ウチらは舞台装置も作ります。
こんなのあたりまえだと思ってたんですけどね、
イマドキは舞台装置を外注する学校さんもあるらしいんで、
一応アピールしておきます。
新入団員はいずれ工具類を個人で揃えることになります。
部室にもいくつか置いてありますが、
ここはやはり自分専用の道具を持ちましょう。
自分専用だと、やはり道具に愛着が湧きます。
なにより道具の扱いが丁寧になります。
結果として技術の向上につながります。
というわけで工具類の紹介記事です。
なんやかんやでこんにちは! 劇団ERAです。『物語体験』をお客様にお届け。低血圧の高校演劇なんて演劇じゃない。演劇部という立場は利用してナンボ。芝居作りに関しては正統派です(自社調べ)。 *このブログは学校とは無関係に運営しています。
ウチらは舞台装置も作ります。
こんなのあたりまえだと思ってたんですけどね、
イマドキは舞台装置を外注する学校さんもあるらしいんで、
一応アピールしておきます。
新入団員はいずれ工具類を個人で揃えることになります。
部室にもいくつか置いてありますが、
ここはやはり自分専用の道具を持ちましょう。
自分専用だと、やはり道具に愛着が湧きます。
なにより道具の扱いが丁寧になります。
結果として技術の向上につながります。
というわけで工具類の紹介記事です。
やっぱりお客さまを第一に考えちゃいますね。
なぜなら自分たちも最初は客席の側にいたから。
自分たちが舞台から受け取ったものを、
今度は別の誰かに舞台で手渡していく。
それが私たちの仕事だと思っています。
だから下手な芝居は打てない。
高校演劇だからって甘えは許されない。
「♪稽古不足を幕は待たない~」と歌った人がいますけどね、
でもその幕は上げちゃいけないんです。
私たちは圧倒的に稽古不足です。
休校措置が解除されてもしばらくは部活動が解禁にはなりませんでした。
現在いる部員たちも本格的に始動したのは夏休みが明けてからです。
脚本を創作するところから始めると9月末には到底間に合わない。
じゃあ既成の台本を探せばいいのではとおっしゃる?
魂を売り渡すわけには行きませんよ!
もうちょっとだけ時間をください。
劇団ERAは秋季地区発表会を棄権します。
昔話で恐縮です。
劇団のレパートリーに『MELTING POINT』というのがあります。
2007(平成19)年の秋季地区発表会で上演した作品です。
もちろん創作脚本であることは言うまでもありません。
主人公は天馬アスカという名の高校生。
いきなりですが、彼女の正体はアンドロイドです。
(当時はそういうジャンルの作品も板に掛けてたんですよねぇ)
「天馬」という名でご想像の通りなんですが、
このアスカは、天馬博士の亡くなった娘・明日香をモデルとして造られました。
ちなみに博士はアスカをサーカスに売ったりしません。
死んだ明日香から「記憶」を取り出して、
アスカの「人工知能」にラーニングさせています。
なんやかんやがありまして物語の終盤。
人類を救うためアスカは暴走を始めた原発の炉心に突入して行きます。
自らのボディの融点=melting point も顧みずに。
結果、人類の危機は去り、アスカは融解してしまいます。
ラストで天馬博士の助手である飯田橋が言います。
「また造り直せばいいじゃないですか。バックアップは取ってあるんでしょ?」
これに対して天馬博士が言います。
「技術的にはね。でもそのアスカは、もうアスカじゃない」
何年も乗りまわした愛車を廃車にしてしまったあとで、
たまたま同型の車輌を街なかで見かけたとしても、
そりゃたしかに懐かしいとは思うかもしれないけれど、
でもそれは同じ車ではありませんよね。
ちょっとぶつけてできたへこみ。
アクセルやブレーキのちょっとしたクセ。
機械にも個性があります。
単なる道具だと割り切ることなんてできないです。
あ、でもイズの再生には賛成です。