もうひとつのイベントが要求しているテーマは「動く」です。
そこで弊社では「動かない」という選択をします。
舞台を所狭しと動き回る芝居も嫌いじゃないですけどね。
登場人物がじっと動かないでいるというのはどうだろう。
ふたりキャストがいるので、ひとりは動くがもうひとりは動かない。
そうすることで対比の妙を出すとか出さないとか。
普段、エチュードではいかに動けるかが成否の鍵だったりするのですが、
そして演出部もまた動くことを要求しがちなんですが、
とにかく動かんのよ。
物語の中でたった一度だけ動く。
大きな意味のある「動く」という行為をする。
それまで散々に耐えて堪えて我慢して、
最後の最後に立ち上がる、みたいな。
愛する者を守るため、みたいな。
オマエは旅立ち、みたいな。ある意味。
カタルシスってやつが発生すればいいな、と。
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