2018年12月28日金曜日

テーマは「愛」です

年の瀬だす!
景色が寒々しいことったらないです。
歳末寒波が襲来してるらしいですけど、
カンパは自転車だけにしてもらいたいものです。
寒すぎ。風、強すぎ。
涙目。



さて、テーマをどのように伝えるかって話です。
どう料理するかっていう、まぁ調理方法ですね。

テーマは『愛』です、みたいな、
それ言っちゃったら身も蓋もないでショ、っていう。
言葉で伝えちゃっていいなら「作品」を創る意味はない。
作品を造り込んで中に忍ばせるものだと思うんです。
生のまま提供しちゃダメだと思うんです。
お刺身にしてあれば包丁入れてる分まだマシな方で、
生きた魚のまんまお膳に出されても、ちょっと食べられないですよ~。

いきなり極論ですがね、テーマってそもそも必要なのでしょうかね。
必要だとして、その解釈はお客様に委ねられているのではないんですかね?

あとから言いわけみたいに「あれはあーで、これはこーで」などと、
本来は禁じ手ですよ。御法度だと思うんですよ。
士道ならぬ劇人道に背くまじき事ですよ。切腹もんですよ。
私たちにとっては舞台で表現されたものがすべてです。
まして、作中人物に語らせちゃったらギャグです、それ。

ウチの場合は、だいたいテーマからは創作しないのです。
登場人物が作者の言いたいことを伝えるために奉仕するというのではない。
「この作品のテーマはなんですか?」って、
アンケートに書いてくださる方がいらっしゃいますけど、
演ってる自分たちもよくわかってないことが多いんです、スミマセン。

ただ、集団的無意識というのはやはりありまして、
自分たちで創作した台本のはずなんですが、
稽古しているうちにハタと気付くことはあります。
テーマは登場人物に教えられるものなんです。

ハナシを元に戻します。
あなたは何か言いたいことがあるんですよね。
世の中に向けて自分の考えを問うてみたい。
表現欲求があふれてとどまることを知らない。
で、それを演劇という手段を用いて伝えたい。

だったら、生身の役者が舞台に上がることの意味を、
考えなけりゃいけないって思うんですよ。
他にも表現手段はいくらでもあるんですからね。
ただ伝えたいというだけなら、なんで演劇なんですか?
小説でも、漫画でも、映画でもいいじゃないですか。
いっそ、伝えたいことを世界の中心で叫べばいいじゃないですか!
役者が頭のテッペンから足のツマサキまで衆目にさらして、
それに耐え得るための訓練に何日も費やして、
そんなにしてまで演劇である必要はないわけですよ。

テーマはそれとなく伝わるぐらいがちょうどいいと思うんですよ。
作中で登場人物が作者の「思想」を代弁するのって、
ダッサいと思いませんか?押し付けがましいというか。
そこは観客が受け取るから、受け取れるから、受け取りたいから。
生の魚をお膳に乗せるのって、観客をバカにしてると思うんです。



2018年12月26日水曜日

It's Showtime!

一音落とす者は去れ!
私たちはこの標語を、稽古場に掲げることにしました。
早口でも潰れない滑舌を獲得したいものです。

「たとえば、無闇にセリフに抑揚をつける人がいる。本人はまぁ感情表現のつもりなんでしょうけど、あんまり妙な抑揚をつけすぎて、自分の演技に酔っているだけに見えます。なぜそう見えるかって?抑揚の「揚」はまだいいとして、「抑」の部分のセリフが聞こえないことがあるんです。抑えるほどの声量じゃない役者さんが抑えたらいかんですよ。セリフに抑揚を付けたいなら声量を全体に大きくしなければいけませんよ。つまり自分の声が客席に届いているかどうかもわからないから、酔っているように見えるんです。

でもね、だからって叫べばいいってもんじゃあない。いや、むしろ逆なんです。叫んじゃダメなんです。叫ばなきゃ届かない声量なら、それって発声ができてないってことですよね。だったらノドを痛めるだけじゃないですか。自然に発してもきちんと響くような声を獲得してから舞台に立ちましょうよ。聞き苦しいだけですよ。叫ぶしか能がない役者は無能なんです(ん?論理が破綻しとるな)。ツッコミでもやたら叫ぶしかないのは稚拙というもんです。世の中にはいろんなツッコミのパターンがある。だったらそれを知るべきです。勉強不足を恥じるべきなんです。

考えてみればわかる。のべつに叫んでる人なんて日常に存在してるかってことです。文学賞の審査員の常套句に「この作品は、人間が描けていない」っていうのがあります。文芸の世界ではあたりまえなことなんです。現実世界に存在し得る人間を題材にしろってことなんです。人間を描くってことが文芸の至上命題なんです。これはどの作品にも共通して言えることなんです。それには人間が直接登場する必要はない。たとえば漱石の『吾輩は猫である』は、猫の視点から観た人間が描かれてる。たとえば芥川の『河童』は、河童の社会という架空の設定を通して、人間社会を辛辣に諷刺している。狼や兎や狸が活躍する童話は人間を動物になぞらえている。広い意味では演劇も文学です。明治期には文学も演劇も、美術と一括りにされていたんです。

ツッコミといえば、テレビのおかげで日本人の笑いの偏差値は下がってしまったんです。ある人気コメディアンが自分の冠番組の中で、何の訓練も受けていない素人さんを画面に登場させてしまった。そこから日本の笑芸は崩壊していったように思うんです。テレビのドキュメント性は容赦なく素人さんのおたおたする惨めな姿を映し出しました。はじめは確かにみっともなかったんです。お茶の間に広がったのは「蔑みの笑い」だったんです。かなりゲスい笑いだったんです。でも視聴者もみんなそれをわかってた。わかったうえで楽しんでたんです。そのはずだったんです。いつからなんでしょう、気がつけば素人芸でも、部室芸でも、テレビの中に存在することが許されるようになっていた。スタッフの内輪ネタを公共の電波を使って垂れ流し続けても、誰も文句を言わなくなった。本当の笑いはどこに行ったんでしょう。本当の笑いは寄席にでも行かなければお目にかかれなくなってしまった。同じような現象は歌謡界でも起きました。アイドルと呼ばれる「唄うタレント」がテレビの歌番組を席巻し、本当の歌い手がいなくなった。歌姫なんて呼ばれてる人もいますが、あんなの美空ひばりの足元にも及ばない。いいえ、アイドルすら放課後の部活動になり、黄色い声を張り上げた小娘が腰をくねらせ、そんなのでも金が稼げるようになってしまった。そんな世界が健全だと言えるんでしょうかッ!!!」

以上のセリフを高速でしゃべくり倒しましょう。


まぁ冗談はさておき、
その実、ホンキだったりして、
以前も言いましたが、
演劇は初めて観るよって人だって、
客席にはいらっしゃるんですよね。
その方に、
「演劇ってこんなもんか」
って言わせたらいけないと思うんです。
「演劇ってスゲエじゃん」
って言わせたいだけなんです。
それって思い上がりですかね?
劇人なら当然の意識だと思いますけど。
いいですよ、それウチがやります。
演劇の真似事をするんなら責任があるよ、
ってだけのことなんです。

今日から稽古はOFF。
世間並みに冬休みですね。
そうそう「ういろううり」は冬季休業中の課題ですよ。
年末年始は演芸番組が目白押しです。
劇団員の皆さん、さぁ、お勉強の時間だ。
ドライバーオ~ン!
3・2・1!ショウターイム!
がんばっていきまっしょい!

2018年12月25日火曜日

そして茶話会でした

「大木良」という役名が
「大根」に由来していることに
誰も気付いていない。
劇団員ですら忘れているという事実。

今日は終業式でした。
大掃除のあと体育館に全員集合です。
秋大はとっくに終わってますが、
2学期にいただいた賞状ですので、
この終業式で全校に披露です。
部長以下、副部長と合わせて3名が登壇しました。

画像は本校のHPから引っ張りました。
創作脚本賞は何度目でしょうか。
演技賞は南原千鶴/中原中也役のこまちです。
優秀賞はブロック第2位の成績です。
でも1位を獲らなきゃ県大会に行けないんです。
そこが他の部活と違うトコなんですよね。
ここだけのハナシ、簡単に県に行けちゃう部もあるじゃないですか。
たぶん壁の分厚さは最も苛烈なんです。


午後から稽古場で茶話会です。
頂戴したお菓子をいただきながら、
それでも反省会ですからキッチリやります。
慣例に従い3段階に分けて各々反省を述べていきます。
まず、リハを含めて本番前日までの稽古全般にわたって。
次に、本番当日。舞台係などの仕事も含めます。
そして最後に、後片付け。これはバラシから帰着後の倉庫整理まで。

まず、全体的な総括をするとですね、
今回のHTFでやっぱおもろかったのは、
リハを見せていただいた学校さんが、
本番でどうなるのかなって部分ですね。
制作の過程をチョイ見せしてもらってるから、
本番の楽しみも倍加するってもんです。
決して意地悪な意味じゃありませんよ。
いい役者さんってやっぱり周りが見えてるなってハナシです。
その役として舞台に立つことの重要性を改めて教えられました。

さて、自分たちの反省。
発声って大事だなぁ~って再確認。
セリフっていうものは聞きとれてナンボですよ。
意味を伝えることができなけりゃアカンのですよ。
感情も大切だけど、まず意味を伝えることなんです。
一音落とす者は去れ!ですよ。
あ、ただし感情を伝えるってんで妙なテクニックに走っちゃ駄目。
基本ができてこその技巧ですからね!
忘れないでね!


HTFって創作脚本の祭典なんですよね。
創作って難しいんだなぁ~って思う事しきり。
「演劇にだってリアリティは必要です!」
柏東高校演劇部の南原千鶴さんが力説してます。
私たちは彼女のこの説に激しく同意してまして、
静かなリアリズム重視の演劇なんてくそくらえだと思ってますが、
おっと、敵を増やしてしまいましたか?でもホンネなんです。
リアリティっつーのは「ホントっぽさ」ですよね、
お客さまに「なんか現実にあるかもね」と感じていただくことが重要なんです。
だから、なんですよね~。ごめんなさいね。
心理の流れに連続性がない、
ストーリー上の整合性もない、
という台本というか役者の演技にブチあたると、
そもそも台本の不備に息が詰まっちゃうんです。
台本の都合が人物の感情に優先してちゃダメなんです。
作者の世界観を描くのが目的であってはダメなんです。
たとえ厨二的展開の台本だとしてもね。
まさか、あれは「人外」だから人間の尺度では測れないのだ!
とでもおっしゃるつもり?
たとえ魔王でも、たとえ動物でもそこは譲れませんよ。
あらゆる作品は人間を描くことを至上命題としているのだから。

おっと、おしゃべりが過ぎました。
もって他山の石とすべし、でしたね。
ほのぼの日常系だっていいじゃないか、
だって描くのは人間だもの。
ちなみに今回はシットコムっぽいのを意識したんですが、
アンケにはアンジャッシュみたいなどと書かれてましたですね。
どっちか言ったら「やっぱり猫が好き」を狙ったんですが……。
う~ん、まだまだですな!
がんばっていきまっしょい!

2018年12月24日月曜日

本番でした

年末合同公演
Half Time Festival 2018
12/24(Mon)のきょう、
いよいよ開幕です。

会館の外は冷たい風が吹いていて、
めちゃんこ寒いです。

↑コホミンホールの緞帳です。
湖北の地元のお祭りが図案だとか。

冒頭からモノローグ。
キャラメルボックスを意識しています。
このあとキャスト全員によるダンスです(嘘)。

人物を配置するときの基本ですが、
持っている情報の量と質に差をつけます。
今回はこの「差」だけで物語を転がします。

個性的な人物をムリして登場させなくたって、
ドラマは成り立つんだということです。

人物の感情を仕種で観せて行きます。
決してセリフで伝えることはしません。
ここ重要!(テストに出ます)
仕種が細かいと見えないから大きな動作で伝えます。

僕たちは演劇のどこが気に入ってるかって、
人間が生身で演じるってとこなんですよね。
むしろアニメキャラもどきなんぞ不要なんです。
そっちはそっちに任せとけって感じなんです。


今回の芝居の本編とはまったくの無関係。
ナンセンスを一身に引き受けたパートです。

「潤色(殉職)でも脚色でもねえ。
まして既成なんかにとらわれてちゃいけねえ。
創作だ!!!」

沼南高柳高校のみなさん!ご協力に感謝です。
音響はフォントでした。
悪魔のようなオペでしたね~(怖)

さて、物語は後半に突入。

おばちゃんがダルマを持ってきます。
「人生は七転び八起き。大木くんの人生はまだこれからよ」
「でも、このダルマ、起きませんよ」
「…………」

雪姉ちゃんの誤解が解けます。
三人は血を分けた姉弟妹の関係でした。
かのように思えました。

大木くんはあのあと、
本当のお父さんと逢えたのでしょうか。

最後に「メリー・クリスマス!」


……ここで終わりゃいいんでしょうけど、
普通はここで緞帳なんでしょうけど、
解決してない問題がありました!
急げ!舞姉ちゃん!!!

さて、ウチの学校は明日が終業式です。
すっかり忘れ去られていますが、
秋大で獲得した賞状3枚を全校生徒の前で伝達してもらいます。
優秀賞がブロック2位だってこと、伝わりますかね???

午後からHTFの茶話会です。
PDCAサイクルを上手に回すためには、
キッチリとした反省が必要です。
がんばっていきまっしょい!

2018年12月23日日曜日

リハでした

コホミン(湖北地区公民館)にて、
朝からリハーサルです。

今回の共通セットは、
上手側に置かれた高台と、
下手側に外灯・岩に刺さった刀です。

そこに++(たすたす)します。
細かい道具類です。

今日は他校さんのリハーサルも見学してます。
ありがとうございます。良くも悪くも勉強になります。
沼南高柳さんとのツナギも練習しまして、
ウチのリハ順がやってきました。

下手側はとなりのおばちゃんです。
ちなみに、となりのおばちゃんは、
泥棒ではありません。

今回の主人公・森田雪。
大学から上京し、都会で働いていましたが、
転職して実家のある田舎町に戻ってきます。

上手側は大木良。
大学で農学を学んでいる青年です。


雪の妹・舞が引っ越しの手伝いにやってきます。

とそこへ、謎の集団が襲来します。
突然の銃声!!!!!

まくらが登場します。



そしてダルマ。

謎はすべて解けた!

……かに見えた。

「知らなかったんですか?
僕はサンタクロースだったんですよ。」(嘘)

詳しい物語が知りたい方はぜひ、
HTFは明日が本番です。
ご来場歓迎します。

『年末合同公演 Half Time Festival 2018』
12月24日(月)
我孫子市湖北地区公民館
入場無料・全席自由

***************************

 9:15ごろ     開場
 9:30~      開会式
 9:40~10:40 芝浦工大柏 & 柏南
11:00~12:00 我孫子東 & 日体大柏
       〈 昼食 〉
12:50~13:50 沼南高柳 & 二松柏
14:10~15:40 麗澤 & 柏の葉 & 柏陵
15:40~      閉会式

***************************

がんばっていきまっしょい!


2018年12月21日金曜日

全国的に終業式

え、終業式だったんですか!?
残念ながらウチの終業式は25日(月)です。

きょうは「成績会議」がありまして、
稽古場で使っている演劇実習室のとなり、
大講義室では朝から先生方が会議です。
演劇実習室は勝手に名乗ってます。
というわけで発声練習は寒空の下です。
邪魔にならないようにね。

そんな年の瀬ですが素敵な贈り物。
青果市場から新鮮なお野菜が届きました。



小道具の大根と白菜です。
劇団員たちは毎日この子たちを使って稽古しながら、
『鍋物』を妄想しています。
材料
大根・・・適量(イチョウ型に切る)
白菜・・・適量
人参・・・適量(お花の形に切る)
しいたけ・・・適量
豚コマ・・・適量
焼き豆腐・・・適量
マロニーちゃん・・・2~3本
調理
白菜の間に豚コマを挟み込みます。
まずは少なめの水で煮込んで行きます。
(野菜から水が出ますので)
あらかた火が通ったら
bの調味スープを加えて、さらに煮込みます。

大根のヨゴシは、モノホンの土を塗ってます。
リアルを追求したら一周回ってしまいました。

リハも近いぞ!
がんばっていきまっしょい。




2018年12月19日水曜日

新しい水夫

Half Time Festival 
も今年でようやく第8回です。
2011年に始まったばかりの、ひよっこ演劇祭です。

……てなこと、おっしゃいますけどね、これが何回目だろうと関係ないですよ。
舞台に上がる現役生にとってはイベントのひとつに過ぎないんですから。

↑↑それじゃだめなんですよ
この催し物の本来の意味を確認して欲しいんです。
ただ惰性でやってたらいかんと思うのです。
4地区だからって強制参加ではないんですからね。
趣旨に賛同できないなら出なきゃいいんですから。
そうですよね、大会委委員長。

春や秋の発表会ではリハは非公開ですよね。
でも、このイベントは違うんです。
お互いに見学し合ってOKなんですよ。
照明・音響などのスタッフワーク、
演出の基本的な考え方、
他校さん独自の演劇文化などなど。
リハーサルという制作過程を踏まえたうえで、
本番という完成品を観ると、
また違った視角を得ることができるんです。

自校だけでは頭打ちだって感じてませんか?
まさかそのやり方で満足しちゃってるんですか?
次のステップに挑戦しないんですか?
現状維持は後退と一緒なんです。
地区全体で向上していきましょう!
そんな趣旨で始まった演劇フェスなんです。

まだ第8回です。若いイベントです。
旧態依然とした芝居はお呼びじゃないんです。
野心のない芝居はどこかの県大会に任せときゃいいんです。
演劇の可能性を追求しなかったら意味がないんです。

いずれにせよ一度掲げた旗は巻いたら負けです。
大会の順位なんかよりも、そういうことを気にしたほうがいいですよ。
新しい船を動かすのは古い水夫じゃないはずです。

BGM:Takuro Yoshida『image no uta』

2018年12月16日日曜日

大根姉妹

クリスマスツリー!
例年ですとピロティに飾られるのですが、
今年は風が予想以上の想定外なため、
中学教員室の前に鎮座しましまする。
結構、通行するのに邪魔です(笑)

撮影のために許可を得ずに通電しています。

あと1週間後には『サンタがうちにやってきた』リハです。
このタイミングでの休日練習はいつも以上に有り難い。
郁ちゃん先輩が仕事の忙しい合間を縫って登場です。
きょうは何とか通し稽古をしたいと思います。

大根とダルマの塗装を敢行しました。

こまちとし~ぷがガーゼを貼ったご縁で、
乗りかかった舟とばかりにご担当。
立派な青首大根が育ちました。


演劇なんて商売をしてますと台本上やむをえず、
雑然とした知識ばかり増えてしまいます。
いえ、雑学なんて大したもんじゃないですが。
今回は大根の品種・栽培方法・料理方法などなど。
サンタクロースについても調べました。

ダルマに顔を描く作業が残ってますが、一応、持ち道具類は揃いました。
今回ウチは、フライパン・しゃもじ・ハンガーを使います。
ええ、意味もなくです。

明日は答案返却授業ですね。
泣いても笑っても、照っても降っても、明日はやってきます。
がんばっていきまっしょい!


2018年12月11日火曜日

予告する!

予告する!
いや、警告する!
ハーフで使う3アイテム「まくら」「ダルマ」「大根」を
すべてサンタさんのプレゼントで処理するようなマネを
よいこは絶対にしてはいけない!


そこでドキッとしたあなた!
同じことを誰もが一度は考えるんです。
あとはそれを実行するかどうか。
勇気をもって跳んでください!

ところで、サンタさんって呼び名は変ですよね。
「聖なる」さんって意味になってしまいます。
世界中の聖なるものを具現化したみたいな存在?
え? クロースこそ彼の本体なのでは。
彼は欧米では何と呼ばれているのか。
ちょっと調べたら凄いことになってました。
ところで、「セイント」って入力したら
勝手に「聖闘士」と変換されました。



現在のウチの状況。
まくらを使っていない。
「平成」がテーマではない。
おんぶが地味すぎて判りにくい。
これらの煩悶と懊悩を一挙に解決する。
考査が終わったらガシガシ稽古しまっせ。
体調を万全に調えときよし。
がんばっていきまっしょい!

2018年12月7日金曜日

ルーコン

HTFにご出場のみなさま!

誤解なきように申し上げます。
ルーコンの操作は簡便です。


こここ、これがルーコンです。
画像はオフィシャルから引っ張ってきました。
(手持ちのブツを撮れってハナシですね)

上部の丸いのが「メインスイッチ」です。
オンオフはリターン式です。
その下がフェーダーです。
あたりまえのように手前に引くと暗くなります。

こいつを電源と本体のあいだにかませて調光します。
本体に流れるエネルギーの量を調節できるので
ホントは照明以外にも使えるんじゃないかと。
ただ最大負荷容量が150Wです。
そして生産は終了しています。
店舗在庫限りです。

今回は下袖の中から調光していただきます。
コンセントは家庭用電源です。
ルーコンのスイッチをオンすると「ぼやぁ~ん」と点きます。
通電しているだけという状態ですね。いわゆるしょんぼり。
フェーダーを上げていくとアラ不思議!!!!!
ただ上げていくだけで「チカチカチカッ、チカッ!」と点灯します。

そこにはコツも工夫も存在しません。
どなたさまでもお手軽に蛍光灯の味わいがご堪能いただけます。
点灯の様子はこちらからご覧ください。
https://twitter.com/ERA_limit_break



お椀の中身はどうせ味噌汁であろうと誰もが思っている。
ならばお椀にソグワナイものを入れてみようじゃないの。
入れ子型の構造なんてクソ喰らえだぜ!
台本を渡されてそこそこの芝居で満足?
するわけないじゃん。
がんばっていきまっしょい!

BGM:TEAM SHACHI『ENJOY JINSEI』

2018年12月5日水曜日

クリスマスイブ

千葉県高校演劇第4地区の年末合同公演。
回を重ねて今年で第8回を数えます。

この年の瀬の忙しい時期に!とは知りつつも、
今年の開催は12月24日の振替休日です。

会場は4地区のホームグラウンド、
コホミンこと湖北地区公民館です。

テーマ『平成』
3アイテム『まくら・ダルマ・大根』
キーワード「メリー・クリスマス!」
キーアクション『おんぶ』
1尺4寸高に上げたサブロク1枚・刀・布・外灯。

当日の出演順を載せときます。

***************************

 9:15ごろ     開場
 9:30~      開会式
 9:40~10:40 芝浦工大柏 & 柏南
11:00~12:00 我孫子東 & 日体大柏
       〈 昼食 〉
12:50~13:50 沼南高柳 & 二松柏
14:10~15:40 麗澤 & 柏の葉 & 柏陵
15:40~      閉会式

***************************

ウチのリハは無事に23日に決まりました。
朝から会場入りして他校さんのリハ見て勉強です。

……それもこれも考査を乗り切れたらのハナシです。
がんばっていきまっしょい!

2018年12月2日日曜日

外灯のおしらせ

創作劇の催しなのですが、実は縛りがあるのです。

今回の公演では「大根」を登場させなければなりません。
amazonで検索すれば出来合いのものがヒットします。
でもね。そこはそれ、創作専門でやってきた劇団ですから、
大根もきちんと創作しましょうよ。
はい。新聞紙でおおまかに本体を成型しました。
表面にはガーゼを木工用ボンドで貼り込んであります。
この上から水性ペンキで塗装する予定です。
こうすることで表面の質感がマットになる、はずです。
葉の茎の部分は広告紙です。
広告紙のなかでも厚手のものを細長く畳んで、
緑色のマスキングテープを巻き付けたものです。
根本をダイコン本体に縫い付けてあります。
茎と茎の間隔を拡げるために細工してますね。
現在、養生中です。

こちらはぺが先輩に造ってもらった「白菜」です。
プロトタイプです。
試作品です。
こいつを原型として量産品を制作します。
RX‐78からRGM‐79、みたいな。
縛りアイテムじゃないんですが……。
鍋物の季節だからという理由で登場します。

そしてこいつが「ダルマ」です。
……赤で塗装すればそう見えるはずです!
こちらもガーゼを貼ってます。
明日から考査1週間前に突入です。
活動停止期間に入ってしまいます(悲)
それまでしっかりこの子たちを乾燥させましょう。
塗装作業は考査明けです。



そうそう、4地区のみなさま!
外灯についてお知らせしなきゃですね。

柱は見た目でおわかりでしょうが、ステンレス物干竿を使いました。
一応、ウェザリングもしてるんですがね。
グラインダーで軽く傷を付けて、茶と白でヨゴシています。
灯体部分はアイリスオーヤマさんのLEDワークライトを使用しています。
舞台袖で操作するために本体のスイッチは殺して、
コンセント直結で点灯できるように配線し直してあります。
物干竿の中の空洞にコードを通して、台座の背面からプラグが出ています。
一応、タップを使ってオンオフが楽にできるようにはしていますが。

しかしながら、秋大でご覧になられた方はご記憶でしょうか?
点灯時に「チカチカッ」としたでしょう?
あれはインバーター蛍光灯の点き方ですよね。
LEDライトの動作じゃなかったですよね。

「ルーコン」ってご存知ですか。

トヨスター TLC-150 調光器(ルーコン) ライトコントローラー

コンセントと灯体とのあいだにかませることで1回路調光できるという、
以前はERAの校内公演で大活躍してくれていた照明さんの「相棒」です。
残念ながら現在は生産終了しているみたいですが。
劇団ERAではこれをいまだに5~6台保有しておりまして、
今回はこのルーコンをLEDライトの調光に使っております。
あの、チカチカッとした点灯は、実は人の手で行っております。
はい、そうです。感覚的な操作です。
よく言えば職人技です。

あの点き方が嫌だという場合はルーコンをキャンセルすればいいのですよ。
次回の稽古は考査が明けてからです。
成績不振で呼び出しされないようにしよう。
がんばっていきまっしょい!!