この練習はどうでしょう。
「ものまね王座決定戦」というエチュード。
タイトルはともかくとして、似たようなこと他校でもやってますかね?
舞台上、上手と下手に役者が1人ずつスタンバります。
客席に陣取った審査員がお題を出します。テーマは「架空の人物」。
役者は与えられた名前からイメージを閃かせ、即興でその人物を演じます。
もとよりテキトーに思い付いた名前ですから正解なんかありません。
審査委員長の「集中!」でスタンバイ。手を叩いたらバトル開始。
途端に大声張り上げて、オーバーアクションで演じます。
となりの対戦相手に負けないように、芝居は自然とエスカレートしていきます。
(相手の芝居の圧倒的なおもしろさに戦意喪失してしまう場合もありますけど。)
審査委員長は、両者のエキサイトっぷりを堪能したら、手を叩きます。
そして、客席の審査委員たちによる審査。
似ている方が勝ちです。モノマネですから、一応。
つまり、審査委員たちのイメージと近い方が勝ち、なんです。
これを「コンテクストの擦り合わせ」といいます。
価値観の近いやつが勝ちます。
その後、審査委員から講評があります。
どこが勝因なのか、なにが敗因なのか。鉄を熱いうちに打ちます。
アドリブが苦手な人は、最初のうちは固まっちゃいます。
でも大丈夫、それが普通ですから。
いわゆる「自己の解放」ができちゃえば、こんなに楽しいエチュードはありません。
明日も、がんばっていきまっしょい!
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