2017年2月17日金曜日

教室に教室のセット

いよいよ明日、
バレンタイン公演①『続 THE・補習』本番です。
今日はその舞台装置をご紹介します。

教室のセットは、まぁどこの学校にもありますよね。
ウチのこれは、『THE・補習』初演時に製作しました。
高さは6尺(180cm)です。ちょっと低いですかね。
今回のために再塗装しました。

この窓、普通に開閉します。
まぁ普通ですけど。

教室の黒板です。
もちろんチョークで普通に書けます。
まぁ普通です。

黒板はこの面に架かります。
腰板は塗装です。
まぁ普通です。

壁パネルの裏側です。
下手袖の中です。
何やら絵が描いてあります。
ちょっと普通じゃないかもしれません。

学園祭で看板として使用されたものを、
生徒会本部からタダで引き取って再利用しているんです。
地球にも、お財布にもやさしい、エコ活動です。
難点は、パネルにした時に、塗装がベニヤの裏面になってしまうことです。

窓パネルの裏側です。
サブロク(3×6)パネル同士の連結には某100均のF型クランプを使っています。
最近、100均に置いてないんですよ。重宝してますのに。

ウエイトにペットボトルを使っているのが見えるでしょうか。

今回はデハケはすべて上手からになります。
キャストは窓の向こう側(廊下という体裁です)を必ず通ってから登場します。
つまり登場に前触れがあるわけです。

本番前日の今日は追い切ります。
がんばっていきまっしょい!

2017年2月13日月曜日

バレンタイン公演の日程

3年生を送る会が今年は4校時のみとなったので、
演劇部の出番はありません。
で、独自開催のバレンタイン公演です!
ワンマンライブ3デイズです。

まずは今週末、送る会が終わった放課後。
平成28年度バレンタイン公演①
2/18(土)『続 THE・補習』作:中村公一
劇団の一年生男子中心のキャストでお送りします。

続いて翌週、平成28年度バレンタイン公演②~年度末だョ 全員集合!~
2/22(水)&2/25(土)『サガサナイ鬼』作:劇団ERA
こちらは一年生女子中心のキャストです。

いずれも南校舎2階演習室③にて。
入場無料、全席自由です。

本校関係者以外で観覧希望の方は、事前に学校までご連絡ください。

ただいま鋭意稽古中(^з^)-☆
がんばっていきまっしょい!

2017年1月30日月曜日

見てらんない

稽古場にて。
あらかじめ決めてきた動きとセリフ回し。
それを何度も機械的になぞるだけ。
そんなもの稽古じゃない。

演技プランは大切だよね。
でも稽古場に入ったら、
他のキャストと呼吸を合わせることが優先します。
ひとりで用意してきたモノは一旦捨てるんです。
実際に立ってみてわかることの方が大切。
カラダで感じることができなきゃいけないんです。
アタマで考えることの限界を知るべきなんです。

独り善がりの‟読み”に固執したらいかんのです。
じゃなけりゃ集まって稽古する意味がない。

台本を微視的にしか読んでない。
登場人物の心情に一本筋が通ってない。
つまり役者が心を動かしていない。
これ、困ったもんです。

いわゆる‟型”で善しというのもまた正解なんでしょう。
ただそれ面白いかって言ったら、う~ん。
どうしてもウワッツラに思えてしまってね。
いや、ウワッツラでいいんだって人もいるのかも。
でもそういうの、見てらんないんです。
こいつら何がやりたいんじゃって気になっちゃって。

所詮は演劇なんて虚構のカタマリですよ。
だからこそ、リアリティがなけりゃダメなんです。
それができないのは致命的。ヘタクソ以前の問題です。

BGM:UchikubiGokumonDoukoukai「88」

2017年1月18日水曜日

再演ということ

上演の記録をご覧になっていただけると幸いです。
劇団ERAが、『カラフル』という作品を、
何度も上演していることにお気づきになるかと思います。

そもそもこの『カラフル』。
『サガサナイ鬼』に続く、四人組シリーズの第2弾です。
主人公の千鶴が一人だけ被害者という設定は1作目と同じ。
演劇のおもしろさ(?)に言及する内容になっているため、
新歓公演にはピッタリだと思っています。

劇団ERAの脚本は、この『カラフル』に限らず、
再演できるものを創作するように心掛けています。
だからキワネタはそもそも演らないんです。

さて、『凩は過去の索引』がしばらく眠ります。
ご存知の方もおられましょうが、『真情あふるる軽薄さ』という舞台がありまして、
1969年に清水邦夫作、蜷川幸雄演出により上演されました。
土手の上で行列に並ぶ人々。挑発する青年。2001年に30年ぶりの再演がありました。
もちろん私たちだって2001バージョンしか知りません
この舞台を下敷きにしたのですが、誰も気付きませんでしたね。

さてさて。
ももクロだって、しゃちほこだって、たこ虹だって。
それまで一緒に活動してきたメンバーが脱退するというプロセスは、
集団にはつきものなのでしょう。

人はそれを「卒業」なんて言ってあげちゃうんですね。
ウチの場合、高校を卒業しても劇団員であり続けるので、このコトバは使えません。

演劇より優先したいことができたなら退団するしかないでしょう。
そこはキッパリけじめをつけなけりゃいけません。
中途半端な気持ちでやったらダメなんです。
なぜなら、お客さまに失礼だからです。