヤなので、
消灯してからの目潰しになります。
問題はこの灯体が、
観客の視界のど真ん中に、
初めから置かれてるということ。
これはヤバいです。
測候所のインテリアの中に仕込みたいのですが。

音響はYAMAHAのミキサーを使います。
今回のためにキャノンのケーブルを何本か導入しました。
SEとMEをクロスする箇所がいくつかあります。
これはバッチリ練習できてます。
問題は部屋の出入りの芝居で、
ドアを開閉するSEを出すんですが、
下手から聞こえてくるようにしたいんです。
LRを振りたいんですが、
つまみを回しても効果が得られないんです。
その原因がわからんのです。

あさっては部内発表をします。
3年生の先輩方に見ていただき、
ご批評をいただきます。

2020年2月13日木曜日

戯曲の梗概

しかし粗筋って難しいですな!


某大御所演出家がその著作の中で論じてますが、
「冒頭でその物語が何についての物語かが観客に提示されなければならない」
とかなんとか、文言はうろ覚えですが、おおむねこんなことを述べておられました。

はあっ!?

この考えには猛烈な違和感を覚えます。
謎で引っ張る物語だってあるじゃねえか!
何を見せられてるかわからないままに、不安なままに、
物語世界に没入していくのもアリじゃねえか!
そう信じて創作してきたつもりでございます。
だからね、粗筋で説明できるんなら、何十ページも台本書かないっつーのよ。


某有名舞台女優兼劇作家が雑誌のインタビューで述べておられますね。
「演劇という手法でしか表現できないものだけを物語りたい」
こちらには激しく同意!そうなんですよね。
あなたのその想いは、唄ったほうが伝わるかもしれない。
小説にしたほうが伝わるかもしれない。
演劇なんて効率の悪い表現形態をわざわざ採用する意味がある?
そう言ってやりたい芝居が無数に存在する。
登場人物がモノローグで説明しまくる芝居が存在する。
出てくるキャラがことごとくモノローグする。
主要人物でもないキャラまでこれでもかってぐらい。
いやぁ~それやっちゃダメでしょう?
ギャグとしてならわかるんだけど。
昔、マチャアキがコント番組の中でやってたネタですよ。

一言二言で伝えられるメッセージなら、
そのメッセージを印刷した紙をホワイエで配れ。
で、そのまま帰ってもらえ。

2020年2月11日火曜日

建国記念の日に

祝日ですがお稽古です。
すべてはまだ見ぬお客様のためです!

いえいえお稽古ではありませんでしたね。
今日の活動は「ペンキ屋さん」でしたから。


稽古場は校内公演の発表場所を兼ねます。
で、舞台のバックになる壁なんですが、
あまりにもみすぼらしかったので化粧直しします。
元の色は薄い黄色でしたが、
せっかく塗るならホリゾントにしちゃえ!
ということで「艶消し白」にしてみました。



さて、新入荷された商品をご紹介します。
船舶用レーダー装置です。
『平和kyo演』で上演する「捨てられた島」で使用します。
「捨てられた島」は22日(土)の放課後に、
校内プレ公演をやらせていただきます。


レーダーの隣に見切れてるラックには、
これから無線の機械類が収められます。
今回の舞台は島の測候所なので、
機材を揃えるのに苦労します。

というわけで、今日は台本の稽古ができず。
作業に終始しました。