2019年12月28日土曜日

アミュゼ柏です

来年の話をしても鬼が笑わない時季ですよね。
2020年3月20日に演ることになりました。
アミュゼ柏でガチのイベントです。

柏市は昭和60年3月20日、
世界の恒久平和を願い「平和都市宣言」を行いました。
来年はその35周年という節目の年なんだそうで、
劇団ERAにお声が掛かったというわけです。

かしわンの新聞取材をお受けしたときにも思いましたが、
困るんですよね~、ウチはどちらかというと反逆児なんで。
イメージが違うんですよ、こういう真面目なのは。
権力を茶化すことに喜びを感じる集団なんですから。
戦後70年のタイミングで『圧倒的ミクスチャー』という、
戦争に題材を採った芝居を板に掛けたからでしょうか。
(※知る限り4地区では唯一だったはずです)
翌年も「激動の昭和史」的な芝居を打ってますし、、、。
なんだ、結局やっぱり真面目なんじゃないか。

僕らは戦争を知らない世代です。
親だって先生だって戦争が終わって生まれたんです。
そんな僕らが考える《戦争》とは何か。
ほんとうの《平和》とは何か。
戦争を知らないからこそ、
ただの興味・関心だけでは済まされない。
正しい理解が僕らには求められています。

平和都市宣言35周年記念
平和Kyo(響・共・協・今日)演

日時:
2020年3月20日(祝金)
開演:
10:00 ※9:45開場
会場:
アミュゼ柏 1F プラザ・ホワイエ
料金:
無料(自由入場)


お問合せ:
柏市協働推進課04-7167-1127








こちらの公演の稽古に年明けから入ります。
この「プラザ」という会場ですが、
教室よりちょっと広めの小劇場的な空間です。
照明設備もきちんとプランを出しさえすれば、
無料で(付帯設備費は柏市が負担)使いたい放題です。
アミュゼ柏という駅から徒歩圏内の会場です。
据え膳食わぬは劇人の恥です。絶好の機会です。
劇団員の総力を挙げて成功させなければなりません。
このブログを目にしたOG、OBのみなさん!
出番ですよ。
がんばっていきまっしょい!




2019年12月27日金曜日

本棚に『ナイロン』配架しました

ERAの本棚に
ナイロン~本能寺の変・編~
を置きました。
よかったら見てやってください。
昨日の本番を見逃したそこのアナタ! 
キャストは以下の通りです。
脳内で再生しながらお楽しみください。

高山(男)、明智光秀・・・インディ
大垣(女)、キャバ嬢1・・・し~ぷ
笠松(男)、赤井直正、徳川家康・・・コメット
鵜沼(女)、帰蝶、キャバ嬢2・・・ベリア
長森(女)、帰蝶、波多野秀治・キャバ嬢3・・・こまち
中津川(男)、織田信長・・・レンジ


暴言を吐きますとですね、
1)このキャラクター配置で
2)教科書をネタにして
3)「内容限定論議」(=ナイロン)すれば
あら簡単。
創作脚本のできあがりです。


2019年12月26日木曜日

明智光秀はなぜ信長を討ったのか

さて、今日はHalf Time Festival 2019 の本番。
いよいよ令和元年の芝居納めでございます。
朝から曇天模様でしかも寒い。
予報では午後から雨になるとかならぬとか。
ウチは沼南高柳さんと共に、一番目の上演です。



舞台中央の台を机に見立てます。



日本史の課題に6人で取り組みます。
主人公の高山はナイロンを提案します。
ナイロンとは「内容を限定して論議する」こと。



ナイロンのテーマは、
「明智光秀はなぜ本能寺の変を起こしたか」



しかし、ナイロンするはずが、
いつのまにか「本能寺の変」ごっこに。





家康を「キャバレー・うつけ」に招いて接待です。
饗応役はもちろん光秀です。



みんな台本を持ってます。
役者がセリフを憶えられなかったから……、
ではないですよ。



なんやかんやがありまして、
光秀の動機に、この6人なりの結論が出ます。
歴史に興味のない人もそれなりに楽しめる内容だったと、
思ってはいるのですが、、、、。
偏差値高い系の芝居は難しいですね。

カンユウ先生、このイベントは復活したんでしょうか?
まあ各学校ともいろいろ事情があるんですよね。

次の公演は、3年生を送る会に合わせて校内になります。
学外から観覧希望の方は、事前に劇団員を通して予約をお願いします。




2019年12月23日月曜日

だいほんができたよ

なんやかんやがありまして台本があがりました。
Half Time Festival 2019への参加作品は、
『ナイロン~本能寺の変・編~』
と題します。
ホントはタイトルのあとに『~』をつけることは避けたいんです。
ウチの劇団ではこの部分を「うにょうにょ」と呼んでおります。
やはりタイトルは芝居の顔ですから曖昧なのはイヤなんですね。
補足説明が必要ならそれはタイトルとしてキマッてないんだと考えます。
でも今回はわざとです。
キマッてない感を狙ってます。
コメディです。
(ちゃんと笑ってもらえるものになってるといいんですが)

それにしても最近ワークショップと称するものが目につきますね。
以下はあくまでも感想ですのでお気になさらないでください。
特定の個人や団体を貶めるような意図はありません。
演劇のワークショップに参加すると感じるんですが、
講師の先生との相性ってありますね。
なんだか凝り固まった価値観でゴリゴリくる講師の先生も、
そりゃあ悪いけどいらっしゃいますよ、そりゃあ相性ですから。

ウチらは逆に言えば劇団のカラーが強いから、
ある意味で免疫があるから大丈夫ですけど、
これが演劇との第一次接近遭遇だとしたら最悪ですよ。
自己啓発セミナーって以前あったじゃないですか。
あれ、今でもあるんですかね?
なんかそういうノリのワークショップもあるらしい。
変な宗教にハマる体質の人ってどの世代にも一定数いますが、
そういう人が餌食になっているんじゃないですか。

ま、
ウチも劇団ERAっていうカルト教団ですけどね(笑)
今日の礼拝もがんばっていきまっしょい!


2019年12月5日木曜日

今年も組みます

「演劇シーン」と言ってしまえば話は大きくなりますが、
あんなに人気があった(ように僕らには思えていた)某演劇集団が、
ある日突然に活動停止を余儀なくされてしまったという事実。
そんな現状をまざまざと見せつけられちゃうと、
まだまだこの国には演劇という文化は、
本当には根付いてないんだなあってわかります。

高校演劇だって「演劇」を名乗ってるぐらいですから、
演劇シーンの片隅にぐらいは位置してるんだと思うんですよ。
だから自分たちも社会に影響を与えているんだという自覚を持つべきです。
あるいは影響を与えることができるんだという意識を持つべきだ。
自分たちの芝居の可能性を少なく見積もってはならない。

自校の生徒・教職員を対象にした校内公演にしたってそうです。
学校の内部に向けて演劇部の活動をアピールすることも目的のうちですから、
まずはたくさん集客することを考えなければなりません。
同時に考えなきゃいけないのはその公演で演劇部の評価が決まるってこと。
もっと言えば演劇というものに対する印象がそれで決まるってこと。
だから覚悟が必要なんですよ下手な芝居は打てないんです。
まして公共のホールを借りて一般のお客さまを入れるんだったら、
社会的な責任が生じるんだってことを意識しなきゃならない。
演劇初体験のお客さまがいるかもしれないんです。
そんなお客さまに「なぁ~んだ、演劇ってつまんない」
って思われちゃったら僕たちの負けなんです。
高校の演劇部だって演劇界全体を背負ってるのと同じなんです。
それが演劇を選んだ僕たちの責任なんです。
演劇を文化としてこの国に根付かせることが義務付けられています。
いえいえ本当は文化だなんて意識を持たずに、
日常の中に演劇が息づいてるっていうのが理想なんですがね。

ハーフタイムフェスティバルの話です。
出の順が昨日の顧問会議で決まったようです。
何の因果か今年もまた沼南高柳サンとご一緒です。
しかもウチが後半だったりします。
ようやっと装置の写真も入手できました。