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2025年4月20日日曜日

2025新入生歓迎公演アンケート『カラフル』

今年の新歓公演では、劇団のレパートリーの中から『カラフル』を上演しました。

ご来場いただいたみなさまには、改めてお礼申し上げます。

以下に、アンケートのご意見を掲載します。

*可否が不明なものは割愛しました。一部表記を改めています。

〇作品全般についてのご感想をお書きください。

・すごい!おもしろい!すごい!ずーーーーーーぅっと楽しめました。

・演劇というものをはじめて観てみましたが、脚本も演技も心を動かされるものばかりでとっても充実した時間を過ごせました💛

・明るくて、楽しい話で、すごく楽しかったです!

・展開がおもしろすぎてずっと笑顔で見れた。途中のしんみりするところもよかった。

・声がめちゃくちゃ通ってて不思議。脚本が面白い。

・役者それぞれの個性がたつ舞台でした!30分のなかで誰がどんな子かわかりやすかったです。

・圧巻の演技でした。

・最高でした。

・「芝居は遊びではない」と、かしわンダーパレードの宣伝チラシにも書いてあったフレーズが盛り込まれていて驚かされた。

・途中で盛り込まれていたダンスもよく、ストーリー性を感じた。

・教室と廊下側に分かれているのが良い。奥行きがあるから臨場感がある。

・題名の通り、役者の色味とか照明の色とかたくさん使ってたのが良かった。ずっと見ていて画面が映えてた。

・見ていてとても面白かったです。今の自分と重なるところもあって考えさせられるものがありました!

・補習で教室に集まってあどけないやり取りをしているシーンが非常に青春感あって、さらに悪人が来たときの力強い声と机で話しているときの可愛らしい声のギャップに惹かれました!!

・作品の中の心情の変化が見てて楽しかったし、つい見入ってしまった。役者も作品もすばらしかったです。

・ゲロとエロ…思春期真っ只中の高校生が過剰に反応しそうな言葉ですね…。

・学校が舞台でおもしろかったです。内容がとても心にひびきました。

・セリフも登場人物も本当におもしろかったです。

・この4人はずっと仲良しでいて欲しい…と、千鶴を演じたからより思います。

・ダンスが楽しそうで、「結局そうじ楽しんでるんかい!」と思ってしまいました。







〇役者の演技についてのご感想をお書きください。

・表情管理がすごかった。動きが大きくて自分もつられて動きそうになった。

・全員とてもすごかったです。すごく圧倒されました!

・めっちゃ上手かったです!

・声に迫力があって聞き取りやすかったので、気持ちよく鑑賞することができた。

・かわいい。小島さんの話で泣いてる3人が特にかわいい。

・「ゆっくり手を挙げろ」と「ぐずぐずするな」は私、全然気づきませんでした。

・感情に合わせて声のボリュームや表情が変化していたのが見ててとても迫力があった。特に、悲しんでいるシーンの所の涙ぐんだ声の再現度が印象的でした。

・みんな力強くて可愛い演技で見てて楽しかったです!!

・動きがはっきりしていて、楽しむことができた。

・どの役者さんもセリフをはっきり言っていたり、演技が工夫されていて観るのが楽しかったです。

・黄色の服の子の演技が特に好き(声色とか態度とか)。

・声がすばらしい!

・すっごく緊迫感があったし見ててとても楽しめた。

・指先までしっかりと表現して良いと思います。キャラクターごとに立ち方、しゃべり方が分けられていて良いですね!

・声が通ってて聞きやすかったです。

・特に由莉が小島さんをフライパンで一撃するところ。

・細かい表情や声色、スピードもこだわっていてスキ💛

・舞子ちゃんイイ(=^^=)ただ演じてるだけじゃなくて、楽しんでるのが伝わってきました。







〇音響・照明・舞台美術などについてのご感想をお書きください。

・良かったです!タイミングとかも完璧だったです!

・鉄砲を撃つときのモーションと音が合っていて良かった。

・音楽のテイストと、場面の感情がマッチしていて分かりやすかった。

・狭い舞台上で教室のセットを置いて、机の形を変えて、と大変だなぁ…って思いました。よく動けたなぁ…と…。

・最後の夕日、とてもきれいでした!

・窓が少し気になりました。

・場面ごとに合った音楽で良いなと思いました。

・本格的でした。

・鑑賞席が階段状になっていて、どこからも見やすかった!

・暗くなりすぎず、明るすぎない、温かな印象を持たせる照明が良いと思います。

・悲しくなったシーンで短調の曲を使用しているのが良いと思います。

・教室だけじゃなくて廊下も作って、そこを通ってるのが舞台を最大限使っている感じがしてうらやま。

・とてもよい!!犯人小島の悲しい(?笑)シーンが感情移入しちゃった笑

・照明も、舞台美術も、音響も、全部良かったです!その場面に合った照明音楽で工夫がたくさん凝らされていたと思います!楽しい公演を本当にありがとうございます!!

・ダンスも可愛いね、手振りたくなっちゃった。手拍子とかしてよかったかな?

・夕日だな~ってエモいな~って思いました。窓のクオリティがすごい。

・曲や銃の音などが聞きやすくて良かったです。

・廊下の照明が好みです。

・程よい明るさでシンプルな舞台装飾なのが良い味を引き出していると思います。

・教室らしかったし、作品に合わせた照明の色や音が入っててとてもよかった。

・寒そうなのに露出…さすがはギャル。ギャルの感じが口調、服装から分かった。

・悲しい音楽と照明は、悲しさ倍増させてた。

・踊ってる時の音楽が合っていた。見ていて、聴いていて、口角があげ。







〇こどもの頃になりたかったものはなんですか?

・お花屋さん

・小説家

・先生

・看護師

・出産のサポートができる助産師

・騎手になって日本ダービーで勝つこと

・旭山動物園の飼育員

・パティシエ

・ファッションデザイナー

・パン屋さん、ケーキ屋さん、通訳、キャビンアテンダント

・デザイナーとかです!

・サッカー選手

・アイドル

・プリンセス

・アイカツスターズ☆

・ウルトラマン

・にんじん


2023年3月22日水曜日

新入生のみなさんへ

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

本校の演劇部は、2002年に「劇団ERA」を名乗り旗揚げしました。

以来、演劇の可能性を拡張するため、「演劇実験」を続けてきたエンタメ集団です。

まずは以下の記事をお読みください。

>演劇部のご紹介<

2020年、感染拡大防止のため、発声とダンスが禁止されました。

演劇部の活動は、強制的に凍結させられました。

その煽りを受けて、現在は在校生の先輩がいない状態です

2023年、コロナ5類移行を受け、部員募集を本格的に再開しようと思います。

たしかに、先輩がいないと不便なこと・不安なことも多いかと思います。

しかし、見方を変えれば、それだけ自分たちの考えが重要視される、

自分たちで考え、自分たちで行動する。

つまり自主的な運営が可能だということでもあります。

こちらは、演劇部という「遊び場」を提供します。

みなさんはやりたいことをやってください。

入学して新しくできた友だちもぜひ誘ってください。

悪巧みの仲間は多いほうが楽しいですから。

とにかく大切なのは、ほんのちょっと踏み出すだけの勇気です。


>演劇部の普段の活動<

劇の上演。これはもちろん中心となる活動のひとつですし、それまでの練習の成果を発表する場ですが、実は『それまでの練習』も大切な活動のうちです。

やったことがある人ならわかると思うんですが、ひとつのお芝居を完成させる過程、「それまで」がメチャクチャ楽しいんです。

 発声練習。「全員でそろって大声を出す」というイメージの人もいるでしょうが、大きいだけの声は演劇では使いものになりません。声を意識的にコントロールできるようにします。

 の練習。声が使えるようになると歌がうまくなります。歌がうまくなると耳が鍛えられてセリフ回しがうまくなります。同時に滑舌がよくなります。

 ダンス練習。ガチのダンス部ほどではありませんが、踊ります。基礎から積み上げていきますのでダンスが苦手な人でも安心です。

 殺陣(たて)の練習。安全のためにも打撃と受けの基本的な所作を身につけます。見せるための格闘技なので、経験者にはかえって難しいかも知れません。

 身体訓練。ダンスや殺陣に適応するためのカラダを作ります。筋トレは無理のない程度にやります。カラダが硬くてもダンスや殺陣はできますが、ケガ防止のためには柔軟体操が必須です。これも無理のない方法で行います。ダンスや殺陣に必要な体幹を鍛えることで、舞台での立ち姿がキレイになります。

 シアターゲーム。演劇のワークショップに参加すると、必ずやるのがこれ。簡単なゲームを通じて劇団内のコミュニケーションを促します。このゲーム、お芝居とは関係が無さそうに見えますが、実は演劇の基本的な能力を身につけるのに役立つんです。

たしかに台本も大事ですが日常の練習では使いません。普段はインプロ(即興芝居)を中心に行います。誰か知らない人が書いた台本なんかより、自分がその場で感じたことを言葉にするほうが数十億倍もステキです。それと台本にも著作権がありますので、上演に使うのはオリジナルの脚本です。自分たちでゼロから創作したセリフだからおぼえるのもむずかしくはありません。シロウトの脚本と侮るなかれ。過去の大会では何度も創作脚本賞を受賞するなど、世間的な評価をいただいています。

台本に沿った舞台装置(セット)も自分たちで製作します。主に木材を使用しますが、リアルな素材感を追求します。効果音や劇中音楽も作ります。舞台上で楽器の生演奏もします。必要ならば楽器だって作っちゃいます。衣装も、物語の世界観にマッチしたものが既製品になければ、もちろんデザインから作りあげます。

他にもまだまだ書ききれないものがたくさんあります。演劇という枠組みの中には、ありとあらゆるエンタメ要素が含まれます。だから、やれないことがないんです。一年中、文化祭の準備(とその当日)をやっているみたいなものなのです。

>演劇部は二兎を追い、二兎を得る<

これからの世の中で必要なのはコミュニケーションスキル独創的なセンスです。これらは演劇部でこそ身に付きます。授業では学べません。演劇は一つのものを全員で作る、文化部だけどチームワークが大切なジャンルです。部員同士の仲が良くないと一つの作品は成立しません。演劇部なら仲間とわいわいやりながらチームワークを身に付けることができます。さらに、舞台と客席の間のコミュニケーションについても意識できるようになります。

独創的なセンスは誰にだってあるものですが、磨かなければ宝の持ち腐れです。よりよく表現するためのコツを、演劇部なら無理なく体得することができます。あなたの素晴らしい才能を、ぜひ開花させましょう。

さらに、勉強との両立。むしろ台本を読む作業は、想像力や感性を磨き、読解力を向上させ、学力の土台作りに役立つものです。また、登場人物の心情を汲み取る作業は、実生活においても他人を思いやる行動につながります。青春を勉強に捧げるのも立派ですが、演劇を通してホンモノの学力向上を目指しませんか?


 >こんな人に来て欲しい!<

〇自分の可能性を試したい、というより可能性があるのかないのかを知りたい人。

〇時にはケンカもするが、なんでもわかりあえる、一生の仲間が欲しい人。

〇将来役に立つスキルを、今のうちに身に付けてしまいたい人。

〇自分が楽しみたいのはもちろん、客席も楽しませたいというサービス精神旺盛な人。

〇漫才、コント、歌、ダンス、etc…。とにかくエンタメしたい人。

物語を読んだり書いたりすることが好き、あるいは書いてみたい人。

〇なにか人と違うことをしたい、悪巧みが大好きな人。

量産型の青春なんかくそくらえだ!!! と思ってる人。

学校以外の場所でも活躍したい人、柏の街を一緒に盛り上げてくれる人。

〇そして…、もちろん純粋にお芝居をやりたい人。


詳しい話を聞きたい人は、顧問・沢口(さわぐち)を教員室に訪ねてください。

2022年5月4日水曜日

これだけやっとけばダイジョブってのが通用しない世界

演技なんて恥ずかしい~っ!
と、言う人がいます。
たしかにね、それは、わかる。
大勢の人の前で演技するのって抵抗ありますよね。
でも、それを乗り越えたところに、お芝居の面白さがあるんです。
だから、恥をかかないように、しっかり準備をして、本番に臨むんです。
なにもしないで人前に出たらダメに決まってます。
失敗をおそれて、鼓動は早くなるし顔は赤くなるし。
ドギマギして、たしかにみっともない。
ヘタすりゃ意識がブッ飛んで、、、、。
なによりお客さまに失礼です。

納得がいく演技になるまで稽古すればいいんです。
それだけのハナシです、実に単純。
だから恥ずかしいなんてことはありえない。
そんなことで躊躇してちゃダメですよ。
青春の貴重な時間を費やすにはうってつけだから。
演劇部での経験は絶対一生モンになるから。


演劇の世界ってつかみどころがない気がしますね。
みなさんはどんなイメージをお持ちですか?
セリフを暗記して、決められた順番にしゃべる。
与えられた役になりきって、泣いたり笑ったりする。
う~ん、ある意味で正解なのかも。
(圧倒的に不正解だと個人的には思いますが)
でも、それだけじゃ演劇の全体像を捉えたことにはならない。
はい、私だって全体像が見えてるわけじゃない。
音響や照明、だけでもまだ足りない。
舞台装置も欲しいし、衣装も用意しなけりゃならない。
役者一人ひとりのスキルアップも必要です。
ひとつの舞台を成立させるために準備することは山ほどある。

これだけやっとけばダイジョブっていう正解はない。
もちろん、追求し始めたらきりがない世界だから妥協も必要。
なにしろ決められた時間には幕を上げなけりゃならない。
しかし、幸か不幸か、演劇人にはこだわりの強い人が多い。
いやむしろ、職人気質の人間が集まってるのが演劇界隈だ。
だから、いつも切羽詰まっている。
本番前に時間的な余裕があったためしがない。
高校時代は言わずもがな、顧問となった今に至るまで。
あと一週間、いやあと三日欲しい、って毎回のように。
いやこれホント。

そんなぼんやりとした苦労なんてできない。
やっぱり演劇なんてやらないほうがいい。
なるほどね。
でも、違うんだな。
舞台から見るあの景色は、実際に自分で見てみなければわからない。
客席と舞台の呼吸がシンクロする、劇場全体が一体になる瞬間とでもいいますか。
演劇をやらない人には、どんなに説明してもわからない世界。
苦労があるぶん、得るものもそれだけ大きいと思います。
まぁ今はコロナ禍だから、客席にも制限がかかってますがね。
いずれ落ち着いたら、ゾクゾクの体験ができます。
演劇沼に飛び込むるなら今だと思います。




正解があらかじめ用意されてるほうがいいって人間には向いてないだろうね。

2022年4月30日土曜日

欲しいのはアーチスト気質のそこのあなたです。

新年度が始まり早1ヶ月。
新歓公演の代替動画、ご覧いただけましたでしょうか?
わずか30分弱の長さです。まだの人はぜひ。

先日、1年生がひとり、正式に入部してくれました。
これをきっかけに、もっともっと部員が集まってくることを切に願います。
演劇というジャンルも人数が揃わないと活動が立ちゆきませんのでね。
もしまだ入部を迷っている人がいましたら、そろそろ決心してくれるとありがたい。


【共通の価値観が必須】
いゃしかし、誰でもいいというわけにはいかないんですよ。
まず、部活をする資格のある人でなければ。
つまり、座学では学べないものの大切さを知っている人。
高校生の今しか学べないものがあることを知っている人。
青春時代をいわゆる「オベンキョ」で摩耗させたくない人。
まぁこれは価値観の問題ですからね、オベンキョが悪いとは言いません。
あなたの人生にとって意味があると思うのなら、それはそれで結構。
ただ、ほんとうの「学び」はオベンキョの中にはないよ、と私は考えます。
オベンキョ優先のいい子には、少なくとも演劇は向かないと思います。

オベンキョというのは、受験のために教科書の知識を詰め込む作業です。
志望校に合格するための、いわば短期的な目標にしか役立ちません。
ずばり、ほんとうに大切な「生きる力」なんかじゃない。
それよりコミュニケーション能力の方が大切だよね、ってこと。
そのことがちゃんとわかる人だけ、演劇部に来て欲しいのです。
強く、聡い仲間を探しているのです。


【ほんとうの「学び」とは】
演劇部は、演劇作品を舞台で上演することをめざします。
その活動をする中で、さまざまなことが自然と身につきます。
役者として必要なスキルが磨けるのは当たり前。
通る声が手に入るし、感情の出し入れも意のままにできるようになる。
ちょっとしたダンスができるぐらいの体力、運動神経も鍛えられます。
ガチのダンス部には負けますが、二松で公式に踊れる部はウチだけです。

そもそもウチの演劇部は、上演台本を創作するところから始めます。
旗揚げからこれまでの累計50本以上(再演はカウントせず)です。
物語の構造から文学的にアプローチします。

舞台装置も芝居に合わせて造形します。
主に木材を使いますので、のこぎり・かなづちの使い方もマスターします。
人間が乗っても壊れない安全な装置を造ります。
ホンモノにできるだけ寄せた質感を塗装で表現します。
要するに、美術大学の造形学科がやるようなことをやってます。
作品例をご覧になりたい人はぜひ見学に来てください。
過去の作品で作製した装置をご覧いただけます。


【ここまで読んだあなた】
大型連休が明けたらぼちぼち活動を始めたいなぁと考えています。
ここまで読んで、ピンと来た人は演劇部の門を叩いてください。
具体的には、高校教員室の顧問をお訪ねください。
口数が多いとか口が達者とか、そんなもんは表現じゃない。
内輪受け、部室芸レベルで満足してたら進歩がない。
稽古という裏付けを得て、自信を持って表現して欲しい。
他のどの部活よりも楽しい自信があります。
あ、個人の感想です。
でもやりがいは絶対にある。一番、ある。
日本の演劇を救うのは高校生の演劇です。
ついでに、柏を演劇の街にするのも高校演劇だ。
強くて聡い仲間になってください。


2022年3月30日水曜日

今年も桜は咲いたけど、部員がいないから劇団恒例のお花見はナシよ。

憎むべきは新型コロナウイルスです。
「ウィズコロナの部活動」的なお達しがお役所から出てくるんですが、
演劇部、狙い撃ちされてますんで、ええ。
なにしろ言うに事欠いて「発声」と「ダンス」ね。
この二つは禁止、なんだそうです。
両翼をもがれたも同然です、はい。

日常の活動に制限がかかってたら、
当然ですが公演活動だって夢のまた夢。
というわけで? 部員が「ゼロ」になりました。
まぁゼロになったのはこれが初めてってわけでもありませんが。

しかし、本校生徒の文化レベルは、もう少し高かったはずなんですがね。
あるいは性根が座っている生徒がいたはずなんですが。
カジュアルに表現できるツールが巷にあふれてますからね。
しかし、ぬるま湯チックな部にはしたくないんですよ。
役者道を極める求道者みたいな人が欲しいんです。
こういう時代だからこそ、逆にね。
週3日以上の活動は部活動であるからにはマストです。
これは生徒会でそう決まっています。
でもそんなんじゃぜんぜん足りないと思いますけどね。
まぁコロナの波の動きをにらんでからのハナシですがね。
だって、稽古不足で幕を上げてしまったらお客さまに失礼でしょう?

そんな演劇部です。
「物語体験」をお客様にお届けすることを目標にしています。

BGM:ゲスの極み乙女。「餅ガール」

2021年4月29日木曜日

遊び全部

そろそろ活動再開します。
新入生の体験入部も、連休明けからやろうかと考えてます。
※なんて言ってるうちに予断を許さない状況になりつつあります。
 状況を見つつ再開するかどうかを決断します。

注意書き、しときます。
四月二十四日のTwitterに、
「遊び半分での見学はお断り」とつぶやきました。

気取るわけじゃありませんが、こっちもそんなヒマじゃないんで。
勘違いして来られるとお互いに不幸だと思うんで、先に言っときます。

ウチの部活は遊び半分じゃねえんですよ。
半分じゃダメなんで。
遊び全部、なんで。
一番ダメなのは中途半端です。何事も。
やるからにはとことんやります。それが演劇部です。
だらけた部活を期待してる人は、ウチにはまず合わないですよ。


〈未経験者を歓迎します〉
高校演劇では、ほとんどが未経験者です。
入部してから成長が速いのは、未経験者です。
運動部出身者は優遇です。

 
〈仲間がつくれる〉
演劇はひとりではできません。
チームでひとつの舞台を作り上げる共同作業です。
しかも、演劇は総合芸術ですから、さまざまな個性が必要です。
春と秋には演劇の大会がありますので、他校生ともたくさん知り合えます。

 
〈練習室がある〉
自由に練習・発表ができる専用の教室を、学校側から年間を通じてお借りしています。
使えない曜日があったり、他の部に遠慮したりなどの心配がありません。
音響・照明の設備もひととおり常設していて、恵まれた環境で練習できます。
 

〈無料で習える〉
高校の部活動なので、もちろん無料で演劇を習うことができます。
学外で習う場合は、当然ですがレッスン料やスタジオ代などがかかります。
演劇部なら、演技だけでなく、
音響や照明の技術、大道具の製作なども学べます。

 
〈必要なもの〉
体験入部には、動きやすい服装を用意していただくことになります。
中学時のジャージ、中学時の体育館シューズでOKです。
文化部ですが、通常の活動は運動部のようにジャージで行います。
ですが、いきなりハードなトレーニングは行いませんので、
体力に不安がある人でも大丈夫。
身体の柔軟性に自信がない人でも、問題ありません。

 
〈Covid19対策〉
感染症対策として、活動中は教室のドアを開放して、常時換気を徹底します。
また、公共ホールでは、単位時間の換気量が法令で厳しく定められています。
正しい発声を身につければ、少ない呼気で話せるようになります。
つまりそれだけ飛沫感染のリスクが少なくなるってこと。

 
〈入部について〉
連休明けから仮入部を認めます。
運動部と違って選手登録があるわけではありませんので、
入部はいつでも受け付けます。
ですが、6月の春季地区発表会に向けて、そろそろ動き出す時期です。
入部の意思がある人は、なるべく早く届けを出してくれると助かります。


いきなり活動場所に現れるのはやめてください。
こちらにも練習計画がありますので、
そちらの都合に合わせてあげられないんです。
担任の先生に言えば案内してもらえると思いますから、
まずは演劇部顧問を訪ねてください。

2020年6月23日火曜日

演劇部をプレゼン

問題です。
わたしたちは今、何を学ばなければならないのでしょうか?
授業で教わることだけで、十分でしょうか?
与えられた問題の答えを導き出せればそれでよいのでしょうか?
詰込み型の教育は効率が良いですが、
柔軟に物事を考えるために必要な能力は身につきません。
高校生活をより価値のあるものにするためにも、
部活動に参加することをおすすめします!

ところで、
画一的な価値観を意に介さず、
評価基準を自分で作り、
自分で「美しい」と認めるものを追求するのが
アカデミズムの世界です。
これからの時代に求められているのは
アカデミズム的人材です。
詰込み型教育では育たない人材です。

さて、
チームワークやコミュニケーションといった
標準化された基礎的なスキルは、
極端なハナシ、どのクラブでも学べます。
それでは第2問。
画一的な価値観を意に介さず、
評価基準を自分で作り、
自分で「美しい」と認めるものを追求することができる
クリエイティビティに満ちたクラブはどこでしょう?

それは演劇部です。

本校の演劇部では、
上演台本の創作(現在57作品)
大道具や小道具の製作
効果音やBGMの製作
芝居の演出
音響・照明の操作
すべて自分たちでやります
最高のクリエイティビティを備えているのは演劇部だけ
 




ですが、
困ったことに
3年生が引退したため
現在部員がゼロ
危機的状況にあります。
そこで新規メンバーを大・大・大募集です。
こんな人は要注目です!
◎友だちをいっぱい作りたい
◎体を動かすのが大好き(実は運動部です)
◎音楽が好き踊るのも好き
楽器ができる,曲を作れる
音響照明機材を使ってみたい(プロ仕様の機材揃ってます)
◎将来その道を目指している
◎そしてもちろん芝居が好き

中学の部活歴は不問です。
むしろ初心者大歓迎なんです。

活動場所は大学1号館401教室です。
部室は402教室です。
不定期で中庭体育館にも出没します。
休日は富里近隣センターを利用することも。
 (柏駅東口より徒歩圏内)

演劇部には2つのコースがあります。
Aコース
正式な部員として公演の主軸となり活動する
Bコース
サポートメンバーとして裏から公演を支える

新規オープニングの募集につき、活動日・活動時間は、
応募者と話し合って決定したいと思います。

あなたの青春を
演劇部で燃やしてください!


2020年6月10日水曜日

劇団の活動の一端ですが

【脚本について】
劇団ERAは創作脚本を上演する演劇集団です。
これまでに50本以上の作品を生み出してきました。
創作の方法は作品ごとに事情が異なります。
ひとつとして同じ生まれ方をした作品はありません。
これからもそうやってあれやこれや試行錯誤するはずです。
まず集団創作であることは間違いありません。
誰かが自室にこもって書いたような作品にはなりません。
仲間が稽古場に集まって動いていく中で、
‟熱気”のようなものが床からぼわっと立ち昇る瞬間がある。
そこをすかさず捕らえて脚本にするんです。

【2.5次元について】
そもそも旗揚げのころといいますから2000年代初頭です。
ウチの脚本には‟漫画原作”があるというシャレがありまして。
たとえば演出するときに、
「単行本の14巻57ページの表情ってそうだったっけ」とか
「第37話のカラーページの感じが出せないかナ」なんて。
だからウチがタカラヅカに並ぶ2次元演劇のパイオニアなわけで。
でもベルばら的なものは演りませんけどね。
ちなみにウチでは演出も合議制なんですよ。
とにかく天才とか権力者は不在なんです。

【再び脚本について】
ベルばらは演らないと書きましたが、
ロミジュリも演らないんですよ。
ウチらの演りたいものはそこじゃない。
代々の劇団員たちはその点では意見が一致してました。
でもまぁほとんどの高校演劇部はそうなんじゃないかな。
演るとしたらシェイクスピア作品のパロディとか。
有名な作品をアレンジした作品って枚挙にいとまはないです。
ウチにも『贋作 春琴抄』という作品がありますね。

初期作品にはSFチックなものが多いですね。
死神や魔法使いなどもそのころはまだ登場していました。
それが徐々にそういう‟便利な設定”を嫌いはじめ、
むしろ自分たちの創作に規制をかけはじめ、
やがては‟演劇実験”と称して遊びはじめます。
ある時は登場人物の一人が冒頭から終幕まで一切喋らない。
またある時は登場人物の一人が終幕直前まで舞台装置の下敷き。
音響効果を一切使わないプランだったり、
プレーンな照明だけで勝負してみたり。
舞台の可能性を拡張するという命題を追求する高邁な実験です。
しかしこれが他校には理解されない。
色モノだと認識されているらしい。
困ったモンですが。

2020年5月9日土曜日

アフターコロナの演劇部

つらつら考えています。


今回の件で何が煩瑣ったいかって言ったら、
終わりが見えないってことですよね。
せっかく学校が再開して稽古ができるようになっても、
いつまた「緊急事態宣言」が発出されるかわからん。

公演に向けてそれまで積み上げてきたものが、
エライ人の眉一本で潰れてしまうんです。
(それはチト言い過ぎか)
私たちもここまででイベント4つ飛ばされてます。
『捨てられた島』は上演可能まで漕ぎ着けていました。
そこに費やした時間とカネは戻ってきません。
『13階の月光』の脚本創作にかけた労力は全部ムダになりました。
もちろん何の補償もない、あるわけがない。

これまでの稽古はだいたい↓こんなカンジでした。
放課後、部員が稽古場と呼ばれる教室に集合。
校内公演に備えて完全遮光、窓の開閉は不可。
基礎練習のルーティン、即興芝居、台本の小返し。
車座になって一日の反省。
狭い教室に毎日3時間も籠って練習してました。
(休日は9時間ですわっっっ)
集・近・閉の三点セット成立です。

従来の稽古スタイルをリノベーションしなけりゃいけないんですね。
これまでのようなやり方では立ち行かないのです。
固定観念の殻を喰い破るのです!
そう!土佐嵐高校の番場蛮のように!


キーワードは「お子様ランチ」です。
あるいは「ミックスグリルランチ」でもいい。
だって、エビフライも、スパゲティも、ハンバーグも食べたいじゃないですか。
ライス・日替わりスープ付きだったらなお嬉しいじゃないですか。
お腹いっぱいのてんこ盛りでなきゃ満足できない。

われわれの目指す方向はこれです。

ロックがやりたい! 歌も唄いたい! カッコイイ格闘技も! ダンスも!
そして忘れちゃいけないもちろんお芝居も。

んで、これらを組み合わせて1本の作品にするってどうですか。
「♫やりたいこと やったもん勝ち」の贅沢フル三昧で行きましょう。




地味な幕の内弁当じゃなくってね。
やりたいのはあくまで「ミックスグリルランチ」です。

これがどうしてアフターコロナ時代の演劇なのか。

高校演劇のレギュレーションでは1作品の長さは60分。
これを3つのメニューの組み合わせと考えます。
1ユニットがおおむね20分の計算です。
で、春・秋の発表会にはこのユニットを3本組み合わせて挑みます。
 第一部 ショートコント50連発
 第二部 歌謡&ダンスショー
 第三部 劇団ERAオンステージ2020

これを「明治座システム」と命名します!

あ、「8時だョ!全員集合形式」でもいいんですが。
種目(メニュー?)はなんでもいいんです。
ただメインはお芝居でなければならない。
ここだけは譲っちゃいけないですね。
だって、演劇部ですから!

ユニットに分割することで種目ひとつあたりの人数が少なく済みます。

小人数で稽古できるからナニかと小回りが利きます。
個人でこなせる練習は自宅に持ち帰ってやってもらう。
ユニット単独での発表機会も校内公演レベルなら比較的自由に設定できる。
1単位ユニットの上演時間が短いので複数回の公演も視野に入れて。

各ユニットに共通させるのは、

20分間で演者のデハケをなるべく多くすること。
舞台に同時に上がっている人数をなるべく少なくすること。
そして3本とも同じテーマに貫かれていること。
いぇ、制約が多いのってガイドラインがあるってことなんで、
創作の助けにこそなれ障害にはならないんですよ。
(こそ-已然形の逆接用法)

これまでのように60分かけて「おはなし」を物語るのでなく、
表現の断片をズラリと並べるスタイルです。
ジグソーパズルのようにパーツを組み合わせることで全体像が見えてくるシステム。
いわばイメージのコラージュ。
もうアンケートに「テーマはなんですか?」とは書かせない。
テーマが見えないなんてなんてあなたはおバカさん!
目指すのは脱・ドラマ演劇です。

2020年4月1日水曜日

演劇部ではあなたの入部をお待ちしております!


さて、今回は普通に部活動紹介です。

劇団ERAでは一緒に舞台を作ってくれる仲間を募集しています。
私たちが目指しているのは独創的な舞台です。
まだ誰も見たことのない舞台を客席にお届けすることを目標にしています。
これを実践するために、次のような人を受け入れたいと思います。

あ、もちろん入部したあとでそういう人になってくれても構わないわけで、
(むしろそういう人のほうが中心になると思うけど)
そういう人を養成しているのが演劇部だ、とも言える。

1)他者と積極的に関われる人
本校の演劇部ではコミュニケーション能力が必須です。
共演者との関係や演出との関係がギクシャクしていたら稽古に影響がでます。
同様に音響さんや照明さんにもコミュニケーション能力は必要ですよ。
円滑な人間関係を自分から築いていける人が望まれます。
だから日常の生活から対話が苦手な人には演劇部は難しいかな~。
また、私たちは校外での公演も積極的に行っています。
むしろ校外の方が多いのではなかろうか。
そのため外部団体(他校の演劇部さんだけじゃなく)の方とも多く知り合う機会があります。

2)演劇の知識を探究・追求する心を常に忘れない人
あたりまえですが演劇に対する情熱が必要です。
自ら課題を発見し解決のために努力できる人が望まれます。
研究熱心な人は大歓迎なんです。
また、私たちは創作作品を専門に上演する劇団です。
演劇の可能性を拡張する演劇実験を含んだ脚本を創作しています。
普通の高校演劇じゃ満足できない人なら相性バッチリです。

3)表現方法としての演劇の特性を理解している人
私たちは役者が舞台に生身をさらすことの意味をちゃんと考えます。
演劇が小説や漫画や映画ではないことの意味を重く受け止めます。
つまり口先だけのセリフ回しで凌いでる役者はウチには存在しません。
声優さんだって唄って踊れてナンボでしょ?
また、私たちはお客さまの快適が第一だと考えてます。
お客さまの存在なくして舞台はあり得ません。
だから無観客公演なんて悲しくてできません!
お客さまをないがしろにした独善的な演技論を激しく否定します。
賛同してくれる人に入部してもらいたいと思います。


……なぁんて書くとなんだか敷居が高そうですが、
入部していただくにあたって、特別な試験を課すことはありません。
仮入部期間(4月いっぱい)を経て、
みなさんと私たちの合意が得られたのちに、
晴れて入部届を提出していただきます。
正式な入部は春季地区発表会(6月)の芝居を一緒に作ってから、
ということになりますが。

まぁ~とにかく百聞は一見に如かずと申します。
一度見学にいらしてください。
大学1号館4階の401教室で活動してます。

2020年3月11日水曜日

練習体験会のご案内

まだ活動再開の見通しは不透明ですが、告知します。

≪練習体験会のご案内≫
日 時 4月8日以降の毎日放課後
場 所 大学1号館401教室
内 容 演劇部の練習体験
持ち物 動きやすい服装、運動靴
    ※中学校で使用していたもので結構です。
見学のみの参加でも歓迎です。
演劇部の説明会も同時に開催します。
ぜひ、お気軽に401教室をのぞいてみてください!

≪演劇部のご紹介≫
本校の演劇部には、使用させていただいている専用の教室があります。
音響・照明機材が常時組んでありますので、スタッフワークの練習にも困りません。
練習日は月・火・水・木の16時00分~18時30分と、
土曜日の13時00分~18時30分の、週休2日制です。
日曜・祝日は基本的にお休みですが、公演が近くなると練習があります。
また、富里近隣センター(柏駅から徒歩圏内)で活動することもあります。
昨年の夏休みにはトレーニングの一環として、箱根に温泉合宿に行きました。
演劇は分野を超越する総合芸術なので、さまざまな能力の伸長が期待できます。
まず、台本解釈の能力を身につけることで、現代文の授業の理解度がUPします。
そして、ことばを用いた表現力「話す・書く」を身につけることができます。
柔軟・筋トレはもちろん、殺陣のための打撃練習(ミット打ち)や剣戟練習(剣さばき)をすることで体力増進も期待できます。

≪こんな人におススメ≫
演劇に興味がある(必須)
体を動かすのが大好き
人として最低限の礼儀を身につけたい
普通の高校生活は送りたくない
体力をもてあましている
音楽が好きだし踊ることも好き
物語を創作したい
友だちをいっぱい作りたい
表現する仕事にあこがれている
価値のある高校生活にしたい

とにかく充実した学生生活を送りたいあなたに!
演劇部なら自分の未来につながるヒントが得られます。

こんな職業を目指している人もぜひ!
・保育士、幼稚園教諭
・作家、編集者、イラストレーター
・服飾デザイナー、パタンナー
・デジタルサウンドクリエイター、作曲家、演奏家
・振付師、ダンサー
・アナウンサー、声優

それでは、401教室でお待ちしています。

2020年1月18日土曜日

劇団なもんで!ラジオにも出ます!

TBSラジオの番組に出演することになりました。
番組名は「High School a Go Go!!」です。
毎週月曜21:00~21:30の放送です。
劇団ERAの出番はこの番組のワンコーナー。
で、その収録が1月27日(月)の放課後に組まれています。

問題は、どこまでウチの‟劇団”というコンセプトが伝わるか、ですよね。
勝負はここにかかっていると言っても過言ではありません。
高校の部活動とはいえ、演劇というジャンルを本気で追求したら、
それはいわゆるネガティブな意味での「高校演劇」には納まらないはずです。
というより、そんな場所には行き着くはずありませんよね。

いるじゃないですか、「高校演劇」を一括りにして、
よいこのお遊戯会かなんかと同一視してくるオバハンが。
(いや、お遊戯会だってそれはそれで大変なものですけどね)
つまりは舞台に立つ子どもとそれをビデオ撮りしに来る保護者のための、
閉鎖的なジャンルなのだという偏見ね。
このステロタイプは迷惑でしかありません。

視野が狭いなぁ~。
その割に自分の価値観に絶対的な自信を持ってたりするからタチが悪い。
残念だなぁ~、そんなんで演劇をつまらなくしちゃダメだよぉ~。

ウチはそうじゃない。
少なくとも自分たちを優先したりしません。
発想の出発点と帰着点は常に観客であると考えます。
演劇というジャンルを背負って立つ覚悟でやってるつもりです。
なにしろ部活動という隠れ蓑がありますので、
チケットノルマがあるわけでもなく、
稽古場をいちいち借りる必要もない。
プロの劇団さんや市民劇団なんかより恵まれた環境にあるのだから、
自由に演劇させてもらってます!

劇団ですから外部での活動がどうしても多くなります。
今回、柏市のイベント『平和Kyo演』に参加しますが、
同じ柏市からの依頼という点では、
平成20年7月にも『夏休みこども観劇教室』に出てます。
この時は「狼たちの終わらない放課後」を板に掛けました。
「ジョビジョバ大ピンチ」を下敷きにした作品です。
男が拳銃を持って教室に乱入してくるシーンがあるのですが、
そのあまりの迫力に、観客であるこどもたちがビービー泣きだすという、
ある意味、劇団にとってはトラウマな演目です。
客層はあるていど意識してたんですけどね。

ラジオにせっかく出るのでこの『平和Kyo演』の告知と、
できれば関東大会が柏に来ることを宣伝できればと目論んでおります。
番組の意向とは違ってしまうかもしれませんが、
「今、柏が演劇で熱い!」的な空気を醸し出せればと思っております。

あ、あと新入部員募集中!
これも押し出していきます。
がんばっていきまっしょい!

2019年5月2日木曜日

汚れつちまつた悲しみは……中也発病

二松の演劇部ってどんなお芝居をするのかな?
見学したいけど勇気が出ない。
都合がつかなくて校内公演に行けなかった。
怖い先輩に絡まれたらどうしよう。
強制的に入部させられるんじゃないか。
高価な壺を買わされるんじゃないか。
演劇に興味はあるんだけど……。

な~んてお悩みの1年生のために、
過去作品の動画をアップしましたよ。
参考になりますか?

昨年度の秋季大会で優秀賞(第2位)を獲得した
『汚れつちまつた悲しみは……』より、
校内リハーサルの様子です。
物語終盤で中也が発病するシーンです。
まぁこんな芝居ばかりしてるってわけじゃないですが。
お客さまにハイテンションな芝居をお届けするために、
血と汗の滲むような稽古を積み重ねています。

人前で演技したりダンスしたり唄ったり、
普通に考えたら「恥ずかしいこと」をする部活です。
でもそこを堂々とできるようにするために稽古するんです。
お客さまに快適さを提供するために、
自分たちは稽古で苦しむんです。
それが劇団ERAの基本的な考え方です。


2019年4月18日木曜日

劇団である必要性があるんだよ

正式には「演劇部」なのです。
それはわかってます。
生徒会組織の末端として、
学校教育の一環として、
管理運営されるべき団体なのです。

しかしそれでも劇団を名乗らせていただいてます。
劇団ERAという看板を掲げ続けてます。

ウチが劇団制を敷いている理由のひとつに、
「集団性」の問題があります。
ここでいう「集団性」とは、
ある種のユルさをベースにしながら、
劇団員全員で責任を持つようなシステムのことです。
ERA芝居では、作品全体の責任の所在を、
いろんなカタチを持ち寄って埋め合わせていくんです。

脚本の創作に関して言えば、
ウチの場合は誰かひとりの天才が執筆する、
なんてことはありえません。
そもそも天才などという便利な存在は、
ウチの劇団にはおりません。
じゃあどうするか?
役者たちの熱気で稽古場の床から、
蒸気のようにゆらゆら出てきたものを、
すかさずキャッチして、
文字に起こしてゆく作業から始めるんです。

そうやってお互いに影響し合いながら、
徐々に造形していく。
ある意味、非効率的なやりかただ、
という自覚は十分ありますが、
こうでもしないとウチらの台本はできやしない。
だって、せっかく創作するのだったら、
役者のパワーを信じたいんですよ。

完成した台本だって、稽古場でどんどん変えてしまいます。
自分たちで作った台本なのに、
いざ稽古をしてみて気付くことってあるんです。
意識下で書いたような部分が必ずあるんです。

ひとりの才能ある部員(顧問?)が、
強力な主導性を発揮する演劇部を、
否定はしません。
でもウチは違う。
ただ違うとだけ言っておきたい。
メンバーひとり欠けても成立しないのが、
劇団ERAなんです。


2019年4月16日火曜日

万葉集をネタにした芝居を劇団ERAは2年も前に上演していた


万葉集が人気ですね。
新元号「令和」の出典だそうで。
ところでこの万葉集、
最古の歌集として紹介されているみたいですが、
正確には「現存する最古の歌集」らしいですよ。
知らんけど。
そりゃ万葉集より柿本人麻呂集の方が古いでしょ。
まぁ知らんけど。

で、原文はいわゆる万葉仮名で綴られているわけですが、
その中で「恋」はしばしば「孤悲」と記されているそうです。
好きな人と離れ、独りで悲しむ気持ち、、、。
この万葉集ネタは『次の電車が来るまでに』で使ったものです。
上演したのは2017年の春大会。
新人賞・創作脚本賞・審査員特別賞を受賞しています。
現在の3年生のデビュー作です。
昨今の万葉集ブームを見るにつけ、
時代がぼくたちに追いついた感じ、ですか。
知らんけど。

私たちにとっての最優先課題は、
演劇の新しい可能性を探り出すことにあります。
だから既成作品は板に掛けません。
他人の引いた設計図じゃ意味がないんです。
自分たちの飛行機で空を飛びたいんです。
当然、素人の浅知恵でこしらえた機体ですから、
失速し墜落し、大怪我することもあります。
それでもうまく上昇気流を捕まえて、
一瞬でも大空高く飛翔することができれば。
その快感のために稽古しているんです。

2019年1月14日月曜日

演劇Q&A

キホンのギモンにお答え。
そもそも演劇部ってどんなもの?「分からない」を一気に解決します。

Q:演劇部ってどこで活動しているの?
普段は南校舎2階の一番奥にある演劇実習室でやってます。
大道具などの作業はピロティや北校舎裏を使っていますが、
おもに休日に作業しているので一般生徒からは認識されていないかも。

Q:公演はいつやってるの?
毎年開催される恒例のイベントは以下のようになってます。
  4月・新入生歓迎公演(校内)
  6月・春季地区発表会(コホミン)☆
  8月・祢津東町歌舞伎舞台公演(長野県東御市)
     かしわンダーパレード(柏駅周辺)
  9月・松陵祭公演(校内)
     秋季地区発表会(コホミン)☆
  12月・ハーフタイムフェスティバル(コホミン)
  2月・バレンタイン公演(校内)
なんと、年間8ステージもあるんですよねぇ~。
そもそも演劇に大会があるってご存知でしたか?
中でも☆印の公演には審査があり順位が付けられます。
秋大会で1位になると県大会(中央発表会)へと進みます。
ちなみにコホミンというのは我孫子市湖北地区公民館の愛称です。

Q:どんな内容の舞台がある?
公演によっていろんなジャンルのお芝居をお楽しみいただいてます。
気楽に笑えるコメディや、手に汗握るシリアス、
おもわず泣いちゃう感動系、ワクワクの音楽劇などなど。
共通しているのは、いわゆる高校演劇ではないということ。
すべての公演で創作脚本を板にかけています。

Q:いきなり行くのは不安です……。
ここまで読んできたあなたなら、見る気は満々ですよね。
最初はみんなはじめてなので大丈夫ですよ。
形式ばる必要は一切ないラフな空間なので気軽においでください!
たしかに演出の都合上、守っていただきたいお約束があります。
  ・上演中の入退場は固くお断りします。
  ・携帯電話、スマートフォンなどの電源はお切りください。
  ・フラッシュを用いての撮影はご遠慮ください。
私語は他のお客さまの観劇の妨げになるので厳禁です。
ただし面白くて声に出して笑ったり、感動で泣いたりは全然問題ナシ。
舞台はナマモノ。客席のリアクションも演劇の大切な要素のひとつです。
校内公演の場合、開場時間はおおむね開演時間の15分前に設定しています。
できれば開場時間か、遅くとも開演5分前には会場に入るようにしてください。

さぁ、幕はあがった。
こころゆくまで楽しんでってください。



Q:普段はどんな練習をしているの?
おっと、もしかして演劇部に興味が出てきましたか?
ルーティンになっているのは以下のとおりです。
  ・気合い入れ
  ・手拍子
  ・パンチキックターン
  ・ストレッチ
  ・発声
このうち、ストレッチと発声は各自で行います。
なぜなら一人ひとり身体の速度は異なるからです。
また日によって個人の体調だって変化するからです。
それぞれが自分の身体と対話しながら調子を整えていきます。
もちろん初心者の方にはこの基礎練習も丁寧にお教えします。
心配しないで気軽にトライしてみよう!

Q:スタッフ専門の人っている?
ウチの場合、人数が少ないので部署に分かれるということはありません。
役者だから裏方はわからないとか、スタッフだから運動しないとかはない。
優秀なスタッフは役者としても優秀なんです。
専門バカはいいんですが、バカな専門家は迷惑なだけなんです。

Q:どういう服装で参加すればいい?
通常の稽古から全員がしっかり私物のジャージに着替えてます。
学校のジャージは体育の授業で使うものだから着ちゃダメです。
制服の上にジャージを羽織るなんて中途半端もいけません。
まして塗ったり叩いたりする時に制服なんてありえません。
中学校のジャージとか、使わなくなったもので十分なんです。
舞台係を担当するときにはオリジナルの黒いTシャツとパーカーを着ます。