2018年4月20日金曜日

いよいよ明日

いよいよ明日、
新入生歓迎公演『禁じられたことば』の本番を迎えます。
この作品、2014年のハーフタイムフェスティバル(HTF)が初演です。

このHTFは、創作作品限定のイベントなのですが、
創作に一定の‟縛り”がありまして、
それは、共通のテーマやアイテムが義務付けられていることなんです。

さて、そんなHTF2014の共通テーマは「故郷(ふるさと)」。
共通アイテムは「地球儀、鏡、写真集」の3つ。
そして、共通ワードは「アーバンパークライン」でした。
今回の再演にあたり、細部をもちろんブラッシュアップしています。
また、校内公演ということで、客席の配置を工夫しております。

今の自分は過去に積み重ねた経験の上に成り立っている。
とするならば、三年という時間をスキップしちゃった、
清香ちゃんのアイデンティティは一体どうなる?
今から一週間前、突然目覚めた清香ちゃん。
そんな彼女に、絶対に言っちゃあ、ダメよダメダメな“ことば”とは―。



ちょっとダース、これって『ゴーストバスターズ』ですよね?
がんばっていきまっしょい!

2018年4月14日土曜日

少女AとB


A・・・・高校2年生の先輩
B・・・・高校1年生の新入生

放課後の昇降口付近
A「ちょっと、そこの君」
B「(周囲を確認して)はい。私ですか」
A「その真新しい制服。どこか浮ついた足取り。新入生ね」
B「はい。えっと……」
A「わかるのヨ、私には」
B「はぁ、……なんですか?」
A「そしてその眉間の縦ジワ。ずばり。悩んでるわね!」
B「え。なんですかいきなり。別に悩んでませんよ。あなた誰なんですか」
A「通りすがりの優しい先輩、ってとこかな。ふふん、新入生に悩みは付きものじゃない。さぁ遠慮なんか要らないのよ。あるんでしょぉ、悩み」
B「イヤ別に……」
A「仲のいい友だちができるかなあ、とか、勉強超難しいんじゃないかなあ、とか。まだ始まってもいない新生活に、無駄にありもしない不安を抱いてるんじゃないのかな」
B「ああ、まあ。そういう悩みだったらありますけど」
A「ホラ図星。股間の縦ジワが悩んでますって雄弁に物語ってたから」
B「それを言うなら眉間でしょ。なんですか股間て。でもえ~っ、そんなにスゴい顔してました?」
A「してたしてた。そぉんな暗い顔してたら、友だちなんかできないゾ(おでこにツン)」
B「ちょっとやめてください。でも、そうですね。先輩の言ってること、わかります」
A「友だちができないどころか、このまんまじゃいじめられちゃうわね」
B「ウソ!いじめられるんですか」
A「いじめられちゃう人には、ある一定の特徴があるっていうわよね」
B「特徴ですか?」
A「ズバリ聞くけど、君は、どんなタイプがいじめられやすいと思う」
B「はぁ~、そうですね。例えば、勉強やスポーツができない人、とか……かなぁ」
A「ほう。(ちょっと怖い感じ)勉強やスポーツができない者は、いじめられると」
B「え?」
A「(明るく切り替えて)うん。そだね~。勉強やスポーツができないのはダメ人間だよねぇ~。たとえて言うなら『野比のび太』タイプ?他人と比べて能力が著しく劣っている人は、いじめられやすい傾向にある。うんうん、他にはぁ~?」
B「う~ん、逆に、できすぎる人っていうのも、目を付けられやすいですかね」
A「えっ!できすぎてもダメ?ではどうすれば・・・はっ、なるほどそうか、嫉妬!出木杉がどこか孤立して周囲から浮いた存在なのはそのせいだ、うん」
B「あれは一目置いてるんじゃないですかね・・・。ていうか無理あるんじゃないですか。ドラえもんの登場人物で話を整理するのって」
A「才能をうらやむだけならまだしも、自分の無能を棚に上げ、あまつさえ、僅かばかりの才能を磨くため、人一倍の努力を重ねている者の足を引っ張るとは(怒り)」
B「出木杉くんでそんな熱くならないでください」
A「他にはどんな特徴があると思う?」
B「性格的なものもあるんじゃないですか。暗くて気が弱くて、いつもオドオドしてる子とか。あとやられても抵抗しない大人しいカンジの子」
A「そうね、抵抗できなきゃね」
B「あと逆に、妙に馴れ馴れしくって、押しつけがましくって。空気読めない感じの子」
A「なんだとぉ!」
B「ちょ、どうしたんですか?」
A「他にはッ!」
B「見た目でいうと、不潔で服装が乱れている。あとチビとかデブとか口が臭いとかかなあ」
A「テメエ、あっち側の人間かッ」
B「どうしたんですか?」
A「サイッテー!」
B「ええっ」
A「よおしわかった。新入生の君にアドヴァ~イス、フォー、ユー。いじめられないようにするための極意。なにごとにも中途半端!」
B「え?」
A「ほどほどの加減がええ匙加減」
B「ほんとですか。えぇ~?いいんですか、そんなんで」
Aの後を追いかけてゆくB


《幕》

2018年4月8日日曜日

中庭でDANCE!

昨日は二松柏中高の入学式でした。
在校生は家庭学習だったので活動はOFF。
ある者は衣装を買いに、またある者は髪を切りにと、有意義に過ごしました。
……結局は部活の用事かい!(^^;)

さて、今日は新歓公演も近いので、日曜日ですが練習です。
明日の部活動紹介で新入生に配布される資料には、
演劇部の活動日が「月~木・土」と記載してありますけど、
公演が近くなると、ノンストップでやるんです。
青い空と白い雲。天気は上々です。
中庭のケヤキの木に、若葉がたくさん出てきました。
きょうの中庭は、使いたい放題みたいですね。
吹奏楽部の音も聞こえてきません。
稽古場から音響機材を持ち出して、ベンチにセットします。
左からCDデッキ、ミキサー、スピーカー。
中庭の真ん中まで、コードリールで電源を引っ張ります。

まずはいつもの曲でストレッチを15分間。
ひととおり発声練習をしたあとで、ダンスの練習です。

みんなの動きがこれでも徐々に揃ってきているんです。
徐々に、徐々にですけどね。

明日からの部活動見学期間中に、演劇部を訪ねてくれた新入生には、
ERA謹製のお土産をお持ち帰りいただきます。
お土産がお気に召しましたらぜひ、あなたも劇団ERAへ。

それでは午後の稽古も、がんばっていきまっしょい!

2018年4月7日土曜日

いまさらですが、、、

いまさらですが、この春休みの活動報告です。
3月29日、我孫子けやきプラザ・ふれあいホールにお邪魔して、
柏中央高校さんの自主公演に行ってきました。
ふれあいホールは我孫子駅からすぐ。
駅の階段を下りたら、すぐ先にありました。
このけやきプラザの11階には、なんと我孫子市キャラクターの
「手賀沼のうなきちさんの家」
があるそうです!
残念ながら、この日は入ることができず。
いつかリベンジしたいものです。


9時15分上演開始。本日は二本立て。
 
『青く深きところにて』
平成28年に、20分シアター(ながれやま演劇フェスティバル)で上演したものの、再演になるようです。生徒創作の脚本で、主役は女子高生ですが、妖精たちが出てくるファンタジーものです。タイトル通り、水の中が舞台なので、ホリの色合いや妖精たちの青い布を使った衣装が印象的でした。
 
二本目は10時5分から。
『時雨のあとに』
顧問の星野先生の創作作品です。おばあちゃんのキャラクターがインパクト抜群でした。話し方といい、ふるまいといい、おばあちゃんにしかみえなかったなぁ。
 
この春休みは外に出て、色々な作品にふれることができました。これからの活動に生かしていきましょう!
以上、二人目の顧問がお送りしました。
あしたもがんばっていきまっしょい!