2018年1月10日水曜日

舞台を作る

きょうの活動は「舞台を作る」です。
いつものような客席配置ではありません。
客席の中を舞台が横切るような。いや、舞台を客席が挟むような。
一方向から舞台を見るのではなく、四方八方から見られるような。
こういうのを貫通舞台と申します。

役者はいつも以上に緊張するでしょうね。
あらゆる方向から観客の視線に晒されるんですから。
いまからわくわくしますね。

実は反対に、お客様にもちょっとした試練が用意されております。
舞台を挟んで反対側に、自分を見る(?)お客さんの顔が見えるんです。
これ、見る側と見られる側との境界線を曖昧にする演劇実験です。

お客様を巻き込む芝居なら、4地区ではウチらが先駆けです。
でも暴力的に無理矢理に参加させるようなマネはしたことがありません。
今回のお題は「見えるものがすべて真実とは限らない」ということ。
これをお客様と一緒に、ちょっと形而上学的に考察してみます。
そのための舞台装置であり、物語と密接に結び付いた客席レイアウトなんです。

地区発表会のように大きなホールでの芝居もいいですが、
校内公演なら、舞台の置き方から設計できるのがいいですね。
これからこの舞台を使い、物語を紡いでいきます。
舞台イメージから創作したっていいじゃないか。
劇団だもの。
あしたもがんばっていきまっしょい!



2018年1月9日火曜日

年の初めの


靖国神社です。二松学舎大学の九段校舎はこの近くです。
比較的穏やかな新年を迎えることができました。

こちらは浅草寺です。にぎわってます。

さて、9日は3学期の始業式でした。
きょうの放課後は久しぶりの部活動です。
年末に開催されました4地区合同公演の反省会です。
私たちはこの反省会を「茶話会」と呼んでいます。
文字通り、お茶を飲みながら頂き物のお菓子を賞玩します。

アンケートに目を通します。
〇傘がきれいだった。
〇太鼓や拍子木の効果音がすごかった。
〇演技がすばらしかった。
〇全体のレベルが高い。
などなど、、、。
おおむね好評をいただくことができました。

残念なことに、今回は「体調管理」の反省が出ました。
OGのお姉さま方には感謝の一言です。
明日以降は次回公演についても考えなけりゃいけません。
がんばっていきまっしょい!

2017年12月29日金曜日

自分たちの文化は

他人の創作した作品(世の中ほとんどそうだけど)を享受する側のあり方は様々あっていい。これを一元化しようとする行為はファシズムだと言える。だから強制的に特定の作品を押し付けられることには直感的に違和を覚える。理由をすぐには言葉にすることができなかったけれど。夏休みの課題図書なんて大ッ嫌いだったっけ。他人の手垢がべっとり付いたいわゆる名作なんて呼ばれてる文学作品なんてお呼びじゃなかった。その感覚は劇団ERAが創作脚本しか演らない理由と根幹の部分で繋がっているように思える。

どんな作品にも作者の思想なり主張なり思い入れといったものが籠められている。もちろん創作の経緯や作者を取り巻く事情なんか知らなくても、その作品を純粋に楽しめば良いのだろう。そしてそれが普通のことなのだろう。しかし生理的に嫌悪を感じるのだ。これはハロウィンが日本で流行してしまったことに眉を顰めるのと同じ理屈だ。ハロウィンの故事来歴など関係ない表面だけのマネっこバカ騒ぎに首を傾げる人は多いんじゃないか。ちびっこのど自慢という企画が昔あったが、歌の心を解ろうはずもない年端も行かぬ子どもが演歌を歌うのもそれに似ている。その子どもの後ろに親の影がチラついて見えることも大人のエゴが透けて見えてきて吐き気がする。
作者の思いなどお構いなしに上っ面だけなぞって事足れりとする。あまつさえそれを自分たちの文化でございと言って涼しい顔をしている。誰かに押し付けられたものなのにそいつを後生大事にしている。それが我慢できない。

教育の力の恐ろしさはそれが上っ面の文化であるにも関わらず教師という権威から発信されると正義として罷り通ってしまうことだ。盲目的に信じ込まされてしまうことだ。教師たちが先導すれば子どもというものは疑問に感じることなく唄わされ踊らされ刷り込まれてしまう。唄い踊る純粋な子どもたちは見ていて哀れでしかない。
すべて嘘っぱちであることを承知の上でそれを一緒に楽しんでしまうことができたならこんなにしんどくないのだろう。そういったことを感じなければきっと幸福なんだろう。でもダメなんである。生理的にムリなんである。どうせなにかやるなら自分たちなりにアレンジして少しでも自分たちの色を重ねていかなければ、ただの劣化コピーで終わってしまうじゃないか。だってどんなものでもオリジナルに敵うわけがないから。そういうことに対して恐怖を感じるのだ。コピーにコピーを重ねたらどんどん画像が不鮮明になっていくだけだ。

そういった事態を逃れるための対抗策は、ただ心を空しくしてオリジナルを思い出すことしかないのではないか。そしてそういう世の中の仕組みに対して少しは疑問の眼を向けてみることなんじゃないか。演劇を志す者であるならなおさらそういうことにはもっと自覚的になっていいんじゃないかなって思う。

BGM:Harumi Miyako『Oyako Sandai Chibawodori』

2017年12月26日火曜日

小ネタ抜き!

朝から好天に恵まれ Half Time Festival 本番です。
会場は4地区のホームグラウンド、我孫子市湖北地区公民館です。
25年前の開館当時からお世話になっております。

昼食の時間に楽屋入りします。楽屋は第3学習室です。
衣装とメイクをします。急がないと麗澤の開幕に間に合わんで。


本番前の緊張感とは無縁のえびお姉さん。めっさおいしそうですが。

なんやかんやで本番。
午前中にJ:COMが取材に入ってました。
ウチの芝居を見ないで帰っちゃっていいのかなあ~?
カラフルさならウチが一番なのにぃ~?

今回のイベントに集結したお姉さまがた。
ちなみにお兄さまのパパイヤは最後までいられなかった模様。

今年の春に卒業した4名。
左より、ミント、リンス、シャディ、グリーン。
ミントは今回の芝居で重要な役を演じました。

左から、えび、エアロ、ジェット。
えびとエアロも重要な役を演じました。

左より、ノエル、シフォン、ステ。
シフォンは第2エピソードの主役でした。

5期にわたる劇団員の全員集合です。
この結集力をERAの強みに変えたいですね。