稽古場にて。
あらかじめ決めてきた動きとセリフ回し。
それを何度も機械的になぞるだけ。
そんなもの稽古じゃない。
演技プランは大切だよね。
でも稽古場に入ったら、
他のキャストと呼吸を合わせることが優先します。
ひとりで用意してきたモノは一旦捨てるんです。
実際に立ってみてわかることの方が大切。
カラダで感じることができなきゃいけないんです。
アタマで考えることの限界を知るべきなんです。
独り善がりの‟読み”に固執したらいかんのです。
じゃなけりゃ集まって稽古する意味がない。
台本を微視的にしか読んでない。
登場人物の心情に一本筋が通ってない。
つまり役者が心を動かしていない。
これ、困ったもんです。
いわゆる‟型”で善しというのもまた正解なんでしょう。
ただそれ面白いかって言ったら、う~ん。
どうしてもウワッツラに思えてしまってね。
いや、ウワッツラでいいんだって人もいるのかも。
でもそういうの、見てらんないんです。
こいつら何がやりたいんじゃって気になっちゃって。
所詮は演劇なんて虚構のカタマリですよ。
だからこそ、リアリティがなけりゃダメなんです。
それができないのは致命的。ヘタクソ以前の問題です。
BGM:UchikubiGokumonDoukoukai「88」
なんやかんやでこんにちは! 劇団ERAです。『物語体験』をお客様にお届け。低血圧の高校演劇なんて演劇じゃない。演劇部という立場は利用してナンボ。芝居作りに関しては正統派です(自社調べ)。 *このブログは学校とは無関係に運営しています。
2017年1月30日月曜日
2017年1月18日水曜日
再演ということ
上演の記録をご覧になっていただけると幸いです。
劇団ERAが、『カラフル』という作品を、
何度も上演していることにお気づきになるかと思います。
そもそもこの『カラフル』。
『サガサナイ鬼』に続く、四人組シリーズの第2弾です。
主人公の千鶴が一人だけ被害者という設定は1作目と同じ。
演劇のおもしろさ(?)に言及する内容になっているため、
新歓公演にはピッタリだと思っています。
劇団ERAの脚本は、この『カラフル』に限らず、
再演できるものを創作するように心掛けています。
だからキワネタはそもそも演らないんです。
さて、『凩は過去の索引』がしばらく眠ります。
ご存知の方もおられましょうが、『真情あふるる軽薄さ』という舞台がありまして、
1969年に清水邦夫作、蜷川幸雄演出により上演されました。
土手の上で行列に並ぶ人々。挑発する青年。2001年に30年ぶりの再演がありました。
もちろん私たちだって2001バージョンしか知りません
この舞台を下敷きにしたのですが、誰も気付きませんでしたね。
さてさて。
ももクロだって、しゃちほこだって、たこ虹だって。
それまで一緒に活動してきたメンバーが脱退するというプロセスは、
集団にはつきものなのでしょう。
人はそれを「卒業」なんて言ってあげちゃうんですね。
ウチの場合、高校を卒業しても劇団員であり続けるので、このコトバは使えません。
演劇より優先したいことができたなら退団するしかないでしょう。
そこはキッパリけじめをつけなけりゃいけません。
中途半端な気持ちでやったらダメなんです。
なぜなら、お客さまに失礼だからです。
劇団ERAが、『カラフル』という作品を、
何度も上演していることにお気づきになるかと思います。
そもそもこの『カラフル』。
『サガサナイ鬼』に続く、四人組シリーズの第2弾です。
主人公の千鶴が一人だけ被害者という設定は1作目と同じ。
演劇のおもしろさ(?)に言及する内容になっているため、
新歓公演にはピッタリだと思っています。
劇団ERAの脚本は、この『カラフル』に限らず、
再演できるものを創作するように心掛けています。
だからキワネタはそもそも演らないんです。
さて、『凩は過去の索引』がしばらく眠ります。
ご存知の方もおられましょうが、『真情あふるる軽薄さ』という舞台がありまして、
1969年に清水邦夫作、蜷川幸雄演出により上演されました。
土手の上で行列に並ぶ人々。挑発する青年。2001年に30年ぶりの再演がありました。
もちろん私たちだって2001バージョンしか知りません
この舞台を下敷きにしたのですが、誰も気付きませんでしたね。
さてさて。
ももクロだって、しゃちほこだって、たこ虹だって。
それまで一緒に活動してきたメンバーが脱退するというプロセスは、
集団にはつきものなのでしょう。
人はそれを「卒業」なんて言ってあげちゃうんですね。
ウチの場合、高校を卒業しても劇団員であり続けるので、このコトバは使えません。
演劇より優先したいことができたなら退団するしかないでしょう。
そこはキッパリけじめをつけなけりゃいけません。
中途半端な気持ちでやったらダメなんです。
なぜなら、お客さまに失礼だからです。
2017年1月12日木曜日
公演中止のお知らせ
次回公演のページでもお知らせしておりました
『ことよろ(言葉のヨロメキ)公演』ですが、
劇団サイドの問題で中止とさせていただきます。
勝手な都合で申し訳ありません。
そのかわり、と言ってはなんですけれど、
今年もやります、バレンタイン公演!
昨年と同様に2本一挙上演します。
しかも、きちんとした形で。
詳細はまた追って。
『ことよろ(言葉のヨロメキ)公演』ですが、
劇団サイドの問題で中止とさせていただきます。
勝手な都合で申し訳ありません。
そのかわり、と言ってはなんですけれど、
今年もやります、バレンタイン公演!
昨年と同様に2本一挙上演します。
しかも、きちんとした形で。
詳細はまた追って。
2016年12月24日土曜日
かしわンダーランド・冬の陣、本番
今日は全国的にクリスマス・イヴ。
ついにきました、HTF本番です。
幸い天候にも恵まれ、穏やかなスタート。
9:30から開会式があって、そのあといよいよ上演開始。
各学校とも30分の持ち時間で、創作作品を板にかけます。
今年のテーマは「昭和」。
かならず使わなければならない小道具は「キュウリ・フライパン・三角コーン」。
かならず言わなければならない合言葉は「リオデジャネイロ」。
この縛りの中で脚本を創作しなければならないのです。
劇団ERAにはこのうえさらに縛りがあります。
それは、「内輪ネタは絶対にやらないこと」。
だって公開イベントですから。
客席には一般のお客さまだっているはずですよね。
実はそういった客層にこそ気を遣うべきなんじゃないかなと思うんです。
ちょっと覗いてみた、ぐらいのお客さまに、
「演劇ってスゲぇなぁ」とか「演劇ってこんなこともやれるんだ」とかね、思って欲しいんですよ。
内輪ネタばかりやってると、そういうお客さまがリピートしてくれなくなっちゃうと思うんです。
演劇部の連中も悪いよ。内輪ネタで過剰に反応してバカ笑いするからさ。ヘタな役者はそのまま次のセリフを言っちゃうから聞こえないの。巧い役者だって笑い待ちしちゃうの。客席のバカ笑いが舞台を邪魔してるんだ。
サテ、うちの芝居。
14:10の定刻より少し遅れてスタート。
土手に行列が並んでいるという設定は、某有名作品の模倣(パクリって言うな)なのですが、
ついぞ誰の口からも「蜷川…」とか「真情…」とかいうコトバは聞かれませんでした。
元ネタがバレないっていいことのはずなんですが・・・、う~ん。
誰かさんはセリフを間違えるし、誰かさんの唄はうわずっちゃったし、誰かさんに至っては稽古不足のまま当日を迎えちゃったし。まぁ散々の出来でしたよ。
とても客前に出せる代物じゃなかったね。
今回の『凩は過去の索引』ですが、三学期になったら校内で発表します。
「新春ことよろ公演」と冠します。
ことしもよろしくではありません、ことばのよろめきです。
HTF要素とクリスマス要素を抜いて書き直します。
ついにきました、HTF本番です。
幸い天候にも恵まれ、穏やかなスタート。
9:30から開会式があって、そのあといよいよ上演開始。
各学校とも30分の持ち時間で、創作作品を板にかけます。
今年のテーマは「昭和」。
かならず使わなければならない小道具は「キュウリ・フライパン・三角コーン」。
かならず言わなければならない合言葉は「リオデジャネイロ」。
この縛りの中で脚本を創作しなければならないのです。
劇団ERAにはこのうえさらに縛りがあります。
それは、「内輪ネタは絶対にやらないこと」。
だって公開イベントですから。
客席には一般のお客さまだっているはずですよね。
実はそういった客層にこそ気を遣うべきなんじゃないかなと思うんです。
ちょっと覗いてみた、ぐらいのお客さまに、
「演劇ってスゲぇなぁ」とか「演劇ってこんなこともやれるんだ」とかね、思って欲しいんですよ。
内輪ネタばかりやってると、そういうお客さまがリピートしてくれなくなっちゃうと思うんです。
演劇部の連中も悪いよ。内輪ネタで過剰に反応してバカ笑いするからさ。ヘタな役者はそのまま次のセリフを言っちゃうから聞こえないの。巧い役者だって笑い待ちしちゃうの。客席のバカ笑いが舞台を邪魔してるんだ。
サテ、うちの芝居。
14:10の定刻より少し遅れてスタート。
土手に行列が並んでいるという設定は、某有名作品の模倣(パクリって言うな)なのですが、
ついぞ誰の口からも「蜷川…」とか「真情…」とかいうコトバは聞かれませんでした。
元ネタがバレないっていいことのはずなんですが・・・、う~ん。
誰かさんはセリフを間違えるし、誰かさんの唄はうわずっちゃったし、誰かさんに至っては稽古不足のまま当日を迎えちゃったし。まぁ散々の出来でしたよ。
とても客前に出せる代物じゃなかったね。
今回の『凩は過去の索引』ですが、三学期になったら校内で発表します。
「新春ことよろ公演」と冠します。
ことしもよろしくではありません、ことばのよろめきです。
HTF要素とクリスマス要素を抜いて書き直します。
よりテーマを明瞭にしてお届けしたいと思っています。
次回の活動は始業式の放課後。茶話会からスタートです。
来年もがんばっていきまっしょい!
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