2019年12月26日木曜日

明智光秀はなぜ信長を討ったのか

さて、今日はHalf Time Festival 2019 の本番。
いよいよ令和元年の芝居納めでございます。
朝から曇天模様でしかも寒い。
予報では午後から雨になるとかならぬとか。
ウチは沼南高柳さんと共に、一番目の上演です。



舞台中央の台を机に見立てます。



日本史の課題に6人で取り組みます。
主人公の高山はナイロンを提案します。
ナイロンとは「内容を限定して論議する」こと。



ナイロンのテーマは、
「明智光秀はなぜ本能寺の変を起こしたか」



しかし、ナイロンするはずが、
いつのまにか「本能寺の変」ごっこに。





家康を「キャバレー・うつけ」に招いて接待です。
饗応役はもちろん光秀です。



みんな台本を持ってます。
役者がセリフを憶えられなかったから……、
ではないですよ。



なんやかんやがありまして、
光秀の動機に、この6人なりの結論が出ます。
歴史に興味のない人もそれなりに楽しめる内容だったと、
思ってはいるのですが、、、、。
偏差値高い系の芝居は難しいですね。

カンユウ先生、このイベントは復活したんでしょうか?
まあ各学校ともいろいろ事情があるんですよね。

次の公演は、3年生を送る会に合わせて校内になります。
学外から観覧希望の方は、事前に劇団員を通して予約をお願いします。




2019年12月23日月曜日

だいほんができたよ

なんやかんやがありまして台本があがりました。
Half Time Festival 2019への参加作品は、
『ナイロン~本能寺の変・編~』
と題します。
ホントはタイトルのあとに『~』をつけることは避けたいんです。
ウチの劇団ではこの部分を「うにょうにょ」と呼んでおります。
やはりタイトルは芝居の顔ですから曖昧なのはイヤなんですね。
補足説明が必要ならそれはタイトルとしてキマッてないんだと考えます。
でも今回はわざとです。
キマッてない感を狙ってます。
コメディです。
(ちゃんと笑ってもらえるものになってるといいんですが)

それにしても最近ワークショップと称するものが目につきますね。
以下はあくまでも感想ですのでお気になさらないでください。
特定の個人や団体を貶めるような意図はありません。
演劇のワークショップに参加すると感じるんですが、
講師の先生との相性ってありますね。
なんだか凝り固まった価値観でゴリゴリくる講師の先生も、
そりゃあ悪いけどいらっしゃいますよ、そりゃあ相性ですから。

ウチらは逆に言えば劇団のカラーが強いから、
ある意味で免疫があるから大丈夫ですけど、
これが演劇との第一次接近遭遇だとしたら最悪ですよ。
自己啓発セミナーって以前あったじゃないですか。
あれ、今でもあるんですかね?
なんかそういうノリのワークショップもあるらしい。
変な宗教にハマる体質の人ってどの世代にも一定数いますが、
そういう人が餌食になっているんじゃないですか。

ま、
ウチも劇団ERAっていうカルト教団ですけどね(笑)
今日の礼拝もがんばっていきまっしょい!


2019年12月5日木曜日

今年も組みます

「演劇シーン」と言ってしまえば話は大きくなりますが、
あんなに人気があった(ように僕らには思えていた)某演劇集団が、
ある日突然に活動停止を余儀なくされてしまったという事実。
そんな現状をまざまざと見せつけられちゃうと、
まだまだこの国には演劇という文化は、
本当には根付いてないんだなあってわかります。

高校演劇だって「演劇」を名乗ってるぐらいですから、
演劇シーンの片隅にぐらいは位置してるんだと思うんですよ。
だから自分たちも社会に影響を与えているんだという自覚を持つべきです。
あるいは影響を与えることができるんだという意識を持つべきだ。
自分たちの芝居の可能性を少なく見積もってはならない。

自校の生徒・教職員を対象にした校内公演にしたってそうです。
学校の内部に向けて演劇部の活動をアピールすることも目的のうちですから、
まずはたくさん集客することを考えなければなりません。
同時に考えなきゃいけないのはその公演で演劇部の評価が決まるってこと。
もっと言えば演劇というものに対する印象がそれで決まるってこと。
だから覚悟が必要なんですよ下手な芝居は打てないんです。
まして公共のホールを借りて一般のお客さまを入れるんだったら、
社会的な責任が生じるんだってことを意識しなきゃならない。
演劇初体験のお客さまがいるかもしれないんです。
そんなお客さまに「なぁ~んだ、演劇ってつまんない」
って思われちゃったら僕たちの負けなんです。
高校の演劇部だって演劇界全体を背負ってるのと同じなんです。
それが演劇を選んだ僕たちの責任なんです。
演劇を文化としてこの国に根付かせることが義務付けられています。
いえいえ本当は文化だなんて意識を持たずに、
日常の中に演劇が息づいてるっていうのが理想なんですがね。

ハーフタイムフェスティバルの話です。
出の順が昨日の顧問会議で決まったようです。
何の因果か今年もまた沼南高柳サンとご一緒です。
しかもウチが後半だったりします。
ようやっと装置の写真も入手できました。

2019年11月25日月曜日

今年も同じ創作方法に挑んでみた

壁に模造紙を張って、どんどん書き込んでいくスタイルです。
企業を舞台にしたドラマなんかでも見ます。
いわゆる企画会議室のホワイトボードです。
全員であ~だこ~だ自由に発想していきます。



これ、ブレインストーミングってヤツですから、
勝手にブレーキをかけてはいけません。
とにかく全肯定です。
書かれた文字を見て次の発想を促します。


裏移りしないようにマステで新聞を張ったその上に模造紙を張ってます。
ちなみにこの壁は全面的に「白」で塗装し直す予定です。


テーマの「とりかえる」に引っ掛けて、
「鳥」&「カエル」というネタはあまりにも安直です。
まさか、こんなネタを採用する学校さんなんてないですよね。
ひっくり返る、取り替える、見違える、着替える、振り返る、もう帰る。
これらもまたすべて安直なので使わないようにしましょう。
ご用心さっしゃりましょう。

模造紙に書きだされた同じ傾向の言葉を結んでいきます。
こうすることで、自分たちの興味がアブリだされるんです。
いくつかの項目を組み合わせてベストマッチを探ります。
なんとか物語にならないものか。


せんと「見えた!今回の脚本の方程式!」
部室の黒板にハーフタイムまでのスケジュールが書き出されてます。
今週木曜日からは県大会のため部活動は休止です。
県大会が終わると期末考査1週間前に突入です。
明日・明後日しか創作の時間が残されていないのです。
がんばっていきまっしょい!