2019年4月23日火曜日

劇団ERAにはいったい何枚のCDがあるのだろう


校内公演で使用しております、
クラシックプロのパワードミキサーです。
サウンドハウスで購入してきまして、
数年前から活躍してくれてます。

ホントはYAMAHAのを持っているんですが、
スピーカーとの相性がよくありません。

劇中で使用する音は、
すべてこの黒い機械を通して
スピーカーに送られます。
最近はCDデッキとPCをつないでます。

CDデッキからはMEを流し、
PCからはSEを流します。
PCにはサンプラーのフリーソフトを入れてあります。
ポン出しする音はみんなPCです。

♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫

今週土曜日には本番を迎えます、
平成最後の校内公演『月の雫のはづき』ですが、
音響がようやっと組み上がりました。
……って、遅すぎないか!?
すべてのCDから場面に合いそうな曲を選び、
団員のみんなに聞いてもらって、
芝居と合わせてみて、
最終的に決めていきます。
長さの調整が必要なら
フリーの曲編集ソフトを使います。

現在ではもう閉鎖されてしまいましたが、
某劇場で音響スタッフをされていた方から
紹介してもらったソフトです。

おっと、照明をまだ吊っていませんでした。
がんばっていきまっしょい!

2019年4月20日土曜日

サブロク平台にパンチカーペットを貼ってみた

つまり木と布を接着するということですね。
素材から考えて木工用ボンドなどを使うのが、
まぁセオリーなんでしょうが、
↑これは一斗缶です、って言っとかんとね。
中身は「怪獣ラテックス」です。
こいつで接着します。
日本工学院専門学校の山本先生から習った方法です。

まずは平台に塗っていきます。
バタフライで薄く伸ばしていきます。
スグに乾いて透明になります。
結構な値段だったんですが、
買ったまま倉庫に放ったらかしだったため、
相当な量が缶の中で固まってしまったようです。
強烈なアンモニア臭がするので、
屋外での作業です。

まるで書道パフォーマンス。
カーペット側にも塗ります。
こちらはペンキのローラーを使いました。


平台サイズは3尺×6尺です。
パンチカーペットはメートル売りだったので、
長さ2mですので当然ですが余ります。
余分はカッターで切り落します。
一斗缶を結局のところ使い切っちゃいました。

ところで、他校さんはどうやって装置を作ってますか?

✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾✾

今回の『月の雫のはづき』の舞台には、
このサブロクを3台と、
3尺高の階段を使います。
本番は来週の土曜日です。
稽古不足を幕は待たない。
がんばっていきまっしょい!

2019年4月18日木曜日

劇団である必要性があるんだよ

正式には「演劇部」なのです。
それはわかってます。
生徒会組織の末端として、
学校教育の一環として、
管理運営されるべき団体なのです。

しかしそれでも劇団を名乗らせていただいてます。
劇団ERAという看板を掲げ続けてます。

ウチが劇団制を敷いている理由のひとつに、
「集団性」の問題があります。
ここでいう「集団性」とは、
ある種のユルさをベースにしながら、
劇団員全員で責任を持つようなシステムのことです。
ERA芝居では、作品全体の責任の所在を、
いろんなカタチを持ち寄って埋め合わせていくんです。

脚本の創作に関して言えば、
ウチの場合は誰かひとりの天才が執筆する、
なんてことはありえません。
そもそも天才などという便利な存在は、
ウチの劇団にはおりません。
じゃあどうするか?
役者たちの熱気で稽古場の床から、
蒸気のようにゆらゆら出てきたものを、
すかさずキャッチして、
文字に起こしてゆく作業から始めるんです。

そうやってお互いに影響し合いながら、
徐々に造形していく。
ある意味、非効率的なやりかただ、
という自覚は十分ありますが、
こうでもしないとウチらの台本はできやしない。
だって、せっかく創作するのだったら、
役者のパワーを信じたいんですよ。

完成した台本だって、稽古場でどんどん変えてしまいます。
自分たちで作った台本なのに、
いざ稽古をしてみて気付くことってあるんです。
意識下で書いたような部分が必ずあるんです。

ひとりの才能ある部員(顧問?)が、
強力な主導性を発揮する演劇部を、
否定はしません。
でもウチは違う。
ただ違うとだけ言っておきたい。
メンバーひとり欠けても成立しないのが、
劇団ERAなんです。


2019年4月16日火曜日

万葉集をネタにした芝居を劇団ERAは2年も前に上演していた


万葉集が人気ですね。
新元号「令和」の出典だそうで。
ところでこの万葉集、
最古の歌集として紹介されているみたいですが、
正確には「現存する最古の歌集」らしいですよ。
知らんけど。
そりゃ万葉集より柿本人麻呂集の方が古いでしょ。
まぁ知らんけど。

で、原文はいわゆる万葉仮名で綴られているわけですが、
その中で「恋」はしばしば「孤悲」と記されているそうです。
好きな人と離れ、独りで悲しむ気持ち、、、。
この万葉集ネタは『次の電車が来るまでに』で使ったものです。
上演したのは2017年の春大会。
新人賞・創作脚本賞・審査員特別賞を受賞しています。
現在の3年生のデビュー作です。
昨今の万葉集ブームを見るにつけ、
時代がぼくたちに追いついた感じ、ですか。
知らんけど。

私たちにとっての最優先課題は、
演劇の新しい可能性を探り出すことにあります。
だから既成作品は板に掛けません。
他人の引いた設計図じゃ意味がないんです。
自分たちの飛行機で空を飛びたいんです。
当然、素人の浅知恵でこしらえた機体ですから、
失速し墜落し、大怪我することもあります。
それでもうまく上昇気流を捕まえて、
一瞬でも大空高く飛翔することができれば。
その快感のために稽古しているんです。