2019年11月25日月曜日

今年も同じ創作方法に挑んでみた

壁に模造紙を張って、どんどん書き込んでいくスタイルです。
企業を舞台にしたドラマなんかでも見ます。
いわゆる企画会議室のホワイトボードです。
全員であ~だこ~だ自由に発想していきます。



これ、ブレインストーミングってヤツですから、
勝手にブレーキをかけてはいけません。
とにかく全肯定です。
書かれた文字を見て次の発想を促します。


裏移りしないようにマステで新聞を張ったその上に模造紙を張ってます。
ちなみにこの壁は全面的に「白」で塗装し直す予定です。


テーマの「とりかえる」に引っ掛けて、
「鳥」&「カエル」というネタはあまりにも安直です。
まさか、こんなネタを採用する学校さんなんてないですよね。
ひっくり返る、取り替える、見違える、着替える、振り返る、もう帰る。
これらもまたすべて安直なので使わないようにしましょう。
ご用心さっしゃりましょう。

模造紙に書きだされた同じ傾向の言葉を結んでいきます。
こうすることで、自分たちの興味がアブリだされるんです。
いくつかの項目を組み合わせてベストマッチを探ります。
なんとか物語にならないものか。


せんと「見えた!今回の脚本の方程式!」
部室の黒板にハーフタイムまでのスケジュールが書き出されてます。
今週木曜日からは県大会のため部活動は休止です。
県大会が終わると期末考査1週間前に突入です。
明日・明後日しか創作の時間が残されていないのです。
がんばっていきまっしょい!






2019年11月24日日曜日

関係性ですよ

演技がうまいだとかへただとか語る資格は我々にはありませんけどもね。
そりゃあ傑出した演技力をお持ちの役者さんはそれはそれで素晴らしい。
しかしその役者さんの魅力を最大限に発揮するには、
やっぱり「座組み」=関係性って大事なんじゃないかと思うんです。

演技力なんてものは個人に備わってるものも確かにあるかもしれないけれども、
その能力を最大限に引き出してくれるのはやっぱり同じ板に乗ってる共演者です。

それじゃ一人芝居ならどうするんだって言われそうですが、
それだって音響や照明との気味合いってもんがありますから。
その芝居を成立させているスタッフも含めて、
もっと言えばその日の観客も含めて考えなけりゃいけない。
若いのに演技力がとかなんとか言われてる役者さんもいますけど、
たまたま共演者に恵まれてたんじゃないかなってことも考えていい気がします。
え、事務所の力って要素があるじゃないかって?

役者個人の演技力なんてものは幻想に過ぎないかも知れません。
肝腎なのは観客がどう受け取ったかですから。
個人の感想でありすべての使用者に同様の効果を保証するものではありません。
観客が「勝手に」感動してああこの役者は演技が巧いねなんて言うんです。
自分が感じたものの「正解」を役者個人の資質に求めて納得してるんです。
それが悪いってわけじゃないですよ。
それはそれで楽しみ方としては間違ってないですから。
役者が巧いから自分が感動したのか自分を感動させたから巧いと思うのか、
どっちがどうとか答えを出す必要もないですけどね。

女優さんをつかまえて美人だどうだって言ってるのも同じで、
それだってその女優さんがそもそも美人なんじゃなくて、
自分が持ってる美人の基準に合致してるだけかも知れんのです。
絶対的な美の基準なんて存在しないでしょ?
基準はいつだって自分の側にある。
自分が「勝手に」判断してる。
どっちがどうとか答えを出す必要もないですけどね。

演劇は総合芸術だって言われますが、
たしかに個人プレーじゃ成り立たないものです。
4番バッターだけひとりで頑張っても野球の試合には勝てません。
どこかの球団みたいに4番クラスばかり集めて打線を組んでも、
そんな試合は面白くはならないはずですがどうでしょう。
まあそれでも勝ちさえすればいいって発想なら仕方ないですが、
芝居は面白くなけりゃいけないんで。
はっ、違うんですか!?
とにかく魅力的な舞台にはならないんじゃないですか。

だから世間並みに言われてる「演技がうまい」はあてにならないと思うし、
「美人女優」という評価もこれまた胡散臭いと思っちゃうんです。

2019年11月13日水曜日

県大会の打ち合わせに参りました

そういったようなわけで、
今日の活動は@千葉県教育会館です。
千葉県高等学校演劇研究中央発表会に参加します。
ただし、生徒実行委員としてですけどね。
んで、今日は顔合わせです。
県大会本番では、公欠してお芝居が見られるんだからリッチです。
各地区の代表校がどんな作品を持ってくるかワクワクです。
しかもそのリハーサルまでガッツリ見学できます。
もちろん仕事は仕事としてキッチリこなしますけどね。

気が付けば一ヶ月以上も更新が滞っておりました。
いただいた『紅蓮の夜想曲』の感想も、うっちゃらかしでした。
ブログに載せると言いながら、つい日を過ごしてしまいました。

そいえばですね、、、、。
県立松戸の部員さんが4地区の発表会に足を運んでくださってまして、
その中のおひとりがアンケにこんなようなことを↓↓↓↓書いてくださったんです。
「今日見た中で一番良かった!」
嘘だぁ~、えへへ。
きっとどこの学校にも同じこと書いてるんだよ、
な~んてわかっちゃいますけど、
でも実はちょっとその気になってるんです。ちょっと嬉しがってるんです。
「県大会で逢いましょう!」とまで書いてくださってましたのに、
ご期待に添えずスミマセン、なんつって。
4地区の現状を考えると、ウチが抜けるのはかなり困難なんですョ。

そいえばですね、、、、、。
日体大柏の林先生が『俺の話を聞け!』を激賞してくれたそうですね。
かしわン実行委員会の反省会で、ベタ褒めしてくれたんだとか。
でもね、林先生は劇団ERAの準劇団員じゃないですか。
(え?違うとでも言うんですか?)
身内が身内をヨイショしちゃダメですよ、
とか言いつつちょっと嬉しがってるんですけど。

劇団ERAの芝居をオモロイと思ってるのが、
自分たちだけじゃないってことでいいですよね。
この価値観は決して偏ったものじゃないんだって、
客観的なものさしで測ってもらえてるんですよね。

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千葉県高等学校演劇研究中央発表会
令和元年11月29日(金)~12月1日(日)
千葉県教育会館(JR千葉駅or京成千葉中央駅より徒歩)
※上演日程については、劇団ERAのツイッターをご覧ください。
  https://twitter.com/ERA_limit_break

2019年10月2日水曜日

@体育館ステージ

学校説明会に劇団ERAが駆り出されることは、
これまでにもありましたが、
今回はチト事情が違うみたいですね。

放課後に開校50周年記念式典のための準備作業がありまして、
ステージ照明のセッティングをせよとの依頼がウチに来ました。
ようやく学校側もわかってきたかって感じですね。
たしかに照明を扱い慣れてるのはウチらぐらいですもんね。
明日はゲストにジャーナリストの池上彰さんをお迎えするわけだし、
短時間で正確なシュートを実現いたしましょう。

サスバトンをダウンして、灯体を全部下ろします。
これだけでも知らない人には大層なことに映るでしょうね。
でもやったことはといえば、
アタリ合わせなんて、そんな大袈裟なもんじゃなく、
灯体位置を一部入れ替えて演壇に強めに当たるようにしただけです。
そもそも綱元が電動ですので楽勝です。
まぁ軽くちょちょいとセットしてきましたよ。
せっかくなので灯体とバトンの掃除もしました。
3年生の先輩方の援軍もいただきました。

活躍する劇団員の写真を撮ればよかったです。

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実はステージの照明をいじるのは、
この座組みでははじめてです。

ウチ、学内では唯一の生徒会公認の演劇団体なんですが、
体育館ステージでの公演は、
「三年生を送る会」における発表を除いては、
ついぞしたことがございません。
それどころか、実は日常的な練習すらしてません。
なぜって?
フフっ、そりゃあれですよ。
このステージの設備が、
あまりに舞台発表に不向きだからです。

まず、舞台袖というものが存在しない。ゆえに袖幕というものも存在しない。
まぁこれに関してはパネルを立てれば解決ですが。
次に、サスの奥に文字幕が吊ってある。ゆえに客席から灯体が見切れる。
これはダメダメです。文字に明かりが当たるのを嫌うと、
役者の後頭部をうしろから照らすことになりやす。
顔には当たりやせん。
さらに、採光部分が多すぎる。ゆえに完全遮光が不可能。

要するに、あくまでも設計の思想は「体育」館なんですよね。
「講堂」として使うという意識はどっかに飛んでるんですよね。

だからこそなんですね、
アトリエを充実させるしかない!
という発想になるわけです。

bgm:bish『beautiful ‐ sa』