2017年3月29日水曜日

ケガと弁当は自分持ち

桜がすこしだけ咲きました。
今日は新歓公演『蝸牛ナイとメア』の装置を揃えます。
①大きな箱×2(初出は『深呼吸までの距離』)と、
②おもちゃ箱(同『REVANCHE!!』)はお色直しです。
生徒玄関の前で作業です。
ブルーシート、ちゃんと敷いてますよ!
③椅子は、今回のために新作です。
シンプルであると同時に強靭に造ります。
装置造りにはどうしてもケガがつきものですが、
「ケガと弁当は自分持ち」
細心の注意を払って、楽しく労働しましょう。

そんな劇団員たちに思わぬプレゼントが。
カラーフィルター(通称「ゼラ」)100枚です。
年度末ということで、校長室の倉庫を整理していたら、出土したんだそうです。
倉庫に眠らせておいても仕方がないし、こんなの演劇部しか使わないだろう、
ということで譲っていただきました。
超・超・ありがたいです!

音響と照明のプラン出しも大詰め。
明日もがんばっていきまっしょい!

2017年3月28日火曜日

『蝸牛ナイとメア』告知

本日は校内公演のおしらせです。
現在稽古中の新歓公演の日程を決定しました。

新入生歓迎公演
かしわンダーランド2017
『蝸牛ナイとメア』
 日時:平成29(2017)年4月22日(土曜日)
        14:15 開演   *開場は開演の15分前です
 場所:本校南校舎2F 多目的室

《STAFF》
 音響・・・米川真生(2年)
 照明・・・佐藤拓海(2年)
《CAST》
 リリス・・・・川尻琴音(3年)
 坊ちゃん・・・羽木祐登(3年)
 なぎさ・・・・有田愛美(3年)


初演時には、創作脚本賞をいただいております。
劇団ERAらしさが色濃く出ている作品です。
本来は60分のお芝居ですが、今回のために無駄を大幅にカットしました。
どなたさまも万障お繰り合わせのうえ、会場まで足をお運びくださいませ。

なお、本校関係者以外で観覧をご希望される方は、事前に学校までご連絡ください。

敷地内の桜も、開花に向かって息付き始めました。
3月も今週で終わります。
明日もがんばっていきまっしょい!

2017年3月25日土曜日

ものまね王座決定戦

この練習はどうでしょう。
「ものまね王座決定戦」というエチュード。
タイトルはともかくとして、似たようなこと他校でもやってますかね?

舞台上、上手と下手に役者が1人ずつスタンバります。
客席に陣取った審査員がお題を出します。テーマは「架空の人物」。

役者は与えられた名前からイメージを閃かせ、即興でその人物を演じます。
もとよりテキトーに思い付いた名前ですから正解なんかありません。
審査委員長の「集中!」でスタンバイ。手を叩いたらバトル開始。
途端に大声張り上げて、オーバーアクションで演じます。
となりの対戦相手に負けないように、芝居は自然とエスカレートしていきます。
(相手の芝居の圧倒的なおもしろさに戦意喪失してしまう場合もありますけど。)
審査委員長は、両者のエキサイトっぷりを堪能したら、手を叩きます。

そして、客席の審査委員たちによる審査。
似ている方が勝ちです。モノマネですから、一応。
つまり、審査委員たちのイメージと近い方が勝ち、なんです。
これを「コンテクストの擦り合わせ」といいます。
価値観の近いやつが勝ちます。

その後、審査委員から講評があります。
どこが勝因なのか、なにが敗因なのか。鉄を熱いうちに打ちます。
アドリブが苦手な人は、最初のうちは固まっちゃいます。
でも大丈夫、それが普通ですから。
いわゆる「自己の解放」ができちゃえば、こんなに楽しいエチュードはありません。
明日も、がんばっていきまっしょい!

2017年3月18日土曜日

ユッコとルミ

この練習はどうなんでしょう。他校でもやってるのかな。
人数が少ない部が捻くり出したエチュードです。
その名も『2人で3人』。

板に上る役者は2人だけ。
ソデに3人目の人物がいるという設定です。
3人目は事情があって舞台上に出られない。
2人のうち1人がその事情を察していて、なんとか3人目のフォローをしようとする。
逆に、残る1人は、なんとか3人目を登場させようとする。

このエチュード、いつの間にか定番化した3人目の名前がありまして、
それが「ユッコ」と「ルミ」なのです。
人数が少ない部にとっては、彼女たちも立派な部員(?)です。

新歓公演『蝸牛ナイとメア』に、この二人がなんと登場します!
しかも実体を伴った登場人物として。

ところで、初心者のうちってそうですよね。
セリフで全部の説明を済ませちゃおうとする。いるでしょ、そういう人。

あくまでソデ中の3人目に向かって話しているんだということ。
このことを忘れないようにしましょう。これ大切。
自然な会話の中で、どういう状況なのかを知らせましょう。
それはもちろん観客にも、そしてもう1人にも。

即興劇の修練を繰り返し積んでいくことで、
舞台上での役者の「在り方」を体得していくのです。

1年生の最初のうちは慣れるまで時間がかかります。
ですが、習うより慣れちゃえばこっちのもんです。

新入学予定者諸君!見る前に飛べ!
明日も、がんばっていきまっしょい!