2018年5月13日日曜日

入団の条件

ウチらの芝居を再構築しなきゃね、1年生を混ぜてね。
連中はまだ何もわかっていないからね。
あ、それ以前にまだ誰も何も教えてないんだっけ、、、。
そもそも何が要請されているのかがわかってないでショ。
二松柏の演劇部がどこをめざしているのかを、
これから体得していってほしいよね。
いや、頭で理解するだけじゃなくね、うん。

ウチは「劇団」だからねぇ。
劇団を名乗るからには、劇団員全員が同じ方向を見てないといかんのですよ。
演劇ってものに対する共通理解というかね。
だから年末のHTFでお姉さま方に登場いただいても、
一緒の芝居を違和感なくできたんですよ。
お姉さまと同じ板に乗って目線もらって間近で芝居を見れたって、
キミはしあわせモノじゃぞい。

ウチは創作しか板に掛けないから、
その脚本に対する共同幻想が生まれにくいんですよ。
まぁ既成の脚本なら、うまくいけば映像が出回ってるでしょ。
それみんなで見れば「あぁ、そういうことね」って、
プロの役者さんの、それこそ模範演技見ればいいんだよね。
そいつをモノマネするかどうかは別として、
(してないつもりでも似ちゃうでしょうけど)
「正解」が存在してるんだから、まぁ楽だわな。
でも創作だとそういう「正解」がこの世に存在していないから、
自分たちで探すしかないんですよ。
その時にですね、その脚本に入り込めない者が一人でもいると、
一本の芝居としての筋が通らなくなる。
お客さんに差し出せるようなものじゃなくなる。
だから劇団員全員が同じものを見ていなければならないんです。

舞台の隅にじっと座って何もせず、
「これがウチらの演劇です」と言い張ることも可能?ですが、
あんまり面白いとは思えませんね。個人の意見ですが、、、、。
演劇には何らかの「作為」は必要です。
しかし、作為的=嘘じゃ困るんですよね。
嘘くさい芝居ってイヤなんですよ。これもあくまで個人の感想ですが、、、、。
リアリズムは必要ありませんが、リアリティは重要なんです。
千鶴さんもそう言ってますから間違いないです。

じゃあリアリティのある芝居って、、、?
ふふん、そいつを身につけるために稽古するんでしょ。
やわらかなこころを持たなければ芝居なんてできゃしません。
自己の解放がだから必要なんですよね。
偏ったバランスの人は、類型的な役しか演じられませんから。
そこがクリアできなけりゃ舞台には上げません!
キッパリ!

BGM; Tokyo IncidentsMirror-Ball

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