2018年1月20日土曜日

かしわン2017最終公演

平成29年度 かしわンダーランド2017

バレンタイン公演


2月17日(土)

 午後!

『タイトル未定』

 日程だけは決定しています。

 台本はまだ完成しておりません。

 キャスティングも当然まだ。

 仮チラシすらできていません。

 でも予定は明けておいて欲しいのです。

 きっと楽しい舞台になると思うのです。


 *本校関係者以外で観覧をご希望の方は、

  演劇部顧問まで事前にご一報ください。

 📞04‐7191‐5242(高校教員室)

2018年1月15日月曜日

ナレダレクズレサレ

台詞を一言一句、憶えた通りに決められたタイミングで喋る。
そんなのウチでは芝居とは呼びません。それだけだったらお客さまに失礼です。
まして台詞を憶えることすらしないなら、劇団員でいる資格はありません。
台詞を憶えてからが肝心です。そこから精度を高めていくのです。
お客さまのこころのド真ん中を射抜けるように。

演劇部では舞台装置も作ります。だから大工仕事も憶えなければいけません。
木が切れません、釘が打てませんでは困るんです。
西岡常一さんの言葉だったでしょうか、木は一度切ってしまったら間違いを修正できない材料です。
私たちは素人です。だから必ず失敗します。でもだからこそ一つ一つの作業を丁寧にやらなければならない。多少の狂いがあっても誤差の範囲内に納まるようにしなければならない。

丁寧な仕事をするには道具の正しい使い方を学ばなければなりません。
そして一度学んだらその基本に忠実に作業することが大事です。
いつか人間は慣れる。すると自己流に勝手にやりはじめる。つまりだれる。
基本の型というものには合理的な理由があるんです。
なのに型を保てない。崩れる。心のこもらないテキトーな作業になる。
そうなったらおしまいなんです。

全員が同じ質・同じ意識で作業できなければダメなんです。
誰か一人でもいい加減なことをしてたら全体が崩れるんです。
なぜキチンと計れないのか。なぜ真っ直ぐに切れないのか。
どうして基本通りの釘の打ち方ができないのか。

それって大工仕事だけの問題ではありません。
ひとつの舞台を作り上げるのは同じ演劇観を持っている集団でなければなりません。
芝居好きな人を寄せ集めただけでは舞台が成立しません。
まして自分勝手な演技は大迷惑なんです。独りよがりの演技プランなんて要らないんです。
ひとつの作品を協同してつくりあげようという意識が低い者は去れ。
だってウチは劇団だもの。
遊びでやってる部活動じゃないんです。

2018年1月11日木曜日

凱風快晴

季節風が強く吹くと、筑波山が綺麗に見えます。
街の汚れた空気を吹き飛ばしてくれるからでしょう。
↓は柏キャンパス2号館からの眺望です。
手賀沼の対岸に見えるのは、我孫子の街並みです。
あの白樺派の我孫子です。
その奥にうっすら見えるのが筑波山(877m)です。


「見えているものがすべて真実とは限らない」
人間は誰でも主観でしか事物を見ることができません。
純粋な客観は客体にしかできないものです。
良くも悪くも主体のバイアスがかからないものなんてありません。
明治の初めに正岡子規が短歌の革新を目指し「写生」の説を唱えました。
逆に言えば、それほど客観的な視座というものは得にくいということなんですね。

人間の目が身体を離れて自分を外から見るなんてことできるんでしょうか。
答えは「可也」です。
私たちは、舞台の上だったら何だってできる。どこまでだって行ける。
劇団ERAのスローガンは"Limit Break"(限界突破)です。
チームウェアの背中には「劇人(げきんちゅ)」の2文字が入りますが、
*「劇人」は、2002年の劇団旗揚げ当時から用いている登録商標のようなもんです。
この"Limit Break"もずっと背負ってきている大切なことばです。

究極の主体による客観的視点こそ演劇には必須。
きょうはバレンタイン公演のためのネタ出しをします。
がんばっていきまっしょい!

2018年1月10日水曜日

舞台を作る

きょうの活動は「舞台を作る」です。
いつものような客席配置ではありません。
客席の中を舞台が横切るような。いや、舞台を客席が挟むような。
一方向から舞台を見るのではなく、四方八方から見られるような。
こういうのを貫通舞台と申します。

役者はいつも以上に緊張するでしょうね。
あらゆる方向から観客の視線に晒されるんですから。
いまからわくわくしますね。

実は反対に、お客様にもちょっとした試練が用意されております。
舞台を挟んで反対側に、自分を見る(?)お客さんの顔が見えるんです。
これ、見る側と見られる側との境界線を曖昧にする演劇実験です。

お客様を巻き込む芝居なら、4地区ではウチらが先駆けです。
でも暴力的に無理矢理に参加させるようなマネはしたことがありません。
今回のお題は「見えるものがすべて真実とは限らない」ということ。
これをお客様と一緒に、ちょっと形而上学的に考察してみます。
そのための舞台装置であり、物語と密接に結び付いた客席レイアウトなんです。

地区発表会のように大きなホールでの芝居もいいですが、
校内公演なら、舞台の置き方から設計できるのがいいですね。
これからこの舞台を使い、物語を紡いでいきます。
舞台イメージから創作したっていいじゃないか。
劇団だもの。
あしたもがんばっていきまっしょい!