2017年8月28日月曜日

銃刀法違反だど!

劇団ERAの芝居に頻繁に登場する持ち道具。
それは、拳銃です。

日常生活では滅多にお目にかかれないアイテムですね。
個人の感想です。
と言っても、対象年齢10才以上のエアソフトガンですが、、、。
あたりまえだっつーの。

↑アメリカの陸・海・空・海兵すべての軍が制式採用しているM92F。
「制式採用」って響きがいいですね。
よい子のJISマークって感じで。
どれもこれも生徒会予算で購入したものは1挺もございません。
趣味性がこれだけ高いと申請しにくいです。

ついつい増えちゃうんですよね。
劇団の倉庫には種類の異なる拳銃が8挺あります。
芝居の世界観によっても使用する拳銃は違ってきますし、
それを扱う役者によっても変えてあげなければなりません。

もちろん、暴力や死を賛美しようなどとは考えていません。
ウチの芝居を見たどこかの学校の生徒がアンケートに書いてたけど、
そういうことじゃないんだよ。
たとえば圧倒的な力で相手を蹂躙し余裕の笑みさえ浮かべてるヤツ。
そいつが次の瞬間、それまで虐げていた相手が拳銃を手にした途端に逆転される。

どんな感情がヤツの胸に去来すると思いますか。
きわめて演劇的じゃありませんか。



で、最近またまた入手してしまいました。

コレクションでは初の回転式弾倉です。
コルトパイソンですか。
シティーハンターですか。
これが結構重い。

稽古でよく落とすんですよ、ウチの劇団員は。
非力ィィィィィ。
シリンダーがすぐにお釈迦になりそうです。
実銃は堅牢だそうですけど。

秋大の台本ですが、素案ができあがってきました。
細部はこれからって感じですけど。
あしたもがんばって、いきまっしょい!

2017年8月26日土曜日

学校説明会に参戦

本来であれば夏季休業中の土曜日は休校日。
劇団ERAの活動もOFF。

しかしながら今日は学校説明会です。
劇団ERAから、ぺが、メルティ、べリアの3名が、
受付業務に参戦です。

こういうところで問われるのが視野の広さです。
与えられた任務を全うするのは大事なことです。
でもそれは最低限なんですね。
周りの状況を見て的確な判断をする。
演劇で言うならミザンセーヌというやつです。

そのうえで声が通るとか発声が明瞭だとか、
普段磨いてる能力が要求されているんです。

受験生の皆さま、入学の暁には演劇部にどうぞ。
演劇部はこんな活動もしております。

2017年8月25日金曜日

夏の終わりのフェスティバル

いよいよ来週に迫って参りました。
高校演劇サマーフェスティバル2017 in シアター1010。
この発表会は、夏の関東大会という位置づけでして、
柏からもほど近い、北千住で開催されますし、
夏の終わりを飾るには、またとないイベントなわけです。
劇団ERAは演者ではなく、観客として参ります。
顧問だけちゃっかり実行委員で参戦しますが。
準備作業&リハーサルは、さっそく月曜日から始まるんですのよ。

日時:2017年8月30日(水)、31日(木)
   開場 11:30 開演 12:00

ご観覧いただくには入場券が必要です。入場は無料なのですが、、、。
入場券の配布は公演前日まで、シアター1010の10階受付で配布しています。
インターネット予約はこちらへどうぞ↓
今年に限り『夏フェス』の略称でお願いします。

さてさて、われわれの事を。
あいかわらず秋の台本が形になりません!(悲鳴)
かなり方向性は定まってきたんですが、印刷・製本までたどりつきません。
最悪な進行になる予感がビシバシします。
それでも進まなきゃいけません。
がんばって、いきまっしょい!

bgm: Tokyo Incidents『Gunjou Biyori』

2017年8月23日水曜日

そば屋のメニュー

どこかで聞いた話です。
もうかなり以前のことなので、記憶は曖昧です。
間違っていたらあらかじめお詫び申し上げておきますが、、、。

ある男優さんが、食事のためそば屋に入りました。
壁にはそば屋のメニューがずらりと貼り出されています。
注文してからの待ち時間、
彼は、いたずら半分にそのメニューを端から順に読み上げていきました。
店中に聞こえるように、感情をたっぷりこめて、、、。
するとその場に居合わせた客が、みな感動のあまり涙したのです。

つまりですね、
この役者さん、ロゴスに頼らずにパトスを得たということなんですね。
日常生活においても、私たちはついセリフに頼っちゃいます。
言葉がもともと持っている意味が、相手にちゃんと伝わると思っちゃうんですね。
でもそれだけじゃいかんのですね。
ちゃんとは伝わらない。100パーセントじゃない。
ロゴスだけじゃダメ。パトスと、そしてエトスも。

『そば屋のメニュー』は、ウチがよくやるエチュードのひとつです。
あ、別にそば屋じゃなくてもいいんですけど。
板に立つ役者は、ある任意の言葉しか発することはできません。
たとえば「鴨南蛮そば」と決めたら、その人のセリフは終始「鴨南蛮そば」。
言葉が縛られているけれど、感情は自由に動かすことができます。
言葉に頼らずに、自分の感情をいかに相手に伝えるか。
つまり、そういう練習です。

ここで肝腎なのが、実は密かに意識の分散なんですね。
メニューを言うことばかりに集中しちゃうのはダメ。
感情を伝えようと意識しすぎて、ついメニューじゃない言葉を口にしちゃダメ。
当然のことながらそれらをクリアするだけじゃない。
立ち姿、指先・足先までの意識。ミザンスにも注意を払って。
役者が自分の存在そのものに意識を払えないのが、実は一番の問題。
こういうトリッキーな稽古をすると、
自分たちが普段どれだけロゴスに頼っているかがわかります。

秋大の脚本創作はゆっくりゆっくり進んでいます。一応。
コマッツィオが戻って来ないとキャスティングできないぞ。
ハヤクカエレ ミナシンパイシテマス ハハ