2019年3月11日月曜日

理由なんて必要でしょうか


たぶん、間違いない。
僕は、芝居が好きです。
演じるのも、観るのも。
同じ芝居観を持つ劇団の人たちと、
一緒にいるってだけの時間も好きです。
でも、好き過ぎて、日常生活に支障が出ては困るから、
僕はウソをつきます。

「なぜ、演劇部を選んだんですか?」
という質問に対して、

「お客さまにこの想いを届けたいからです」
的なことを言います。優等生ぶってね。
ホントは自分が楽しいから、
海馬が命ずるから、
魂が欲しているから、演劇しているんですけど。
完全に利己主義なんですけど。

あんまり本音を素直に出しちゃうのは、
それってちょっと演劇的じゃないな、と思うんですよね。
カッコ悪いなぁ~ちょっとぉ、と。
そんな風に思っちゃうわけです。
ウソをつくのがカッコいいかどうか知らんけど。

「演劇、たのし~よ~」なんて、
無邪気にうなずけるいい子にはなれないよね。

ところで、いまさらなんですが、
激辛ブームが二松にキテるという噂。
わざわざ‟激辛”と表示されたカレーパンが存在します。
学食には「タバスコ」と「七味とうがらし」が常備。
そのうち購買に「辛辛魚」が入るんでは?と密かに期待しています。
冒頭の画像は「花椒香るシビ辛ラー油味」の柿の種です。

BGM:Team Syachi「enjoy jinsei」

2019年3月9日土曜日

それ、ウチが以前やりました

落合直文は和歌の改良を目指しあさ香社を結成しましたが、
その理念や作品を発表する雑誌媒体を持ちませんでした。
しかし、その弟子である与謝野寛(鉄幹)は、
東京新詩社から雑誌「明星」を発行し、
文学を愛好する全国の中学生たちの間に、一大短歌ブームを巻き起こしました。
発表媒体があるのとないのとでは大きな違いがあるのです。

以前、とあるラジオの深夜番組で、
某有名女優が若かりし頃に発売したレコードが紹介されました。
彼女の清楚なイメージとはかけ離れた歌詞の内容が、
リスナーの間じゃそこそこ評判になったのですが、
世間的な認知度はほぼゼロ。
小さなコミュニティの中でのマイナーな楽しみに過ぎませんでした。
ところが、この深夜放送を聴いていた某国民的タレントが、
テレビ番組のコーナーでこの曲の話題を持ち出した途端に、
たちまち一気に世間の認知するところとなりました。
ラジオよりテレビの方が影響力がありますね。
(あ、タレントの力かも知れません。)

教訓。
なるほろ、力の差って大きいんだな。
クラスの話し合いでもそうじゃないですか?
声の大きいヤツの意見は通りやすい。
たとえそれがどんだけバカげてる意見でもね。
周囲も簡単にそいつに同調しちゃうんじゃないですか。
目に見えない圧力が働いちゃうんです。
逆に、どんなに正論を吐いたって、
それをみんなに聞いてもらえてなかったら、
何も発言していないのと同じなんですよね、残念だけど。

演劇ってヒジョーに不利なんです。
なんてったってナマですから、一日何度も上演できるわけじゃない。
劇場の座席数にも限りがありますし。
一回の公演が与える影響なんて、微々たるモンなんです。
まぁ、その一回性が魅力でもあるんですが……。
そこ行くと映画みたいなメディアは、
そもそも再現性がウリのメディアですから、
だからそういう意味じゃ簡単なんですよ。

マイナーな媒体が発信したネタをパクっても、
だから誰も気付かないんですよ。
いや、正確には誰も気付けないんですよ。
ネタ元の認知度が低いのをいいことに、
パクっておいて知らん顔できるんです。
無知な大衆は盲目だし、盲目であることに盲目であるし、
無恥なマスコミは大衆を煽動して経済を先導するのが仕事ですから。

演劇は今のままではいけない気がします。
いいえ、高校演劇だけじゃなくってね。
演劇を生業としている人たちの舞台も含めてです。
ヨーロッパと比べちゃいけないけど、
日本の演劇って、扱いが雑なんじゃないか。
もっとたくさんの人に観て欲しい、知って欲しい。
演劇のおもしろさを目撃して欲しい。
生の舞台に証人として立ち会ってもらいたいのです。
まずは客席から、演劇体験を始めてみませんか?
↓以下の公演では、演劇実験を目撃ドキュンできます。

劇団ERA次回公演のお知らせ

劇団ERA スプリングカーニバル
かしわンダーランド・春風の章
『CP』
日 時:2019322日(金曜日)
   13:45 開場  14:00 開演
場 所:本校南校舎2F 演劇実習室
お問い合わせ:お近くの劇団員かまたは演劇部顧問まで 

「血のバレンタイン」と呼ばれる大惨事から40

臥薪嘗胆の日々を果敢に乗り超えた戦士たちによる

魂の咆哮を目撃せよ!!!!!!!!





緊急!追加公演決定!
劇団ERA スプリングカーニバル
かしわンダーランド・春風の章しょの②
『CP』
日 時:20193月25日(月曜日)
   13:45 開場  14:00 開演
場所:本校南校舎2F 演劇実習室

A席まだ余裕あります(嘘)。
入場無料・全席自由です。
ただし、お席に限りがございますので、
お早目のご来場をお待ちしております。

2019年3月8日金曜日

裾野を拡げる

経験者歓迎!未経験者優遇!
ってなことを言いましたけどね。

演劇経験のあるなし、なんてことを考えてみる。
どこからを「経験」に計上してよいのか。
幼稚園のお遊戯会をカウントしてよいのか。
だとしたらわたしの芸歴は結構長いぞ。
演劇部なんて所詮は素人の「お遊び」なんじゃないのか。
だとしたらわたしは未経験者だぞ。
むしろ中学では理科部だったぞ。

識者曰く「歌舞伎役者以外は素人。」と。
激しく同意。首肯ける発想。
中産階級に生まれ育ったわたしたちが、
生粋の役者に敵うわけがないんだよ。
環境からしてお膳立てされちゃあね。
最初っから勝負はついてんのなのよさ。

……けどねッ!

♫遊びをせんとや生まれけん
 戯れせんとや生まれけん
 遊ぶ子どもの声聞けば
 わが身さえこそ揺るがるれ
(白拍子はお巫女さんじゃないよ)

どんなに虚勢を張って生きようとも、
人生やはり遊ぶに如くは無し。
というように勝手に解釈。

【Q1】
Oh! Doll are hold knee, Mirror Hole!
↑この意味がわかる人はいますか?
わかった人は、演劇実習室で僕と握手!約束だ!
(昔はレッドが「約束」してくれてましたよね)

もしあなたが、お芝居が好きだっていうなら、
より楽しんだほうがいいに決まってますよね。
だったらね、だったらなんです。
客席でただ観てるだけなんてもったいないですよ。
舞台に立たなかったら損ですよ、損。損。
やらずに後悔するよりも、まずやっちゃってみよう。
やっちゃってから考えれば、それでいいから。
二松柏に入学したら、劇団ERAに入団を!

というわけで、
がんばっていきまっしょい!


2019年3月6日水曜日

新入学予定者諸君へ!

新入学予定者諸君へ!
今春から演劇デビューしませんか。
始める動機なんて何でもいーんです。
単純な興味で構わないんです。
ミーハーな地点からスタートしたって構わないんです。
いつまでもそこから脱却できないのは困りますが……。

経験者は歓迎ですが、未経験者も優遇なのです。

基本的な技術や最低限のマナーは身につけてもらいますが、
それさえクリアすれば(あくまで「すれば」ですけどね)、
そこからは比較的、自由にやれますよ。
舞台の上でなら、どこまでも自由になれるのが、演劇のスゲエところです。

あ、でもひとつだけ。
私たちは劇団システムを採用しております。
ゆえに他校の演劇部サンよりも、
統一体としての完成度を追求いたしております(当社比)

登場人物の「心理が流れていない」脚本には文句を言うし、
どれだけ頑張っていたって「ウソのある演技」は気に入らない。
既成作品をコピーしただけの「野心のない芝居」なんてオヨビじゃないし、
高校演劇らしい「等身大の芝居」なんてクソ喰らえなんです。

だから審査員に理解されないことも多々あります。
エライ人たちの「要求」には応えていませんが、
自分たちの「欲求」には忠実なつもりです。

劇団なので、卒業しても退団しない限りは、
ウチの役者であり、スタッフであり続けます。
だから、ちゃんと公演に向けたお稽古に出られるなら、
いつまでも舞台に立ち続けることが可能なんです。
大学生になっても、社会人になっても、です。

おっと、閑話休題。
楽しいからやってることなのに、
ストレスが生じたら本末転倒ですね。うん。
二松柏での生活を楽しむ=ERAの芝居観に賛同する
この数式が成立することを確かめたい人はぜひ、
新入生歓迎公演をご覧ください。
ERAの芝居が楽しいと感じたら、ぜひ入団を。
即日、いや、即刻入団を!
四の五の言わずに入団を!
人生に演劇のある豊かな生活を、一緒にエンジョイしましょう!
1/14の記事も併せてご覧ください。



あ、
そのまえに『CP』です。
がんばっていきまっしょい!