2017年1月18日水曜日

再演ということ

上演の記録をご覧になっていただけると幸いです。
劇団ERAが、『カラフル』という作品を、
何度も上演していることにお気づきになるかと思います。

そもそもこの『カラフル』。
『サガサナイ鬼』に続く、四人組シリーズの第2弾です。
主人公の千鶴が一人だけ被害者という設定は1作目と同じ。
演劇のおもしろさ(?)に言及する内容になっているため、
新歓公演にはピッタリだと思っています。

劇団ERAの脚本は、この『カラフル』に限らず、
再演できるものを創作するように心掛けています。
だからキワネタはそもそも演らないんです。

さて、『凩は過去の索引』がしばらく眠ります。
ご存知の方もおられましょうが、『真情あふるる軽薄さ』という舞台がありまして、
1969年に清水邦夫作、蜷川幸雄演出により上演されました。
土手の上で行列に並ぶ人々。挑発する青年。2001年に30年ぶりの再演がありました。
もちろん私たちだって2001バージョンしか知りません
この舞台を下敷きにしたのですが、誰も気付きませんでしたね。

さてさて。
ももクロだって、しゃちほこだって、たこ虹だって。
それまで一緒に活動してきたメンバーが脱退するというプロセスは、
集団にはつきものなのでしょう。

人はそれを「卒業」なんて言ってあげちゃうんですね。
ウチの場合、高校を卒業しても劇団員であり続けるので、このコトバは使えません。

演劇より優先したいことができたなら退団するしかないでしょう。
そこはキッパリけじめをつけなけりゃいけません。
中途半端な気持ちでやったらダメなんです。
なぜなら、お客さまに失礼だからです。

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