2019年1月8日火曜日

演劇どうでしょう

きっかけはなんでもいいんです。
ただなんとなくで構わないのですよ。
細かい動機なんて一切問いません。
公演に足をお運びくださいませ。
お客さまにご覧いただけなかったら、
どれだけ稽古しても虚しいだけです。
ぜひ一度、私たちの舞台をご覧ください。


……と、お客さまにお願いするからには、
だからこそ私たちにとって大切なのは、
ご来場のみなさまを失望させないことだと思ってます。
芝居のマネごとをする以上は責任を持たなきゃダメなんです。
お客さまから時間という価値を支払ってもらい、
対価として芝居をお見せするのであるならば、
より高品質なものを披露する必要があるんです。
いやぁ~簡単に言っちゃいましたけど、
これがめちゃんこ難しいのは確かです。
それができれば世話はないのです。

最初はだれでも「不特定多数の匿名の誰か」です。
この見知らぬ誰かを「顔の見える誰か」に変えていきます。
ただチラシを配るだけじゃあ人は集まりません。
だから手段を選んでいる暇はないのです。
とにかくご覧いただくためにさまざまな工夫をする。
時にはモノで釣ることも必要かもしれません。
毎年バレンタイン公演にご来場の方には、
ささやかながらチョコレートをお配りしております。

そして新規のお客さんを獲得するのに成功したら、
次には固定客に育てていかにゃあなりません。

演劇を文化として根付かせたいなら、
集客ということをきちんと考えなければなりません。
演者だけでは成り立たないのが舞台です。
いいえ、あらゆる表現活動は受信者があってはじめて成り立つのだ。
私たちが芝居のマネごとをするからには、
受信者=観客の裾野を拡げる義務があるんです。
見る側の演劇ファンを育てなきゃならんのです。

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