2018年12月25日火曜日

そして茶話会でした

「大木良」という役名が
「大根」に由来していることに
誰も気付いていない。
劇団員ですら忘れているという事実。

今日は終業式でした。
大掃除のあと体育館に全員集合です。
秋大はとっくに終わってますが、
2学期にいただいた賞状ですので、
この終業式で全校に披露です。
部長以下、副部長と合わせて3名が登壇しました。

画像は本校のHPから引っ張りました。
創作脚本賞は何度目でしょうか。
演技賞は南原千鶴/中原中也役のこまちです。
優秀賞はブロック第2位の成績です。
でも1位を獲らなきゃ県大会に行けないんです。
そこが他の部活と違うトコなんですよね。
ここだけのハナシ、簡単に県に行けちゃう部もあるじゃないですか。
たぶん壁の分厚さは最も苛烈なんです。


午後から稽古場で茶話会です。
頂戴したお菓子をいただきながら、
それでも反省会ですからキッチリやります。
慣例に従い3段階に分けて各々反省を述べていきます。
まず、リハを含めて本番前日までの稽古全般にわたって。
次に、本番当日。舞台係などの仕事も含めます。
そして最後に、後片付け。これはバラシから帰着後の倉庫整理まで。

まず、全体的な総括をするとですね、
今回のHTFでやっぱおもろかったのは、
リハを見せていただいた学校さんが、
本番でどうなるのかなって部分ですね。
制作の過程をチョイ見せしてもらってるから、
本番の楽しみも倍加するってもんです。
決して意地悪な意味じゃありませんよ。
いい役者さんってやっぱり周りが見えてるなってハナシです。
その役として舞台に立つことの重要性を改めて教えられました。

さて、自分たちの反省。
発声って大事だなぁ~って再確認。
セリフっていうものは聞きとれてナンボですよ。
意味を伝えることができなけりゃアカンのですよ。
感情も大切だけど、まず意味を伝えることなんです。
一音落とす者は去れ!ですよ。
あ、ただし感情を伝えるってんで妙なテクニックに走っちゃ駄目。
基本ができてこその技巧ですからね!
忘れないでね!


HTFって創作脚本の祭典なんですよね。
創作って難しいんだなぁ~って思う事しきり。
「演劇にだってリアリティは必要です!」
柏東高校演劇部の南原千鶴さんが力説してます。
私たちは彼女のこの説に激しく同意してまして、
静かなリアリズム重視の演劇なんてくそくらえだと思ってますが、
おっと、敵を増やしてしまいましたか?でもホンネなんです。
リアリティっつーのは「ホントっぽさ」ですよね、
お客さまに「なんか現実にあるかもね」と感じていただくことが重要なんです。
だから、なんですよね~。ごめんなさいね。
心理の流れに連続性がない、
ストーリー上の整合性もない、
という台本というか役者の演技にブチあたると、
そもそも台本の不備に息が詰まっちゃうんです。
台本の都合が人物の感情に優先してちゃダメなんです。
作者の世界観を描くのが目的であってはダメなんです。
たとえ厨二的展開の台本だとしてもね。
まさか、あれは「人外」だから人間の尺度では測れないのだ!
とでもおっしゃるつもり?
たとえ魔王でも、たとえ動物でもそこは譲れませんよ。
あらゆる作品は人間を描くことを至上命題としているのだから。

おっと、おしゃべりが過ぎました。
もって他山の石とすべし、でしたね。
ほのぼの日常系だっていいじゃないか、
だって描くのは人間だもの。
ちなみに今回はシットコムっぽいのを意識したんですが、
アンケにはアンジャッシュみたいなどと書かれてましたですね。
どっちか言ったら「やっぱり猫が好き」を狙ったんですが……。
う~ん、まだまだですな!
がんばっていきまっしょい!

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