上位大会に進むとか、
賞状をもらうとか、
そんな次元の問題ではないのです。
貴重な時間を割いてご観覧いただくお客さまのために、
「いい芝居」をお届けしたいのです。
嘘のない芝居をお届けしたい、と思っています。
登場人物は所詮、虚構の存在ですから、
できるだけ現実に近付けて描きたい。
とはいえ、リアリズムの手法は用いたくない。
僕たちが生きている現実世界の方が、
舞台なんかよりよっぽどドラマチックだったりするから。
「嘘の現実」をわざわざ舞台で再現してどうするんだよ!
と、思っちゃうんですよ。
鬼子ですから。
だからですね、
現実世界に「嘘」が堂々と入り込んでくると、
抵抗を感じます。困っちゃうんですね。
会話の中にちょいちょい自慢話を入れてくるヤツ。
さりげに自分の情報を挟み込んでくるヤツ。
現実にいるんですよ、こういう厚顔無恥な御仁が。
それ要らんなぁ~と思って笑顔で聞いてますが、
内心は穏やかじゃないですよ。
だって、劇団員の誰かがそんな登場人物を台本に描いてきたら、
「う~ん、ちょっとリアルじゃないなぁ。違うんだよね。なんつーかさぁ、こぉんなヤツ現実世界にはいないじゃん、だいたいぃ~」
と一蹴されるに決まってるからです。
しかし存在するんです。
今日の稽古で学んだこと。
即興芝居(通称:インプロ)には積極的に参加しよう。
自己の解放に挑戦しよう。
尻込みして自分の芝居を誰かに見てもらうことをしなければ、
いつまでたっても演技なんか上達しないよね。
いや正確には、「上達する」というより、
「やり方のコツをつかむ」ってことなんだけど。
インプロって「舞台上に存在が許される存在になる練習」なんです。
今日は大人たちがかしわンの会議だということで、17:30に終了!
あしたもがんばっていきまっしょい!
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