2019年1月23日水曜日

セットを組みました


バレンタインのセットを組みました。
教室の中にまた教室です。
山復山(やままたやま)です。
マトリョーシカです。

下手に置いてあるのは黒板パネルです。
画面向かって左奥です。
もちろんチョークで字が書けます。
パネルの高さは6尺です。
比較のためモデルに立ってもらいました。
本当はもっと高い方がいいですね……。

後ろの窓は実際に開閉します。
ただし施錠はできません。

下手の彼女がなぜ大根を抱いているかって??
フフフのふ。
↓これが元ネタだからですよ。



この公演では毎年恒例の、
チョコレートプレゼントがあります。
ご来場の方にもれなく差し上げます。
はい、モノで釣る作戦です。

高校の前期入試も終わりました。
あとはバレンタイン公演まで無休で活動です。
千葉県ではインフルエンザ警報発令中!
室内の換気が肝心ですよ。
そんな最中に完全遮光!!!?
だれも病魔になんか負けるな!
あしたもがんばっていきまっしょい!

2019年1月19日土曜日

シンクロ!?


これ、大学のグラウンドに鎮座する赤白鉄塔です。
送電線の鉄塔って、双頭怪獣っぽくないですか?
しかし、どうやってこの布を掛けたんでしょう。


さて、昨年度のHTFで上演したのは、

『Live,Time,Dive!』という作品でした。
『ライブ、タイム、ダイブ!』と読みます。
ちゃんと韻を踏んでるんですよ。
で、こんなものを見つけました。

惜しい! 惜しいなぁ~!
微妙にかすってますよね~。
今年の4月に本番を迎える作品です。
見事にパクられましたね。

ハナシは変わりまして……。
今年度のHTFでは大根が必須アイテムでした。
『サンタがうちにやってきた』では、
雪姉ちゃんが大根を赤ちゃんのように、
抱っこしたり、おんぶしたりしたのです。
ちゃんとおんぶしてたんですよ!
で、こんなものを見つけました。

抱っこしてますよね。
完全に一致。
ちょっと画像がわかりにくいんですが、
左の人物が大根2本を胸に抱き、
右の人物が大根1本を提げてます。

これらから導き出される答え。
パンドンはともかくとして、
人間の発想なんて、
一定の範囲内で収まっちゃうものなんだなぁ。
と、そういうことです。

『REVANCHE!!』
というウチの作品は、
開幕からしばらく、
なんじゃこりゃの展開が続くんです。
登場人物の悪ふざけで時間を費やします。
次第にその意図が明らかになるのですがね。
演劇ですからワンカットなのはあたりまえですが、
例の映画が話題になるよりずっと以前に、
それ、ウチがやってますから!


人間の発想なんて、
一定の範囲内で収まっちゃうんですよ。

2019年1月14日月曜日

演劇Q&A

キホンのギモンにお答え。
そもそも演劇部ってどんなもの?「分からない」を一気に解決します。

Q:演劇部ってどこで活動しているの?
普段は南校舎2階の一番奥にある演劇実習室でやってます。
大道具などの作業はピロティや北校舎裏を使っていますが、
おもに休日に作業しているので一般生徒からは認識されていないかも。

Q:公演はいつやってるの?
毎年開催される恒例のイベントは以下のようになってます。
  4月・新入生歓迎公演(校内)
  6月・春季地区発表会(コホミン)☆
  8月・祢津東町歌舞伎舞台公演(長野県東御市)
     かしわンダーパレード(柏駅周辺)
  9月・松陵祭公演(校内)
     秋季地区発表会(コホミン)☆
  12月・ハーフタイムフェスティバル(コホミン)
  2月・バレンタイン公演(校内)
なんと、年間8ステージもあるんですよねぇ~。
そもそも演劇に大会があるってご存知でしたか?
中でも☆印の公演には審査があり順位が付けられます。
秋大会で1位になると県大会(中央発表会)へと進みます。
ちなみにコホミンというのは我孫子市湖北地区公民館の愛称です。

Q:どんな内容の舞台がある?
公演によっていろんなジャンルのお芝居をお楽しみいただいてます。
気楽に笑えるコメディや、手に汗握るシリアス、
おもわず泣いちゃう感動系、ワクワクの音楽劇などなど。
共通しているのは、いわゆる高校演劇ではないということ。
すべての公演で創作脚本を板にかけています。

Q:いきなり行くのは不安です……。
ここまで読んできたあなたなら、見る気は満々ですよね。
最初はみんなはじめてなので大丈夫ですよ。
形式ばる必要は一切ないラフな空間なので気軽においでください!
たしかに演出の都合上、守っていただきたいお約束があります。
  ・上演中の入退場は固くお断りします。
  ・携帯電話、スマートフォンなどの電源はお切りください。
  ・フラッシュを用いての撮影はご遠慮ください。
私語は他のお客さまの観劇の妨げになるので厳禁です。
ただし面白くて声に出して笑ったり、感動で泣いたりは全然問題ナシ。
舞台はナマモノ。客席のリアクションも演劇の大切な要素のひとつです。
校内公演の場合、開場時間はおおむね開演時間の15分前に設定しています。
できれば開場時間か、遅くとも開演5分前には会場に入るようにしてください。

さぁ、幕はあがった。
こころゆくまで楽しんでってください。



Q:普段はどんな練習をしているの?
おっと、もしかして演劇部に興味が出てきましたか?
ルーティンになっているのは以下のとおりです。
  ・気合い入れ
  ・手拍子
  ・パンチキックターン
  ・ストレッチ
  ・発声
このうち、ストレッチと発声は各自で行います。
なぜなら一人ひとり身体の速度は異なるからです。
また日によって個人の体調だって変化するからです。
それぞれが自分の身体と対話しながら調子を整えていきます。
もちろん初心者の方にはこの基礎練習も丁寧にお教えします。
心配しないで気軽にトライしてみよう!

Q:スタッフ専門の人っている?
ウチの場合、人数が少ないので部署に分かれるということはありません。
役者だから裏方はわからないとか、スタッフだから運動しないとかはない。
優秀なスタッフは役者としても優秀なんです。
専門バカはいいんですが、バカな専門家は迷惑なだけなんです。

Q:どういう服装で参加すればいい?
通常の稽古から全員がしっかり私物のジャージに着替えてます。
学校のジャージは体育の授業で使うものだから着ちゃダメです。
制服の上にジャージを羽織るなんて中途半端もいけません。
まして塗ったり叩いたりする時に制服なんてありえません。
中学校のジャージとか、使わなくなったもので十分なんです。
舞台係を担当するときにはオリジナルの黒いTシャツとパーカーを着ます。

2019年1月11日金曜日

バレンタインデーは芝居の日

「3年生を送る会」と同日開催のため、
“バレンタイン”と銘打っていますが、
2月16日(土)の公演です。

学校によっては演劇部の発表が、
送る会の中に組み込まれていたりしますよね。
劇団ERAではそちらには参加しません。
特別なトンガッた理由なんてありません。
本校の体育館の、貧弱な照明事情によります。
だれが設計したんだか知りませんけどね、
われわれにとっちゃ、
まぁ~使えない。
広いだけです。

で、教室での公演となるわけです。

かつて教室が舞台の芝居を打ったことがあります。
教室の中に教室のセットを組むわけですが、
公演会場の教室に入ると教室がある、という。
『黒板スプレー』を使うと、当たり前ですがリアルに仕上がります。
お客さまにとっては何の意外性もないんですが……。
椅子はホンモノです。

机もホンモノです。
廊下側の窓は開閉可能です。
ガラスは厚手のテーブルクロスを使いましたが、
歪んじゃってますねぇ~。


デハケはすべて上手側からです。
窓の外の廊下を通って下手ソデに入れます。

教室のドアは演出の都合上、作りませんでした。
次に舞台に登場する人は、この窓の外を通ってきます。
客席に前触れアピールができるってわけです。

今年の台本の創作は現在進行中。
どんな物語になるかは乞うご期待。
3年生の先輩方にご覧いただく舞台はこれが最後です。
あ、高校生活最後ってことですよ。
卒業しても劇団員ですからね。
新入学予定の中3生で観覧希望の方は、
ぜひ事前にご連絡ください。


2019年1月10日木曜日

なぜ劇団を名乗るのか?


なぜ劇団なのか?
なぜ創作なのか?

人というものは、永久に恐ろしい孤独である。
原始以来、神は幾億万人という人間を造りたもうた。
けれども全く同じ顔の人間を、決して二人とは造りはしなかった。
人は単位で生まれて、単位で死ななければならない。

とはいえ、
われわれは決してぽつねんと切り離されてはいない。
実際は単位と単位との間に共通を有している。
この共通を発見し共有していくことによって、
永久の孤独を免れることができる。

肉体は永久に共通しないが、感情は共通する可能性を持っている。
演劇は共通を共有する試みとして有用である。
役者と役者の間に共通を発見するための仕組みが、
われわれの「劇団」というシステムなのであるし、
客席との間に共通を発見するための手段が、
われわれ自身のことばで脚本を創作することなのである。

すべてのよい劇には、
理屈や言葉では説明できない一種の美感が伴う。
これを劇の「におい」という。
においは劇の主眼とする陶酔的気分の要素である。
したがってこのにおいの稀薄な劇は価値が少ない。

演劇の目的は単に情調のための情調を表現することではない。
もちろん幻覚のための幻覚を描くことでもない。
同時にまたある種の思想を売り込むためのものでもない。
演劇の本来の目的はむしろそれらのすべてを通じて、
人心の内部で脈動している感情の本質を凝視し、
それを増幅した形で取り出してみせることである。

2019年1月8日火曜日

演劇どうでしょう

きっかけはなんでもいいんです。
ただなんとなくで構わないのですよ。
細かい動機なんて一切問いません。
公演に足をお運びくださいませ。
お客さまにご覧いただけなかったら、
どれだけ稽古しても虚しいだけです。
ぜひ一度、私たちの舞台をご覧ください。


……と、お客さまにお願いするからには、
だからこそ私たちにとって大切なのは、
ご来場のみなさまを失望させないことだと思ってます。
芝居のマネごとをする以上は責任を持たなきゃダメなんです。
お客さまから時間という価値を支払ってもらい、
対価として芝居をお見せするのであるならば、
より高品質なものを披露する必要があるんです。
いやぁ~簡単に言っちゃいましたけど、
これがめちゃんこ難しいのは確かです。
それができれば世話はないのです。

最初はだれでも「不特定多数の匿名の誰か」です。
この見知らぬ誰かを「顔の見える誰か」に変えていきます。
ただチラシを配るだけじゃあ人は集まりません。
だから手段を選んでいる暇はないのです。
とにかくご覧いただくためにさまざまな工夫をする。
時にはモノで釣ることも必要かもしれません。
毎年バレンタイン公演にご来場の方には、
ささやかながらチョコレートをお配りしております。

そして新規のお客さんを獲得するのに成功したら、
次には固定客に育てていかにゃあなりません。

演劇を文化として根付かせたいなら、
集客ということをきちんと考えなければなりません。
演者だけでは成り立たないのが舞台です。
いいえ、あらゆる表現活動は受信者があってはじめて成り立つのだ。
私たちが芝居のマネごとをするからには、
受信者=観客の裾野を拡げる義務があるんです。
見る側の演劇ファンを育てなきゃならんのです。

2019年1月7日月曜日

「サンタ」を掲載しました

平成30年度ハーフタイムフェスティバルで上演しました、
「サンタがうちにやってきた」を、
ERAの本棚に掲載しました。
よかったら読んでやってください。


 まっかなお鼻の トナカイさんは いつもみんなの マーライオン (^^

2019年1月6日日曜日

暗転エピローグ

いまさらですが……、
平成30年11月27日初版発行の
『暗転エピローグ・第1巻』を入手。

ISBN978-4-04-893993-5
以下は帯のあおりです。

声優・生田善子が原作
自身の経験を生かした
ちょっとリアルな
高校演劇コミック!

キャラクターデザインにTiv、漫画担当にパインをむかえた、
所沢市役所超絶協力による高校演劇応援プロジェクト!

ちょっとリアル……なるほろ。
体験談ならそりゃリアルだと言わざるを得ないっスネ。
いくつかの高校演劇部を取材して、
最大公約数を導き出そうとする労力に比べりゃあ、
マチガイない! たしかに。

部活を題材にした漫画ってたくさんありますけど、
圧倒的に運動部を扱ったものが多いですよね。
野球、サッカー、バスケ、テニス、柔道、剣道、
バレーボール、水泳、なぎなた、ダンス etc……。
スポ根って(ちょっと古い?)テーマとしてわかりヤスイし、
なによりちゃんとしたルールがあるから取り扱いヤスイ。
プロリーグのある競技なら主人公の夢も設定しヤスイ。
ある程度の型?パターン?のようなものがあったりなかったり。
はじめは初心者だった主人公。
イイ感じで練習を重ね、試合に臨むが挫折を経験。
友情パワーで努力を積み重ね、ライバル校に見事勝利!!!
漫画の流行で新入部員が増えたなんて現象も。

そこいくってぇと文化部はわかりニクイですね。
特に演劇部は扱いニクイだろうなぁと思います。
コンクールの審査に明確なルールなんて存在しないし、
トップリーグでやってけるほど役者って甘くないそうだし、
高校演劇レベルなら根性無用でやれちゃうんだろうし、
それでいいとは断じて言わないけど、
それこそ学校によって取り組む姿勢はバラバラで……。
多様性ということならこれほど豊かなフィールドはない。
だがしかし、だからこそ実態がつかみニクイ。
漫画や小説や映画などという枠に納まるものじゃない。
と、思ってたんですが。

……ちょっとリアル? なかなかリアルです。


2019年1月1日火曜日

新しい年も演劇実験

平成31年です!
5月から新しい元号になります。
今のうちに使いまくりましょう、平成。

さて、演劇部では、
平成31年2月16日(土)に、
校内公演を計画しております。
この日の午前中には、
「3年生を送る会」がありまして、
それに合わせて日時を設定しました。
場所は演劇実習室です。
開演は14:00を予定しています。

今回の作品が52本目の創作脚本になるはずなんですが、
題名どころか内容もまだ決まっておりません。
ただ、演劇実験をすることだけは決まっております。
日本の景気回復のお手伝いをします!
平成最後のバレンタイン公演となります。
この時期ですと、入試も終わって、
すでに本校への入学を決めている中3生もいるのでは?
観覧をご希望の方は、事前にご一報くださいね。
04-7191-5242(高校教員室)

それでは平成31年も、
がんばっていきまっしょい!