本日の舞台鑑賞会(映像ですけどね)の復習をしましょう!
演劇にはさまざまな「がち」が存在します。
まず冒頭から
ソファに座ったかと思うとスグに立ち上がりがち
かと思うとソファの周りをぐるりと回ってまた座りがち
ぐるぐるしながら会話を続けがち
冒頭の会話であくまで自然に状況が説明されがち
照明でエリアが区切られがち
エリアからエリアを移動する時にMEをあおりがち
移動して照明が決まると同時にセリフを発しがち
いわゆる時間と空間を軽やかに飛び越えがち
オープニングでダンスしがち
ダンスに傘とか使いがち
役柄の関係性をここで紹介しがち
少年は少女と出会いがち
「ひょんなこと」が起こりがち
脇役にコンビとかトリオとかが登場しがち
ストーリーとは関係無く細かい笑いを欲しがりがち
悪ノリしがち
ちょっとしたことで強く怒りがち
しかも相手役も同じテンションで怒ってきがち
MEがさらに双方の怒りを増幅しがち
結果として役者の台詞が聞き取りにくくなりがち
昔はヒロインやってたヒトが悪役を演じがち
制作で入ったヒトが役者に転向しがち
しかも主役を演じがち
若手女優をゲストに迎えがち
しかもこれが初舞台
そしてクライマックス
激しく時間と空間が行ったり来たりしがち
せわしなく役者がデたりハケたりしがち
照明・音響のスタッフはてんやわんや
観ているこちらの方が焦りがち
万感の思いを込めたシーンは
セリフではなくむしろ所作で表現しがち
抱きしめようとした腕が一瞬ためらいがち
天国に召される時の照明は目潰しを使いがち
後日譚
脇役の会話が長く続くと思ったら主役が着替えて登場しがち
ラストはもちろん音響をあおりがち
役者は所作で会話を続けがち
緞帳が降りきるまで
ちなみに
これってどこの演劇集団のなんという作品かわかりますか?
(あ、演劇集団って言っちゃった)
いいぇ別に他意はないんですよ。
ホントに。
こういう手法はウチの作品でも何度も試しましたからね。
それこそ何度もね。
むしろ好きなんですよ。
うん。
1年生にわかってもらえるかなぁ。
はやく活動再開してくれ!
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