なんやかんやでこんにちは! 劇団ERAです。『物語体験』をお客様にお届け。よいこのJISマークがついてる高校演劇なんてクソクラエ。高校演劇部という立場を利用して、自由に表現活動を行っていきます。 *このブログは学校と無関係に運営しています。
2021年4月29日木曜日
遊び全部
2021年4月5日月曜日
他山の石なら砥石になるんだが
自分が見たいのはどんな芝居か、を考えることは、
同時に、どんな芝居を板にかけたいか、ということにつながります。
自分が見たいとも思わないような芝居には、
板にかけるだけの積極的な動機は、どこにも存在しません。
見ていて嫌ぁ~な気持ちにさせられるのはどんな芝居か。
まぁ、あくまで私見ですがね、ちょっと考察。
まず、自己の内面が~とか、描きたいのはわかりますが、
主人公がグジグジ悩んでる姿を「延々と」 見せられるのはどうもねぇ~。
いつまでも怒ってたり、泣いてたり、情緒がどうにかなっちゃってるんじゃないか?
そんなんが舞台に出てきて、そんな姿をず~っと見せられ続けたら、
まじめな観客ほど疲れてしまいますよ。
テーマとしてはわかるんです。
アイデンティティの危機はテーマとして大事。
問題は見せ方というか、料理の仕方というか、なんです。
「見せる」のではなく、どうしたら「伝える」ことができるか、
考えて欲しいんですよね。
あまり客席を馬鹿にして欲しくないって思うんですよ。
「俺はいま、悲壮感に苛まれているんだ」って語らせるのは、
脚本家がバカなんです。
ギャグだったとしたらアリなんですけどね。
ま、全然おもしろくないですけどね。
それと、これも私見ですが。
メタ発言も多少なら我慢しますが、あまり繰り返されると疲れますね。
楽屋オチみたいなネタは、ぶっこまれるとシラケるだけです。
観客の一部だけが盛り上がってるのって、嫌じゃありません?
作者に関する発言だったり、演じる役者さん個人についての発言だったり。
ましてそのカンパニーの先行作品のネタだったり。
おいおい、みんながみんな、あんたんとこの前作を観てるわけじゃないんだぜ。
知らねえ~っつうの。(ホントは知ってるけど)
ファンサービスのつもりでやってるとしたら、それは間違いだろと。
おいてけ掘を喰ってる人は、嫌ぁ~な気持ちになってるんですよ。
ここまで忠実に物語世界を楽しんできた観客に対する、
それは紛れもない裏切り行為なんだっていうことに、
いい加減、気づけよ。
でもまぁ、こういうトコで愚痴ってたって、界隈は変わらねえんだろうな。
以て他山の石とすべし、であるか。
2021年4月1日木曜日
脱・ドラマ演劇について
バイストン・ウェルの物語を、
覚えている者は幸せである。
心豊かであろうから。
2021年3月31日水曜日
なんでもかんでも説明すりゃいいってもんじゃないよね
弊社の『でぃすたんす』は、
ぜんぜん「動く」じゃなかったっすね。
かしわンのテーマはガン無視でしたね。
平和のほうに軸足を置いちゃいましたから。
前日に開催された柏市のイベントのほうに、
まぁ寄せちゃったんですね。
いいわけしていいわけないだろーけど、
孵化する前のひよこちゃんが殻の中で蠢くみたいな。
そういう意味でなら「動く」でしたけど、
それじゃあ物語のテーマじゃないんでね。
なんだか4地区として「動く」になった感じですか?
じゃあお前らは「平和」を描ききったのか、
と、問われると雀の卵ほどの自信もないのですが。
橋田壽賀子さんのことは崇敬しておりますが、
「家事をしながらでも耳で話を追えるように」
という工夫が凝らされた長ぜリフは、弊社では禁じ手とされております。
やっぱりテレビと舞台の違いですね。
セリフでの説明に落とし込まない。
状況を表したいならキャラの行動で。
弊社の伝統というか、ヘンなこだわりなんですが、
「平和」がテーマだったら、
「平和」というワードを使いたくないんすよね。
なんでもかんでも説明することが ださい と思っていまして。
まぁ世の中的には流行ってるっていうかそうなってるっていうか、
説明過剰がデフォルトになっちゃってますよね~。
語られない部分を楽しむ人が少なくなってきてる。
それは良くないことなのではないかと。
なんか庵野さんも似たようなことを言ってましたね。
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橋田壽賀子先生におかれましては、
2021年4月4日、急性リンパ腫のため静岡県熱海市のご自宅で逝去されました。
生前の功績を讃えますとともに、冥福をお祈り申し上げます。