2018年3月16日金曜日

オーディション

台本の読み合わせが終わったらさっそく配役です。

劇団ERAでのオーディション方法です。
1)自分のやりたい役と自分が考える理想のキャスティングを紙に記入します。
2)部長・副部長がそれを集計します。
3)オーディションで使用する場面を選定します。
  選定基準は「なるべく多くの人物が登場する場面」であること。
4)集計結果をもとにして試演順を発表します。
5)口慣らし程度の短い時間ですが個人で場面の練習をします。
6)一つの役ごとに連続して試演して行きます。
7)一番役のイメージに近い人を選びます。
まぁ何となくこんな感じです。解り辛い説明でスミマセン。
肝心なのは7)ですかねえ。
「その台本がちゃんと読めている人」が選ぶんですよ。
読めてなければ選ぶことなんてできないはず、ですからね。

自分たちで創作した台本のはずなのに、
プロが作った作品と比べりゃずっとカジュアルなのに、
それでもやっぱりちゃんと読むことはむずかしい。

その次に「人物の掘り下げ」をします。
台本には描かれていない、登場人物の持つ背景を確認していきます。
劇団員相互のイメージの擦り合わせです。
話し合って決めていく作業ではありません。
同じイメージが共有できてこその劇団員です。
血液型とか決めちゃダメ、駄目。ナンセンス。人間って4種類にしか分類できないんですか?
芝居のコンテクストの擦り合わせも大切ですが、
こういう基礎中の「基」の部分でのシンパシィはとっても大切。
あしたもがんばっていきまっしょい!

2018年3月15日木曜日

禁じられた作品

次回公演のお知らせです。

しばらくは学年末考査に集中で、稽古はお休みでした。
で、テストを乗り切り答案返却を乗り切りまして稽古再開。
昨日ようやっと新歓公演の上演台本が決定しました。。。

劇団ERAにはこれまで50本近くの創作作品があります。
その創作過程やおおまかなストーリーをまとめた冊子がありまして、
その名も『創作作品の軌跡 2002~2017』!!!
まあ旗揚げから15年間の覚え書きです。
※全作品の解説&劇団ERAが創作にこだわる理由、創作の方法までを網羅した一冊です。
購読希望の方はご連絡ください。なんつって。
この冊子を使って劇団の歴史をみんなで紐解いたところ、
過去のHTFで上演したネタの中から、2011年度作品
『禁じられたことば』を再演しよう、
と、いう話になりました。

富里近隣センターから連絡ありまして、劇団ERAの団体登録完了です。
これでスクールバスのない日にも学校外で活動できちゃいますよ。
特にこの春休みの学校は「全館断水」、、、何日間も。
え?新歓の稽古ができないじゃんか!?
そんな日はこれまで柏ふるさと公園で青空稽古してました。
天候に左右されましたけど。晴れたら晴れたで暑かったり。
でもこれからは安心です。
柏町内で黒づくめの集団を見かけたら、それは私たち劇団ERAかも知れません。
あしたもがんばっていきまっしょい!

2018年3月11日日曜日

マチオモイ帖

富里近隣センターに団体登録をしに行きました。
柏駅から徒歩圏内にあります。

本校では日曜・祝日のスクールバスの運行はありません。
最寄りのバス停との往復を考えたら、
断然この近隣センターを利用した方が楽なんです。
柏駅東口から最寄りバス停まで路線バスを利用すると、
往復でひとり480円かかります。
だったらいっそのこと、って話なんです。

↑こちらが富里近隣センターです。
夏休み子ども演劇教室でお世話になった、
劇団ERAにとっては思い出の、あの場所です。

午後からパレット柏で開催の、『マチオモフ景観リレートーク』なるイベントに参加してきました。
全体が三部構成になっています。
まず第一部。「手賀沼の時を繋ぐ会」長屋門など歴史ある建造物についてご紹介いただきました。学校の近くにもありますよ、長屋門。知っている場所を紹介されてちょっと不思議な気分です。
第二部。「千葉県建築士会柏支部」建築士の立場から見た柏の今昔をご紹介いただきました。歴史を知ると未来が見えてくるということを実感しました。
第三部。「my home town わたしのマチオモイ帖」今や全国に広がるマチオモイ帖。きっかけは2011年、東日本大震災だったそうです。「自分にとって大切な町を記憶に残しておきたい」と綴った冊子が全国各地で共感を呼びました。グラフィックデザイナーの清水柾行さんにお話していただきました。昨年は東京のkitteで1日だけのイベントも開催されたそうです。

建築やデザインの話題なのに、僕たちはいつのまにか演劇の話に置き換えて聞いてました。ゴメンナサイ。でも、クリエイティブの現場で活躍されているプロの方からのお話は、僕らには大変な刺激になりました。

2018年2月27日火曜日

新入生ニ告グ

この4月から二松柏に入学予定のそこのあなた。
万が一、演劇部を選ぼうとしてるならご注意ください。

変わり者が変わり者のまま受け入れられ、居続けることが許される場所として、演劇部を選ぼうとしてるなら、それは間違ってます。
なぜなら、「まとも」な人にしか演劇はできないから。
変わり者にはまともな人の役はできないが、まともな人には変わり者の役はできる。
僕たちは少なくともそう考えているのです。
まともな人が嫌な思いをしなければならない世の中はまともではありません。
他者との関係・バランスがうまく保てない人はやはりまともではありません。

ついでに言っときます。
自分をほじくる演劇には、もういい加減うんざりなんです。
高校演劇の世界にはなぜかこのテが多いんですよね。
しかしホントに掘り下げるに足る何かがあるんでしょうか。
15年程度の浅い地層からどんなお宝が出てくるっていうんでしょうか。
トラウマ系と自分探しは原則禁止!
ウチの演劇部は心療内科じゃないんです。

もうひとつついでに言っときます。
ただただ観客を驚かせればいいという演劇も好きじゃないです。
作り手のエゴを押し付けないで欲しいのです。
自己満足は構わないですけど、そこで終わってしまってるのはちょっと。。。

自分たちも満足すると同時に観客も満足する。そんな関係がいいですよね。


ただただ辛いだけの食べものが蔓延する昨今ですが、
このラーメンは旨かった(個人の感想です)。
お湯を入れて4分。あとから「真っ赤な粉」を投入して作ります。

魚介と豚骨のスープだそうです。
たしかに辛いんですが、それだけじゃない。
辛さの衝撃を与えるだけじゃない。ちゃんと旨い。
こういうのがいいんですよ。

現在、かしわンダーランド2018・新入生歓迎公演に向けて、台本製作中。
どんな物語だとしてもERAらしくありたい。