2019年6月15日土曜日

上演意図がまったくわからない

ううむ、謎なんですよ。
なぜなのかなぁ……?
なんでその作品を上演することになったの?
そこに至るまでの経緯と云うか、
動機が判らないんですよね。
上演意図、と云うんですかね。
別に判らなきゃ楽しめないって訳でもないですが、
それにしてもまったく想像が付かんのですよ。

既成の脚本を否定してるんではないですよ。
既成の脚本を上演することも否定しません。
(まぁ自分たちは演らんけど)
ただ、大きな疑問なんですよ、
その脚本をなんで選んだのかなぁ、と。

まさか戦略的な動機じゃないですよね。
春大まで時間がないから過去に上演した経験のある作品でいいや、
顧問がかつて創作した作品でいいや、
高校演劇の定番なら演出にも悩まなくていいや、
春大会は上位大会に繋がらないから軽くいこう、
まして、1年生に舞台を「経験」させようとか、
自分たちの都合で、まさか?
いやぁ、まさかですよね。
お客さまをないがしろにしちゃ駄目ですよね。
エゴを60分も垂れ流しにしちゃいけませんよね。
ご来場のお客さまに楽しんでいただくこと。
エンターテインメントに徹すること。
忘れちゃいけないと思うなァ。

なんつって、偉そうなこと云えないんですケドね。
1年生ばかりの舞台で、動きがぎごちなくったって、
フレージングができてなくたって、
セリフにリアルさが感じられなくったって、
むしろ取材の甘さが耳障りなセリフばかりだとしても、
(それはその脚本を書いた作者が悪い!)
ちゃんとキャストの声が聴き取れてたら、
立派なもんじゃないですか。
その点については失敗してますから、
僕ら劇団ERAは白旗を揚げにゃあならんのです。

やっぱり単純なこと。
稽古は大事だよ。
できないことをできるようにするのが稽古だよ。
大会前の稽古だけが大切なんじゃない。
むしろ日々の稽古の積み重ねが大事。
何でもない日の、何でもない稽古こそが、
いい芝居への近道なんですよね、うん。

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