2022年3月30日水曜日

今年も桜は咲いたけど、部員がいないから劇団恒例のお花見はナシよ。

憎むべきは新型コロナウイルスです。
「ウィズコロナの部活動」的なお達しがお役所から出てくるんですが、
演劇部、狙い撃ちされてますんで、ええ。
なにしろ言うに事欠いて「発声」と「ダンス」ね。
この二つは禁止、なんだそうです。
両翼をもがれたも同然です、はい。

日常の活動に制限がかかってたら、
当然ですが公演活動だって夢のまた夢。
というわけで? 部員が「ゼロ」になりました。
まぁゼロになったのはこれが初めてってわけでもありませんが。

しかし、本校生徒の文化レベルは、もう少し高かったはずなんですがね。
あるいは性根が座っている生徒がいたはずなんですが。
カジュアルに表現できるツールが巷にあふれてますからね。
しかし、ぬるま湯チックな部にはしたくないんですよ。
役者道を極める求道者みたいな人が欲しいんです。
こういう時代だからこそ、逆にね。
週3日以上の活動は部活動であるからにはマストです。
これは生徒会でそう決まっています。
でもそんなんじゃぜんぜん足りないと思いますけどね。
まぁコロナの波の動きをにらんでからのハナシですがね。
だって、稽古不足で幕を上げてしまったらお客さまに失礼でしょう?

そんな演劇部です。
「物語体験」をお客様にお届けすることを目標にしています。

BGM:ゲスの極み乙女。「餅ガール」

2022年1月1日土曜日

装置つくりてぇっ!

紅白歌合戦はむしろ舞台装置のほうが気になります。
perfumeのあれ、障子ですか。
あれ、いいですよね。素敵でしたよね。
歌唱ももちろん楽しませていただきましたが、
パネルにキャスターってのはかなり以前から考えてまして、
花札(あるいはトランプ)の絵柄を描いて、
リバーシブルにして、裏は幾何学模様にして、
みたいに構想していたのですが、
悲しいかなその世界観に合う物語が浮かばなかったのですね。
もちろんいまだにナイスなストーリーは降りてこないんですが。

抽象的なセットで、日常と地続きでない物語。
いやもっと進んでこれまでの概念を打ち崩すような。
物語るだけじゃダメなんじゃないか?
ひとつのバラエティ、エンタメとしての演出。
なんてことを、この年末につよくつよく、感じたのですね。

スタッフワークもできるようにしないといけない。
4月に新入部員が入ってきたら、
仕込みもばらしもできるようになってもらおうと思ってますが。
しかし同時に「劇場(ハコ)」の呪縛から解き放たれなければならない。

余談ながら、文化祭の片づけじゃないんだよね、舞台のばらしは。
事故のないように、かつ効率よく、作業の手順ってもんがある。
勢いに任せてやればいいっていいもんじゃないの。
一気呵成にやったら必ず事故る。
人数がいればいいってもんじゃない。
わかってないやつが何人いたってダメなんで、
わかるやつが5~6人いればいい。
事故が起こってからじゃ遅いんだよね。

普通にパネルじゃ重いから、ハンガーラックを使おう。
軽くて回転させるのも楽だし、問題は高さかな、
なんて考えて、で、Amazonで検索したら、、、












そうそう、こういうのでいいんよ。
安いのがありがたい。
耐荷重も問題なし。
欲しいものリストに入れておこう。


2021年8月2日月曜日

予想以上の想定外というフレーズをどこかで使いたい。

こちらが思ってた想定の遥か斜め上をいくことが、

次々に起きています。

弊社はこれまで、「時代」の名に恥じぬ、

常に先を読んだ作品を世に問うてきました。


2006(平成18)年に発表した『流星に今宵願いを』では、土砂災害に列車が巻き込まれて脱線し、これに乗っていた主人公の幼馴染が亡くなります。2007(平成19)年の『MELTING POINT』では、原子力発電所(舞浜原発!)が制御不能に陥ります。

2011年、未曽有の大震災が起きました。自然災害で多くの人命が失われただけでなく、その後の原発事故でこれも多くの人が犠牲をこうむっています。そして、現在、復興への前途はいまだ茫洋としています。


2008(平成20)年、『1224』は宇宙から飛来した未知のウイルスが蔓延する話です。ワクチンを開発した製薬会社が、自社の利益のために、故意に殺人ウイルスを撒き散らすのでありました。

現在、COVID19とその変異株による感染症が、まさに猛威を振るっていますね。今はまだこのウイルスだけでなく、ワクチンについても不明なことが多いですが。


2009(平成21)年初演の
『REVANCHE!!』で物語の発端となったのは、とある街なかの交差点で起きた自動車対歩行者の交通事故です。その場にたまたま居合わせた医師が、怪我を負った歩行者をろくな手当てもせず、半ば見捨てて食事会へと急ぎます。この男を糾弾し、復讐する物語でした。
その後の現実では、やはり食事会に急いでいた老人が、母と幼い子供の命を奪う事故を起こしています。

2012(平成24)年『プロジェクトかぐや』は、地球人が月に移住するようになった未来の話です。生粋の地球人と、月に移民した人たち(その2世、3世)との間に、社会的な差別が生じています。
LGBTであったり、BLMであったり、日本国内ではまだまだ意識が足りないと思いますが、貧困の問題は、現実に私たちの身近にもあります。差別の問題は今日、ますます私たちが向き合わなければならない、そして解決しなければならない課題として、大きく迫っています。


そもそも
「こんなことが現実に起こったら、シャレにならないよな~」
ってな感じで積み重ねてきた物語です。
エキセントリックな描き方をわざとしてきました。
それが次々に現実に起こっていることが不気味です。

預言者を気取るつもりはありません。
そうじゃないんですよ。
たかだか人間の考えることなんて、現実に起こりうることでしかないんです。
だから、俺の作品のアイデアを盗まれた! 
とか言って騒ぐ人がいますが、わきまえて欲しい。
アイデアが陳腐なんだよ。
ありきたりなの。
いい加減、気づけ。

決して弊社の作品群はノストラダムスの大予言なんかじゃありません。
そうでないと困ったことが起きますので。
2021年3月に上演した『でぃすたんす』では、

、、

、、、、

、、、、、、

、、、、地球が滅びます。



滅んじゃいます。
原因は、天変地異か、はたまた最終戦争か。
そこのあたりは言及してませんがね。
しかし今回のコロナ騒ぎで、
国家間のパワーバランスが崩れてますからね。
もしかしたら、って考えちゃいますよね。
いやいや考えちゃいかんのだ。
自粛自粛。

あぁ、そうだ。
ちなみにタイムマシンが開発されるみたいなので、
予算に余裕のある人はどうぞお買い求めください。
時間管理局に勘付かれる前に、
いますぐ藤井寺博士に連絡シテクダサーイ、
ドゾ、ヨロシク。


このブログを読んだ30分以内にお電話してください。
オペレーターを増員してお待ちしています。



2021年6月24日木曜日

校内公演をおすすめ

新型コロナウイルスの感染拡大に鑑み、

さまざまなイベントが規模の縮小を迫られています。

観客動員数の制限ならまだよき方で、

たとえば4地区の春大は外部からの観客を入れずに行いました。

いいえそれでもまだよき方で、

中止に追い込まれてしまったイベントも少なくありません。

さんざん準備に時間をかけたにも関わらず、

その苦労が全て水の泡になってしまう。

こんなの悔やんでも悔やみきれません。









画像はイメージです


そこで「校内公演」です。

学校全体で動く学園祭だと、どうしても動作が重くなる。

ひとたび緊急事態宣言が発令されれば、

予定通りの開催というわけにはいかなくなるでしょう。

たとえ発令されたのが蔓延防止等重点措置だとしても、

少なからずストレスがかかることは目に見えています。

演劇部が単独で動く公演なら、

はじめから感染症対策を徹底して準備することができます。

さすがに休校措置なんぞになったら公演は無理ですが、

それでも自前の稽古場でのアトリエ公演ですから、

軽く延期できる。

もちろんチケット制にして観客を絞ります。

上演中も教室の扉を解放して換気に努めます。

役者同士の身体的接触が生じる演出を避けます。

だから不安なく全力で稽古に取り組むことができる。

いまどき準備が無駄にならないのは、

小規模な「校内公演」に限ります。