2016年4月23日土曜日

新歓公演 千秋楽!


新入生歓迎公演『もしエテ』千秋楽でした。
まずはいつもの前説太郎。
ミントグリーン、お疲れさま。
オレンジ色バージョンのご紹介
そして開演。

まじめなケイ

お気楽なユリ
そして鬼教官

主演のシフォン、ノエル、シャディ。お疲れさまでした。
特にノエルは「3年生を送る会」以来、
もう2ヶ月も主役を張っていたわけです。
カラダでおしえて、あ・げ・る♡

エア柔道の剛田平八郎
柔道部は練習が厳しすぎて、部員がみんな辞めてったという設定。

傷口を拡げないで~

居合抜き愛好会・沖田総美

律子と節子は絢香の『にじいろ』を披露
『もしエテ』新歓バージョンには、柔道部、居合抜き愛好会、アカペラ同好会が登場します。
ケイとユリはダンスを披露します。要するに、パフォーマンス合戦です。

これには、お客様に「演劇の可能性」をアピールするという意図があります。
「演劇」って、どんな要素も貪欲に入れ込んでいける可能性を持ってるんです。

合唱部があるのにそれを差し置いて他の部が合唱してしまうようなのは仁義を欠きますよね。
だから、本校には現在のところ存在しない団体の登場、ということになるのです。


♪うさぎ追ぉ~いし
♪かの川ぁ~

お客様にも踊ってもらいます
新歓バージョンでは、「3年生を送る会」の反省を踏まえ、お客様にも踊ってもらえるように工夫しました。(強制的に踊らされてる?)
『さんぽ』は、ほぼ手話歌です。幼稚園などでもやりますよね。
『ふるさと』のほうは、手話歌をもとにしながらも、オーバーアクションで踊ります。
途中から鬼教官のレクチャーも曖昧になり・・・。

パパイヤ・キャロリン・エアロが来てくれてます。
う~ん、どうせならちゃんと踊ってくれよ。

スペアキーがなぜか手元に・・・


ふ~る~さぁ~とぉ~(泣)

公演が終わったあと、1年生のあだ名が決定しました。
ぱふぃ・モカ・ダース・ハース・ぺが・ぷらむの6人です。

ではでは、来週もがんばっていきまっしょい!

2016年4月22日金曜日

創作の方法①

劇団ERAが脚本を創作するときに、まず確認していることがありまして、
それは、その物語を伝えるのに、『演劇』という手段が果たして最適なのかということ。

たとえば「人生、愛こそすべて」という主題をお客様に伝えるとしたら、
わざわざ何時間もの芝居をする必要はありません。
俳優が舞台に登場するやいなや、「人生、愛だぜっ、愛!」と叫んで、ハイ緞帳。
いやむしろ、わざわざ俳優が出てくる幕すらなく、
「人生は愛です」と書いたパンフをロビーで配って、それで帰ってもらう。
これでOKです。
『演劇』という、非常に制約の多いメディアを選ぶ必要はありません。

つまり、どうしても俳優が舞台に出て行かざるを得ないような、
俳優の肉体が必要とされるような脚本でなければ、
板にかけるわけにはいかない、と考えているのです。

だから、
モノローグはなるべく使いたくない。
なぜなら、
モノローグって便利だから。
キャラクターの心理なんかもセリフで簡単に説明できちゃいますからね。
(登場してくる俳優がことごとくモノローグする芝居には驚愕しました)

でもそこを芝居で説明したいのですよ、われわれとしては。
そうでなければ俳優がおのれの肉体を晒して『演劇』する意味がない。
だから、
俳優はフィジカル面も鍛えなければならないのです。
よりよく表現するために身体能力を磨かなければならないのです。
まっすぐ大地に立つことを重要視しているのは、そのためです。

2016年4月18日月曜日

もも、えび、しゃち

現在、劇団ERAでは新入団員募集中です。
今のところ、4人の勇気ある若者が入団を希望しています
入団するからには、引退まで続けて欲しいと思いますね
いやホントまじで

入団すると、これはどこの演劇部でもやってると思いますが
あだ名を先輩が考えてつけてくれます

何なんでしょうね、この風習
1年生に早く劇団ネームをつけてあげましょう
「もも」「えび」「しゃち」というのは過去に実在した団員です
ただそれだけなんですけど、ね

今日の稽古は、まず体の使い方から
キレイな立ち姿とは、どんなものなのか
理想的な吸気法とはどのようなものなのか
脱力ってそもそもなんなんだ
どうすれば無理なく声を通せるのか・・・
1年生、まだまだこれからが勝負ですよ

それではあしたも、がんばっていきまっしょい!

2016年4月17日日曜日

劇団ERAが志向する芝居論

泣いている赤ちゃんの興味を惹くために
某写真スタジオのスタッフさんはカメラの横で
手にした玩具を小刻みに動かします
音の出る玩具だとなおいいようです

人間は本能的に
動きのあるものと音の出るものに
注目してしまうのです

これってお芝居にも通じる考え方だと思います

台本に書かれたセリフがどれだけすぐれていても
そのセリフを発するのはやはり役者さんです
立ち姿や動きがきれいでなかったり
声が小さくてセリフが聞き取れなかったりすると
お客様の集中はそれだけで途切れたりする

劇団ERAの発声練習は個人でやります
全員で発声練習することによるデメリットを避けたいから
もちろんメリットも承知のうえですよ
音楽の先生がやるような発声方法も採用していません

この時期、まだまだヒヨッコの1年生です
2,3年生は1年生に芝居の「いろは」を教えていかなければなりません
もっとも、そういう先輩だって「にほへ」がようやくわかってきたトコですけどね

われわれの稽古の目的、その根本にあるもの
それはすべてのお客様にご満足いただくことです
それでは明日も、がんばっていきまっしょい!

2016年4月10日日曜日

日本刀と私

新歓公演『もしエテ』で沖田総美が使用している日本刀
できるだけ軽く 可能な限り丈夫に

金属の摸造刀を使うという手もありますが
やはり安全性を考えるとNGですね 役者やお客様に万が一があってはいけません

これまでのERAでは1×4材で刀身と柄をカンナで削り出し
台所で使うアルミテープを刃(やいば)に貼って使っていました
鞘は新聞紙を丸めて木工用ボンドでガチガチに固め
フエルトを巻いてそれっぽくしておりました

今回はこれまでの経験を活かした『改良版』です
刀身は1×4材をカンナで削り出します
木材が最もイメージ通りの形に加工しやすい気がします

刀身にはまずサフェーサーを吹いてからグレーを吹きさらにクリアーを吹いて完成
柄の表面に白のテーピングを巻き、その上から平ヒモを巻いていきます
力を籠めて引っ張りながら巻いていきます

で、鞘の部分です
当然のことながら刀身が完成してから作りはじめます
ベースは某100円ショップのウレタンボード

ちなみに100円ショップという言い方はおかしいですね
フラワーショップは花をペットショップはペットを
100円ショップは100円の商品を売ります
だから100円の商品ショップとでも呼ぶべきです

刀身の形にパーツを切り出してボンドで接着します
表面にはシボ加工風味のシールを貼りつけました


鍔も同じくボードから切り出します
黒のスプレーがあいにく切れていたので
刷毛を使って塗装です

グルーガンで接着して完成です!!

【 今後の課題 】
できるだけ鞘をスリム化する
チャンバラにも耐えうるような強度を出す
よりリアル感のあるものにする
鞘に納めたところ
鍔がまだ塗装されてません

2016年4月9日土曜日

新歓公演『もしエテ~新歓バージョン~』

コンビ名はミントグリーン
午前中は部活動紹介でダンスを披露した劇団員
午後は演習室③で新歓公演です
14:15 定刻通り開演

ミント「劇団オリジナルのTシャツとパーカーを
購入すると、もれなくERAに入団できます!」
グリーン「逆だよね」





5分ほどの前説を経て(長いよ!)
本編スタートです!
冒頭から好調な滑り出し
丁寧にお客様の呼吸を盗んでいきます

しっかりものケイ
うっかりものユリ
ふたりの対照が悲劇を呼びます



ついにキレるケイ
ケイ「いーかげんなこと、言ってるんじゃないわよ(怒)!」

ユリ「ギブギブギブ」








ここだけのハナシ、稽古の時よりデキがいいようですが・・・

全宇宙共通なのは身体表現だよね





宇宙人にコトバは通じない
ダンスをキメるケイとユリ








柔道部・剛田
居合抜き愛好会・沖田総美



日本独自の文化と言えば、
柔道をおいて他にありません

ニッポンのお家芸復活希望!









日本人の魂と言えば・・・

いわゆる刀剣女子ですか、
いま流行りの
武士道ですね


あんたのコアは何だ!?
律子と節子は新レパートリーを披露









平和的に「唄」で日本のこころを伝えます




フリがばらばらですね・・・
「日本独自の文化と言えば、
アニメです、ジブリです、トトロです」

「はあぁっ?」















やはり『もしエテ』と言えば
「さんぽ」「ふるさと」の手話歌







しかし、肝心のスペースシャトルは・・・(悲)

「高千穂先生~ッ!」
そうそう、今日はハムーとキャロリンが来てくれました
ありがたいことです

新旧劇団員で集合写真

今回、見逃してしまったみなさん!
この新歓公演は、もういちどやります

期日は、1年生が校外オリエンテーションから
帰ってきての4月23日(土)
14:00開場  14:15開演 です




ご来場を劇団員一同、心よりお待ち申しあげております
次回もがんばって、いきまっしょい!

2016年4月8日金曜日

本番前夜

わたしたちが稽古場にしている演習室③は、南校舎2Fの東端に位置しています。現在、新入生歓迎公演に向けて、完全遮光してあります。

校内公演の照明には、DMXを使っています。DMXとは、デジタルでなにやら制御しているらしいのですが、詳しいことは・・・う~ん、わかりません。
先日ディマーパックのヒューズが切れてしまった(1回路に500Wを4灯つないだら切れました。今後、注意しましょう)ので交換します。amazonでお取り寄せしました。

とても小さなパーツです











今回は、生明かりを6灯、他に赤1灯&橙1灯を使うので、ディマーパックを買い足して本番に臨みます。


ディマーパック2号
































↑クライマックスの照明。
入場無料・全席自由ですので、どうぞお気軽にご来場ください。


明日は対面式の後、部活動紹介もあります。演劇部の上がりは6番目。あまり深すぎなくってちょうどいいですね。

それでは明日も、がんばっていきまっしょい!

2016年4月2日土曜日

お花見、しました!









本日、四月一日。ついにお花見を決行しました。八分咲きの桜の下でお弁当です。
昼食のあと、なぜか中庭でおにごっこを始める劇団員。へとへとになるまで走り回ってました。

もちろん、新歓公演のことも忘れてはいけません。
今日は、チラシが刷り上がりました。新1年生だけでなく、在校生にも配布を予定しています。
“新歓公演”と銘打ってはいますが、2,3年生のみなさんもぜひご覧ください。

さらに本日、「劇人」第82号発行。主な記事は、『もしエテ』に残された課題について。
会話している相手のセリフを聞きながらも、自分の次のセリフを準備し始める。
相手の次のセリフのために、自分のセリフが奉仕する。
そんなことを延々と稽古しました。
3年生を送る会バージョンとは、キャストも台本も大幅に変更しています。
この公演の成否は、主演二人の双肩にかかっています。

主演のふたり
南校舎前の桜はまだこれから。
満開になると、南庭は桜のトンネルになります。
(前の道はただいま舗装工事中です。おいでの際は十分にお気をつけください)

次回の稽古は週明け、月曜日。がんばっていきまっしょい!