なぜなのかなぁ……?
なんでその作品を上演することになったの?
そこに至るまでの経緯と云うか、
動機が判らないんですよね。
上演意図、と云うんですかね。
別に判らなきゃ楽しめないって訳でもないですが、
それにしてもまったく想像が付かんのですよ。
既成の脚本を否定してるんではないですよ。
既成の脚本を上演することも否定しません。
(まぁ自分たちは演らんけど)
ただ、大きな疑問なんですよ、
その脚本をなんで選んだのかなぁ、と。
まさか戦略的な動機じゃないですよね。
春大まで時間がないから過去に上演した経験のある作品でいいや、
顧問がかつて創作した作品でいいや、
高校演劇の定番なら演出にも悩まなくていいや、
春大会は上位大会に繋がらないから軽くいこう、
まして、1年生に舞台を「経験」させようとか、
自分たちの都合で、まさか?
いやぁ、まさかですよね。
お客さまをないがしろにしちゃ駄目ですよね。
エゴを60分も垂れ流しにしちゃいけませんよね。
ご来場のお客さまに楽しんでいただくこと。
エンターテインメントに徹すること。
忘れちゃいけないと思うなァ。
なんつって、偉そうなこと云えないんですケドね。
1年生ばかりの舞台で、動きがぎごちなくったって、
フレージングができてなくたって、
セリフにリアルさが感じられなくったって、
むしろ取材の甘さが耳障りなセリフばかりだとしても、
(それはその脚本を書いた作者が悪い!)
ちゃんとキャストの声が聴き取れてたら、
立派なもんじゃないですか。
その点については失敗してますから、
僕ら劇団ERAは白旗を揚げにゃあならんのです。
やっぱり単純なこと。
稽古は大事だよ。
できないことをできるようにするのが稽古だよ。
大会前の稽古だけが大切なんじゃない。
むしろ日々の稽古の積み重ねが大事。
何でもない日の、何でもない稽古こそが、
いい芝居への近道なんですよね、うん。
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