今回の『蝸牛ナイとメア』には、日本刀で戦うシーンがございます。
再演に伴いまして、二振りほど新作いたしました。上の写真はその完成状態です。
では、その製作過程を見てみましょう。
用意する材料は以下の通りです。分量は二振り分です。
① 刀身 1×4材・・・90cmのものを2本
② 刀身の塗装 メッキ調スプレー・・・1缶
③ 鞘 古新聞・・・適宜
④ 鞘の塗装 100均の水性ペンキ・・・黒、赤各1
⑤ 鍔 そのへんにあった木片・・・2枚
⑥ 仕上げ塗装 100均の水性ニス
⑦ 下緒 100均の「江戸打ち紐」・・・紅白各2本
⑧ 柄の下地 テーピングテープ
⑨ 柄に巻く平紐 100均の「靴紐」・・・白(2本入り)2セット
まずは1×4材の加工です。
得物は折り畳み式のノコギリです。「反り」を入れた形にマッキーで罫描きます。
ご覧のとおり、ざっくりです。ここに精密さは必要ナシ。心のままにどうぞ。
ただし、カットは超疲れますので、お覚悟を。
こんな感じです。ここにカンナをかけて、形を整えていきます。
刃の部分を薄くしていきます。
ミネの部分はめちゃカンナかけづらいです。
上がほぼ整った刀身です。下はすでに鞘を作り始めてます。
鞘は刀身に布ガムテを巻いて下地を作ります。
ガムテの粘着面を外側にして巻き巻きしていきます。
その上から厚手の広告紙を(今回は某電器店の広告です)貼り付けます。
刀身に銀色の塗装を施しました。
柄にはテーピングを巻いて、上から紐を巻き付けます。
(写真では「打ち紐」を巻いていますが没です。完成品には「靴紐」を巻いてます)
こんな感じです。鍔はありあわせの木片を加工して形成。
模様はハンダゴテで焼き焼きしています。
鍔を近くからご覧ください。
仕上げにニスを塗ってございます。
鞘には短冊状に切った新聞を張り重ね、乾燥させたのちに水性ペンキで塗装します。
こちらも仕上げにニスを塗りましょう。
下緒を巻いたら完成です。
(巻き方に関してはネットの動画を参考にしてみてください)
おもちゃ箱に収納された状態。
この二振りの日本刀は、坊ちゃんとなぎさの血闘で使われます。
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