2018年3月27日火曜日

柏に出没

富里近隣センターで稽古です。
公共の施設に団体登録しての稽古は初めてです。
15:00から3時間の回を予約してあります。

この場所で子供むけのフェスに参加したのは、もう10年も前のことなんですね。
その時は『狼たちの終わらない放課後』を上演しました。
郁ちゃんの迫真の演技に子供が泣き出してしまったという、、、。
対象年齢をしくじった作品選択でした。
『狼たち~』は現在『カラフル』と改題して時折上演しています。

今回お借りしたのはまさにその会場だった和室です。
こうして見ると当時のままですね。
畳やら障子やらはさすがに新しくなってますけど。
その時、対バンで劇団おにおんが『泣いた赤おに』を演ったんです。
たしか旗揚げだったはずです。

新入生歓迎公演ではダンスが入ります。
初演時と同じ振り付けでいきます。
振り付けたのは「エアロビクス」の二人です。
※エアロとえびのダンスユニットです

音響でパソコン1台を持ち込みました。
デッキはさすがに持ってこれなかったです。
サンプラーに入れてあるSEの尺が短いことが判明。
スグに造り直します。
照明についてはもうイメージするしかないんです。
スタッフの苦労がしのばれますねぇ。

とにかく3時間しかないので集中、集中!
じっくり演技プランを吟味している暇はありません。
学校に持ち帰って再検討です。宿題です。
心なしか学校の多目的室よりも稽古がはかどってる?

もうすぐ平成30年度です。
柏に出没する機会もますます多くなりそうです。
新しい演劇祭の計画も着々と進んでいます。

学校の桜も咲きました。
あしたはどうやらお花見するみたいですよ。
がんばっていきまっしょい!

2018年3月24日土曜日

NODA

きょうは野田に行ってきました。
野田と言えば「のだあぃこ」と「醤油」ですね。

こんな情緒的な街並みが残っています。
小学校の社会科見学で来たことがありますよ。
おっと、今回の目的地は醤油工場ではございません。
野田市野田公民館『欅のホール』で開催された、「僕らで劇を作ろう!」さんと「NOCHS(野田中央高校)演劇部」さんの合同公演にお邪魔しました。
東武アーバンパークライン(!!)愛宕駅より歩いて15分ほど。
突如としてアーバンな建物が出現します。
立て看が雰囲気ですね。
こういうのがいちいち勉強になります。
上演は3階の小ホールになります。
開演は14:00。
モカとぺがは学校で春期講習を受けてからです。
現在、駆け付けてる真ッ最中です。

『語り継ぐべき詩』暮しの手帖社「戦争中の暮しの記録」より
顧問の石山先生が手掛けた作品です。
太平洋戦争当時の人々の生活を描きます。
プロジェクターの映像が、硬質な世界観にマッチしていたように思います。
空襲の中を逃げ惑い、君江が妹とはぐれる場面に胸を締め付けられました。

『雨の日サプライズ』
宅配のお兄さん、いい人でしたね。
基本的に悪人が誰も出てきません。
こういうのを板に掛けといて、ダンスとのギャップがスゴイ。
確信犯だったんですねぇ。

やっぱり自主公演の良さってありますよね。
余計なレギュレーションに縛られない方が絶対いい。
表現のいちばん幸福なあり方だなあと思います。

2018年3月22日木曜日

修了式でした!

わが劇団の航空母艦である二松學舍柏高校も今日が年度納めの修了式です。

ここのところそれぞれが自分の三味線を制作しています。
いわゆる「箱三味線」なんですが、これがなかなか難しいのです。
細かいパーツがたくさんありますので、ノコひとつ引くにも慎重さが要求されます。
部材は刃物を入れたが最後なんです。ミスは一切許されないのです。
一流の大工を目指すなら、精密な作業を心掛けなければなりません。
、、、って、そいえばウチら演劇部でした。

春の花と言えば桜、なんでしょうけれど、
きょうは白木蓮の花が見事に咲いてましたので一枚。
劇団では毎年、春休みにお花見イベントをします。世間並みにね。
校地内の桜のつぼみもだいぶ膨らんできました。
しかしですよ、春に桜しか咲かなかったとしたらどうなんだろう。
ソメイヨシノばっかりじゃ飽きちゃうんじゃないかな。
他の花と比較してはじめて桜の良さも見えてくるんですよね。
高校演劇もそうですよ。みんながみんな、教訓めいた内容の芝居じゃダメなんです。
時にはアンチの声を上げたっていいんです。抵抗の狼煙を上げたっていいんです。
それが許されてるのが唯一このフィールドなんですよ。
それなのに牙を抜かれ餌付けされ飼いならされた芝居のなんと多いことか。
そしてまたそんなクソつまらないものを高く評価するくだらない大人の多いことか。
桜を愛でるしか能のないヤツにだけはなりたくないですな。
そうなりたくないから演劇をやってるんだよな。
Z旗は掲げたまんまでいいですよね。ね。

2018年3月16日金曜日

オーディション

台本の読み合わせが終わったらさっそく配役です。

劇団ERAでのオーディション方法です。
1)自分のやりたい役と自分が考える理想のキャスティングを紙に記入します。
2)部長・副部長がそれを集計します。
3)オーディションで使用する場面を選定します。
  選定基準は「なるべく多くの人物が登場する場面」であること。
4)集計結果をもとにして試演順を発表します。
5)口慣らし程度の短い時間ですが個人で場面の練習をします。
6)一つの役ごとに連続して試演して行きます。
7)一番役のイメージに近い人を選びます。
まぁ何となくこんな感じです。解り辛い説明でスミマセン。
肝心なのは7)ですかねえ。
「その台本がちゃんと読めている人」が選ぶんですよ。
読めてなければ選ぶことなんてできないはず、ですからね。

自分たちで創作した台本のはずなのに、
プロが作った作品と比べりゃずっとカジュアルなのに、
それでもやっぱりちゃんと読むことはむずかしい。

その次に「人物の掘り下げ」をします。
台本には描かれていない、登場人物の持つ背景を確認していきます。
劇団員相互のイメージの擦り合わせです。
話し合って決めていく作業ではありません。
同じイメージが共有できてこその劇団員です。
血液型とか決めちゃダメ、駄目。ナンセンス。人間って4種類にしか分類できないんですか?
芝居のコンテクストの擦り合わせも大切ですが、
こういう基礎中の「基」の部分でのシンパシィはとっても大切。
あしたもがんばっていきまっしょい!