2018年2月27日火曜日

新入生ニ告グ

この4月から二松柏に入学予定のそこのあなた。
万が一、演劇部を選ぼうとしてるならご注意ください。

変わり者が変わり者のまま受け入れられ、居続けることが許される場所として、演劇部を選ぼうとしてるなら、それは間違ってます。
なぜなら、「まとも」な人にしか演劇はできないから。
変わり者にはまともな人の役はできないが、まともな人には変わり者の役はできる。
僕たちは少なくともそう考えているのです。
まともな人が嫌な思いをしなければならない世の中はまともではありません。
他者との関係・バランスがうまく保てない人はやはりまともではありません。

ついでに言っときます。
自分をほじくる演劇には、もういい加減うんざりなんです。
高校演劇の世界にはなぜかこのテが多いんですよね。
しかしホントに掘り下げるに足る何かがあるんでしょうか。
15年程度の浅い地層からどんなお宝が出てくるっていうんでしょうか。
トラウマ系と自分探しは原則禁止!
ウチの演劇部は心療内科じゃないんです。

もうひとつついでに言っときます。
ただただ観客を驚かせればいいという演劇も好きじゃないです。
作り手のエゴを押し付けないで欲しいのです。
自己満足は構わないですけど、そこで終わってしまってるのはちょっと。。。

自分たちも満足すると同時に観客も満足する。そんな関係がいいですよね。


ただただ辛いだけの食べものが蔓延する昨今ですが、
このラーメンは旨かった(個人の感想です)。
お湯を入れて4分。あとから「真っ赤な粉」を投入して作ります。

魚介と豚骨のスープだそうです。
たしかに辛いんですが、それだけじゃない。
辛さの衝撃を与えるだけじゃない。ちゃんと旨い。
こういうのがいいんですよ。

現在、かしわンダーランド2018・新入生歓迎公演に向けて、台本製作中。
どんな物語だとしてもERAらしくありたい。

2018年2月19日月曜日

贋作春琴抄アンケートより

先週土曜日に上演終了しました『贋作 春琴抄』。
ご来場のみなさまに改めてお礼申し上げます。
柏陵、芝浦工大柏、日体大柏の演劇部員のみなさま。いつもありがとうございます。
スクールバスのドライバーさん、HTFは残念でした。今回はいかがでしたでしょうか。
劇団ERAではご観覧いただいたみなさまにアンケートのご協力をお願いしています。
以下にブログへの掲載を許可していただいたものをご紹介いたします。

〇作品全般についてのご感想をお書きください
・病気の症状がいろいろあって面白かった。
・百舌の役がスゴいなと思った。
・おからロイドがインパクトがあった。
・世界観がすばらしい!!これからも期待しています。
・細やかな工夫が施されていて良かった。
・特徴がわかりやすい内容だった。
・逆の言葉を発する姉のセリフが、逆のことを言っているのに話を進めるのに大切な役割を演じていて、クスッと笑いを誘いつつも、しっかりと心に響くセリフでした。普通のセリフよりも耳に残り、良い手法だと思いました。
・おからを食べてしまって、全ての話が1つにつながっているのを感じました。
・無駄の無い、洗練されたストーリーだと思います。
・ちょっと、春琴抄の原作を読んで来なかったので拾えなかったネタがあるかも知れませんが、それはそれでいいとして、すごく面白かったです!
・最終的に左助は…えっと…どうなってしまったんやろか…。
・話がつくりこまれていてすごかった。これが上演されると知って、ちゃんと春琴抄のあらすじをおさらいしました。ERAっぽく仕上がっていてよかったです。
・いやダンスクオリティ高いなぁ!くやしい!!笑。
・それはおからじゃない!!さかなー!!!!
・全体的に気味が悪いイメージを抱きました。私の中にはないプランの物語…という感じだった~!だからこそ魅了されたし、不思議でした。そこは描いて、そこは描かないんだぁって。この世代の子たち独特のおはなしな気がしました。ERAがまた新しいカラーを!!すごいなぁ。
・すいかの名産地…。「生」とか「死」とか重いテーマの中に笑いも入っていてすごいなーと思いました。たのしそう…!
・結局、たべたんですか?
・奇病が面白い。大豆の名産地、頭から離れないツボ。逆言葉がツボ。さすけ食われた…?二松さんが二松さんだ。船か!逆のこという奇病。おから!!!!!さすけ生て超生きて。ネタ要素。大豆大豆大豆~。
・布を使って波にのまれる所が暗転(ではないのかな?)のうすぐらいフンイキと相まっていていいなと思いました。
・客席とのキョリが近くて役者さんの表情までよく見えました!
・ストーリーの設定がおもしろかった。
・一言でいうと衝撃でした!(キャラ)役の設定がとても面白く、笑わせていただきました!特に一番鳥肌が立ったのは最後のムラサキの「目が見えないでしょ」まさかとは思いましたがこんなにもドキドキさせられる展開にもっていけてとても感動しました。
・初めてみたが、とてもおもしろかった。

〇生徒の演技についてご感想をお書きください
・前回見た時より役に適した人がなりきっていたので、一番面白かった。
・上手だなと感心してしまった。
・本当に高校生ですか?上手すぎます!!
・誰かが秀でていることがなく、一体となっていた。
・1人1人の特徴がとても伝わって良かったと思う。
・ぺが……役に合わせて声のトーンを低く響かせていて、高い立場の人物だという演出が出来ていた。泣くシーンなども大きくて、わかりやすくてとても見やすかったです。
・モカ……表情の使い方が上手で、今回の逆のセリフを言うシーンに関しては、その表情が、どういう心情でセリフを言っているのかの助けになっていると思いました。
・良い声で変なこと言うのに、よく笑わないなあと思いました。
・「君のようなダイズに(あいまい…)」という台詞好きです。皆、表情が豊かで展開が楽しみになる演技でした。(ちょっと日本語変)
・モカの台詞、全部逆なの、大変だっただろうなーって思いました(TT)でもすばらしかった。
・一人一人が輝いていました!!素敵な時間をありがとう!
・みんなセリフが聞きやすかった!!特にダースの成長がすごかった…。ダースのキャラクターがぱきっとしてて良かったよ。
・ぺがは本当に目を見えなくしているの…!!?春琴ちゃんのキャラがつかみづらい感じでミステリアスね…!!水でおぼれてる場面は足元が見えないほうがいいかも…?食べ物を食べるところも怖すぎた。
・もかのセリフ、はんたいのこと言っているのに、だからこそ重くて、ふかみがあって綺麗でした。最後のセリフ、よかったよぉぉぉ。
・レンジとダース、らしいキャラ!笑。一年生もよく声出てた…!
・ベリア、うまく言葉にできないんだけど良かった!!(TT)ゴメン
・それぞれのキャラがたっていて、1人ひとりがどんな人かよくわかりました。1人何役もやってて大変ですね…。
・しゅんきんさんすごい。ムラサキ好き。
・春琴役のリタさんの独特な声が舞台や役の雰囲気に合っていてとても素敵でした。
・シロガネさんの途中のやたら大きな動き、笑いました。
・クオリティーが高く、ダンスなどもとりいれていてすごかった!
・春琴の嬢さまの演技といい指先までとてもなめらかで圧倒されました!泣き崩れるシーンが指や手のふるえがリアルでもらい泣きです!
・ズッキューンがかわいかった!ダンス、歌でもっていかれました!教授の存在感ハンパない!!
・楽しそうに演技しているようにみえた。

〇音響・照明・舞台美術などについてのご感想をお書きください
・背景がいちいち変わるのが、斬新で楽しかった。
・和風でgoodでござる。
・目や耳の刺激にならない程度だった。
・少ない照明や板で多くの演出があって良かったと思う。
・プロジェクターを使っての背景描写、舞台設置などがとても新鮮でした。
・教室の中心を使うことで、表情もしっかり見えるように照明があてられていて、計算されているのを感じます。
・漁士たちを手前において、あえて奥行きを表現するのはとてもスゴい考えだなぁと思いました。
・和風なイメージのあるしゃみせんのBGMがとても雰囲気を出しているなと思いました。
・ついに投映し始めたぞERA!舞台の見せ方なども色々挑戦していくのすごくいいと思います。
・立体劇場だから、役者の演技もすごく伸びやかで自由で、かつ全身に緊張感を持って演じられるようで、楽しそうだなぁ~~~と思いました。
・360°ステージすごい好きです。けど自分だったらはずかしくてきっとできなかったと思います(笑)。船にするのもアイデアすごーっと思った。
・もープロジェクターが!!うらやましい。美しい。舞台の形がいつもと違ったので、照明の入り方にいちいち感動しました。音響もぴったりでしたぁぁ、私、海の音好きです。入りも好きだった~。プロジェクターの色がはっきり出て、すごい。うらやましい。←こればっかりですね笑。
・プロジェクターで場面転換するのおもしろいですね。
・船の表現すごい、すごい。プロジェクターすごい。平台の使い方がすごいっす。
・貫通舞台の演劇をはじめて見たんですが、反対から見たらまたちがった風に見えるんだろうなぁ…と想像がふくらみました。
・本ぺんではないんですが客入れの音が入った瞬間に異世界感がして好きです。
・プロジェクターって普通の壁にうつしてもけっこう写るんですね!
・三味線の音楽を使ってストーリーとリンクさせているのがすごかった!
・三味線の音楽でどんな作品かを想像してました!それだけ作品に味のある(味を持たせる)ものにする音楽でした。また、海や波の演出をすごくていねいでした。シーン(場面)が切り替わるところの照明がとても自然で作品にのまれました!
・パソコンみたいだった。良いと思う。

〇オススメの豆腐料理を教えてください
・ひややっこ
・豆腐ハンバーグ
・とき卵と豆腐をだし汁へ(以下判読不能(^^;)
・マーボー豆腐
・白あえが好きです!菜の花の苦みと豆腐のまろやかさの組み合わせは最強ですね。
・湯豆腐。シンプルで好きです。ネギもおいしい。ネギ入り豆腐だったら何でも好き。おからハンバーグも好き。
・ひややっこです。ねぎ派です。ねぎ美味しい。
・あんにん豆腐、おからクッキー。
・そのままで食べたら飽きました。味をつければなんでも美味しいと思います。今は(判読不能('◇')ゞ)で食べないけど、年とったら食べます。人それぞれですね。あ、味噌汗好きです。
・ゴーヤチャンプル。

2018年2月17日土曜日

かしわン2017ファイナル

きょうは三年生を送る会でした。

劇団ERAでは、毎年この日にバレンタイン公演を催しております。
ご来場のお客さまにチョコを配る日です。
飴を客席に撒く芸人さんがいますね。
まぁそんなノリです。

演劇部の三年生は開場前にご来場。
初代・早川真奈ことエアロが早々に来場。
今回は客席をいつもより多めに設置しています。
他校演劇部の皆さま、ご来場ありがとうございます。
カヌー愛好会の皆さまは練習中(?)にも関わらずご来場。
開演5分前には用意した客席のほとんどが埋まりました。

貫通舞台での芝居は自分たち史上初です。
お客さま的にはどうだったんでしょう。
プロジェクターを使ったのも初めてでした。

芝居がハネて、
先輩方を囲んで座談会をしました。
アンケートには答えていただいてるのですが、
直接に話を聞きたいじゃないですか!
だってそこに居るんだもの。



月曜日は茶話会です。
来場者の皆さまに書いていただいたアンケートを回し読みして、
自分たちの反省をします。
後悔はしない、反省はする。
愚直に前向き。
がんばっていきまっしょい!

2018年2月15日木曜日

豪華なのか

『贋作 春琴抄』には、3種類のチラシが存在します。
それって豪華なのか、どうなのか。

1枚目はまぁ仮チラシですが。
テクスチャーのうえにタイトルと日時だけという。。。

で、2枚目がこれ☟↓
春琴のあでやかさと秘めた狂気を表現してみました(ホンマかいな)
谷崎の原作には「梅の花」の印象的なシーンがございます。
盲目の春琴に佐助が梅の香を嗅がせるんですね。
ここにエロチシズムをぜひ感じ取っていただきたい!
が、なぜか散る花びらは桜です。
だって表の顔は高校の演劇部ですから、一応。
エロはまずいだろ、エロは(小島さぁ~ん)


3枚目はこちら☟↓
満を持して、公演の直前にロールアウト。
どちらかというと『贋作』のキャラに寄せてますな。
盲目の人が見ている世界を表しています。
目が見えるようになった春琴が、
思い出して描いたんですね~。うん。


2018年2月12日月曜日

チラシより

平成29年度バレンタイン公演 かしわンダーランド2017
贋作 春 琴 抄(谷崎潤一郎『春琴抄』より)
2018/2/17(Sat)14:30
二松學舍大学附属柏高等学校 南校舎2F 演習室③
(二松學舍大学柏キャンパス内 千葉県柏市大井2,590)
※開場は開演の15分前です。お席に限りがございますので余裕を持ってご来場下さい。
※駐車場は手狭です。ご来校の際には無料スクールバスをご利用下さい。
※今後の公演に活かしますのでアンケートへのご協力をなにとぞお願いいたします。
※学外から観覧を希望される場合は事前に顧問までご一報下さい。

かしわンダーランド2017もいよいよ最終公演です。思い返せば今年度も数々の芝居を打ってきました。まず4月、新歓公演『蝸牛ナイとメア』の再演でスタート。3年生3人の息の合った芝居で会場を沸かせました。春季地区発表会では『次の電車が来るまでに』を上演。最優秀賞には届かなかったものの、賞状3枚(新人賞、創作脚本賞、審査員特別賞)を獲得しました。夏休みには、4年ぶりに東金青年の家に赴き、県の研修会に参加。さらに劇団初となる夏合宿を敢行。長野県東御市の“世界最古級の歌舞伎舞台”で劇団の得意ネタ『もしエテ』を上演して参りました。かしわン秋の陣である松陵祭と秋季発表会では『鬼斬丸』を上演。またまた賞状3枚(音響効果賞、創作脚本賞、審査員特別賞)を獲得しました。年末の4地区合同公演HalfTimeFestivalでは『Live,Time,Dive!』。劇団OGを4人もキャストに迎えて上演しました。そして本日迎えますバレンタイン公演が、かしわン2017ファイナル、『贋作春琴抄』と題しました。谷崎潤一郎の『春琴抄』を勝手に解釈して創作してあります。文学の薫りなど皆無。ただしバレンタイン公演らしく、恋愛モノ(?)ですのでご了承ください。それではそろそろ開演です。どちらさまも、ごゆるりと……。

■部長あいさつ
こんにちは!部長のモカです。突然ですが、みなさんは恋をしていますか?そしてその相手は人間ですか?最近はロボットだけで運営されるホテルがあるぐらいにその方面の技術が向上しています。近い将来、アンドロイドと恋に落ちる日が来るかもしれないですね。今回は盲目の少女とアンドロイドの恋のお話です!舞台のレイアウトにも工夫をしてみました。いろんな意味でいつもとは違った角度からお楽しみ下さい!!

■上演中の注意事項
・ 音の出る電子機器類はかならず電源からお切り下さい。
・ 撮影をご希望の方はあらかじめ劇団員に声を掛けて下さい。
・ 他のお客様にご迷惑となりますので私語はご遠慮下さい。
・ 演出上、客席に役者がお邪魔しますのでご了承下さい。
・ 緊急の場合は係員の誘導にしたがって避難いただきます。


ウチの芝居には一貫してある設定がございまして、
それは「漫画が原作である」ということ。
強い春琴のイメージでチラシを作りました。

この芝居の上演時間は45分です。
あしたもがんばっていきまっしょい!

2018年2月11日日曜日

人工と生身の狭間

今回の『贋作春琴抄』には、
これといった舞台装置は置かれません。
その代わり、ひとつの試みとして「映像」を使うことにしました。

舞台裏で開梱前のダンボール箱。
EPSONのプロジェクターです。

「安物だと思ったような仕事をしてくれない」
と情報の先生からアドバイスがありまして、
奮発して購入に踏み切りました。
この子がどう活躍するか、乞うご期待。
なんつって、、、実際はまだ使いこなせてません!

劇中で主人公の春琴がお茶を飲みます。
扇子は使用人の佐助が春琴を煽ぐために使います。

本番を間近に控えてこの連休は有り難いですよ。
あしたは午後からリハの予定です。
がんばっていきまっしょい!

2018年2月5日月曜日

身体感覚

大型重機のオペレーターさんってスゴイです。
巨大な鋼鉄の塊を、まるで自分の「手足」のように操る。
その感覚たるや素人からすると神のごとし。
何をするにしても「身体感覚」って大事です。
まして自分の「手足」ならなおさら。

身体で感じるってだけなら、それは演劇に特有のものではありません。
寿司職人は手の平や指先の感覚を鋭敏にするでしょうし、音楽家であれば耳をしんと研ぎ澄まそうとするし、料理人は舌の感度を極限まで上げようと努力します。
では役者に必要とされている感覚とは?
それは、自分を取り巻く世界を全身でキャッチすること。
そのうえで自分の状態を変化させていくことなんです。

だから「身体感覚」を磨くトレーニングが必要になります。
自分の全身至る所にセンサーを張り巡らせている感じ。
そのために走ったり、柔軟したり、筋トレしたりします。
運動嫌いな人は、ぎゃぁって思うかも知れませんね。
しかし安心してください。目的はあくまで「身体感覚」です。
いわゆる「運動能力」をアップするのとはちょっと違います。
私たちが目指しているものは、ただの肉体訓練ではありません。
もちろん運動能力も、ないよりあった方がいいんですが。
「身体感覚」を身に着けていない人の芝居は、テキトーになるんです。
運動ができるからって、芝居がうまいとは限らないのですよ。

だからストレッチや筋トレをしながら、私たちは自分の身体と対話します。
頭のてっぺんから足のつま先まで、あたたかい血液が循環していくのを感じます。
どの部位に効いているかを意識しながら、負荷をかけていきます。
自分の身体として使いこなせるように、脳からの指令が全身に行き届くようにするのです。
舞台上で無意識のうちに身体のクセが出てしまう人は、
自分の身体が使えてないんです。

2018年2月4日日曜日

集中!

エチュードなどの開始時に、手を「パン」と叩きます。
これ、ほとんどの稽古場で見られる光景だと思います。
しかし手を入れる時のお作法というんでしょうか、
「用意!」って声をかけてから「パン」。
「せえの!」って声で「パン」。
「いきま~す」で「パン」。
中には手と同時に「ハイッ!」て声まで掛けちゃったり。。。
え、不要っすよねぇ。手を叩く意味ねーじゃん?って思うんすケド。
その集団によって(流派によって?)さまざまです。

劇団ERAでは、「集中!」と声を掛け、全員の集中を確認してから「パン」です。
舞台上の役者だけでなく、出番を控える袖の中の役者も、スタッフも含めて。
稽古場全体の集中が求められます。

さて、この「集中!」で、いったい何を要求しているのか。

「パン」と手が入ってから「集中」してちゃダメなんですね。
「集中」で「すでにその状況に居る」状態にならなきゃいけないんです。
人物に成り切ろうとか、その状況に居ようとか、まして集中しなくちゃなんて、そういう意識がチラチラしてるうちはあかんのです。
そう考えていたらそれは役者のエゴが出てる状態なんです。

頭で思考するより、身体感覚がちょっとだけ先行している感覚。
身体表現にせよ、台本を使った稽古にせよ、
このような「すでにその状況に居る」という状態が必要です。
「集中」というものは「集中」という言葉を忘れるぐらいでないと成立しないものなんです。

2018年2月3日土曜日

和楽器でバンド?

今回の芝居には、ある和楽器が登場します。
それは。。。

下敷き(?)にした作品は、あの谷崎潤一郎の『春琴抄』です。
主人公の百舌屋春琴(原作では「鵙屋」ですが)の職業は、
なんと、三味線の師匠!なんです。

..:*・゚☆..:*・゚☆..:*・゚..:*・゚☆..:*・゚☆..:*・゚

で、三味線を自作することにしました。
買うとなると、諭吉Kingが何人も必要になります。
そう、何人もね!
というわけで自分たちで作ろうということになったわけです。
実は材料はすでに購入してあるんですけど、なんとなく稽古場の隅に置きっぱになっててですね。見て見ないフリという。。。

天神と呼ばれるパーツがありまして、ここの細工をどうしようかと考えあぐねておりました。いろんなサイトを訪問してアイデアを渉猟していたのですが、どうも手間がかかりそうなんですよねえ。まとまった時間が取れたらやろうかな、ぐらいの感じだったんです。

まあ、始めてしまえば作業そのものは速いんですがね。
まだ本気出してないだけ、ってヤツですか。
いいわけとしては最低だぜ。
まぁ近いうちに。。。
がんばっていきまっしょい!

2018年2月2日金曜日

メイキング

昨夜からの雪は午前中も降り続きましたが、
幸いにも昼ごろには止んでくれました。
きょうは柏二番街商店会にお邪魔してます。
デジタルサイネージで使われる映像の撮影です。
液晶パネルの看板です。アーケード入口とドンキホーテ前の2台設置されてます)
どんな映像かといいますと、とどのつまりは「時報」です。
↓↓こちらをご覧ください。
http://lnn.jp/?p=38
だいたいこんなイメージです。

まずは商店会の事務所に全員でお邪魔して、
きょうお世話になる木ノ内さんと佐藤さんにごあいさつ。
打ち合わせをしたら、さっそく二番街で撮影です。


モカとこまちがダブルセンターを務めます。
この白いスケッチブックに、後から時刻が重ねられます。
二松柏演劇部はpm2:00を担当します。

撮影はドンキホーテ前で行われました。
ちょうど学校帰りの生徒さんたちが多く行き交います。

しかし、寒い。
(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)

コートやマフラーは事務所に置いてきました。


画面右側からロッドが伸びているのがわかりますか。
時報のコールは見下ろす映像になる予定です。

で、全員集合してキメ台詞。
なんと言っているかは、ぜひ実際に午後2:00の時報でご確認を。