2021年3月21日日曜日

動画撮影中







昨夏、開催が予定されていた「かしわンダーパレード2020」は、

他の多くのイベントと同じように、新型コロナの影響で中止となりました。

そのリターンマッチがついにきょう、実現されました(拍手)。

全国的に見てもこういったイベントの復活には

まだ時間がかかりそうな中での開催です。


実は、ここに至るまでの道もまた、平坦ではありませんでした。

緊急事態宣言、時短要請、新生活様式、etc……。

いろんな立場の人のいろんな言葉が飛び交い、

誰のどの言葉が信じていい情報なのかがわからない。

そして、正確な情報かどうかを見極めるための情報が、

これまた正確かどうかわからないという、

カオスな状態になっています。


それでも、かしわン実行委員は、

代替イベントの開催に向けて動き出しました。

メンバー全員が忙しい時間を割いて、

月一回のリモート会議を重ね、開催を模索してきました。

これまで五ヶ所だったステージを一ヶ所に絞り、観客を入れず、

しかも配信で披露することになったのは、ほんの数週間前のことです。

さまざまな人の力が結集して成り立ったイベントです。

感謝の気持ちを忘れてはいけませんね。



ちなみに今回の上演で、

し~ぷが三年連続かしわン出場を果たしました。

もちろんかしわン史上初ですよ。

2021年3月20日土曜日

15ヵ月ぶり舞台に還ってきました

「最後の事件」は、最後の作品じゃないんですよね。

シャーロック・ホームズのシリーズは全部で56作品あるらしいんだけど、

そのうち24作目がこの「最後の事件」なんですよ。

博士とマリエの物語はついに最終章を迎えましたが、

たぶんそのうちまた登場すると思います。


柏市平和都市宣言の35周年は、正しくは去年なんですね。

本来なら去年、このイベントをやるはずだった。

それが新型コロナウイルス感染症の拡大により中止。

だからきょうの「平和Kyo演+」は、一年越しのリベンジマッチなんです。














↑中沢ケントが応援に駆け付けたぞ!


このリベンジを果たすまでには、実にたくさんの人たちのご尽力がありました。

柏市役所協働推進課のみなさま。

柏市民文化会館のホールスタッフのみなさま。

日体大柏高校演劇部の林先生。

あ、林先生は劇団員でした、つまり身内でした。

他にもまだまだ感謝したい人がたくさんいます。

役者を務めた生徒の保護者のみなさまにも、

このコロナ禍でのイベント開催に特段のご理解をいただきました。












果たして主催者の思惑通りの作品であったかどうかが気懸りです。

スタートは”日本の若者層が抱いている一般的な平和意識”です。

街頭でのアンケート調査にもソーシャルディスタンスの力学が働いています。

両者の距離は? 4メートルぐらいでしょうか?

ここまでは割とハードな平和演劇の展開を予測させます。












しかし博士とマリエが登場すると、様子は一変します。

やはり、劇団ERAは我慢できないんだな。

大人しくいい子なんてできやしなかった。

詳しい内容は映像配信をお楽しみに。



出場させていただけただけでも有り難いことですのに、

記念品までいただいちゃいました。
















中は何かな?













ジェットストリームに「平和Kyo演」のネームが入ってる!

新年度に向けて文房具はいくつあってもいいもんですからね。


たくさんの人の思いが詰まったイベントでした。

40周年も呼んでください。



本日参戦の劇団員

し~ぷ(マリエ役)

コメット

フォント(中沢ケント役)

こまち

メルティ

ベリア(きのこ役)


2021年2月23日火曜日

博士とマリエ~最終章~

弊社に博士とマリエというキャラクターがおります。

はじめての登場は『深呼吸までの距離』(2013)。

それ以来、さまざまな作品に登場させてきました。

今回のお芝居はこの二人を堂々主役に据えてお送りいたします。

とは言え博マリが直近で登場したのは『贋作 春琴抄』ですので、

ああ、もう2017年になるんですね。

そんなになるんだ。

で、まあなぜいま博マリなのかと言いますと、

キャストを務めます1年生2人が男&女の組み合わせだから、

なのですね。

 

演劇初心者である1年生には、不幸なことに先輩がおりません。

厳密にはおりますが一緒にガッツリ稽古をしたことがありません。

 

だから手本というか見本というか、

ヒナガタというかプロトタイプというか、

「ま、だいたいこんなカンジでいいんじゃない」

というサンプルが身近にないんですね。














で、顧問二人が台本を読んでみました。

都合の良いことに顧問も男&女の組み合わせなのです。

もちろん参考程度に、って意味であって、

これが正解! だなんて露ほども思っておりませんが。

してみせて 言って聞かせて させてみる

これは上杉鷹山の名言です。

 

具体例をひとつ示したところで、

それはただ種を蒔いたにすぎません。

彼らの演技に劇的な変化は望むべくもありませんが、

こういうのは個人の中で“熟成”するんですよね。

他人の芝居を見てすぐにコピーするより、

しっかり身の内に落とし込んでから表現したほうがいい。

 

テスト期間に入っても、

頭のどこか片隅に、

芝居のことがフックしていれば大丈夫。

がんばっていきまっしょい!

 

BGM : AiNA THE END “誰誰誰”

2021年2月19日金曜日

よくやるテ


天才的な劇団員というものがおらんもんで

北島マヤみたいなのはおらんもんで

みんなで知恵を出し合って

足し算でなく、できれば掛け算で

芝居を作っていきたいのです。


さて弊社の本読みですが

キャスティングをコンバートするというテを

ずっと以前からやってまして

そうすることで自分が何を要求されていたのかがわかるし

そうすることで相手役が何をしたいのかがわかる。

自分の役に還った時に

相手の気持ちがようわかるようになる。


演出から 「動き」 を指示されるのを待つだけでは

ヒリヒリした稽古にはならんでしょうが。


でもいまはまだその時期ではないかな。


本読みしながら

「ここ、どうしても動きたい」

という衝動が自然に発動してくるようでなければ

その感覚を肌感覚として一度でも体験しなければ

コンバートしても気付きは得にくい。


「動きたい」 という境地に達するには

はじめは計算ずくでもいいかもしれないね。

そのうちに自分の中に計算式が自然に組み込まれて

任意の数値に対する最適解が自動的に得られるようになる。


解の公式を最初から持っている人は

弊社にはおらんし、いらん。

「なんでそこで動いたの」

と聞かれたら

ちゃんと説明できなければいけません。