2019年5月15日水曜日

ミザンスっす

舞台の用語ですよね。違うんですかね。
どこのお国の言葉ッスかね。おフランスっすかね。
いゃ韻を踏んでまスからね。

まぁわが劇団ではおもに、
「空間を効果的に使ってね」という時に用います。
*使い方がヘンだったらご指摘ください。
ミザンスがとれないってぇのは、
あるいは意識しない、もしくはできないってぇのは、
劇人としてどうなんでしょうか。

自分はどの位置に立つべきか、
舞台上のどこに存在したら一番効果的か、
これを考えない役者はいません。
あるいは気にせずにいらんないのが役者ってもんでしょ。

他の役者との距離感も気にしなきゃダメです。
人と人との間には空間がありますから。
空間にはなにもないのではなく、
関係性がギュッと詰まってるのでね。
他人の、友だちの、恋人の、それぞれの距離感。

理屈じゃなくっていいんですよね、
どこに居るのが一番きもちいいか、
これで全然OKなんですけどね。
その感覚がない。
こういうのって訓練で何とかなるんですか?

人間関係も同じですよね。
他者との距離感が適正に保てない人は、
生きていくのが辛いんじゃないでしょうか。
初心者がお芝居を書くとそういうキャラがしばしば登場します。
いくらお芝居の中の架空の存在だとはいえ、
初対面から馴れ馴れしくするキャラには違和感なんです。


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