2021年2月19日金曜日

よくやるテ


天才的な劇団員というものがおらんもんで

北島マヤみたいなのはおらんもんで

みんなで知恵を出し合って

足し算でなく、できれば掛け算で

芝居を作っていきたいのです。


さて弊社の本読みですが

キャスティングをコンバートするというテを

ずっと以前からやってまして

そうすることで自分が何を要求されていたのかがわかるし

そうすることで相手役が何をしたいのかがわかる。

自分の役に還った時に

相手の気持ちがようわかるようになる。


演出から 「動き」 を指示されるのを待つだけでは

ヒリヒリした稽古にはならんでしょうが。


でもいまはまだその時期ではないかな。


本読みしながら

「ここ、どうしても動きたい」

という衝動が自然に発動してくるようでなければ

その感覚を肌感覚として一度でも体験しなければ

コンバートしても気付きは得にくい。


「動きたい」 という境地に達するには

はじめは計算ずくでもいいかもしれないね。

そのうちに自分の中に計算式が自然に組み込まれて

任意の数値に対する最適解が自動的に得られるようになる。


解の公式を最初から持っている人は

弊社にはおらんし、いらん。

「なんでそこで動いたの」

と聞かれたら

ちゃんと説明できなければいけません。



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