「演劇シーン」と言ってしまえば話は大きくなりますが、
あんなに人気があった(ように僕らには思えていた)某演劇集団が、
ある日突然に活動停止を余儀なくされてしまったという事実。
そんな現状をまざまざと見せつけられちゃうと、
まだまだこの国には演劇という文化は、
本当には根付いてないんだなあってわかります。
高校演劇だって「演劇」を名乗ってるぐらいですから、
演劇シーンの片隅にぐらいは位置してるんだと思うんですよ。
だから自分たちも社会に影響を与えているんだという自覚を持つべきです。
あるいは影響を与えることができるんだという意識を持つべきだ。
自分たちの芝居の可能性を少なく見積もってはならない。
自校の生徒・教職員を対象にした校内公演にしたってそうです。
学校の内部に向けて演劇部の活動をアピールすることも目的のうちですから、
まずはたくさん集客することを考えなければなりません。
同時に考えなきゃいけないのはその公演で演劇部の評価が決まるってこと。
もっと言えば演劇というものに対する印象がそれで決まるってこと。
だから覚悟が必要なんですよ下手な芝居は打てないんです。
まして公共のホールを借りて一般のお客さまを入れるんだったら、
社会的な責任が生じるんだってことを意識しなきゃならない。
演劇初体験のお客さまがいるかもしれないんです。
そんなお客さまに「なぁ~んだ、演劇ってつまんない」
って思われちゃったら僕たちの負けなんです。
高校の演劇部だって演劇界全体を背負ってるのと同じなんです。
それが演劇を選んだ僕たちの責任なんです。
演劇を文化としてこの国に根付かせることが義務付けられています。
いえいえ本当は文化だなんて意識を持たずに、
日常の中に演劇が息づいてるっていうのが理想なんですがね。
ハーフタイムフェスティバルの話です。
出の順が昨日の顧問会議で決まったようです。
何の因果か今年もまた沼南高柳サンとご一緒です。
しかもウチが後半だったりします。
ようやっと装置の写真も入手できました。
なんやかんやでこんにちは! 劇団ERAです。『物語体験』をお客様にお届け。低血圧の高校演劇なんて演劇じゃない。演劇部という立場は利用してナンボ。芝居作りに関しては正統派です(自社調べ)。 *このブログは学校とは無関係に運営しています。
2019年12月5日木曜日
2019年11月25日月曜日
今年も同じ創作方法に挑んでみた
壁に模造紙を張って、どんどん書き込んでいくスタイルです。
企業を舞台にしたドラマなんかでも見ます。
いわゆる企画会議室のホワイトボードです。
全員であ~だこ~だ自由に発想していきます。

これ、ブレインストーミングってヤツですから、
企業を舞台にしたドラマなんかでも見ます。
いわゆる企画会議室のホワイトボードです。
全員であ~だこ~だ自由に発想していきます。

これ、ブレインストーミングってヤツですから、
勝手にブレーキをかけてはいけません。
とにかく全肯定です。
書かれた文字を見て次の発想を促します。
裏移りしないようにマステで新聞を張ったその上に模造紙を張ってます。
ちなみにこの壁は全面的に「白」で塗装し直す予定です。
テーマの「とりかえる」に引っ掛けて、
「鳥」&「カエル」というネタはあまりにも安直です。
まさか、こんなネタを採用する学校さんなんてないですよね。
ひっくり返る、取り替える、見違える、着替える、振り返る、もう帰る。
これらもまたすべて安直なので使わないようにしましょう。
ご用心さっしゃりましょう。
模造紙に書きだされた同じ傾向の言葉を結んでいきます。
こうすることで、自分たちの興味がアブリだされるんです。
いくつかの項目を組み合わせてベストマッチを探ります。
なんとか物語にならないものか。
せんと「見えた!今回の脚本の方程式!」
部室の黒板にハーフタイムまでのスケジュールが書き出されてます。
今週木曜日からは県大会のため部活動は休止です。
県大会が終わると期末考査1週間前に突入です。
明日・明後日しか創作の時間が残されていないのです。
がんばっていきまっしょい!
2019年11月24日日曜日
関係性ですよ
演技がうまいだとかへただとか語る資格は我々にはありませんけどもね。
そりゃあ傑出した演技力をお持ちの役者さんはそれはそれで素晴らしい。
しかしその役者さんの魅力を最大限に発揮するには、
やっぱり「座組み」=関係性って大事なんじゃないかと思うんです。
演技力なんてものは個人に備わってるものも確かにあるかもしれないけれども、
その能力を最大限に引き出してくれるのはやっぱり同じ板に乗ってる共演者です。
それじゃ一人芝居ならどうするんだって言われそうですが、
それだって音響や照明との気味合いってもんがありますから。
その芝居を成立させているスタッフも含めて、
もっと言えばその日の観客も含めて考えなけりゃいけない。
若いのに演技力がとかなんとか言われてる役者さんもいますけど、
たまたま共演者に恵まれてたんじゃないかなってことも考えていい気がします。
え、事務所の力って要素があるじゃないかって?
役者個人の演技力なんてものは幻想に過ぎないかも知れません。
肝腎なのは観客がどう受け取ったかですから。
個人の感想でありすべての使用者に同様の効果を保証するものではありません。
観客が「勝手に」感動してああこの役者は演技が巧いねなんて言うんです。
自分が感じたものの「正解」を役者個人の資質に求めて納得してるんです。
それが悪いってわけじゃないですよ。
それはそれで楽しみ方としては間違ってないですから。
役者が巧いから自分が感動したのか自分を感動させたから巧いと思うのか、
どっちがどうとか答えを出す必要もないですけどね。
女優さんをつかまえて美人だどうだって言ってるのも同じで、
それだってその女優さんがそもそも美人なんじゃなくて、
自分が持ってる美人の基準に合致してるだけかも知れんのです。
絶対的な美の基準なんて存在しないでしょ?
基準はいつだって自分の側にある。
自分が「勝手に」判断してる。
どっちがどうとか答えを出す必要もないですけどね。
演劇は総合芸術だって言われますが、
たしかに個人プレーじゃ成り立たないものです。
4番バッターだけひとりで頑張っても野球の試合には勝てません。
どこかの球団みたいに4番クラスばかり集めて打線を組んでも、
そんな試合は面白くはならないはずですがどうでしょう。
まあそれでも勝ちさえすればいいって発想なら仕方ないですが、
そりゃあ傑出した演技力をお持ちの役者さんはそれはそれで素晴らしい。
しかしその役者さんの魅力を最大限に発揮するには、
やっぱり「座組み」=関係性って大事なんじゃないかと思うんです。
演技力なんてものは個人に備わってるものも確かにあるかもしれないけれども、
その能力を最大限に引き出してくれるのはやっぱり同じ板に乗ってる共演者です。
それじゃ一人芝居ならどうするんだって言われそうですが、
それだって音響や照明との気味合いってもんがありますから。
その芝居を成立させているスタッフも含めて、
もっと言えばその日の観客も含めて考えなけりゃいけない。
若いのに演技力がとかなんとか言われてる役者さんもいますけど、
たまたま共演者に恵まれてたんじゃないかなってことも考えていい気がします。
え、事務所の力って要素があるじゃないかって?
役者個人の演技力なんてものは幻想に過ぎないかも知れません。
肝腎なのは観客がどう受け取ったかですから。
個人の感想でありすべての使用者に同様の効果を保証するものではありません。
観客が「勝手に」感動してああこの役者は演技が巧いねなんて言うんです。
自分が感じたものの「正解」を役者個人の資質に求めて納得してるんです。
それが悪いってわけじゃないですよ。
それはそれで楽しみ方としては間違ってないですから。
役者が巧いから自分が感動したのか自分を感動させたから巧いと思うのか、
どっちがどうとか答えを出す必要もないですけどね。
女優さんをつかまえて美人だどうだって言ってるのも同じで、
それだってその女優さんがそもそも美人なんじゃなくて、
自分が持ってる美人の基準に合致してるだけかも知れんのです。
絶対的な美の基準なんて存在しないでしょ?
基準はいつだって自分の側にある。
自分が「勝手に」判断してる。
どっちがどうとか答えを出す必要もないですけどね。
たしかに個人プレーじゃ成り立たないものです。
4番バッターだけひとりで頑張っても野球の試合には勝てません。
どこかの球団みたいに4番クラスばかり集めて打線を組んでも、
そんな試合は面白くはならないはずですがどうでしょう。
まあそれでも勝ちさえすればいいって発想なら仕方ないですが、
芝居は面白くなけりゃいけないんで。
はっ、違うんですか!?
とにかく魅力的な舞台にはならないんじゃないですか。
だから世間並みに言われてる「演技がうまい」はあてにならないと思うし、
「美人女優」という評価もこれまた胡散臭いと思っちゃうんです。
2019年11月13日水曜日
県大会の打ち合わせに参りました
そういったようなわけで、
今日の活動は@千葉県教育会館です。
千葉県高等学校演劇研究中央発表会に参加します。
ただし、生徒実行委員としてですけどね。
んで、今日は顔合わせです。
県大会本番では、公欠してお芝居が見られるんだからリッチです。
各地区の代表校がどんな作品を持ってくるかワクワクです。
しかもそのリハーサルまでガッツリ見学できます。
もちろん仕事は仕事としてキッチリこなしますけどね。
気が付けば一ヶ月以上も更新が滞っておりました。
いただいた『紅蓮の夜想曲』の感想も、うっちゃらかしでした。
ブログに載せると言いながら、つい日を過ごしてしまいました。
そいえばですね、、、、。
県立松戸の部員さんが4地区の発表会に足を運んでくださってまして、
その中のおひとりがアンケにこんなようなことを↓↓↓↓書いてくださったんです。
「今日見た中で一番良かった!」
嘘だぁ~、えへへ。
きっとどこの学校にも同じこと書いてるんだよ、
な~んてわかっちゃいますけど、
でも実はちょっとその気になってるんです。ちょっと嬉しがってるんです。
「県大会で逢いましょう!」とまで書いてくださってましたのに、
ご期待に添えずスミマセン、なんつって。
4地区の現状を考えると、ウチが抜けるのはかなり困難なんですョ。
そいえばですね、、、、、。
日体大柏の林先生が『俺の話を聞け!』を激賞してくれたそうですね。
かしわン実行委員会の反省会で、ベタ褒めしてくれたんだとか。
でもね、林先生は劇団ERAの準劇団員じゃないですか。
(え?違うとでも言うんですか?)
身内が身内をヨイショしちゃダメですよ、
とか言いつつちょっと嬉しがってるんですけど。
劇団ERAの芝居をオモロイと思ってるのが、
自分たちだけじゃないってことでいいですよね。
この価値観は決して偏ったものじゃないんだって、
客観的なものさしで測ってもらえてるんですよね。
***************************
千葉県高等学校演劇研究中央発表会
令和元年11月29日(金)~12月1日(日)
千葉県教育会館(JR千葉駅or京成千葉中央駅より徒歩)
※上演日程については、劇団ERAのツイッターをご覧ください。
https://twitter.com/ERA_limit_break
今日の活動は@千葉県教育会館です。
千葉県高等学校演劇研究中央発表会に参加します。
ただし、生徒実行委員としてですけどね。
んで、今日は顔合わせです。
県大会本番では、公欠してお芝居が見られるんだからリッチです。
各地区の代表校がどんな作品を持ってくるかワクワクです。
しかもそのリハーサルまでガッツリ見学できます。
もちろん仕事は仕事としてキッチリこなしますけどね。
気が付けば一ヶ月以上も更新が滞っておりました。
いただいた『紅蓮の夜想曲』の感想も、うっちゃらかしでした。
ブログに載せると言いながら、つい日を過ごしてしまいました。
そいえばですね、、、、。
県立松戸の部員さんが4地区の発表会に足を運んでくださってまして、
その中のおひとりがアンケにこんなようなことを↓↓↓↓書いてくださったんです。
「今日見た中で一番良かった!」
嘘だぁ~、えへへ。
きっとどこの学校にも同じこと書いてるんだよ、
な~んてわかっちゃいますけど、
でも実はちょっとその気になってるんです。ちょっと嬉しがってるんです。
「県大会で逢いましょう!」とまで書いてくださってましたのに、
ご期待に添えずスミマセン、なんつって。
4地区の現状を考えると、ウチが抜けるのはかなり困難なんですョ。
日体大柏の林先生が『俺の話を聞け!』を激賞してくれたそうですね。
かしわン実行委員会の反省会で、ベタ褒めしてくれたんだとか。
でもね、林先生は劇団ERAの準劇団員じゃないですか。
(え?違うとでも言うんですか?)
身内が身内をヨイショしちゃダメですよ、
とか言いつつちょっと嬉しがってるんですけど。
劇団ERAの芝居をオモロイと思ってるのが、
自分たちだけじゃないってことでいいですよね。
この価値観は決して偏ったものじゃないんだって、
客観的なものさしで測ってもらえてるんですよね。
***************************
千葉県高等学校演劇研究中央発表会
令和元年11月29日(金)~12月1日(日)
千葉県教育会館(JR千葉駅or京成千葉中央駅より徒歩)
※上演日程については、劇団ERAのツイッターをご覧ください。
https://twitter.com/ERA_limit_break
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