2016年4月17日日曜日

劇団ERAが志向する芝居論

泣いている赤ちゃんの興味を惹くために
某写真スタジオのスタッフさんはカメラの横で
手にした玩具を小刻みに動かします
音の出る玩具だとなおいいようです

人間は本能的に
動きのあるものと音の出るものに
注目してしまうのです

これってお芝居にも通じる考え方だと思います

台本に書かれたセリフがどれだけすぐれていても
そのセリフを発するのはやはり役者さんです
立ち姿や動きがきれいでなかったり
声が小さくてセリフが聞き取れなかったりすると
お客様の集中はそれだけで途切れたりする

劇団ERAの発声練習は個人でやります
全員で発声練習することによるデメリットを避けたいから
もちろんメリットも承知のうえですよ
音楽の先生がやるような発声方法も採用していません

この時期、まだまだヒヨッコの1年生です
2,3年生は1年生に芝居の「いろは」を教えていかなければなりません
もっとも、そういう先輩だって「にほへ」がようやくわかってきたトコですけどね

われわれの稽古の目的、その根本にあるもの
それはすべてのお客様にご満足いただくことです
それでは明日も、がんばっていきまっしょい!