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2019年6月3日月曜日

持ち道具ですが


この画だとわかりにくいですかね。
今回はSF小説家が主人公でして、
原稿用紙に「書く」シーンがあります。
その時に使います、巨大鉛筆です。

消しゴムも巨大なのを造りました。
こちらは原稿用紙の文字を消すという用途ではありません。
私の頭の中を消すMOMO消しゴムです。
どこぞの予備校のCMみたいな画です。
ガンバレ!受験生!みたいな。
ちなみに、
ベリアとパニッシュが持っているのは既製品です。

きょうはじめて通しました。
否、通したとは言えない出来でした。
60分を超えました。上等です!
ウチらにとって60分オーバーは、
それほど大きな問題じゃないんです。
もっと大事なことがありますよ。
審査結果だの順位だのにビビッてちゃ、
いい芝居なんてできませんよね。

がんばっていきまっしょい!

2019年6月1日土曜日

高台(組み立て式)


高校の中庭に植わっている欅です。
枝がしだれにしだれていて、
風が吹くとオバケ感がすごいんです。
プリュルールってヤツですよ。

さて、そんな中ですが、

こいつ、わかりますでしょうか。
タイトルでネタばれしてますね。
高台になります!組み立てると。

こんな構造になっておりやす。
わかりにくい画でスミマセン。
パネルとパネルをドッキングさせてます。
で、ドッキングのギミックはこれです↓

「抜き蝶番」を使っております。
作製はノエル先輩です。
ひたすらヤスってピンを抜いてくれました。
1寸5分でバインドしてます。
長さがちょーっと足りないのですけどね。
釘を舞台上で落としたら大変です。
1本1本を紛失しない工夫が必要ですな。
(本番までにちゃんと養生しますよモチロン)

この高台は、真ん中が通れるようになってます。
演出によってここから登場したり、
目潰し用の灯体を仕込んだりできます。
お気付きだろうか……。
画面、上手側に注目していただきたい。
人間の頭のようなものが見えないだろうか?

パンチを貼ったコンパネを被せて完成です。
あ、ちゃんとケコミは用意してあります。
当然ですよ。
装置をケコミで飾らないなんてありえません。

今回はこの装置を連れて行きます。

収納はこんなにコンパクト。
机を持って行くよりラックラク~。

てな感じです。

そういえばタイトルがまだ決まってません。
どうしましょう。チラシも作れません。
来週には本番だというのに……。
がんばっていきまっしょい!

2018年12月2日日曜日

外灯のおしらせ

創作劇の催しなのですが、実は縛りがあるのです。

今回の公演では「大根」を登場させなければなりません。
amazonで検索すれば出来合いのものがヒットします。
でもね。そこはそれ、創作専門でやってきた劇団ですから、
大根もきちんと創作しましょうよ。
はい。新聞紙でおおまかに本体を成型しました。
表面にはガーゼを木工用ボンドで貼り込んであります。
この上から水性ペンキで塗装する予定です。
こうすることで表面の質感がマットになる、はずです。
葉の茎の部分は広告紙です。
広告紙のなかでも厚手のものを細長く畳んで、
緑色のマスキングテープを巻き付けたものです。
根本をダイコン本体に縫い付けてあります。
茎と茎の間隔を拡げるために細工してますね。
現在、養生中です。

こちらはぺが先輩に造ってもらった「白菜」です。
プロトタイプです。
試作品です。
こいつを原型として量産品を制作します。
RX‐78からRGM‐79、みたいな。
縛りアイテムじゃないんですが……。
鍋物の季節だからという理由で登場します。

そしてこいつが「ダルマ」です。
……赤で塗装すればそう見えるはずです!
こちらもガーゼを貼ってます。
明日から考査1週間前に突入です。
活動停止期間に入ってしまいます(悲)
それまでしっかりこの子たちを乾燥させましょう。
塗装作業は考査明けです。



そうそう、4地区のみなさま!
外灯についてお知らせしなきゃですね。

柱は見た目でおわかりでしょうが、ステンレス物干竿を使いました。
一応、ウェザリングもしてるんですがね。
グラインダーで軽く傷を付けて、茶と白でヨゴシています。
灯体部分はアイリスオーヤマさんのLEDワークライトを使用しています。
舞台袖で操作するために本体のスイッチは殺して、
コンセント直結で点灯できるように配線し直してあります。
物干竿の中の空洞にコードを通して、台座の背面からプラグが出ています。
一応、タップを使ってオンオフが楽にできるようにはしていますが。

しかしながら、秋大でご覧になられた方はご記憶でしょうか?
点灯時に「チカチカッ」としたでしょう?
あれはインバーター蛍光灯の点き方ですよね。
LEDライトの動作じゃなかったですよね。

「ルーコン」ってご存知ですか。

トヨスター TLC-150 調光器(ルーコン) ライトコントローラー

コンセントと灯体とのあいだにかませることで1回路調光できるという、
以前はERAの校内公演で大活躍してくれていた照明さんの「相棒」です。
残念ながら現在は生産終了しているみたいですが。
劇団ERAではこれをいまだに5~6台保有しておりまして、
今回はこのルーコンをLEDライトの調光に使っております。
あの、チカチカッとした点灯は、実は人の手で行っております。
はい、そうです。感覚的な操作です。
よく言えば職人技です。

あの点き方が嫌だという場合はルーコンをキャンセルすればいいのですよ。
次回の稽古は考査が明けてからです。
成績不振で呼び出しされないようにしよう。
がんばっていきまっしょい!!


2018年9月3日月曜日

大空はばたく紅の翼

かしわンダーランド2018②が間近に迫っています。
昨日は、秋公演で使うベンチを作製しました。


しかし、コーススレッドの長さが合わず、
一部ネジの先端が突き出てしまう箇所あり。

そこで光子力研究所の偉い博士たちは考えた。
「邪魔なら削り取ってしまえばいいんじゃない?」
(by マリー・アントワネット)



劇団ERAは新たな力を手に入れました。
ディスクグラインダーです。
こいつで削ってやるぜ!
3・2・1、開梱!



こんなカンジです。
一般生徒の最終下校を待って、中庭で作業します。
、、、、。
、、、、、、。
、、、、、、、、、、、。
ネジ1本削るのに4分費やしました。
作業効率を考えるなら、ちょっとね。
鉄ノコで切断して、金属用のやすりでヤスル方が、
無難かもしれませんね。

2018年9月2日日曜日

素人衆はすっこんでろい!

こちとら気の短けェ職人でぇい!
9月最初の日曜日です。

今日は舞台装置を作っています。
松陵祭が例年より開催が早いので、
作業も急ピッチになります。
ちょっと雨模様なので、
屋根のあるピロティをお借りします。

外灯のベースだけは完成していたため、
スグに塗ることができました。


こちらはベンチの部材を切る作業からです。
劇団ERAでは、尺貫メジャーを用いています。
舞台屋らしく尺貫法に従います、一応。


御影石の立方体です(嘘)。
ジュウオウキューブみたいな。
モノリスみたいな。


すてきな「箱」を作っております。
とても意匠が細かいのです。
観客席からは絶対にわからないでしょうが、
だからこそ、気を遣うのです。
もしかしたらプロ並み?
手前味噌、わかってますって。
電動ドライバーがあるのに、
なぜか手作業でネジを回してます。
なんでか?


文化部で来てるのはウチだけのようです。
大きな音を出しますので、
その方が気兼ねなく作業できますけどね。

顧問の祖父は宮大工でした。
装置が完成すれば、稽古にも俄然、熱が入ります。
台本もようやく四場まで完成。
松陵祭に向けて怒涛の進行です。
がんばっていきまっしょい!

2017年4月15日土曜日

銃刀法違反なのか!?

今回の『蝸牛ナイとメア』には、日本刀で戦うシーンがございます。
再演に伴いまして、二振りほど新作いたしました。上の写真はその完成状態です。
では、その製作過程を見てみましょう。

用意する材料は以下の通りです。分量は二振り分です。
① 刀身     1×4材・・・90cmのものを2本
② 刀身の塗装  メッキ調スプレー・・・1缶
③ 鞘      古新聞・・・適宜
④ 鞘の塗装   100均の水性ペンキ・・・黒、赤各1
⑤ 鍔      そのへんにあった木片・・・2枚
⑥ 仕上げ塗装  100均の水性ニス
⑦ 下緒     100均の「江戸打ち紐」・・・紅白各2本
⑧ 柄の下地   テーピングテープ
⑨ 柄に巻く平紐 100均の「靴紐」・・・白(2本入り)2セット

まずは1×4材の加工です。
得物は折り畳み式のノコギリです。「反り」を入れた形にマッキーで罫描きます。
ご覧のとおり、ざっくりです。ここに精密さは必要ナシ。心のままにどうぞ。
ただし、カットは超疲れますので、お覚悟を。
こんな感じです。ここにカンナをかけて、形を整えていきます。
刃の部分を薄くしていきます。
ミネの部分はめちゃカンナかけづらいです。
上がほぼ整った刀身です。下はすでに鞘を作り始めてます。
鞘は刀身に布ガムテを巻いて下地を作ります。
ガムテの粘着面を外側にして巻き巻きしていきます。
その上から厚手の広告紙を(今回は某電器店の広告です)貼り付けます。
刀身に銀色の塗装を施しました。
柄にはテーピングを巻いて、上から紐を巻き付けます。
(写真では「打ち紐」を巻いていますが没です。完成品には「靴紐」を巻いてます)
こんな感じです。鍔はありあわせの木片を加工して形成。
模様はハンダゴテで焼き焼きしています。
鍔を近くからご覧ください。
仕上げにニスを塗ってございます。

鞘には短冊状に切った新聞を張り重ね、乾燥させたのちに水性ペンキで塗装します。
こちらも仕上げにニスを塗りましょう。
下緒を巻いたら完成です。
(巻き方に関してはネットの動画を参考にしてみてください)
おもちゃ箱に収納された状態。
この二振りの日本刀は、坊ちゃんとなぎさの血闘で使われます。

2016年9月18日日曜日

舞台装置を引き続き造りました。

なんやかんやでこんにちは、劇団ERAです。
本番直前の日曜日、当然ですが活動しました。
雨がそこまで迫っています。
先日に引き続き、装置を造ります。
雨模様なので屋根のある場所を求めて、本日は北校舎玄関前に店を広げます。

今回のメイン装置は、机2つです。
他に椅子が3つ、照明用のトラス2本、ドア1式。
精密な仕事が要求されます。
丁寧に寸法を採ります。

1年生も自分専用の工具をそれぞれ購入しました。
早く使いこなせるようになりましょうね。
目標は「より速くより精確に」。
いいモノをたくさん見て、センスを磨けよ。

実は、台風16号の動きが心配なんです。
学園祭前のこの時期に「休校」なんてことになったら、スケジュールがズタズタです。
今日のうちに塗装を強行します。

昼食は劇団ERAの慣例で、3交替のシフト制で摂ります。
現場は常にフル回転でいたいのです。作業の手を止めたくないのです。
それにしても作業量のあまりの多さに、最後は警備のおじさんに
「もうええ加減、早う帰ってえぇやぁ~」
と言われるような時間になりましたけれど、
おかげで素敵な舞台装置ができあがりました。


ところで、『本日は快晴なりっ!』が80分を超えることが判明しています。
60分以内に納めなければなりません。断腸の思いでカットします。これぞ産みの苦しみです。さぁて、あしたもがんばっていきまっしょい!

2016年9月11日日曜日

舞台装置を作りました。

ここは南校舎1Fのピロティです。
朝から雨模様だったので、屋根のある場所を作業場にします。
ピロティはバス通りに面しています。

適度に段差があったり直角があったり、何かと便利です。
よく利用させてもらっています。
段差で部材を切断します。

言っときますが、今日はペンキは使ってませんよ。
ピロティの白いペンキのシミはウチらじゃないですよ。
壁を利用して釘打ちです。

静まりかえった校内にナグリの音が響きます。
それにしても他の文化部の姿が見えませんね。
月末には学園祭なんだけどね。
吹奏楽部でさえ不在みたいです。
丁寧に採寸します。

例年であれば中古のベニヤ板を生徒会からもらうのですが、
生徒会顧問の先生に聞いたところ、なにやら今年はやる気のある役員が全部処分してしまったとのこと。
使用済みの一見無価値に思えるベニヤでも、ウチらにとっては貴重な部材なんすけどね・・・。
もったいないハナシですわな。

本番は再来週です。
なれども装置はまだまだ未完成。芝居の稽古も前途多難。
これから合い間を縫って、徐々に造っていきます。
がんばっていきまっしょい!

2016年4月10日日曜日

日本刀と私

新歓公演『もしエテ』で沖田総美が使用している日本刀
できるだけ軽く 可能な限り丈夫に

金属の摸造刀を使うという手もありますが
やはり安全性を考えるとNGですね 役者やお客様に万が一があってはいけません

これまでのERAでは1×4材で刀身と柄をカンナで削り出し
台所で使うアルミテープを刃(やいば)に貼って使っていました
鞘は新聞紙を丸めて木工用ボンドでガチガチに固め
フエルトを巻いてそれっぽくしておりました

今回はこれまでの経験を活かした『改良版』です
刀身は1×4材をカンナで削り出します
木材が最もイメージ通りの形に加工しやすい気がします

刀身にはまずサフェーサーを吹いてからグレーを吹きさらにクリアーを吹いて完成
柄の表面に白のテーピングを巻き、その上から平ヒモを巻いていきます
力を籠めて引っ張りながら巻いていきます

で、鞘の部分です
当然のことながら刀身が完成してから作りはじめます
ベースは某100円ショップのウレタンボード

ちなみに100円ショップという言い方はおかしいですね
フラワーショップは花をペットショップはペットを
100円ショップは100円の商品を売ります
だから100円の商品ショップとでも呼ぶべきです

刀身の形にパーツを切り出してボンドで接着します
表面にはシボ加工風味のシールを貼りつけました


鍔も同じくボードから切り出します
黒のスプレーがあいにく切れていたので
刷毛を使って塗装です

グルーガンで接着して完成です!!

【 今後の課題 】
できるだけ鞘をスリム化する
チャンバラにも耐えうるような強度を出す
よりリアル感のあるものにする
鞘に納めたところ
鍔がまだ塗装されてません