2021年1月30日土曜日

曲先という方法もある

曲を聴いてイメージを膨らませ

そこからシーンを連想することもひとつの方法です 

メロディに歌詞をつけていくようなカンジ?

これまでに何度も試している方法です


弊社の芝居をご覧になった方からのアンケートに

MEの選曲を高く評価してくださるものが多いのは

そういう創作方法にも一因がありそうです


内容と無関係な画像シリーズ「筑波山」です



部室に百数十枚ある手持ちのCDを聴きまくりましょう

好みの一曲を見つけ出すまで


平和はありがたい

ありがたいは「有り難い」 だから

逆に言えば「争い」 のほうが日常なのかもしれません

平和は努力しなければ手に入れられないものなんでしょう

人類がこれから先に進むのには

どうしたらいいんでしょう


もう一年以上前の話になっちゃいましたけどね

前回公演はふざけていたので

今回は切ない物語をやりたいと思ってます

ライブ配信も視野に入れて準備をしています

とはいえ「やっぱり舞台はナマ!」 というスタンスに変わりはないですが


がんばっていきまっしょい!

2021年1月28日木曜日

Don't move!

もうひとつのイベントが要求しているテーマは「動く」です。

そこで弊社では「動かない」という選択をします。

舞台を所狭しと動き回る芝居も嫌いじゃないですけどね。

登場人物がじっと動かないでいるというのはどうだろう。

ふたりキャストがいるので、ひとりは動くがもうひとりは動かない。

そうすることで対比の妙を出すとか出さないとか。

普段、エチュードではいかに動けるかが成否の鍵だったりするのですが、

そして演出部もまた動くことを要求しがちなんですが、

とにかく動かんのよ。

物語の中でたった一度だけ動く。

大きな意味のある「動く」という行為をする。


それまで散々に耐えて堪えて我慢して、

最後の最後に立ち上がる、みたいな。

愛する者を守るため、みたいな。

オマエは旅立ち、みたいな。ある意味。

カタルシスってやつが発生すればいいな、と。


リテイク!

現役劇団員諸氏に告ぐ!

いーですか!

戦争について語ることはしません!


今回は「平和」について考える絶好の機会です。

平和について物語る芝居が求められています。

弊社の経営上、いつもと違う挑戦ができるのはありがたい。

ありがたいんですが、ね。


平和を物語ることは「戦争」を語ることと同義なんでしょうか。

確かに戦争に言及することもひとつの方法だと思う。

社員一同で柏市の戦争遺跡を巡り、

図書館で資料を集め、

戦争経験者に取材する。

そんなアプローチも可能ではありましょう。


しかしですね、

付け焼き刃は剥げ易い。

戦争について知ることと、

それに基づいたお芝居をこさえること。

両者のあいだには、

決して超えられない大きな溝があるように思います。

生半可に手を出してはいけないと思うんです。

太平洋戦争に直接触れることは避けようと思います。

いーですか、

直接は触れませんよ。


今回の芝居の枠は20分です。

短い時間を濃密に描き切らなけあいけません。

きみたちの台本は、

というよりプロットは、

とにかく書き直しだかんね。



BGM: battenn girls 『OiSa』 

2021年1月25日月曜日

続オンライン部活

まだ、新型コロナウイルスと人類との闘いは続いていた

(永井一郎氏の声で読んでください!)


本校でも部活動は全面的に禁止です

関東大会も映像審査になっちゃいましたね

もっと話題になってもいいんじゃないかと思ってますけど

競技種目によって騒がれ方が違いますよね

大きなイベントなんですがね


要するに放課後の学校に居残らなければいいんですよ

弊社ではこの場を利用して部活動していきますよ

まずは上演台本を完成させます


SF作品にすることはやぶさかではありません

ただし設定に凝った台本は勘弁して欲しい

なぜならお客さまはお芝居を観に来てくださるのであって

「設定の妙」を楽しもうとは露ほども考えていない

まして素人のこさえた世界なんて言っちゃ悪いが凡庸でしかないのよ

もちろんブーメランだってことは百も承知ですがね

だからね、せいぜいSF風味にとどめておく

アイデアはひとつかふたつに限定する

間違っても世界観を押しつけたりしないこと


大事なことなので繰り返し言います

お客さまはお芝居を観に来てくださるんです

じゃあ「お芝居」って何じゃろ?

お客さまが期待しているものを裏切ってはいけません

「お芝居」の最大公約数を考えんといけんですね

誰もが抱いている「お芝居」観を裏切ったらダメですよ

(ばってん予想は軽々と裏切ってもよかよかだんす)

制約の中でどこまで跳べるかあるいは遊べるか

そこを攻めていこうじゃないの

2021年1月22日金曜日

1年生初舞台の行方

伝え聞くところによりますと、
『平和Kyo演』の開催が危ういとの声が。
ちらほら。
協同推進課によりますと、
現在のところは予定通りに進めているそうですが、
今後の状況によっては昨年度のように中止もあり得る、とか。
物騒なことをおっしゃいますな。
はらはら。














でも前回と異なるのは、
救済措置が講じられる(かも)ということ。
公開でのイベントが中止になっても、
無観客での動画撮影&配信を検討しているそうです。
映像は市のHP等で公開することも考えているとのこと。


それはそれでありがたいことです。
でも、あくまで(かも)なんですよね。
また芝居がお蔵入りする可能性もまだあるんです。
もちろん舞台で演れるなら演ったほうがいい。
そのほうがいいことは間違いありません。

1年生初舞台の行方は誰も知らない。

2021年1月15日金曜日

オンライン部活









さて、引き続き意味なし画像です。

どこの学校にもある教室セットですね。


二人のアイデアの弱点がもうひとつ。

新型コロナ禍の中での上演を想定していますか?

両者ともに「闘う」場面がありそうじゃないですか。

それは密にはならないのか。

役者が密にならない戦闘シーンって?


キャストの人数も考慮しなくてはいけません。

男女1名ずつだということを。

二人がまぁ闘うとしてですよ、

役者二人の舞台上での距離を保つ必要があります。

離れてバトル? 目からビームでも出しますのん?

赤胴真空斬りでも出すんですかい?

稽古中も密を避けられるようにしないとね。


コロナを意識しなければならない。

とはいえ、直接的に取り扱うことは避けたい。

弊社はそういうのやらない流儀なんです。

そういうのは誰か別の方々に一任します。

みんなで力を合わせてこの局面を乗り切りましょう、みたいな。

文部科学大臣推薦、よいこのJISマーク、みたいな。


弊社の社員ならわかるよね、そういうの板に掛けたいですか?

それって楽しい?

いや、自分たちじゃなくてさ、お客様がよ。

ただでさえ現実の生活でコロナに追われてるのに、

舞台見に来てまたコロナかよ。


条件はこれ↓だけです。

1)客席と舞台のソーシャルディスタンスを保つ。

2)役者二人の間にもソーシャルディスタンスを保つ。

両者ともアイデアをより磨き上げて再提出してください。

できれば部分的にでも台本形式で拝見したいものですね。



あ、あとそうだ。

3)「平和」と「動く」をセリフで処理しないこと。

4)世界観を説明するための芝居にはしないこと。

設定に凝るのはいいんですが、説明することに躍起にならないで。

ラノベじゃないんだからね。


それからついでに、

5)「確か…」とか言いながら妙な間を空けないこと。

6)「そういえば」で安易に話題を変えないこと。

7)相手の名前を呼ぶのに必然性を持たせること。

ま~ぁこの辺の話はまた機会を改めて。

注文が多くなりました。

でも大事なことなのでここに書いときました。


2021年1月11日月曜日

まずは感想












何も載せる画像がなかったので、この寒いのに阿里山烏龍ミルクティーを。

意味なしです。


冬休みの課題として、部員の二人には新作のアイデアを考えてもらいましたよ。

以下、内容には深く突っ込まずに感想を述べてみます。

二人とも演劇のことなんてほぼ知識ゼロですから、期待大です。

変に舞台の約束事とか知っちゃう前に、自由に発想してもらおうという計画です。


まず、若者の可能性を感じましたね。

そもそも、書いてきたことに驚きです。

正直に白状しますと、書けないと思ってました。


どれどれ、拝見しましょう。


ふんふん……




なるほろ




あー、そうきましたか。

(パタン)


え~、

二人ともSFお好きなんですか?

う~ん。

しかし、残念ですが……

その設定はありがちです。

というより、

実は、そのアイデア、

劇団ERAの過去作品の中で、

すでに扱ってます。

いやむしろ、ナツカシイ!

いくつかの作品が連想されますね~。

いいえ、だから「ダメ」 っていうわけじゃぁありませんよ。

なにせ50作品超ありますから、

アイデアが被らないようにするのは難しい。


素人が斬新な設定を思いつくのって、なかなか大変ですよね。

しかもヘタに難しい設定をすると、説明にムダな時間を割かなきゃならない。

だから、設定はありがちなものの方が、むしろいいと思います。

大切なのはその設定を「どれだけ活かせるか」 という部分ですから。


あと、両者に共通して言えること。

う~ん、

そのネタは、

漫画で表現したほうがいいんじゃないですか?

あるいは小説とか。

演劇という手法を用いなければならない動機がありますか。

それが一点でもあれば、脚本にする価値はあると思います。


その場面には役者の肉体が必要ですか?

生身の役者でなければ成立しないセリフがありますか?

のっぴきならない動機ってのが、あるかないか。

とても重要だと思います。


あと最後に、

予算的なものも考えないとね。