ウチらは舞台装置も作ります。
こんなのあたりまえだと思ってたんですけどね、
イマドキは舞台装置を外注する学校さんもあるらしいんで、
一応アピールしておきます。
新入団員はいずれ工具類を個人で揃えることになります。
部室にもいくつか置いてありますが、
ここはやはり自分専用の道具を持ちましょう。
自分専用だと、やはり道具に愛着が湧きます。
なにより道具の扱いが丁寧になります。
結果として技術の向上につながります。
というわけで工具類の紹介記事です。
まずはナグリを入手しましょう。
町のホムセンでは扱ってないかもしれません。
舞台屋槌(ぶたいやつち)で検索してポチるのが早道です。
が、しかし高額商品のため「絶対これじゃなきゃダメ」というもんでもありません。
ひとつだけ注意点がありまして、
似たような商品に釘を打つ面に凹凸が入ってるのがあるんですよ。
それだと釘を打ちこんだ時に部材に跡がついちゃうんです。
そういうのじゃないヤツを買いましょう。
反対側はバラシの時に使う簡易的な釘抜きになってますね~うん。
まあパイプハンマーとかいうので十分なんじゃないですか。
あるていど頭に重さがある方が逆に使いやすいですよ。
重さで打ちますんでねえ。
ちなみにナグリの下にあるのは豚革の作業用手袋ですね。
軍手だと滑るんですよねぇ~。
ちょっとぐらいの熱なら平気ですからねぇ~。
灯体も怖くないですよ。シュートの時にも使いますよ。
というわけで豚革を愛用です。
ノコギリですね。
ノコって呼んでますね。そのまんまですが。
安全性と携帯性を考えたらこれ、折り畳み式ですね。
木材をカットするのに使いますのでそれ用のものを選んでください。
画像はちょっと銹びが出てますね。
年季が入ってますよ、もう15年は使ってます。
ドライバーは+(プラス)があればいいですね。
グリップにある程度の直径があると回し易いですよ。
本当はもっと太いのを持ってるんですけどね。
今日はちょっと見当たらなかったみたいです。
自分の工具はちゃんと整理しとかなきゃいけませんね。
カッターはこのぐらいの大きさのものを。
折る刃式のカッターですね。
薄ベニぐらいならこれでザクザク切っちゃいます。
下段のようなダイヤルで刃を固定するものがいいですよ。
そのほうが切る時に安定します。
てことはつまり安全です。
これも手に入れてください。
メジャーです。
目盛りをよく見てからレジに向かってくださいね。
この画像じゃわかりませんが尺スケールが付いてんですコレ。
尺とメートルを併記してあるんですね~、うん。
演劇界隈ではいまだに尺で長さを言ったりしますからね。
舞台の上だと尺の方が便利なんですよ、実際。
この前の稽古で役者ひとりあたりのスペースの話をしましたね。
あれが六尺四方でしたよね。
ええ180センチ四方ですからね。
曲尺(かねじゃく)とも言いますね。
さしがねなんて言いますね。
これがなかったら木材1本切れませんね。
こいつの写真を撮影するのを忘れてました。
工具袋に入ってなかったんですよ。
ということで絵を描きましたけどね~、うん。
肝腎なのは道具を揃えることじゃないんです。
道具は使ってこそ初めて本当の価値が出ます。
そのために正しい使い方を身に付けてもらいます。
10月に入ったらそういった「稽古」もやっていきましょう。
正しく合理的なフォームで安全に効率の良い作業を実現します。
私の祖父は宮大工やってましたからねえ。
幼時からの英才教育ってやつですね~、うん。
