2017年8月25日金曜日

夏の終わりのフェスティバル

いよいよ来週に迫って参りました。
高校演劇サマーフェスティバル2017 in シアター1010。
この発表会は、夏の関東大会という位置づけでして、
柏からもほど近い、北千住で開催されますし、
夏の終わりを飾るには、またとないイベントなわけです。
劇団ERAは演者ではなく、観客として参ります。
顧問だけちゃっかり実行委員で参戦しますが。
準備作業&リハーサルは、さっそく月曜日から始まるんですのよ。

日時:2017年8月30日(水)、31日(木)
   開場 11:30 開演 12:00

ご観覧いただくには入場券が必要です。入場は無料なのですが、、、。
入場券の配布は公演前日まで、シアター1010の10階受付で配布しています。
インターネット予約はこちらへどうぞ↓
今年に限り『夏フェス』の略称でお願いします。

さてさて、われわれの事を。
あいかわらず秋の台本が形になりません!(悲鳴)
かなり方向性は定まってきたんですが、印刷・製本までたどりつきません。
最悪な進行になる予感がビシバシします。
それでも進まなきゃいけません。
がんばって、いきまっしょい!

bgm: Tokyo Incidents『Gunjou Biyori』

2017年8月23日水曜日

そば屋のメニュー

どこかで聞いた話です。
もうかなり以前のことなので、記憶は曖昧です。
間違っていたらあらかじめお詫び申し上げておきますが、、、。

ある男優さんが、食事のためそば屋に入りました。
壁にはそば屋のメニューがずらりと貼り出されています。
注文してからの待ち時間、
彼は、いたずら半分にそのメニューを端から順に読み上げていきました。
店中に聞こえるように、感情をたっぷりこめて、、、。
するとその場に居合わせた客が、みな感動のあまり涙したのです。

つまりですね、
この役者さん、ロゴスに頼らずにパトスを得たということなんですね。
日常生活においても、私たちはついセリフに頼っちゃいます。
言葉がもともと持っている意味が、相手にちゃんと伝わると思っちゃうんですね。
でもそれだけじゃいかんのですね。
ちゃんとは伝わらない。100パーセントじゃない。
ロゴスだけじゃダメ。パトスと、そしてエトスも。

『そば屋のメニュー』は、ウチがよくやるエチュードのひとつです。
あ、別にそば屋じゃなくてもいいんですけど。
板に立つ役者は、ある任意の言葉しか発することはできません。
たとえば「鴨南蛮そば」と決めたら、その人のセリフは終始「鴨南蛮そば」。
言葉が縛られているけれど、感情は自由に動かすことができます。
言葉に頼らずに、自分の感情をいかに相手に伝えるか。
つまり、そういう練習です。

ここで肝腎なのが、実は密かに意識の分散なんですね。
メニューを言うことばかりに集中しちゃうのはダメ。
感情を伝えようと意識しすぎて、ついメニューじゃない言葉を口にしちゃダメ。
当然のことながらそれらをクリアするだけじゃない。
立ち姿、指先・足先までの意識。ミザンスにも注意を払って。
役者が自分の存在そのものに意識を払えないのが、実は一番の問題。
こういうトリッキーな稽古をすると、
自分たちが普段どれだけロゴスに頼っているかがわかります。

秋大の脚本創作はゆっくりゆっくり進んでいます。一応。
コマッツィオが戻って来ないとキャスティングできないぞ。
ハヤクカエレ ミナシンパイシテマス ハハ

2017年8月21日月曜日

劇団ERAの創作方法③

お盆休みも明けました。今日から稽古再開です。

秋季地区発表会の日程が決定しました。
劇団ERAの出番は、10月1日(日)14:30~15:00
今回もまたまた大トリです。
みなさん、気ィ使うてくれてホンマすんません。

ちなみにリハーサルは9月28日(木)9:00からです。
18歳以上の劇団員さん、お時間ありましたらご一緒ください(笑)。

また今回から「会場係」を置くそうです。
お越しいただくお客さまの中には、
観劇マナーという点において、
首を傾げたくなる方がいらっしゃるのです。
残念ながら、、、。

さて、
今日は秋大の脚本を創作するため、エチュード中心の稽古をしました。
脚本の全体イメージは、アバウトにではあるけれど共有できています。
おおまかに設定を決め、仮のキャストでなんとなく演じてみます。
積み重ねては崩し、入れ替えては戻し、わちゃわちゃやります。

この創作方法を否定する方もいらっしゃいますが、
ウチらの考え方・魅せ方として、これだけは言える。
はじめに作品ありき、では我慢できないんです。
生身の役者がここに揃ってるってのに、
質のことは言いっこなしでお願いします
そのエネルギーを活かさないテはないと思うんです。

誰かしらが部屋のパソコンで執筆することも可能だとは思います。
でもそれじゃ自分たちのリアルなサイズには合わない。
まぁそんな大きく振りかぶった理由なんかじゃなく、
早い話が、やりたいことをやりたいようにやるだけなんです。

2017年8月6日日曜日

夏休み公演本番


舞台から見た桟敷席です。
座布団は全部で50枚。
午前中に最後の通し稽古をしていざ本番。
13:00開演です。

実行委員長・佐藤先生の開会のことば。

東町歌舞伎保存会会長の金井さん。

こまちがセンターに腰かけたら『もしエテ』開幕です。
OP曲に乗せてモカが登場。

「学年主任の高千穂先生に確かめてみなくちゃ」

レンジ演ずる高千穂先生との通信は不安定な様子。
「スペースシャトルのロケットランチャーをですねぇ」
教官役のダースが登場して状況が一変します。

最前列に陣取るのは古河一高の市川先生。
わざわざこのためにお越しくださいました。
後頭部の女性は上田ケーブルビジョンの取材です。
ケーブルテレビのニュースでこの模様が放送されるそうです。
あらら地元の人じゃないと見られないじゃないですか。
ご安心を。後日、Webニュースにアップされるそうです。
http://www.ueda.ne.jp
メルティ、べリア、ぱふぃが登場。
工業科の生徒が全員集合します。

「なんのパントマイムでしょうか?」

「じゃあ教官がお手本を見せてくださぁい」と生意気なユリ。

「ふぅ~るぅ~さぁとぉ~」
この変顔がケーブルニュースで流れるのか、、、。

「墜ちた、な」
上演時間30分ピタリ。
このあと、うえだ善巳氏のフルート演奏。
うえだ氏のお嬢さん、Rinさんがフルートに合わせてダンス。
振り付けはあらかじめ用意されたものではなく、その場の雰囲気に合わせて踊ってるんだそうです。
日体大柏さんの『ペ天使の遺伝子』上演が続きます。

さてさて、芝居がハネて舞台の復元作業。
残念ながら作業中の写真はございません。

再び眠りに就く東町歌舞伎舞台。
世界最古(に1日遅れ)の舞台で芝居ができるなんてそうそうないことです。
縁があればまた来ることになるでしょう。
関係の皆さま、それまでお元気で。
またよろしくお願いします。

あすはしっかりOFFです。